松山英樹がプレーオフを制して日本ツアー6勝目!ダンロップフェニックストーナメント2014の全ラウンド結果

Dunlop Phenix 2014 Catch

松山英樹が2014年シーズンのJGTO(日本ゴルフツアー機構)2戦目となるダンロップフェニックストーナメント2014を制し、昨年のカシオワールドオープン以来の日本国内ツアーの優勝を果たしています。

ダンロップフェニックストーナメントは賞金総額2億円、優勝賞金4000万円となっています。世界ランキング上位の選手が出場しているため、フィールドの強さは2014年の日本ツアーでは最高の109となっています。

そのため優勝者には世界ランキングポイントを26ポイント獲得することができます。他の選手の結果に影響されますが、松山英樹のポイントは4.4635前後まで上昇し、世界ランキングが15位から16位程度にランクアップする可能性があります。

そのダンロップフェニックストーナメント2014での松山英樹の速報です。

松山英樹のダンロップフェニックストーナメント2014の結果速報

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松山英樹のダンロップフェニックストーナメント2014での結果速報は以下のとおりとなっています。



予選ラウンド2日目に64の7アンダーで首位浮上

松山英樹の予選ラウンドの初日、二日目のホールバイホールは以下のとおりとなっています。

Hideki Matsusyma Results - Dunlop Phenix 2014_q

CS放送のGAORAで生中継されていましたが、2日目に松山英樹のプレーが見れたのは12番ホール以降でした。

2日目のフロントナインは、ティーショットが不安定だったのですが、セカンドでカバーし、3バーディ・1ボギーで2つスコアを伸ばしました。9番のボギーはファーストパットがカップを大きくオーバーし、その返しがカップに蹴られてボギーとなりました。

後半の松山英樹はティーショットも安定してきたため、セカンドショットが楽になり、バーティチャンスを多く作りました。

またパッティングも昨日の3パットを2つした状態からは改善され、長い距離のバーディパットを沈めることも2回ほどありました。

ファアウェイキープ率が第1ラウンドの50.00%から57.14%に上昇したものの、パーオン率は77.78%から72.22%に落ちています。それでもスコアが伸びたのは、平均パットが1.7143から1.6154と改善されためと考えてよさそうです。

特にバックナインは1イーグル・3バーディという素晴らしいプレーで、見ていてストレスの少ないラウンドでした。

繊細な感覚が松山英樹のショットの正確さを生み出す要因の1つに

松山英樹がショットの後のフィニッシュの際に、手を放すことが中継中にも数回あったのですが、ボールはそんなに大きく外れずにグリーンを捉えていました。

その際に松山英樹についてラウンド解説をしていた加瀬秀樹さんが語った内容がとても印象的でした。

加瀬さんは「私たちがショットのフィニッシュで手を放した時には、とんでもない方向にボールが飛んで行くけど、彼はそうではない。」と述べ、さらに「松山はちょっとした当たりの違いを敏感に感じ取れる繊細さがある」から手を放していると説明していました。

松山英樹はクラブとボールの当たりの違いを細かいレベルで感じ取れているため手を放しているが、他のプロではそれには気づけないということです。

この研ぎ澄まされた感覚が、松山英樹のショットの正確さを生み出すと同時に、ホールアウト後に「満足できない」というコメントにつながっていることがわかる加瀬さんのコメントでした。

バックナインでは松山英樹のフィニッシュも決まる回数が増えていったのですが、一緒に回っていたジョーダン・スピースもバックナインで調子をあげてきましたので、後半はこの2人のショットの競演となり、かなり見応えがありました。

最終18番ホールでは、松山英樹があわやアルバトロスというセカンドでピンに30センチ程度につければ、スピースもセカンドで1メートル以内につけて、両者ともにイーグルフィニッシュという、鳥肌が立った最終ホールでした。

アメリカメディアが松山英樹を紹介する時に、よく引き合いに出されるのがジョーダン・スピースです。PGAツアーにおいても、これからのスターになっていくことが期待されている2人の優勝争いを予感させる2日目でした。

日本でこの2人の優勝争いを見れるとしたら、とてもラッキーなことではないかと思います。

22歳の松山英樹と21歳のジョーダン・スピースの2人は、初日、2日目に続いて、3日目も同組でプレーすることになりますので、明日が非常に楽しみなダンロップフェニックストーナメント2014です。

松山英樹の第3ラウンドの組み合わせはジョーダン・スピースとI・H・ホで、1番ホールから午前9時40分スタート予定となっています。

通算14アンダーで2位に2打差の首位で最終日に

第3ラウンドの松山英樹のホールバイホールは以下のとおりとなっています。

Hideki Matsusyma Results - Dunlop Phenix 2014_R3

第3ラウンドは4バーディ・ノーボギーと4つスコアを伸ばして、通算14アンダーとし、2位のジョーダン・スピースに2打差をつけて首位に立ちました。

ファアウェイキープ率は50%、57.1%と続いた後の第3ラウンドは57.1%となっていますので、大きく改善されたわけではありません。

ですが、セカンドショット以降の精度が高くなり、パーオン率は3日間で最高の83.33%まで上昇し、3日間通算では77.78%で2位タイとなっています。

スタッツ R1/R2/R3/Total(順位)
フェアウェイキープ率 50.0%(44T)/57.1%(25T)/57.1%(20T)/54.8%(32T)
パーオン率 77.8%(8T)/72.2%(11T)/83.3%(2T)/77.8%(2T)
平均パット数 1.714(26T)/1.615(12T)/1.800(35)/1.714(17)

パーオン率が高くなっていますので、当然バーディチャンスが多くなるのですが、全部は活かしきれませんでした。惜しいパッティングがいくつかあったので、それが入っていれば、完全に抜けだすことができました。

それでも4アンダーの67は3日目ではベストスコアですし、ボギーを叩くような要素が少なく安定していました。すべてがうまくいくラウンドが続くわけではありませんので、十分すぎる内容ではなかったかと思います。

ただ、松山英樹は「4つしかバーディを奪えなかったので不甲斐ない」とコメントしていました。沈めることができそうなパッティングがいくつかありましたので、納得はいかないというところでしょうか。

それでもここ最近の松山英樹のプレーの中では一番、ショットとパットが噛み合っている状態なので、観戦していても不安がありません。

しかし、相手はジョーダン・スピースで、世界のトップランカーで、簡単には勝たせてくれる相手ではありませんので、しっかりとプレーして優勝してくれることを期待しています。

最終日の組み合わせは、ブレンダン・ジョーンズとジョーダン・スピースと同組で、スピースとは4日間連続となります。スタート時刻は午前9時40分からで、テレビ放送は午後3時からTBS系列の全国ネットとなります。

大学の先輩である岩田寛とのプレーオフを制して国内ツアー6勝目

最終ラウンドのホールバイホールは以下のとおりとなっています。

Hideki Matsusyma Results - Dunlop Phenix 2014_R4

乱高下の一日でした。2番ホールでバーディを奪った時点では、2打差をキープしての首位でしたが、6番と7番の連続ボギーで首位を譲りました。

そして8番でバーディを奪って14アンダーとした時点で、J.スピース、B.ジョーンズ、I.H.ホらと並んで首位タイとなり、11番でバーディを奪い15アンダーで首位に立ちました。

しかし、15番と16番の連続ボギーで4位タイに後退し、8つスコアを伸ばした岩田寛と2打差で残り2ホールとなりました。

流れも悪く優勝は遠のいたかと思われましたが、“追い詰められてから”と”上がり”の強さが真骨頂の松山英樹らしさを発揮しました。

17番と18番の連続バーディで先にホールアウトしていた岩田寛に並んでプレーオフに持ち込み、その1ホール目で決着をつけました。

最終の18番でバーディを奪って追いついて、プレーオフ1ホール目で相手がミスする中での決着という流れは、PGAツアーのザ・メモリアル・トーナメントの優勝の時と似たようなもので、劇的な優勝でした。

ただ、バタバタしてしまったために生まれた接戦でもありました。ぜいたくを言えば、メジャー制覇を目標にしている松山英樹だからこそ、2位以下を突き放して勝つくらいの強さを見せて欲しかった気もします。

それでもホストプロというプレッシャーもある中で、土壇場で追いつて、「勝つことしか考えていない」という言葉を実現したことを評価すべきかなとも思いますので、やはりぜいたくな注文かなとも思います。

できれば、次回の日本ツアーのプレーでは、他を圧倒するような『世界のトップランカーの優勝』を見せてくれることを期待しています。

来季の国内ツアーのシード権の問題もクリアできることに

この優勝によって、出場義務試合数の問題をクリアすることできることになりました。賞金王による5年間の長期シードを持っていた松山英樹でしたが、2014年から5試合の出場数を満たせない場合には、翌年のシード権が停止されることに変更されました。

松山英樹は2014年は国内ツアーには2試合しか出場しませんので、ルール通りに適用された場合には、来季のシード権は停止されることになります。

それでも推薦などで最大6試合は出場できるので、影響は少なかったのですが、この優勝でシード権の問題を回避できることになるようです。

このダンロップフェニックスの優勝で2015年と2016年のシード権を獲得でき、来季も日本国内ツアーメンバーとして登録することで有効となります。

そしてメディアの報道によると、この優勝によるシード権は、長期シード権を有する選手への出場義務試合数の対象とならないようで、賞金王によるシード権を停止されても、こちらのシード権で国内ツアーに出場できるようです。

5試合の出場義務試合数に関しては、内外から批判があるため、見直しされる可能性が高いようですが、世界に挑戦する選手の足かせになるような規定はなんとかしてもらいたいところです。

世界のトップで活躍する選手が出れば、注目が集まり、日本のレベルも上がっていくわけですから、もっと広い視野で判断してくれることを願っています。

松山英樹の優勝者インタビュー

松山英樹の優勝者インタビューは以下のとおりです。

ダンロップフェニックストーナメント2014の最終結果

ダンロップフェニックストーナメント2014の上位選手の最終結果と賞金配分は以下のとおりとなっています。

優勝(-15) 松山英樹:4000万円
2位(-15) 岩田寛:2000万円
3位T(-14) B.ジョーンズ、J.スピース:1160万円
5位(-12) I.H.ホ:800万円
6位T(-11) 宮里優作、武藤俊憲:690万円
8位(-11) C.ストラウド:610万円
9位T(-8) 高山忠洋、片山晋呉:544万円
11位T(-7) B.ケネディ、稲森佑貴、小田孔明:444万円

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2 Responses to “松山英樹がプレーオフを制して日本ツアー6勝目!ダンロップフェニックストーナメント2014の全ラウンド結果”

  1. ゆり より:

    お疲れ様です。。

    松山君やってくれました。素晴らしい。。
    「めっちゃ嬉しいです・・最近こんなに嬉しい事はなかった」・・
    のコメント・応援したかいが有りました。。

    golfさん・が書いていた事・今後心配してましたが・・何やら
    JGTOの方では・めおとがめなしの方向の様ですね。。
    海外ツア-参戦中の選手に対する義務試合を「0」含めて
    検討するとか・・
    あんな・めちゃくちゃな事を言い出した結果・色々な所に
    如何やら敵を作った形ですかね。。
    何はともあれ結果が良ければ・良しですね。。
    来季・メジャー制覇に向け心置きなく・挑戦して欲しいです。

    インタ-ビュ映像何度も見させて頂きました。。
    有り難うございます。。

  2. golf より:

    松山英樹の「世界の頂点に立つ」という変わらない姿勢が、様々なかたちで支援を生み出しような気がします。
    彼はゴルフ界全体のことも考えて、世界で戦うことを選択していますので、本来なら支援してほしいくらいなのですが。
    日本人だからできないとは思いたくないと、日本人が敗れなかった壁に挑戦しているのですから、応援して上げて欲しいです。
    松山英樹が道をつくれば、それを目指して若い優秀な選手が現れて、国内ツアーも盛り上がるわけですから。

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