2014-15シーズン後半の松山英樹の出場予定とフェデックスカッププレーオフの展望について

日本よりも広大な土地を持つアメリカでトーナメントが行われることもあり、各トーナメント開催地の天候も大きく異なります。

日本は山岳・林間コースが多くなるわけですが、アメリカは山岳コースだけでなく、フラットなコース、池が多いコースなど地形にも多様です。

そのためコースごとに使用される芝が異なってきますし、ファーマーズインシュランスオープンのように2つコース(ノース/サウス)を使用し、それぞれ芝が違うこともあるため、日本以上に芝への対応力が問われることになります。

日本のコースでは基本的にはファアウェイが高麗芝(コウシュン)、グリーンがベントというパターンが主流となっていますので、日本人プレーヤーにとってアメリカの多様な芝への対応は頭の痛い問題となります。

PGAツアー本格参戦2年目となる松山英樹にとっても、芝への対応は課題となり、アメリカで生まれ育ち、ジュニア時代から様々な環境でプレーしてきた選手に比較すればハンデがあります。

そのため松山英樹が今以上の成績を残していくためには、この芝への対応が必要になるわけですが、そうなると気になるのが残りのシーズンのトーナメントの芝はどのようなものかということです。

そこで松山英樹が2014-15シーズンPGAツアーの5月21日以降に出場が予想されるトーナメントとその開催コース、そしてフェデックスカッププレーオフなどの展望について、このページではまとめています。

松山英樹の今後の出場予定・スケジュールは?

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2015年5月21日に以降のPGAツアートーナメントの開催日程、開催コース、そしてそのコースの芝の種類については以下の表のとおりとなっています。

Matsuyama Schedule 150521_3

開催コースの芝については管理人が調べたものですが、誤ったものがあればコメント等でご指摘していただければ修正していきます。(追記:ツアーチャンピオンシップの開催コースについては、媒体によってグリーンがバミューダとなっているものもあります。)

温度が高い地域ではバミューダが多く使われていますが、シーズンが進んで開催コースが北に移るにつれてベントが多くなっています。

これまでのバミューダが多かったシーズンから、日本でも経験のあるベントが増えていくことになります。昨年はメモリアル・トーナメントで優勝した後は、悪くはないものの、思ったような結果が出ませんでしたが、今年はどのような成績を残してくれるのか注目されます。

5月21日時点で松山英樹がはっきりと出場意向を表明しているのはザ・メモリアル・トーナメントだけです。そして全米オープンまでに開催されるAT&Tバイロン・ネルソン、フェデックスセントジュードクラシックは出場のコミットメントをしていませんので、出場回避することが濃厚です。

今後のスケジュールの中では、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権のメジャー3つ。昨年、本人が勝ちたいとして名前をあげていたWGC-ブリヂストン招待、そしてフェデックスカッププレーオフシリーズは出場すると見込まれます。

注目されるのは全米オープンと全英オープンの間、そして全英オープン以降からプレーオフシリーズまでのスケジュールです。

昨年は全米オープン終了後、日本に帰国しセガサミーカップに出場して、その後全英オープンに向かっています。しかし、今シーズンは日本ツアーに登録していませんので、日本に帰国せずアメリカでトラベラーズかグリーンブリアのどちらかに出場して、全英オープンというルートも可能性があります。

ただ、セガサミーカップは丸山茂樹がホストプロとなる大会のため、そのつながりや兼ね合いで出場を決断する可能性はありそうです。

トラベラーズチャンピオンシップに関しては5月21日に時点では出場のコミットメントリストに記載はありません。またグリーンブリアはタイガー・ウッズの出場以外には、詳しいコミットメントリストを公開されていませんので、状況は把握できていません。このような状況ですが日本に帰国しない場合は、トラベラーズかグリーンブリアのどちらかに出場する可能性は残されます。

全英オープン直前のジョンディアクラシックは、メジャーの前週には開催コースにはいるルーティンのため出場の可能性は低そうです。

そして全英オープン直後のRBCカナディアンオープンは、カナダで開催されるのですが、全英オープンからの移動距離やメジャートーナメントでの疲労を考えると、こちらも回避する可能性が高いと予想されます。

注目されるのはクイッケンローンズナショナルとウィンダムチャンピオンシップに出るのかどうかです。

昨年はプレーオフを含めて7連戦という強行日程になった原因の1つが、ウィンダムチャンピオンシップの出場でした。シード権の問題がないトップクラスの選手はプレーオフに備えて出場を回避するのですが、2013年に主催者推薦で出場させてもらった恩義があったため出場しています。

もし去年の出場で義理が果たせているとするならば、タイガー・ウッズ財団主催のクイッケンローンズナショナルを選んで、ウィンダムチャンピオンシップをスキップするのではないかと予想されます。

ウィンダムチャンピオンシップは松山英樹のPGAツアー4回の予選落ちの1つなのですが、得意ではないバミューダ芝ということ、その後の開催コースはベント芝が続くこと、プレーオフシリーズで戦うエネルギーの温存などを考えると、昨年の出場で一区切りがついているならば、スキップする可能性が高そうです。

フェデックスカッププレーオフ2015の展望ついて

プレーオフに勝ち進みづづけると4連戦になり、マキロイなど選手からも不満の声があがっていました。そのため今年は2戦と3戦の間に開催のない週が作られています。

プレーオフに関しては、昨年は上位100名が進出できる第2戦のラインがアンドレス・ロメロの655ポイント、上位70名が進出できる第3戦のラインがジェイソン・ボーンの1,011ポイント、上位30名が進出できる最終戦のラインがダスティン・ジョンソンの1769ポイントでした。

昨シーズンは優勝者がレギュラーシーズンの5倍となる2500ポイントを獲得できていたのですが、今シーズンは比重が落とされ4倍の2000ポイントとなっています。そのため最終戦の進出ラインは下がる可能性が高く、1600-1700ポイントの間になるのではないかと予想されます。

松山英樹は5月21日時点で1106ポイントに到達しているため、残り500ポイントから600ポイントを積み上げれば最終戦に進出できる可能性が高いと予想されます。

トーナメントのどれか1つで優勝すれば500ポイント以上が加わるため、ほぼ最終戦進出が確定することになります。

また、仮にレギュラーシーズンの出場が決定的と考えられる5試合のうち3試合でトップ25(140-120ポイント)、プレーオフで進出が確定的な3試合中2試合でトップ25フィニシュ(360-350)することでも、最終戦進出ラインに到達できると予想されます。

もちろんこれらの出場トーナメントでトップ10に入れば、さらに最終戦進出が近づくことになります。

ツアーチャンピオンシップとプレジデンツカップに出場することの意味と価値

ツアーチャンピオンシップの出場には以下のような恩恵があります。

  • 2016年のマスターズの出場資格(単独5位フィニッシュで取得済み)
  • 2016年の全米オープンの出場資格
  • 2016年の全英オープンの出場資格
  • 2016年のザ・プレーヤーズ選手権の出場資格
  • 2016年のWGC-キャデラック選手権の出場資格

参考:松山英樹がプレーオフ最終戦のツアーチャンピオンシップに進出することの意味と価値


また、プレジデンツカップの出場資格を松山英樹が手にすることが、ほぼ確実な状況となっているのですが、このことによる恩恵は以下のものがあります。

  • 2016年の全英オープンの出場資格
  • 2016年のWGC-ブリヂストン招待の出場資格
  • 2016年と2017年のメモリアル・トーナメントの出場資格(優勝により半永久的な資格取得済み)
  • 2016年と2017年のクラウンプラザインビテーショナルの出場資格

直接的なものではありませんが、松山英樹がツアーチャンピオンシップに出場するような成績をこれから残せば、WGC-HSBCチャンピオンズの出場資格である世界ランク50位も満たすことは確実なため、来季の主要なトーナメントの出場権を今シーズン中に確定させることができます。

今シーズンの松山英樹は昨年のフェデックスカップランキング22位、シーズン獲得賞金283万7477ドル、賞金ランキング27位という自己最高の更新だけでなく、PGAツアーにおける様々な日本人最高成績の更新が期待されます。

  • 日本人年間最高獲得賞金:今田竜二(302万9363ドル・2008年)
  • フェデックスカップ最高位:今田竜二(20位・2008年)
  • 賞金ランキング最高位:今田竜二(13位・2008年)

参考:PGAツアーでの日本人プレーヤー歴代ランキング(シーズン賞金ランキング・シーズン獲得賞金・生涯獲得賞金)


2015年5月21日時点で松山英樹は獲得賞金が250万8524ドルで、自己最高を更新するためには32万8953ドル、日本人最高を更新するには52万839ドルが必要となります。

今田竜二や丸山茂樹の活躍していた時代よりも現在の方が賞金総額が上昇しているため、単純には比較的できませんが、上回れば記録を更新することにはなります。こういった記録更新も今後の楽しみの1つとなりそうです。

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3 Responses to “2014-15シーズン後半の松山英樹の出場予定とフェデックスカッププレーオフの展望について”

  1. KENT より:

    松山のPGAツアーの出場予定とフェデックスカッププレーオフなどの展望の掲載ありがとうございます。
    今年の全米オープンのチェンバーズベイでは、昨年と同様で女子の全米オープン同時開催なのでしょうか?
    また昨年、マルティン・カイマーが優勝したパインハーストリゾート・コースNO.2のコース設定は、いつもの全米オープンの設定ではなかったのですが、今年は例年のような深いラフ、狭いフェアウェイ、難しいピンポジションの設定なのでしょうか?
    全米オープンはアンダーパーが出難い設定が面白く、我慢の松山にチャンスがよりあるように感じます。
    また情報などがありましたら、教えていただくと嬉しいです。
     

    • golf より:

      KENTさん、コメントありがとうございます。
      全米オープンの開催コースなどについて、よく調べてみます。コースを深く知ったほうがトーナメントも楽しめますよね。自分の楽しみのためにも(笑)、調べたいと思います。

  2. KENT より:

    お疲れ様です。お手数おかけして申し訳ありません。
    USオープンはマスターズのようなバーディー合戦でなく、一打の価値が大きい大会でした。
    よろしくお願いします。

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