岩田寛がPGAツアーで生き残るためにレギュラーシーズン残り3ヶ月で最低限クリアすべきこと

岩田寛はウェルズファーゴチャンピオンシップでの予選落ちで3戦連続で週末はプレーできなくなってしまいました。

AT&Tペブルビーチプロアマで優勝争いをした後の岩田寛は9戦に出場しているのですが予選落ちが6回、その一番良かったのがバルスパーチャンピオンシップの33位タイで、それに続くのはプエルトリコの60位タイ、そしてRBCヘリテージのMDFと、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントは46ポイントしか獲得できていません。

その結果、ウェルズファーゴチャンピオンシップの後に行われたエントリーの優先順位のリランキングで20位に後退しました。

シーズンは残り3ヶ月となった時点でシード権に向けて厳しい戦いの中にいる岩田寛の今後について考えていきたいと思います。

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岩田寛が当面目指すべきはポイントシード?賞金シード?

PGAツアーの今後のスケジュールと岩田寛が出場できるであろうと予想されるトーナメントの一覧は以下のとおりとなっています。

05/12-05/15 ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ 出場権なし
05/19-05/22 AT&Tバイロンネルソン(52) 出場可
05/26-05/29 ディーン&デルーカインビテーショナル 出場権なし
06/02-06/05 ザ・メモリアルトーナメント 出場権なし
06/09-06/12 フェデックスセントジュードクラシック(61) 出場可
06/16-06/19 全米オープンゴルフ 出場権なし
06/23-06/26 クイッケンローンズナショナル 出場権なし
06/30-07/03 WGC-ブリジストンインビテーショナル 出場権なし
06/30-07/03 バラクーダチャンピオンシップ(63) 出場可
07/07-07/10 ザ・グリーンブライヤークラシック(45) 出場可
07/14-07/17 全英オープンゴルフ 出場権なし
07/14-07/17 バーバソルチャンピオンシップ(78) 出場可
07/21-07/24 RBCカナディアンオープン(36) 出場可
07/28-07/31 全米プロゴルフ選手権 出場権なし
08/04-08/07 トラベラーズチャンピオンシップ(45) 出場可
08/11-08/14 リオオリンピック・ゴルフ競技 出場権なし
08/11-08/14 ジョンディアクラシック(57) 出場可
08/18-08/21 ウィンダムチャンピオンシップ(43) 出場可

4大メジャー、プレーヤーズチャンピオンシップ、WGC-ブリジストンインビテーショナルのビッグトーナメント、独自の出場資格が設定できるインビテーショナル形式のディーン&デルーカインビテーショナル、ザ・メモリアル・トーナメント、クイッケンローンズナショナルの出場資格を現時点では有していません。

クイッケンローンズナショナルに関しては、夏場のハードスケジュールによりトッププレイヤーがエントリーしない可能性が高く、出場資格が降りてくる可能性があります。

ですが、現状では9戦、多くても10戦が岩田寛がシード権獲得のために出場できるトーナメント数になると予想されます。

この残り9戦もしくは10戦でフェデックスカップ(FedExCup)ランク、もしくは賞金ランクで125位以内に入らなければ、入れ替え戦にまわる必要がある状況です。

このシード権ラインに関してはおおよそ昨年と似たようなペースで推移しているため、ポイントでは450-460ポイント、賞金では70万ドルから75万ドルが目安になると予想されます。

では、現在の岩田寛はどのような状況かというと、ポイントランクは248ポイントで131位、賞金ランクは51万1,383ドルで106位となっています。

そのため岩田寛は残り9-10戦で210ポイント、もしくは賞金20万ドルを上積みする必要があることになります。

現在の岩田寛は18戦で10回予選落ちしていますので、まずはこの予選通過率を向上させる必要があります。

もし予選通過率が50%ということになると、予選通過した5戦もしくは4戦で210ポイント、20万ドルを稼ぐ必要があることになります。

つまり予選通過したトーナメントで52.5ポイントもしくは5万ドルを稼ぐ必要があるという現状です。

そのために必要な順位の目安は以下のとおりとなっています。

【フェデックスカップ(FedExCup)ポイント目安】

  • 500ポイント設定 – 単独18位:53ポイント
  • 300ポイント設定 – 単独7位:55ポイント

獲得賞金目安-岩田寛が出場できる試合の賞金総額の平均(約600万ドル)で算出

  • 500ポイント設定 – 単独25位:52800ドル
  • 300ポイント設定 – 単独18位:50250ドル

現状ではフルシードとなるポイントシードのほうがハードルが高く、プレーオフシリーズとプレーヤーズチャンピオンシップの出場資格を手にできない準シードとなる賞金シードの方がハードルが低くなっています。

賞金シードはフルシードではありませんが、出場の優先順位が高く、フルシードとほぼ同等の出場試合数を確保できるため、まずはここを確保しておくことが重要です。

現状ではシード権ラインを突破することは簡単ではないのですが、これからはオリンピックによる特殊なスケジュールのため、まだまだチャンスが残っています。

AT&Tバイロンネルソンが終了した後からは、4大メジャー、WGCというような格のあるトーナメントと、通常開催のトーナメントが隔週で行われるようなスケジュールとなります。

そのためビッグトーナメントに出続けるトッププレイヤーと、それには出場できない中堅以下のプレイヤーたちの2つのグループに出場スケジュールが分かれていくことが濃厚です。

そのため500ポイント設定でありながら世界ランクのトップ50がわずかしか出場しないトーナメントが増えていくことになりますので、これまで以上にチャンスが多くなります。

その中でも賞金シードのほうが近い岩田寛にとって、重視すべきトーナメントは賞金の設定額の高いものとなります。岩田寛が出場できるであろうトーナメントの賞金総額は以下のとおりとなっています。

【500ポイント設定】

  • AT&Tバイロンネルソン:730万ドル
  • フェデックスセントジュードクラシック:620万ドル
  • ザ・グリーンブライヤークラシック:690万ドル
  • RBCカナディアンオープン:590万ドル
  • トラベラーズチャンピオンシップ:660万ドル
  • ジョンディアクラシック:480万ドル 
  • ウィンダムチャンピオンシップ:540万ドル

【300ポイント設定】

  • バラクーダチャンピオンシップ:320万ドル
  • バーバソルチャンピオンシップ:350万ドル

同じ順位でフィニッシュしても、賞金総額の規模が大きいトーナメントのほうが、小さいトーナメントよりも獲得できる金額は大きくなりますので、当然のことながら規模の大きいトーナメントで上位にフィニッシュすることが重要になります。

それぞれのトーナメントで1回の成績で賞金シード、4戦の合計で賞金シードを獲得できる目安をまとめてみたいと思います。

トーナメント名:賞金総額 目安
AT&Tバイロンネルソン 単独9位:21万ドル
単独29位:5万1000ドル
フェデックスセントジュードクラシック:620万ドル 単独7位:20万7000ドル
単独25位:5万4000ドル
バラクーダチャンピオンシップ:320万ドル 単独3位:21万ドル
単独17位:5万1000ドル
ザ・グリーンブライヤークラシック:690万ドル 単独9位:20万ドル
単独28位:5万1000ドル
バーバソルチャンピオンシップ:350万ドル 単独3位:23万ドル
単独18位:5万2000ドル
RBCカナディアンオープン:590万ドル 単独6位:21万ドル
単独25位:5万1000ドル
トラベラーズチャンピオンシップ:660万ドル 単独8位:20万ドル
単独27位:5万ドル
ジョンディアクラシック:480万ドル  単独4位:23万ドル
単独22位:5万3000ドル
ウィンダムチャンピオンシップ:540万ドル 単独5位:21万ドル
単独24位:5万1000ドル

予選通過できない状況が続く中では、簡単に出せる結果ではありませんが、今年の序盤に上位フィニッシュをしていることを考えると、完全に諦めるような成績でもありません。

特に賞金総額の設定が大きいトーナメントで一度トップ10前後の成績を残すことができれば、一気に状況が好転します。

また予選通過率を高めることができれば、当然の事ながら1戦あたりのハードルを低くすることができますので、まずは予選通過が重要になります。

最低でも岩田寛に突破しておいてほしいライン

岩田寛がポイントシードと賞金シードを目指すと同時に、最低でも確保しておきたいラインというものがあります。

PGAツアーには様々な出場資格がありますが、主なものは以下のとおりとなっています。

10. PGAツアーが承認もしくは共催するトーナメントの直近2シーズンと今シーズンの優
19. 前シーズンのフェデックスカップポイントランキングのトップ125

20. 前シーズンのウィンダムチャンピオンシップ終了時の賞金ランキングでトップ125
21. PGAツアーのノンメンバーで前シーズンのウィンダムチャンピオンシップ終了時の獲得したフェデックスカップポイントが125位相当以上、もしくは賞金ランキングで125位以上
26. ウェブドットコムツアーと入れ替え戦によるシード権獲得プレーヤー
30. 前シーズンのフェデックスカップランキングで126位から150位

どんなに悪くても岩田寛に確保しておいてもらいたいのが「30. 前シーズンのフェデックスカップランキングで126位から150位」という出場資格です。

入れ替え戦の選手よりも出場の優先順位が低いものの、トーナメントを選ばなければ20戦近く出場することができる資格です。

入れ替え戦にまわった場合には、再度、そこで上位にランクインして出場資格を手にするほうが良いのですが、保険としてこのカテゴリー30の出場資格を確保しておいたほうが良いと言えます。

では、そのラインは?となるのですが、昨シーズンは149位のチャーリー・ベルジャンが369ポイント、150位のキャメロン・パーシーが150位で361ポイント、151位のボーン・テイラーが361ポイントとなっています。

そのため370ポイントを越えておけば、その圏内に入るのではないかと予想されます。

それには122ポイントが必要で、予選通過4戦であれば、平均で30.5ポイントが必要になり、500ポイント設定のトーナメントでは単独41位、300ポイント設定では単独15位が目安となります。

もちろん予選通過率が高くなれば、こちらもハードルが下がっていきます。

まずは予選通過率を高めて、30番目の出場資格を確保し、その上で準シードの賞金シード、そしてポイントによるフルシードとプレーオフ進出を目指して頑張ってくれることを期待しています。

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4 Responses to “岩田寛がPGAツアーで生き残るためにレギュラーシーズン残り3ヶ月で最低限クリアすべきこと”

  1. マーク より:

    golfさん、岩田がPGAで生き残るための今後の展望をアップして頂き、ありがとうございます。
    あと多くて10試合ですか。いつの間にか残り少なくなってきましたね。
    岩田が今後の試合で何をすべきか、よくわかりました。
    150位のカテゴリーまで気にしなくてはいけないほど、状態は悪いですね。何れにせよ予選を通過しないと始まりませんね。1週間空けたバイロンネルソンで結果でどこまで調子をもどせるか、最低でもきっかけを掴んで欲しいですね。

  2. golf より:

    マークさん、コメントありがとうございます。
    私個人はAT&Tペブルビーチでは優勝狙いではなく、シード権狙いで行って欲しかったのですが、それがジワジワとボディーブローのように効き始めています。
    日本ツアーとはレベルが正直いって違うので、良い状態の時にシード権を確保できるようにプレーをまとめるということは大切だと思います。
    もし残り試合で同じような状況になったら、迷わずシード権を確保する方を選んでもらいたいです。
    バイロン・ネルソンで予選通過して、できればトップ25フィニッシュくらいができれば最高ですが、まずは状態が上がってくることを願うばかりです。

  3. ゆり より:

    おはようございます。
    岩田選手の今後の試合予定有り難うございます。
    挑戦して残り3カ月「9試合予定」となって来ました。
    この9試合中に何とか生き残ってもう一度頑張って
    欲しいと願ってます。
    入れ替え戦に持ち込まない様切に願ってます。
    頑張ってます選手に・がんばれコ-ルは切ない想いですが・・やっぱり自身が思い描いて挑戦した事を
    やり遂げて欲しいと願ってます。

  4. golf より:

    ゆりさん、コメントありがとうございます。
    私も何とか入れ替え戦にまわらずにすむことを願っています。入れ替え戦にまわると、そこでの争いもハードですし、また来季もリランキングと出場の可否を気にしながらプレーしないといけなくなるので。
    オープンウィークが良い作用をしてくれることを願うばかりです。すでに頑張っている人に、さらに頑張れというのは何とも酷なところがありますが、後悔のないように力を振り絞ってプレーしてもらいたいです。

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