松山英樹はメジャーのウィナーズサークルに入れる選手!全米プロゴルフ選手権2015終了後の海外メディアの評価

全米プロゴルフ選手権2015では予選通過し、37位タイとそれなりと言える結果を残した松山英樹ですが、期待したものとはかけ離れた結果でした。

しかも、前週のWGC-ブリヂストンインビテーショナルでも期待通りではない結果だったわけですが、それでも依然として松山英樹の実力、才能への評価は変わらないようです。

全米プロゴルフ選手権2015終了後にロイター(Reuter)とEPSNの記事で松山英樹が次の世代を引っ張る選手の一人として、引き続き名前が上がっています。

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松山英樹は世界のゴルフシーンを担うヤング・ガン

大手スポーツメディアのESPNでシニアゴルフライターであるジェイソン・ソベル(Jason Sobel)が”Winning majors is tougher than ever“という記事の中で、松山英樹の名前をメジャーを勝つ”Winning Club”、”Winner’s Circle”に入れる能力のある選手だと評価しています。

2004年にトッド・ハミルトンが全英オープンを制して以来、多くの選手がメジャーを制覇してきたが、いわゆるyoung Gunns(若き大物たち)がメジャーを勝ち始めていて、そのグループに割って入ることが急速に難しくなっているとジェイソン・ソベルは述べます。

直近の6つのメジャートーナメントのうち、世界ランク1位のジョーダン・スピースと世界ランク2位のローリー・マキロイがそれぞれ2勝、そして同3位のジェイソン・デイが1勝と20代の若い大物プレイヤーたちが制しています。

そのため、今までのようには簡単に”メジャー1勝だけ”という選手が生まれにくくなっていると、ジェイソン・ソベルは分析しているのですが、このメジャーを勝てるグループがこの3人だけで形成される状態は長くは続かないだろうとして、以下のような内容を書いています。

This exclusive club won’t remain too exclusive for long. Dustin Johnson and Rickie Fowler — now vying for the backhanded compliment of best player to have never won a major — appear destined to get to the winner’s circle. Brooks Koepka has risen to the challenge of major championships. Patrick Reed and Hideki Matsuyama each has the ability to get there, too. It has all led to what might be called an impending golden age, with so many prodigious talents playing so well in so many big events.

以下は管理人による翻訳です。


この独占的クラブはそう長くは独占的であり続けることはできないだろう。ダスティン・ジョンソンとリッキー・ファウラーはメジャーを勝ったことのないベストプレイヤーというやや嫌味な賞賛を争っている状況だが、いずれはウィナーズサークルに加わるように思われる。ブルックス・ケプカはメジャー制覇に挑戦するところまで上昇している。パトリック・リードと松山英樹もそこに加わるだけの能力をそれぞれ持っている。多くのビッグトーナメントで多くの驚くべき才能をもった選手たちが争うことで、迫り来る黄金世代と呼ばれるようになるかもしれない。


若き大物プレイヤーとして選手の名前が列挙されるときに、松山英樹の名前が出ることはもはや、当たり前のこととなっています。

そしてそれはWGC-ブリヂストンインビテーショナルと全米プロゴルフ選手権での不本意な結果を経ても、その評価はやはり変わりません。

これと同様の評価をロイター(Reuter)のマーク・ランポート・ストークス(MARK LAMPORT-STOKES)が”Jason Day win confirms change of the guard“と題した記事で松山英樹をジョーダン・スピースとローリー・マキロイを追いかけるプレイヤーとして紹介しています。

マーク・ランポート・ストークスは以下のように記事の冒頭で書いています。

Jason Day’s breakthrough victory at the PGA Championship served notice that a changing of the guard is now complete with an exciting posse of young guns set to dominate the majors for the next decade.

Newly crowned world number one Jordan Spieth and Rory McIlroy are already established as the game’s leading duo but Australian Day, 27, American Rickie Fowler, 26, and rising Japanese talent Hideki Matsuyama, 23, are in hot pursuit.

Six of the last seven major championships have been won by twenty-somethings, proof positive that the ‘Big Five’ era of Tiger Woods, Phil Mickelson, Ernie Els, Vijay Singh and Retief Goosen is over.

以下は管理人による翻訳です。


ジェイソン・デイの全米プロゴルフ選手権での優勝によるブレイクスルーは、これからの10年間のメジャーを制圧する準備ができたエキサイティングな若き大物(young guns)の集団による世代交代がなされたことを告げる通知の役割を果たした。

新しく世界NO.1となったジョーダン・スピースとローリー・マキロイはすでにゴルフシーンをリードしていくデュオとしての立場を確立しているが、27歳のオーストラリア人プレイヤーのジェイソン・デイ、26歳のアメリカ人プレイヤーのリッキー・ファウラー、そして前途有望な才能あふれる23歳の日本人プレイヤーの松山英樹が、熱く彼らを追いかけている。

直近の7つのメジャートーナメントのうち6つを20代の選手が制していることは、タイガーウッズ、フィル・ミケルソン、アーニー・エルス、ビジェイ・シン、レティーフ・グーセンというビック5の時代が終わったことを示す確たる証拠だ。


この記事でも松山英樹は新しい世界のゴルフシーンを担う一人として紹介されています。

松山英樹の実力と才能への評価は、2つ3つのトーナメントの不調では揺るがないものがあります。

というのも松山英樹が残してきた成績もさることなら、海外メディアの専門家たちは、プレーの内容、技術などを詳細に分析して評価しているからであり、調子の波による結果で評価をコロコロと変えることはないからです。

調子の波はどの選手にもあり、ジョーダン・スピースはザ・プレイヤーズチャンピオンシップで予選落ちしていますし、ローリー・マキロイはBMW PGAチャンピオンシップとアイリッシュオープンの2週連続で予選落ちをしていることからも、それは明らかです。

そのような波を完全に避けることはできないことであり、また壁にぶつかって停滞することは、成長していくプロセスの中で当然のことでもあります。

そのため、選手の実力や才能を見るときに、結果だけでない部分を見つめて評価することは非常に重要になります。

松山英樹の実力や技術はすでに高いレベルにあり、世界で評価されています。ただ、世界のトップクラスで争う経験が不足しています。そして欧米のコースや芝での経験も不足しています。

しかし、その中にあっては破格な結果を残していると言えます。

上記の記事でも名前が上がり、PGAツアーですでに4勝をしているパトリック・リードですが、メジャーでのトップ10は一度もなく、今年の全米オープンの14位タイが最高順位で、マスターズは22位T、全英オープンでは20位タイ、全米プロゴルフ選手権では30位タイと、華々しいとは言えない実績です。

このような成績を見れば松山英樹がマスターズで5位、全米オープンと全英オープンで18位タイ、そして全米プロゴルフ選手権の37位タイが今季のメジャーワーストというのが、それほど酷い成績ではないことがわかるのではないでしょうか。

そのため松山英樹はPGAツアーの勝利数では劣りますが、すでにメジャーでトップ10を3度達成していますので、メジャーという舞台ではパトリック・リードよりも松山英樹の方が実績があると言えます。

マスターズ以降は、調子のピークをメジャーに合わせることがなかなかできていませんが、これも経験を多く重ねて学んでいくしかありません。

実力、技術、メンタルの強さは揃っていますので、焦らずに階段を登って行くように経験を積めば、かえって目標に早く到達できるのではないのでしょうか。

松山英樹は昨シーズン終盤の不振で苦しみましたが、それが今年の飛躍につながっています。現在の大きな壁を乗り越えれば、さらに大きく成長することは間違いありません。その姿を楽しみにしながら応援していきたいと思います。

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12 Responses to “松山英樹はメジャーのウィナーズサークルに入れる選手!全米プロゴルフ選手権2015終了後の海外メディアの評価”

  1. ケイ より:

    golfさん、こんばんは。いつもながら貴重な海外メディア情報、本当に有難うございます。何度、読み返してみても、つくづく海外メディアと言うのはシビアで有りながらも真髄を突いているなぁ〜と感心しています。こんな情報は幾らあっても心地良いものです。今まで何となく思っていた事が海外メディアでも同じだと分かった事で確信が持てるように感じています。これから10年、1人の突出したプレイヤーがリードすると言うのではなく、まさにヤングガイで競い合う、いわゆる日本的に言うなら正に戦国時代とでも言うのかもしれません。その中に、松山プロがいるというのが本当に誇らしく思います。日本メディアや松山プロが、golfさんのブログを見ているかどうかは分かりませんが、近頃、日本メディアの記事が変わってきているように思います。勿論、良いようにですが・・・・・・・・・
    松山プロにも、是非、見てもらって、私たちの思いが伝われば良いのになぁと思っています。今後とも折に触れご紹介よろしくお願いします。

    • golf より:

      ケイさん、ありがとうございます。
      倉本昌弘さんが、「海外での活躍は青木さんや丸山以上なのに、日本のメディアが追いついていない」と話していましたが、まさにそのとおりでは無いかと思います。それでも以前に比較すれば、かなり良くなったとは思いますが。
      世界のトッププレイヤー達が、松山英樹のことを競い合う選手として意識していますし、海外メディアはこれから10年にわたって、そのような存在であり続けるだろうと評価しています。
      持っているものが素晴らしいことは間違いありませんので、焦らずにやっていけば、必ず実を結ぶと思います。
      必要以上にチヤホヤする必要はないと思いますが、これだけ世界で評価されている選手なので、日本でも大切にしてもらいたいです(笑)。

  2. ACE より:

    golfさん、心強い記事の紹介ありがとうございます。
    松山選手は海外のアナリストにとても評価されていますよね。日本の不思議な報道と違いしっかりしたデータなどをもとに評価していますから、そういった視点から次世代のウィナーズサークルに入っているというのは本当にすごいことですし、また嬉しいことです。
    golfさんおっしゃるように松山選手は日本人としては前人未到の領域まで来てしまい、もはや先人の道しるべがない状態です。
    自分で模索して向かっていくしかないのでしょう。とてつもなく大変だと思うのですが、その過程を見届けられる幸せも感じます。
    長くPGAを見てきましたが、このように日本人選手がトップクラスに入り、評価されているのは初めてで、これはものすごい事です!これからのプレイオフはもちろんの事、来シーズンのスケジュールなどを今年の経験を踏まえどう計画していくのか注目していきたいです。今週も更新楽しみにしております。暑い中大変かと思いますが、宜しくお願いします。

    • golf より:

      ACEさん、コメントありがとうございます。
      これだけメジャー制覇ということに現実味を感じさせてくれるプレイヤーは、私個人にとっては初めてなので、テニスの錦織圭とともに頑張ってもらいたいと思っています。誰かが壁を突破すれば、その後に続く人の「日本人にはできない」「日本人には無理」というメンタルブロックを取り払うことができます。
      彼自身のためにも、そしてこれからの後進の選手たちのためにも、彼には一歩一歩で良いので壁を乗り越えてもらいたいです。まだまだ荒削りで伸び代だらけの選手なので、これからの成長が楽しみです。
      コツコツと更新は続けていきます(笑)ので、こちらこそよろしくお願いします。

  3. 老ゴルフウオッチャー より:

    golfさん、いつも海外の空気を伝えて頂き有り難うございます。
    日本には「将棋界の一番長い日」というものがあり、毎年3月の終わりにトップ棋士10名による残留(必ず降格者2名が決まる)をかけた戦いが10数時間にわたって繰り広げられますが、ウィンダム選手権は「PGAの最も長い4日間」と言えそうですね。先程、組み合わせをを見て「PGAもやってくれるな!」と思いました。FedExCupポイントランキング130位の石川遼、126位のS.ラングレー、128位のS.J.パクを同組にしてきました(当然と当然ですが)。
    一方、松山はというと、T.ウッズともう一人は冒頭の海外メディアで取り上げられているB.ケプカとなっています。先日、golfさんが最終戦となるウィンダム選手権に参戦して来る有力選手として10数名紹介されていましたので、このフィールドで松山の相手として注目すべきはどの選手だろうと最新のScoring Average (Actual)を調べてみたところ次のようになっていました。

    ランキング/選手名(年齢)/アベレージ/全米プロゴルフ選手権順位
    T8  B.ケプカ(25) 69.83 T 5
      14  B.スネデカー(34) 69.95 T 12
     16  松山英樹(23)    70.03 T 37
    T20 P.ケーシー(38) 70.06 T 30

    以上の数値から、松山と B.ケプカとの差をどのように考えれば良いのでしょうか、golfさんの見解をお聞かせ頂ければ幸いです。

    • golf より:

      老ゴルフウオッチャーさん、コメントありがとうございます。
      主催者側の組み合わせは、否が応でもその組を追わざるをえなくなるという、ファンが関心を持つであろうポイントをおさえたものですよね(笑)。興味深い4日間になりそうです。

      ちょっと返信としてずれているかもしれないのですが、ブルックス・ケプカ選手について書かせていただきます。
      ドライバーの飛距離があるロングヒッターで、松山英樹のドライバーをキャリーで越えていくほどで、ドライビングディスタンスが309.0ヤードでPGAツアー全体で7位となっています。
      そして飛距離を重視しているためか、精度は高くなくフェアウェイキープ率は58.03%で154位となっています。
      しかし、パーオン率は69.49%で21位となっていますので、ラフやバンカーからのリカバリーが上手いようです。
      ただ、パーオン率は高いもののアプローチショットによるピンまでの平均距離を示すプロキシミティ・トゥ・ホールは89位となっていて、ラフから打つことが多いこともあり、ピンにピッタリと寄せることはできていません。
      ですが、バーディ率はPGAツアー全体で13位、パーブレイカーズ(バーディよりも良いスコアでホールを終えた割合)は同8位と、非常に多くのバーディを奪っています。
      その軸となっているのがパッティングです。
      ストロークスゲインド・パッティング(パットのスコアへの貢献度)は0.695で3位、パッティングの様々なスタッツを総合したトータルパッティングは7位となっています。
      どちらかと言えば、ロングヒッターというイメージがあるケプカですが、それと同時にラフからグリーンを捉えるだけのパワーとアイアンの技術があり、多少ピンに絡まなくてもねじ込んでしまえるパッティングがある選手です。
      なので飛距離に注目が集まっていますが、実はパッティングの名手と言えるブルックス・ケプカではないかと思います。
      ショット全般の精度は松山のほうが上だと思いますが、パッティングと飛距離ではケプカの方が上だと言えると思います。
      こんな感じで良いでしょうか?

  4. 老ゴルフウオッチャー より:

    golfさん、早々の対応有り難うございます。
    golfさんが「PGAツアーの基礎知識」の中で、スタッツ用語について解説されていますので、最近PGAのSTATSを覗くようになりましたが、PGAがこれほどまでに多様な角度から細かくデータを取っていることに驚くと同時に、正直なところどのデータに注目し、その数値をどのように理解すればよいのか、今ひとつ分かっておりません。
    お陰さまで、今回の松山の組の見方が一段と楽しくなりました。今後ともよろしくお願い致します。

    • golf より:

      老ゴルフウオッチャーさん、ありがとうございます。
      膨大なデータがあるのでわかりにくいのですが、どのスタッツにも長所と短所があるので、単独ではなく組み合わせて補って見ていかないと選手の実際の姿がわかりにくい面があります。
      なぜ、この数字は良いのにスコアが出ないのだろう、なぜこの数字が悪いのにスコアが良いのだろうということを探究して行くうちに、だんだんとスタッツの組み合わせがわかってくるのではないかと感じています。
      私の分析が、お役に立っているようであれば何よりです。こちらこそよろしくお願い致します。

  5. きりちゃん より:

    golfさん
    全米プロの三日目のトリプルボギーは、本当に残念でした。メジャーで勝つには、途方にくれるぐらい大変なことですね。デイ、スピース、マキロイという同世代の巨大な壁。松山選手も技術では、殆ど劣っていないと思うんですが。バーディーパットよりも、ピンチでのパーパットの差でしょうか。スピースは、ピンチできめてきますね。ちょっとした差、これが大きな差になるのですが、もっと経験を積んで埋めていってほしいですね。それにしても今季メジャー全て予選通過は、凄いことです。出来れば、ウィンダム優勝してシード2年確保して欲しいですね。

    • golf より:

      きりちゃんさん、コメントありがとうございます。
      ちょっとした差の積み重ねが大きくなっているのだと思いますし、トッププレイヤーに比較すると勝負どころで、自分の持っている技術の全てを引き出しきれていない面があると思います。
      それは経験を積んで、正念場、勝負どころで、自分の最高の状態を引き出せるようになるしかないと思います。最高の状態、いわゆるゾーンに入れば、全英オープンの2日目のようにジョーダン・スピースとダスティン・ジョンソンを圧倒するようなプレーも出来るわけですが、トッププレイヤーほどは、その状態を多く引き出せないというのも現実ではないかと思います。
      できるだけ多くの優勝争いをして、経験値をあげてもらいたいですし、その中で優勝をして長期シードをとってもらいたいです。ウィンダムチャンピオンシップは、本人の調子やコースの相性から優勝は厳しいかもしれませんが、少なくとも浮上のキッカケになることを願っています。もちろん心の片隅で優勝の期待はしています(笑)。

  6. 年イチゴルファー より:

    golfさん、嬉しくなる情報ありがとうございます。
    本当に現実的に夢を見させてくれるプレイヤーだと思います。過去に中島が全英オープンで最終日最終組を回った時にはどうせ善戦で終わるのだろうと思って見ていました。丸山はもしかしたらとは思わせてくれました。松山は初日、2日少し出遅れても大丈夫、きっと最終日までに追い上げて来るはずとこんなにワクワクさせてくれるプレイヤーはいませんでした。golfさんの仰る通りもう先人がいない領域に来ているのもうなずけます。
    ウィンダムはやはりバーディ合戦になるのでしょうか。松山は少し離されて上位がバーディ合戦になった時、入れ込み過ぎて難易度の低いホールで取りこぼし、難易度の高いホールでバウンズバックすべく勝負に出て失敗するパターンが多いように感じます。データに裏付けされたものではなくあくまで私個人の感覚的な意見ですが。
    デイの全米プロでのルーティンで今回特に気になったのが、アドレスをする前に大きく息をはいていたのが目につきました。こんなに強調してやっていたかなと感じました。松山も勝負所では入れ込み過ぎを押さえるべく脱力する術を見出だせれば1歩近づけるのではと思います。
    長い目で応援するつもりですが、うらはらにウィンダムでチャンピオンシップ出場を確定させて欲しいと願っています。皆様もそうだと思いますが。(笑)

    • golf より:

      年イチゴルファーさん、コメントありがとうございます。
      あまり詳しく書かなかったのですが、全米プロゴルフ選手権でスコアを伸ばしきれなかったのは、年イチゴルファーさんのご指摘通り、難易度の低いホールで取りこぼし、難易度の高いホールで勝負していたためでした。それは全英オープンの時もそうで、全米オープンの時もその傾向がありました。
      優勝争いをしていた選手たちは難易度が低いホールでしっかり伸ばしていたのですが、それができなかったため、無理な攻め方やマネジメントになり、結果として最後にスコアを崩すことにもなっていました。
      このあたりのマネジメントなども課題の一つではあると思います。ただ、集中力が高まっている状態であれば、どのホールでもバーディを奪えるくらいのショット力がありますので、要はその状態にいかに持っていけるかではないかと思います。その集中力の高め方がジョーダン・スピースは非常に上手いですし、マキロイもそうだと思います。
      マキロイやデイはプロ転向からのキャリアも長いですし、ジョーダン・スピースは年齢が若いですが、アマチュアのトーナメントでありながらチェンバーズベイのような全米オープンの開催コースで行われるハイレベルなアメリカのアマチュアゴルフ界で揉まれ続けていますし、欧米のコースでの経験値も高いです。
      松山はまだそういった経験が少ないですし、そういったハイレベルでの争いで集中力を高めるコツを完全には掴みきれていません。でも、経験を積んでいけば、必ず突破できるのではないかと思います。
      ウィンダムチャンピオンシップは心配半分、期待半分くらいですが、少なくとも浮上のキッカケを掴んでもらいたいです。

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