松山英樹を「現在のベストプレイヤーの議論」に加えるべき!米ESPNのシニアーライターが高評価

2015年にデイが全米プロゴルフ選手権を制したあたりから、ジョーダン・スピース、ロリー・マキロイ、ジェイソン・デイの3人を、ニクラス、パーマー、ゲーリーの後を継ぐ新ビッグ3を呼ぶ声が海外メディアで一気に増えました。

そしてその後に快進撃を続けていたリッキー・ファウラーの名前が加わり、ビッグ4という言葉も広まりましたが、松山英樹がファウラーに競り勝ったことで完全にトーンダウンしてしまいました。

さらにスピースはマスターズでまさかの失速、マキロイはプレーオフシリーズまではPGAツアーで優勝なし、デイもメジャー制覇できずという状況となり、ビッグ3という言葉は虚しいフレーズとなっていました。

その「ビッグ3」という騒ぎや考えを愚かなものであったということを、松山英樹の圧倒的な勝利によってあらためて思い起こしたとESPNにシニアライターであるジェイソン・ソベル(Jason Sobel)氏が記事で告白しています。

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松山英樹は世界でベストプレイヤーの議論に入るべき選手

ジェイソン・ソベル(Jason Sobel)氏の“Hideki Matsuyama’s strong run shows folly of Big Three concept”という記事の内容をこれから紹介するのですが、とても秀逸な記事なので英語が読める方はぜひ一読してください。

この記事でジェイソン・ソベル氏は以下のように書いています。

That is, unless you never bought the Big Three hype and considered it a Big Four. But that, too, still eliminated deserving contenders. Some insisted we’d need to throw in Henrik Stenson for a Big Five, plus Adam Scott for a Big Six or even plus Patrick Reed for a Big Seven.
If this all sounds silly, that’s because it is. All of it. As much as we’d like to compartmentalize this generation with an updated version of Jack, Arnie and Gary, that’s not a viable option anymore.

管理人訳「ビッグ3という騒ぎには巻き込まれていなければ、ビッグ4というように考えていたかもしれないが、それでも正当な候補者が外れている」と話し、ヘンリック・ステンソン、アダム・スコット、パトリック・リードらの名前が入っていなかったことを指摘します。

ただ、それらの選手を加えてビッグ7とか言い出すのは「ただ馬鹿げている」と述べて、ただ、私たちはジャック・ニクラス、アーノルド・パーマー、ゲーリー・プレイヤーの最新バージョンとして、この世代を区分したかったにすぎないと、反省の言葉を述べています。

そのことを再び思い出させたのが松山英樹のWGC-HSBCチャンピオンズでの圧勝だったとジェイソン・ソベル氏は述べています。

I was reminded of this idea once again while watching Hideki Matsuyama win the WGC-HSBC Champions this weekend.

You’d be hard-pressed to find many people who had Matsuyama in their Big Eight or Big Nine or Big Ten or whatever it was earlier this year, but the man is good. Like, really good.
In lieu of adding another “really” to that adjective, I submit these numbers: In his past four worldwide starts, he’s been top five in all of them. Six of his past nine, too. Extend that over the past 12 months, and his top-10 results have more than doubled his missed cuts.

松山英樹は素晴らしい、本当に素晴らしい(the man is good. Like, really good)とただ感嘆するような言葉を漏らしています。

そして「さらに”本当に”という形容詞を加える代わりに、私はこの数字を紹介したい。直近の彼の世界での出場4試合の全てでトップ5フィニッシュをしていて、直近の9試合でも6回トップ5フィニッシュをしている。それをさらに12ヶ月に引き伸ばしても、彼のトップ10回数は予選落ちの回数の2倍以上だ。」と、ただ本当に素晴らしいというだけでなく、その根拠となる成績をジェイソン・ソベル氏は提示しています。

One week after moving into the world’s top 10 for the first time after a runner-up finish at the CIMB Classic, Matsuyama’s 7-shot victory vaulted him to sixth in the world — behind only Day, McIlroy, Johnson, Stenson and Spieth.
Maybe he needs to contend in a few more major championships to move into that next tier on golf’s hierarchal stratosphere, but we shouldn’t neglect the fact that his two MCs in majors this year were sandwiched by a T-7 at the Masters and a T-4 at the PGA Championship

管理人訳「CIMBクラシックで単独2位となって世界ランクトップ10に初めてなった1週間後に7打差で優勝し、デイ、マキロイ、DJ、ステンソン、スピースしか前にいない世界ランク6位に浮上した。
世界のゴルフのヒエラルキーにおいて、次なるクラスに入るにはもう数回の4大メジャーの優勝争いが必要かもしれないが、私たちは彼のメジャーでの連続予選落ちの前後はマスターズで7位タイ、全米プロゴルフ選手権で4位タイだったという事実を無視すべきではない。」

すでにメジャー優勝経験者であり、長らくトップ10をキープし続けている選手しか、松山英樹の上にはランクされていないこと。そして今年のメジャー2試合で、優勝が見える位置でフィニッシュしていることを伝えています。

If there exists a main criticism of Matsuyama’s game, it’s his putting, which often ranges from passable to pitiful. For the PGA Tour season that just passed, he ranked 103rd on the greens, posting a negative score in the “strokes gained” putting statistic.
Not one of those numbers, though, is as important as this one: 24. That’s his age, several years younger than “young guns” Day and McIlroy (who are barely clutching to that moniker these days) and less than 18 months older than Spieth.
All of which suggests Matsuyama should be in the conversation about the best players right now, part of some Big Six, if you will.

管理人訳『もし松山英樹のゲームへの批判があるとすれば、それは「まずまず」から「哀れ」という範囲になるパッティングだろう。前シーズンの松山英樹のパットのスコアへの貢献度(SG: PUTTING)は103位でマイナスの数字になっていた。しかし、それらの数字は「24」という数字よりも重要ではない。それは彼の年齢で、ヤングガン(若き大物たち)のデイ、マキロイよりも数歳若く、スピースよりも18ヶ月足らず年上なだけだ。
もしあなたが望むならビッグ6でも良いのだが、これらの事実は松山英樹を「世界のベストプレイヤーは誰だ」という議論に入れるべきであると示唆している。

ジェイソン・ソベル(Jason Sobel)氏はどちらかと言えばシニカルな、厳しい批評が多いライターです。それができる人物であるがゆえに、メディアの真っ只中に身を投じている立場でありながら、メディア全体が冷静さを欠いた評価をしていたことを客観的に見つめて、認めることができています。

そのため記事のタイトルも「松山英樹のここ最近の強烈な成績はビッグ3という考えが愚行だったことを示している」と書いています。

そのジェイソン・ソベル氏は今回、高く松山英樹の実力を評価しているのですが、2月のウェイスト・マネジメント・フェニックスオープンで優勝したときにも、高く評価してくれていました。

ESPNのライター、リポーターたちが松山英樹について色々と議論をしていたのですが、コリンズ氏を除き概ね高い評価をし、ビッグ3、ビッグ4に続くグループにいると評価していました。

参考記事:静かにエリートクラスへの階段を登った!PGAツアー2勝目をあげた松山英樹に対する海外の反応

その際のソベル氏の評価は以下のようなものでした。

Sobel: He’s two weeks away from his 24th birthday and already has two PGA Tour wins and top-20 finishes at each of the four majors. He’ll need to win one before he breaks into the conversation among McIlroy, Spieth and Day — and to an extent, Fowler — but there’s plenty of time. If he keeps putting as he did down the stretch Sunday, he’ll win some more very soon.

管理人訳『彼は2週間あまりで24歳となり、PGAツアーで2勝し、4つのメジャー全てでトップ20フィニッシュをしている。彼がマキロイ、スピース、デイ、ことによるとファウラーのグループに割って入るには、メジャーを勝つ必要があるだろう。しかし、多くの時間がある。優勝のかかった日曜日のようなパッティングが継続できれば、彼はすぐにもっと勝つだろう。』

彼は今回のWGC-HSBCチャンピオンズの松山英樹の優勝を目の当たりにして、このトップグループの議論に入れるにふさわしいと、さらに評価をランクアップさせています。

松山英樹の次なるステップは、多くのPGAツアー優勝を積み重ねながら、メジャー制覇に必要な経験と実績をさらに積み、メジャー制覇を果たして、世界のトップ5に割って入っていくことです。

アマチュア世界ランキング1位になったことのある松山英樹にとって世界の頂きは見たことのない光景ではありません。

参考記事:松山英樹の”アマチュア世界ランク1位”は快挙!マキロイ、スピース、ファウラーと並ぶ歴代No.1の1人に

日本人初を作り続けている松山英樹が世界の頂点にたつのを楽しみに待ちたいと思います。

松山英樹の欧米を含む海外メディアの評価は以下のページに全てまとめてあります。

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