松山英樹は日本人プレイヤーとして規格外の存在!プロ3年間の4大メジャー予選通過率は91.67%

松山英樹が2013年4月にプロ転向してから、ちょうど3年が経過しました。

この3年あまりで世界のトッププレイヤーとしての地位を確立しつつある松山英樹です。

その松山英樹が3年間で残しているメジャーでの成績は特筆すべきもので、日本人プレイヤーとしては、かなり傑出しています。

スポンサードリンク

予選落ちは故障の痛みに苦しんでいたマスターズ2014のみ

松山英樹の2013年4月のプロ転向後の四大メジャーでの成績は以下のとおりとなっています。

2013年 ・全米オープン2013:10位T
・全英オープン2013:6位T
・全米プロゴルフ選手権2013:19位T
2014年 ・マスターズ2014:CUT
・全米オープン2014:35位T
・全英オープン2014:39位T
・全米プロゴルフ選手権2014:35位T
2015年 ・マスターズ2015:5位
・全米オープン2015:18位T
・全英オープン2015:18位T
・全米プロゴルフ選手権2015:37位T
2016年 ・マスターズ2016:7位T

プロ転向後の3年余りで、四大メジャーには12回出場し予選落ちはわずかに1回だけで、その予選通過率は91.67%と非常に高い数字となっています。

さらにアマチュア時代のマスターズ2回の出場も含めると、予選通過は14戦中13回となり、その予選通過率は92.86%と上昇します。

予選落ちの1回は2014年のマスターズなのですが、故障が完治しない中で、痛みを抱えて強行出場したことの影響は否定できません。

そのため健康状態に問題がなければ、4大メジャーという世界最高峰の舞台でも予選通過できるレベルで、プロ転向後の3年間プレーし続けていることになります。

また特筆すべきは予選通過した11戦で一番悪い成績が39位タイということです。予選通過する割合もかなり高い上に、ギリギリで予選通過するというレベルにとどまらず、それなりの位置でプレーし続けていることが、これまでの成績からわかります。

日本を代表するゴルフプレイヤーといえば青木功、尾崎将司、中嶋常幸のAONの3人ですが、その3人の予選通過率は以下のとおりとなっています。なお、数字は管理人が調べたもので、誤りがあればご連絡をお願いします。

  • 青木功:42戦29回(69.05%)
  • 中嶋常幸:36戦22回(61.11%)
  • 尾崎将司:50戦30回(60.00%)

松山英樹はまだ12戦しか出場していないため通過点である一方、AONの3人はキャリア全体での数字のため、それを考慮する必要はあります。

しかし、それを考慮したとしても松山英樹の3年間の数字は、今までの日本人プレイヤーの枠を越えているかがわかる実績と言えます。

既に松山英樹は4大メジャーで4回のトップ10フィニッシュをしているのですが、これは中嶋常幸の6回、青木功の5回に続く歴代日本人プレイヤー3番目で、尾崎将司と丸山茂樹の3回を上回っています。

そのトップ10の比率は12戦で4回で33.33%となり、3戦に1回はトップ10フィニッシュをしていることになります。

AONのトップ10の比率は以下のとおりとなっています。

  • 青木功:42戦5回(11.90%)
  • 中嶋常幸:36戦6回(16.67%)
  • 尾崎将司:50戦3回(6.00%)

この面でも今までの日本人プレイヤーでは考えられないペースで実績を残していることがわかります。

トップ25の回数は青木功が15回(35.71%)、尾崎将司が10回(20.00%)、中嶋常幸が9回(25.00%)となっていますが、松山英樹は12戦で7回(58.33%)となっています。

この面でもやはり松山英樹の残している数字のペースは傑出していて、多くの日本人プレイヤーのメジャーでの実績を、数年足らずのうちに塗り替えることが見込まれます。

その松山英樹が戦うべきステージ、競い合うところは、もう既に“日本人という枠組みを取り払ったところ”になりつつあります。

つまり日本人という観点ではなく、“世界のトッププレイヤーとして、どれだけの成績を残すか?”というところにあります。

すでに世界のトッププレイヤーとして認知され、世界のトップ5に入る力量がある、タイガー・ウッズの後継者になる可能性があると海外メディアから評価されています。

世界的に偉大なプレイヤーになる、メガスターになるポテンシャルがあると、ジャック・ニクラス、ニック・ファルドといった偉大なプレイヤーから評価されていることを考えれば、それは当然のこととも言えます。

参考:松山英樹への海外メディアの反応と評価の一覧

2016年のマスターズでは惜しくも優勝には手が届きませんでしたが、もう既に“Hideki Matsuyama”が世界のHousehold Name(誰もが知っている名前)になりつつある松山英樹の更なる飛躍と成長、そしてメジャー制覇に期待したいと思います。

スポンサードリンク

よく読まれています

4 Responses to “松山英樹は日本人プレイヤーとして規格外の存在!プロ3年間の4大メジャー予選通過率は91.67%”

  1. KOMA より:

    golfさんお疲れ様でした。
    このような記事を目にするとgolfさんのパッションが感じられ嬉しく思います。
    何日目だったか現地実況で「スピースや他の若い選手には近くに家族もいる松山は母国から離れてやって来た」という様な事を言っており日本人としてそこまで思いやって下さる事にハッとしました。
    松山は日本人として歴史を自らの手で切り開かなくてはなりません。
    メジャー優勝者、レギュラーツアーでさえ数えるほどの優勝者しか出していない環境では受け継ぐものがありません。
    アメリカ、ヨーロッパ、南アフリカ、オセアニアとは言語も含めディスアドバンテージがあり、メジャーではとても大きい事がスピースを見ていてもわかります。
    有望な新人にはメジャー経験のあるキャディーを帯同させるケースなども多く、先人から学ぶ機会は雲泥の差でしょう。
    遠回りするしかないのではないでしょうか?
    今回の最終日は、スピースと松山は同じくらいの重圧を感じていたと思います。
    それは松山自身の若さかもしれませんが、その事が色々なことを微妙に狂わせたように感じます可能性を残した3日目の14番をバーディにした事によって。
    もっと自信を持つべきだと思います。誰も成しえていない道を切り開こうとしているのですから。
    ビッグネームでも下位にほとんど沈んでしまいました。彼だけではないのです苦しんだのは。
    松山にはありがとうの言葉しかありません!こんなに可能性を感じたマスターズは初めてだったのですから。こんな事もあるのがゴルフです。終了後の松山自身のコメントは真っ直ぐな性格が感じられさらに応援しようと思うものでした。がっかりするなんて申し訳が無いですよね!

    • golf より:

      KOMAさん、コメントありがとうございます。
      今まで出場したメジャーの中で一番チャンスがあって、グリーンジャケットに手をかけれそうな位置にいきながらの7位タイなので、本当に悔しかったと思います。
      開拓者の行く道は孤独だと思います。しかし誰かが道を切り拓けば、その後に続く人の道はより平坦なものとなり、道標ができていきます。
      松山英樹にはその開拓者としての重責が担わされ、可哀想だなと思うところもありますが、そういった苦しみも嫌いではないと言ってくれるのが救いでしょうか。
      もし松山英樹がメジャーで勝ってくれれば、今のジュニア世代には希望になると思いますし、新たにゴルフを始めようとする子供も増えると思います。
      そしてそれらの後進の選手たちを、彼なら自分の経験を整理して伝えることができ、適切にアドバイス、ガイドできると思うので、何とか乗り越えていってもらいたいです。
      言語の壁、そして気候、天候の違い、日本ではお目にかかれない厳しいセッティングのコースと、未体験の芝。様々なハンデを背負いながら、この3年間の急成長でそれらを克服しつつあります。彼が乗り越えて笑顔でグリーンジャケットを着る日を楽しみに応援していきたいと思います。

  2. KOJI72 より:

    松山選手が今までの日本人プレーヤーの中で傑出していることは事実だし、十分認めるけど、フル参戦している人と、メジャースポット参戦している人達(A・O・N)を単純比較するのはどうかと、思う。

    • golf より:

      KOJI72さん、コメントありがとうございます。
      メジャーには世界のツアーから選手が出場しますので、PGAツアーの選手だけで構成されたトーナメントではありません。
      メジャーはPGAツアーでシード権を持っていれば出れるわけではないトーナメントである一方、世界のどのツアーにいても出場資格を満たせば出れるのがメジャーです。
      そのためAONのメジャー出場をスポット参戦、松山英樹をフル参戦と表現するのは、少し違和感を覚えます。
      どのツアーから参加してもフィールドにたてば、全く同じ立場で戦うのがメジャートーナメントだと思います。オーストラリアツアーから来ても、アジアンツアーからきても、欧州ツアーからきても、日本ツアーから来ても、PGAツアーからきても、メジャーのフィールドにたてば同じです。AONもそういう気持ちで戦っていたのではないかという気がします。出場する選手すべてに平等にチャンスがあるわけですから。
      日本ツアーを主戦としていたらPGAツアーを主戦場にしている選手とは別扱いにするほうが、私は違和感を覚えます。
      もし日本ツアーを別枠扱いにするならば、2013年の松山英樹は日本ツアーが主戦場だったので、予選通過率100%、トップ25が100%、トップ10が66.67%となってしまいます。
      メジャー以外のPGAツアーに参戦した場合には、外部からのスポット参戦だとは思います。確かにメジャーはフェデックスカップ(FedExCup)ポイントや賞金ランクの対象になっています。
      ですが、日本ツアーでも条件を満たせばメジャーの獲得賞金も、賞金ランクの獲得賞金に加算されます。
      メジャーは日本ツアーの公式サイトのスケジュールに記載されています。そしてアジアンツアー欧州ツアーも公式スケジュールとして記載しています。なので、AONのメジャー出場をスポット参戦と捉えるのはどうかという気がします。
      なので、私は残した数字で松山英樹とAONを比較することは、特にアンフェアなこと、おかしいことだとは考えていません。

このページの先頭へ