スタッツで見る岩田寛の現状は?2016-17シーズンのシード権をかけた戦いも残り4試合に

岩田寛がウェブドットコムツアーファイナルズ(入れ替え戦)を経由して2015-16シーズンのPGAツアーの出場資格を獲得しました。

これまで25戦に出場して予選通過は12回、トップ10は1回、トップ25は3回と非常に苦戦し、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントは323ポイントで137位、賞金は61万1,886ドルで130位となっています。

シード権ラインとなる125位は現在、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントでは388ポイントのブレイン・バーバー、賞金はスコット・スターリングスの62万7,834ドルとなっています。

ポイントでは65ポイント差、賞金では1万6000ドル程度の差で、この差を詰めてシード権内に入ることが必要な状況となっています。

スポンサードリンク

残り4試合で岩田寛が残すべき成績とは?

現在の125位の選手との差は、次戦となるRBCカナディアンオープンの設定で試算すると、ポイントでは単独12位(65ポイント)、賞金では単独48位(1万6166ドル)の差がついていることになります。

これだけを見てもトップ10が1回、トップ25が3回しかない岩田寛がフルシードと呼ばれるポイントによる125位以内に入るのは簡単ではないことがわかります。

賞金ランクによる準シードは残り4戦のうちでトップ10が1回、もしくはトップ20が2回でその圏内に到達できる可能性があります。

ポイントシードはかなり難しくなりつつあるため、重要なのはまずは賞金シードで125位圏内に入ることとなります。

今年はグリーンブライヤークラシックが災害によりキャンセルになったのですが、各トーナメントの賞金総額が前シーズンよりも増えているため、昨年と同じ75万ドル(74万7,899ドル)になる見込みです。

まずは賞金75万ドルを突破しておきたいところですが、残り12万3000ドルが必要で1試合でそのラインを突破するために必要な成績は以下のとおりとなっています。

  • RBCカナディアンオープン:単独13位
  • トラベラーズチャンピオンシップ:単独14位
  • ジョンディアクラシック:単独10位
  • ウィンダムチャンピオンシップ:単独12位

トップ10がどこかで1回あれば、かなり高い確率で賞金シード圏内に入れると予想されます。

続いて2戦で達成するためには以下のような成績が目安になります。

  • RBCカナディアンオープン:単独22位
  • トラベラーズチャンピオンシップ:単独24位
  • ジョンディアクラシック:単独20位
  • ウィンダムチャンピオンシップ:単独21位

つまりトップ20が2回あればその圏内に入れる可能性があることになります。

3戦で達成するには以下の様な成績が必要となります。

  • RBCカナディアンオープン:単独29位
  • トラベラーズチャンピオンシップ:単独31位
  • ジョンディアクラシック:単独25位
  • ウィンダムチャンピオンシップ:単独26位

4戦のうちトップ25が3回あれば、圏内に入ると予想されます。

そして全てで予選通過した場合に必要な成績は以下のとおりとなります。

  • RBCカナディアンオープン:単独35位
  • トラベラーズチャンピオンシップ:単独38位
  • ジョンディアクラシック:単独31位
  • ウィンダムチャンピオンシップ:単独33位

トップ30くらいがいずれのトーナメントで必要になります。

予選通過は死守ラインで、トップ30は最低ラインという今季の成績を考えれば簡単ではない結果が必要ではありますが、ファーマーズで18位タイ、AT&Tペブルビーチで4位タイとなる前は2戦連続で予選落ちでした。

高いハードルとはなっていますが、可能性がないわけでもありません。

では、それをクリアするためには、現状ではプレーのどこに問題を抱えていて、どこが改善されれば結果が残せる可能性があるのかを見ていきたいと思います。

スタッツで見る岩田寛の低迷の原因

現在は、ストロークスゲインドという素晴らしいスタッツが公開されたことにより、プレイヤーがどこで平均的な選手よりスコアを稼ぎ、またどこで平均的な選手よりスコアを落としているかを知ることできます。

岩田寛のストロークスゲインドのスタッツは以下のとおりとなっています。

SG:OFF-THE-TEE -0.171(144位) -9.226/54R
SG:APPROACH-THE-GREEN -0.695(188位) -37.546/54R
SG:AROUND-THE-GREEN -0.084(132位) -4.516/54R
SG:TEE-TO-GREEN -0.949(186位) -51.288/54R
SG:PUTTING +0.253(46位) +13.642/54R
SG:TOTAL -0.697(177位) -37.619/54R

パー4とパー5のティーショットでどれだけスコアを稼いだかを示すのがストロークスゲインド:オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE)。

パー3のティーショットと30ヤードを越えるグリーンへのアプローチでどれだけスコアを稼いだかを示すのがストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH TO THE GREEN)。

30ヤード以内のグリーンへのアプローチ、ショートゲームでどれだけスコアを稼いだかを示すのがストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND THE GREEN)。

パッティングでどれだけスコアを稼いだかを示すのがストロークスゲインド・パッティング(SG:PUTTING)となります。

ストロークスゲインド・パッティングは+0.253で199名中46位とPGAツアーでも十分に通用しているのですが、ショット全体のスコアへの貢献度を示すストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)が-0.949で186位と下から数えた方が早い状況です。

ストロークスゲインドが測定されたトーナメントで岩田寛は54ラウンドをプレーしているのですが、パッティングでは平均的な選手よりも13.642打も稼いでいるのですが、その一方でショット全体では51.288打も失っています。

その中でも一番足を引っ張っているのがパー3のティーショットと30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショットです。

このカテゴリーのショットでは-37.546と、大きくスコアを落としていて、明らかに不振の原因となっています。

パーオン率は59.15%で193位となっていることからもグリーンへのアプローチに難を抱えていることがわかります。

PGAツアーはウォーターハザードが多く、バンカーやラフも日本のコースとは比較にならないほど難しくなっています。

そのためPGAツアーではショットの精度が悪いと、パッティングがいくら良くても勝負をさせてもらえません。

逆に言えばショットが良ければ多少パッティングに難があってもそれなりにスコアをまとめることができます。

パーオンできていれば3パットでもボギーですみますが、ショットでウォーターハザードに入れてしまえば、ダブルボギー、トリプルボギーにつながってしまうからです。

このグリーンへのアプローチの精度、パーオン率の向上が岩田寛がシード権ラインを突破する上で、非常に重要になります。

出場できるのはわずかに4試合ではありますが、早い段階で改善できれば可能性がないわけではありませんので立てなおしてくれることを期待しています。

スポンサードリンク

よく読まれています

7 Responses to “スタッツで見る岩田寛の現状は?2016-17シーズンのシード権をかけた戦いも残り4試合に”

  1. naka より:

    岩田選手、パッティングは平均以上なんですね。
    こうしてみると、客観的に長所・短所が分かるストロークスゲインドって面白いデータですね。
    岩田選手が弱い「パー3のティーショットと30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショット」は要するに、主にミドルからロングのアイアンショットが弱い(苦手)と言うことなんですかね。
    弱点が分かったとしても、急に良くなるものではないとは思いますが、何とか頑張って欲しいところです。

  2. golf より:

    nakaさん、コメントありがとうございます。
    ストロークスゲインドのスタッツは選手の強みと弱みをより正確に現しているものだと思います。欠点もあるにはあるのですが、現時点ではベストの指標ではないかと思います。
    本人もパーオン率が悪いことは自覚していると思いますし、ロングアイアン、ミドルアイアンが思い通りにいっていないことを痛感していることと思います。
    すぐに改善できないとは思いますが、1試合で良いので上手くハマって4日間良いアイアンショットが続くことを願うばかりです。

  3. マーク より:

    golfさん、岩田の現状分析をありがとうございます。
    安定したゴルフをする選手ではないので、4試合全てでそこそこの順位を残すというよりは、波に乗ったときに一気に決める方があり得る気がします。
    何れにせよ、今回予選通過したカナディアンは鍵になりますね。一気に決められないまでも、残り試合のハードルを少しでも下げて欲しいですね。

  4. ゆり より:

    おはようございます。お疲れ様です。
    岩田選手予選通過をしてくれたのですねぇ~!( ;∀;)
    怖くて結果を見れませんでした(笑)。
    このチャンスを良い形でいかせましたらいいのですが・
    祈りながら応援してます。
    放送が楽しみです。

  5. golf より:

    マークさん、コメントありがとうございます。
    現状では予選通過したトーナメントで一発勝負しかないと思います。相性の良いコース、調子の良い時に決めないと、もう次は期待できない可能性があるので、予選通過したら徹底的に勝負ですね。

  6. golf より:

    ゆりさん、コメントありがとうございます。
    最後のホールで崩れたりするので、本当に心臓に悪いのですが(^_^;)、何とか予選通過してくれました。
    簡単ではないですが、何とかトップ10フィニッシュをして賞金シードのライン内に滑り込んでもらいたいです。

  7. マーク より:

    実はこのカナディアンも、最終が池越えロングなので、本当に心臓に悪いですね。。
    決勝ラウンドも最後までヒヤヒヤしながらの応援になると思います。笑
    これには返信無用にて。

コメントを残す

このページの先頭へ