松山英樹はスタッツは”close to perfect(完璧に近い)”!米Yahoo!SPORTSのライターが高評価

PGAツアーのフェデックスカップランキングのトップ30のみが出場できるエリート大会であるツアーチャンピオンシップに2年連続で出場し、世界ランクと合わせて、世界のトッププレイヤーの地位を築きつつある松山英樹です、

すでにプレジデンツカップ2015でもインターナショナルチームの主力として注目を集めている松山英樹ですが、アメリカのYahoo!SPORTSのライターが新シーズンの開幕前のトップ選手125名をピックアップし、ランキングを行いました。

そこでも松山英樹が高評価を受けていますので、今回はその内容を紹介したいと思います。

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松山英樹はプレシーズンの分析で9位にランクイン

Yahoo!SPORTSのライターであるライアン・オサリバン(Ryan O’Sullivan)が“Ryan’s Top 125: Preseason”と題して、2015年10月1日にPGAツアーメンバーをランキングしています。

このランキングはファンタジーゲームのためのランキングではあるのですが、様々なスタッツなどを加味して新シーズンの成績を予想して作成されたものです。

そのトップ30は以下のとおりとなっています。

  1. ジョーダン・スピース
  2. ローリー・マキロイ
  3. ジェイソン・デイ
  4. ババ・ワトソン
  5. ダスティン・ジョンソン
  6. リッキー・ファウラー
  7. ジャスティン・ローズ
  8. ヘンリック・ステンソン
  9. 松山英樹
  10. ザック・ジョンソン
  11. ブルックス・ケプカ
  12. ジミー・ウォーカー
  13. マット・クーチャー
  14. ブラント・スネデカー
  15. パトリック・リード
  16. ジャスティン・トーマス
  17. ジム・フューリック
  18. ビル・ハース
  19. ポール・ケーシー
  20. セルヒオ・ガルシア
  21. ロバート・ストレブ
  22. ビリー・ホーシェル
  23. J.B.ホームズ
  24. チャーリー・ホフマン
  25. ケビン・ナ
  26. ケビン・キスナー
  27. ライアン・パーマー
  28. ゲーリー・ウッドランド
  29. ダニエル・バーガー
  30. ラッセル・ヘンリー

松山英樹は9位にランクされているのですが、ライアン・オサリバン(Ryan O’Sullivan)によるコメントは以下のとおりとなっています。

Statistically, he’s close to perfect. He tied Jordan Spieth with 19 top-25 finishes (in 25 starts) in 2014-15. That’s consistency you can count on.

管理人訳『統計的には彼は完璧に近い。彼はジョーダン・スピースと並んで19回のトップ25フィニッシュを2014-15シーズンにしている。彼の安定感は信頼できるものだ。』

ファンタジーゲームでは選手を複数ピックアップするのですが、その際に松山英樹は統計的には完璧に近く、非常に信頼性が高い選手だと評価しています。

またこのトッププレイヤーの中で9位にランクされていることからも、その実力が高く評価されていることがわかります。

松山英樹の2014-15シーズンのスタッツは?

ジョーダン・スピースとはトップ25の回数では並ぶものの、メジャー2勝を含むシーズン5勝をあげ、25試合の出場でトップ10を15回も記録しています。

松山英樹は27試合でトップ10が9回で、優勝はなかったため、そこには大きな壁が存在しているのですが、トップ10回数自体はジョーダン・スピースの15回、ジェイソン・デイとダスティン・ジョンソンの11回、ザック・ジョンソンとババ・ワトソンの10回に続く6番目の数字となるなど、すでに世界トップクラスの成績を残していることは間違いありあません。

また主要なスタッツは軒並み平均以上を記録するなど高いレベルを保っています。以下はPGAツアーメンバー184名中のものとなっています。

  • フェアウェイキープ率:65.25%(49位)
  • ドライビングディスタンス:294.5 yds(57位)
  • パーオン率:69.20%(21位)
  • ストロークスゲインドT2G:1.338(8位)
  • ストロークスゲインドPutt:0.077(86位)
  • ストロークスゲインドTotal:1.414(7位)
  • バーディ率:4.07(8位)
  • 平均スコア:69.940(12位)
  • サンドセーブ率:48.82%(114位)
  • トータルドライビング:106(12位)
  • ボールストライキング:33(9位)
  • スクランブリング:61.92%(30位)
  • パーオン時の平均パット:1.740(21位)
  • 1パット率:40.17%(63位)
  • 3パット回避率:3.11%(104位)

フェアウェイキープ率が65.25%(49位)、ドライビングディスタンスが294.5 yds(57位)と図抜けた数字ではないものの平均を大きく上回ってる上に、精度と飛距離のバランスが良いため、トータルドライビング(ドライビングディスタンスとファアウェイキープ率の順位合計)ではPGAツアー全体で12位となっています。

パーオン率は69.20%(21位)と2014-15シーズンに成長した分野なのですが、このパーオン率とトータルドライビングを合計したボールストライキングでは9位となるなど、PGAツアー屈指のショットメーカー、ボールストライカーとなっていること示す数字となっています。

サンドセーブ率は48.82%で114位と弱さが残りますが、バンカーに加えてラフからもリカバリーを含めたスクランブリング(パーオンできなかったホールで、パーもしくはバーディであがれた割合)は61.92%で30位となっています。

このようにパーオン率が高い上に、外してもリカバリーが良いため、ボギー回避率は14.10%で13位とPGAツアーでトップクラスとなっています。

さらにパーオン率が高い上に、パーオン時の平均パット数が1.740で21位とPGAツアーでも上位になっているため多くのバーディを奪うことができるので、バーディ率は4.07%で8位タイとPGAツアーでトップクラスとなっています。

このようにボギーを叩かずにバーディを奪えるため、バーディとボギーの比率を示すバーディ・トゥ・ボギー・レイシオというスタッツでは1.66で8位タイとトップ10に入っています。

これらのスタッツを総合するとボギーを打たずにバーディを奪うという能力においてPGAツアーの10本の指に入るプレイヤーだということになります。

このような総合的な力があるため同大会の同コースのフィールド平均をどれだけ上回ったかを示すストロークス・ゲインド・トータル(フィールドの平均との差)は1.414で7位、平均スコアは12位、オールアラウンド・ランキング(スコアリング、パッティング、イーグル、バーディ、サンドセーブ率、パーオン率、ドライビングディスタンス、フェアウェイキープ率のそれぞれのランキングの合計)は4位と素晴らしい数字を残しています。

松山英樹のバウンスバックを云々する記事を目にすることがありますが、これはスコアメイクを構成する1つの要素に過ぎないもので、この指標だけでメンタルの切り替えを正確に把握することはできません。

どのスタッツにも欠点があるため、様々なスタッツを組み合わせで総合的に見ないと、その選手のプレースタイルなどを把握できません。

また、要は様々な要素が絡み合った末に、最終的に良いスコアになっているかどうか?良い成績が残せているかどうかの問題です。

メンタルの切り替えが悪い選手であれば1ラウンドにズルズルとボギーを多く叩くためボギー回避率は悪くなりますし、バーディ率も低くなります。

松山英樹はそのどちらも良いため、バウンスバックだけを取り上げてメンタルの切り替えが悪いというレッテルを貼るには無理があるように見受けられます。

メジャー2勝を含む5勝のジョーダン・スピース、メジャー1勝を含む5勝のジェイソン・デイと比較すれば、見劣りするのは事実ですが、彼ら2人にも弱点があるにはあります。

そしてこの2人と比較して見劣りするのは松山英樹に限ったことではなく、ダスティン・ジョンソン、リッキー・ファウラー、ヘンリック・ステンソン、ジャスティン・ローズであっても同様に弱点が見つかります。

松山英樹のスタッツは全体的なバランスという観点では、スピースやデイを除くその他のトッププレイヤーとは遜色ありません。

だからこそアメリカのライターが“close to perfect(完璧に近い)”と評価しているわけです。

まだまだ超えるべき壁があることは間違いないことですが、世界のトップに肉薄しつつあることも間違いないところではないかと考えられます。

2015-16シーズンで、どのような成績とスタッツを残していくのか、注目したい松山英樹です。

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10 Responses to “松山英樹はスタッツは”close to perfect(完璧に近い)”!米Yahoo!SPORTSのライターが高評価”

  1. toki より:

    おはようございます。
    こちらにも少々お邪魔させていただきます。
    昨年のパワーランキング22位で、結果はそれを上回る立派な成績で終わりました。
    そして、新シーズンの成績を予想してのランキングが9位ですか。
    我々が望む複数回・メジャー優勝を松山選手はやってくれそうな予感がする、ワクワクさせる新シーズンが始まりますね。

  2. golf より:

    tokiさん、コメントありがとうございます。
    これから様々な媒体でこういった年間の予想をするランキングが出るのではないかと思いますが、多くのもので上位になるのではないかなという気がしています。
    簡単には2勝目をさせてくれない層の厚さがPGAツアーにはありますが、新シーズンはその壁を破ってもらいたいです。

  3. ACE より:

    golfさん、記事の紹介ありがとうございます。
    スタッツがとても細かく出るようになって以降、気にしてみるようにはしていましたが、情報があまりに多いため、どう読み解けばよいのか混乱することも多かったのですが、golfさんの分析とわかりやすい解説により大分わかるようになってきました。本当に助かります。ありがとうございます。
    まさにclose to perfectですね。昨年の主だったスタッツと比べても殆どが向上しており、松山選手の確実な成長が見て取れます。
    こちらのランキングを見てもすごい選手ばかりで、2勝目というのが簡単ではないとは思うのですが、来季こそはと期待が高まります。まずは年内、シーズン序盤でポイントをしっかり稼いでもらいたいです。来季は日本人3人になり、golfさんは忙しくなる一方ですね。お体にはくれぐれもお気を付けください。来季も宜しくお願いします。

  4. ケイ より:

    golfさん、こんにちは。嬉しい記事の紹介、有難うございます。プレシーズンの分析で9位って本当に凄いです。個々のスタッツは色々あれど総合で4位と言うのも、また、素晴らしいです。やっぱり安定感抜群で納得の行くものばかりです。松山プロは、もう間もなくトップグループに到達するのは疑いの余地はありません。松山プロにしても岩田にしても目的がハッキリしていてそれに向かって邁進している姿が色々なメディアを通じて伝わってくるので本当に応援しがいがあります。オリンピックもどうするかは分かりませんが、もし、出るとなるとこの2人で行ってくれたら最高です。まずは新シーズン、早い段階でシード確保に目処をつけてもらえるよう応援頑張ります。また、色々な情報よろしくお願いします。

  5. golf より:

    ケイさん、コメントありがとうございます。
    海外メディアの評価でもビックトーナメントでの優勝候補の常連となり、成績も実際に向上し、その中身を示すスタッツも向上しているので、その時は近づいているのかなと思っています。
    もちろん優勝で長期シードがベストですが、そうでない場合は、まずはシード圏内に早く到達してもらって、さらに上を目指してもらいたいです。

  6. hasyfeb より:

    golfさん、記事の紹介ありがとうございます。
    PGAのスタッツは細かくて面白いので、仕事が暇な時などは一日中眺めていたりして結構時間つぶしになったりしますw
    松山君は本当にとても高い位置で安定していてすばらしいですね。個人的に私がすごいなと思っているのはPar 4 Scoring Averageで、3.96とパー以上の数字を出しているところです。ラウンドの半分以上を占めるパー4でのこの結果が全体的な安定感を物語っていると思います。
    サンドセーブ率はあまりよくないですが、Proximity to Hole from Sandは7ft9inで15位ですし、前年と比べても1ft以上寄せてきているので確実にレベルアップしていると思います。終盤になってパットがかなり改善してきましたから6-9tfぐらいのパットがもっと入ってくればサンドセーブ率もあがってくるでしょうし、ラフからのスクランブリング率もあがってくるのではないかと思っています。
    日本のゴルフ記事もgolfさんの記事のように複数のスタッツからなる分析を取りあげたりして、客観的な報道をして欲しいなと思います。

  7. golf より:

    hasyfebさん、コメントありがとうございます。
    PGAのスタッツは詳細で、マニアックなところを刺激してくれるので、見ていると楽しいですよね(笑)。
    松山が高く評価される理由としてPar 4 Scoringが挙げられているのは、アメリカの記事で見かけます。パー3とパー5ではなくパー4がホール数としては多いわけですし、特にパー70設定になれば、なおさらなので、ここは松山の大きなストロングポイントですよね。
    サンドセーブ率はhasyfebさんの指摘通りProximity to Hole from Sandは良いので、シーズン終盤のようなパッティングが維持できれば、来季は大幅に改善されると私も考えています。
    PGAツアーのスタッツを総合的に見るとプレイヤーの力量がより正確にわかるので、もっとこういう分析が増えると良いなあと願っています。

  8. golf より:

    ACEさん、コメントありがとうございます。
    なぜかスパムコメントに分類されていて返信が遅くなりました。すみません。
    昨季と今季のスタッツを比較すると、かなり成長していることがわかるのですが、それは近々やる予定にしています。なかなか忙しくて時間がとれていないのですが。
    簡単ではないですが、2勝目が近づきつつはあると思いますので、楽しみです。
    来季は忙しくなりそうですが、楽しみではありますので、開幕が待ち遠しいです(笑)。

  9. タカシ より:

    初めまして。いつも記事を楽しく見ています。
    松山選手がこのスタッツで優勝が無いのに、石川選手はまだまだ課題が多そうですね。
    石川選手のスタッツの分析もお願いしたいのです。もしよろしければお願い致します。

  10. golf より:

    タカシさん、コメントありがとうございます。
    今後の予定として2014-15シーズンの日本人選手の総括と詳細なスタッツ分析をする予定にしています。
    遅くとも今週中にはできるのではないかと思いますので、そちらをご覧になっていだければと思います。

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