松山英樹は「タイガーを思わせる」「アジアの若い選手のビーコン」米メディアが高評価

松山英樹がザ・メモリアル・トーナメントを優勝した際に、ニック・ファルドが”future megastar(将来のメガスター)”と絶賛しました。

松山英樹はこのニック・ファルドの予想を現実のものにしつつあるといえます。

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松山英樹がアジア人ゴルファーの躍進の起爆剤となる可能性が

matsuyama-becoming-the-beacon-for-young-asians(セントルイス・ポスト・ディスパッチの電子版のキャプチャ画像)

アメリカのミズーリ州の日刊新聞であるセントルイス・ポスト・ディスパッチの電子版がO’Neill on golf: Matsuyama could be the Pak of men’s tourという記事で松山英樹を称賛しています。

この記事ではUS-LPGAでは韓国人プレイヤーがツアーを席巻していることに冒頭で触れているのですが、このキッカケとなったのが朴セリで、1998年に全米女子オープンを制したことが起爆剤となったと述べます。

現在、韓国人プレイヤーが上位を占めることで、北アメリカのゴルフファンの関心が低下していることは否定できないものの、代わって世界のゴルフファンの関心とスポンサーが集まり、ツアーは維持されている現実があると記事のライターであるDan O’Neill氏は指摘します。

その上で以下のように書いています。

On the men’s side of the tees, the Asian penetration has been far less reaching. But that might be changing. The hottest name in golf right now is not Jason Day, Jordan Spieth or Rory McIlroy … and certainly not Woods. It’s Hideki Matsuyama.
At the mummified old age of 24, Matsuyama is the first Japanese player to have four career wins on the PGA Tour. Moreover, he might be in the process of becoming the beacon for young Asians that has been missing on the men’s side.

『男性のゴルフ界においてはアジア勢の進出は女性のそれには遠く及ばない。しかし、それが変わるかもしれない。現在のゴルフ界において最もホットなプレイヤーはジェイソン・デイでも、ジョーダン・スピースでも、ロリー・マキロイでも、もちろんタイガー・ウッズでもない。それは松山英樹だ。
松山英樹は24歳にしてPGAツアーで初めて4勝した日本人プレイヤーとなった。さらに、彼は男子ゴルフ界に欠けていた若いアジア人プレイヤーのビーコン(灯台/のろし/案内役)となるプロセスにあるのかもしれない』

女子ゴルフにおいては朴セリが優勝したことで韓国人をはじめとするアジア人プレイヤーが「世界で勝てる」と思える刺激になり、躍進につながりました。

男子ゴルフにおいてはY・E・ヤンが2009年に全米プロゴルフ選手権を勝ちメジャー制覇を果たしています。

しかし、PGAツアーでは2勝にとどまり、世界ランクの最高位も19位となっています。

朴セリがUS-LPGAツアーで25勝し、メジャーでは全米女子プロゴルフ3勝、全米女子オープン1勝、全英女子オープン1勝と通算で5勝しているのとは大きな違いがあります。

松山英樹が朴セリがアジアの女子ゴルフ界に火をつけたように、アジアの男子ゴルフプレイヤーの躍進の祖となるプロセスにあるのかもしれないとDan O’Neill氏は述べています。

By winning the Phoenix Open in a Sunday playoff, for the second year in a row, Matsuyama secured his fifth victory in his last nine overall starts. Granted, the streak is somewhat disjointed, starting at the end of last year and continuing into this calendar. But it’s a stretch that is reminiscent of the streak in which Woods won seven in succession from 2006-07.

「フェニックスオープンを2年連続のプレーオフの末に連覇したことにより、ここ9試合で5勝目を挙げた。確かに、昨年末から始まったこの2月までの素晴らしい成績は、ある面まとまったものではない。しかし、この期間の松山英樹は、タイガー・ウッズが2006年から2007年にかけて7連勝したことを思い起こさせるものだ。」

タイガー・ウッズは2006年の全英オープンから2007年のビュイックインビテーショナルまでPGAツアーで7連勝、ワールドチャレンジも入れると8連勝しています。それを思い出すような松山英樹の最近の成績だとDan O’Neill氏は述べています。

そしてこれまでPGAツアーに登場した日本人プレイヤーとは明らかに違い、体格も大きく、パワーゲームができる選手だと述べた上で以下のように書いています。

Matsuyama is averaging more than 305 yards a drive, muscling up with the best of them. And what he is doing is not a complete surprise. In 2012, Matsuyama reached No. 1 in the amateur world rankings. After turning professional in 2013, he had six top-25s in seven PGA Tour events, including a T6 at the 2013 British Open.
That record allowed him to pass “GO” – aka Q-school – and go directly to the PGA Tour based on earnings. In 2014, he won the Memorial Tournament, becoming the first Japanese player to win a Tour championship since Ryuji Imada in 2008. Matsuyama was then fifth at the 2015 Masters and 2-1-1 for the Internationals during the 2015 President’s Cup.

「松山英樹はその体格を活かして、ドライバーで平均305ヤード以上の飛距離を持っている。そして今彼がやってのけていることは、仰天するようなことではない。

松山英樹の現在の成績はまぐれであったり、だたの勢いだけのものであったりというものではないし、突然予想だにしないところから起こったような出来事ではないとDan O’Neill氏は述べています。

そして、その根拠として以下のような事実を列挙しています。

  • アマチュア世界ランク1位になったことがある。
  • プロ転向直後の2013年にはPGAツアー7試合でトップ25が6回で、全英オープンでは6位タイになっている。
  • この2013年の好成績でQスクールや下部ツアーを経ることなく、獲得賞金でシード権を得て直接PGAツアーに参戦した。
  • 2014年にメモリアル・トーナメントで優勝
  • 2015年にマスターズで単独5位
  • 2015年のプレジデンツカップではインターナショナルチームで2勝1敗1分けという成績

これらのような実績を積み重ねてきた上でのもので、今のような状況になっていることは、大きなサプライズではないとDan O’Neill氏は書いています。

アメリカの記者らしく、褒めるだけでなく課題も指摘していて「もしかしたらパターの名手という領域にはなれないかもしれない」と書いています。しかし、「もしパターが良くなれば、これまで以上に安定して優秀な成績を残せるので、今後を注目すべきだ」と述べ、以下のように記事を結んでいます。

He is the first Asian player on the PGA Tour to brandish this much game. Others are sure to follow.

『彼はPGAツアーを席巻する初めてのアジア人プレイヤーだ。間違いなく他のアジア人はそれを追いかけることになるだろう』

最近の松山英樹の活躍を見れば、日本の企業はもちろんのこと、アジアの有名企業もスポンサーになりたいと考えているのではないかと思われます。

実際に台湾やインドのメディアでは松山英樹の活躍と才能が、しっかりと報じられていますし、PGAツアーの国際映像で主役になり続けているからです。

昨日、松山英樹が世界ランク1位になることを「世界のゴルフ界の実力者たちが望んでいる」というイギリスのゴルフ雑誌の記事を紹介しました。

参考記事:松山英樹が世界ランク1位になることが渇望されている?!英国ゴルフ専門誌が特集記事で絶賛

松山英樹が小さい頃から思い描いていたメジャー制覇を手にしようとする歩みは、本人の想像も及ばないところで、日本のみならず、アジア全体、そして世界のゴルフ界にも影響を与えているのかもしれません。

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