ゴルフ世界ランキングポイント計算方法 (2) – トーナメント毎の獲得ポイント算出について

前回は、世界ランキングの基準となる平均ポイントの計算方法をまとめました。そして今回は、その続きです。

平均ポイントは直近2年間で獲得した世界ランキングポイントを、直近2年間の出場競技数(最大52、最小40)で割って、1試合での獲得ポイントの平均の数字で、ランクがつけられています。

で、今回は、その各トーナメントでの獲得ポイントがどのように算出されているのかについてまとめています。

スポンサードリンク

トーナメントの難易度を数値化して世界ランキングのポイント配分を変えている

ツアー優勝と言っても、ツアーのレベルが違ったり、そのトーナメントに出場している選手のレベルによって、当然その優勝の価値は変わってくると考えるのが自然です。

トッププレーヤーが集うメジャーやそれに準ずる大会と、下部ツアーやローカルツアーの優勝が同じポイントでは釣り合いがとれませんし、正確にプレーヤーの力量を世界ランキングに反映させているとは言えません。

その問題を解決するために、ツアーやトーナメントの難易度を数値化して、それに応じて世界ランキングのポイントの配分の比重を変えています。

トッププレーヤーが参加するトーナメントはどうしても優勝したり、上位の成績を残すことの難易度が上がりますので、そのことを考慮する必要があるからです。

そのため同じトーナメントでも年ごとによって出場する選手のランキングで、そのトーナメントの難易度と価値が変わるので、獲得できる世界ランキングのポイントは毎年変わることもあります。

Field of Strength(フィールドの強さ)によって獲得ポイントが変わる

先に述べたようなトーナメントの難易度や価値を、世界ランキングに反映させるためのものが、”Field of Strength”(フィールドの強さ)というものです。

そしてこの”Field of Strength”はWorld Rating(ワールドレイティング)Home Rating(ホームレイティング)というもので構成されています。

通常のトーナメントでの”Field of Strength”、つまりトーナメントの難易度と価値を、この2つのレイティングでを合計することで数値化しています。

まず手順をまとめると、トーナメントの出場選手をチェックして、(1)World Rating(ワールドレイティング)とHome Rating(ホームレイティング)の数値を出して、2つの数値を合計します。

そして(2)その合計した数値をRating Points Structureというポイントを換算する表にあてはめて、そのトーナメントでの獲得ポイントを決定することになります。

ワールドレイティングとは?

次に、このそれぞれの用語を説明していきます。

World Rating(ワールドレイティング)は、そのトーナメントに参加している世界ランク200位以内の選手がそれぞれ持つポイントを合計したものです。

その表が以下の様なものとなっています。

ワールドレイティング

例えば、わかりやすくするために、日本のあるトーナメントで、仮にABCDオープンとしましょう。そのABCDオープンに、タイガー、松山英樹、石川遼が参加し、他に世界ランク200位以内のプレーヤーがいなかったとします。

2014年2月18日時点での松山英樹の世界ランクは21位なので、松山英樹がこの21位のランクでトーナメントに出場すると、そのトーナメントにはワールドレイティング値11が加えられることになります。そして1位のタイガー・ウッズが参加したら45、80位の石川遼が参加したら3が加えられます。

このように出場する選手の200位以内のプレーヤーの世界ランクによって割り当てられる値がありますので、それを合計していきます。上記のケースの場合、このABCDオープンのワールドレイティングは59となります。

ホームレイティングとは?

そして続いてホームレイティングですが、これは各ツアー内の年末時点でのランク上位30名が対象となります。

各ツアーでの上位選手が多く出場していた場合、そのツアー内でのそのトーナメントの難易度が上がり、価値がたかまります。それを数値化したものがホームレイティングです。

ツアー内でのランクに応じて、各プレーヤーにレイティング値が割り当てられます。その配分表は以下のとおりとなっています。

ホームレイティング

日本国内ツアーを例に取ると、2013年末では1位は松山英樹、2位は藤田寛之、3位は片山晋呉、4位は石川遼となっています。そのため松山英樹は8と石川遼が5というレイティングを持っていますので、この2人が出場するとそのトーナメントには、13というホームレイティングが加わることになります。

その結果、このABCDオープンのホームレイティングは13となります。

そしてField of Strength(フィールドの強さ)としてワールドレイティングの59とホームレイティングの13が合計され、このトーナメントのレイティングは72となります。

そして次にRating Points Structureというポイントの換算表で、該当する列を探します。

世界ゴルフランキングポイント換算表(2014年9月改訂版)

上では左から20行目の71-75の列が該当します。

そのためこのタイガー、松山、石川が参加したトーナメントで優勝したプレーヤーは20ポイント、2位は12ポイントの世界ランキングポイントを獲得できることになります。

このような手順が一番基本的なパターンとなります。

ただ、マスターズなどの4大メジャー、プレーヤーズ選手権は格が最高ランクに分類され、世界ゴルフ選手権シリーズは各ツアーからプレーヤーが集まってきますので、また違った方式で”Field of Strength”を出していますが、長くなりましたので、それはまた次回にまとめたいと思います。

合わせて読まれています

  1. ゴルフ世界ランキングポイント計算方法(1)-平均ポイント計算方法
  2. ゴルフ世界ランキングポイント計算方法(3)-四大メジャー・WGC・プレーヤーズ選手権の獲得ポイント算出
  3. ゴルフ世界ランキングポイント計算方法(4)-獲得ポイントの算出で考慮すべきルール
  4. 一番簡単にゴルフトーナメントで獲得できる世界ランキングポイントを知る方法

スポンサードリンク

よく読まれています

4 Responses to “ゴルフ世界ランキングポイント計算方法 (2) – トーナメント毎の獲得ポイント算出について”

  1. […] ゴルフ世界ランキングポイント計算方法(2)-トーナメント毎の獲得ポイ… […]

このページの先頭へ