松山英樹が複数メディアで優勝候補2番手評価!ザ・メモリアルトーナメント2015のパワーランキングのまとめ

松山英樹がPGAツアー初優勝を果たしたメモリアル・トーナメントで、タイガー・ウッズしか成し遂げていない連覇に挑戦することになります。

プレジデンツカップでアダム・スコットとともにプレーして、そのパフォーマンスに多くの海外の専門家・メディアから注目を集め、さらにメモリアルの優勝で、今後が期待される若きプレイヤーとしての評価を確固たるものとしました。

ミュアフィールドビレッジの昨年の平均ストロークは-0.102で7年間で一番低いスコアで、さらに過去2年間のPGAツアーのパー72のメジャーを除くコースでは、一番難易度が高くなっていました。

このコースの難易度に加えて、世界ランク1位のアダム・スコット、マスターズ王者のバッバ・ワトソン、ロリー・マキロイらが揃う強いフィールドで優勝したことも評価を高めた理由となっています。

そのザ・メモリアル・トーナメント2015の海外メディアによる優勝候補予想であるパワーランキングについてこのページではまとめています。

アメリカメディアによるザ・メモリアル・トーナメントの優勝候補予想

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初回投稿日時:2015/06/02 09:30
最終更新日時:2015/06/03 05:00

PGAツアー公式サイト(PGATOUR.com)のパワーランキング:2位

PGAツアー公式サイト(PGATOUR.com)のロブ・ボルトン(Rob Bolton)によるパワーランキングは以下のとおりとなっています。カッコ内は最新の世界ランクです。

1. ジョーダン・スピース(2位)
2. 松山 英樹(14位)
3. ケビン・ナ(21位)
4. ブルックス・ケプカ(23位)
5. ビル・ハース(22位)
6. ダスティン・ジョンソン(8位)
7. ジャスティン・ローズ(6位)
8. マット・クーチャー(18位)
9. リッキー・ファウラー(7位)
10. クリス・カーク(16位)
11. ベン・マーティン(51位)
12. ケビン・キスナー(61位)
13. ラッセル・ヘンリー(53位)
14. ジム・フューリック(5位)
15. ライアン・ムーア(34位)

ロブ・ボルトンによるコメントの原文と管理人による翻訳は以下のとおりとなっています。

The defending champion has seven top 10s and another five top 25s this season. Ninth in GIR, 10th in scrambling, third in bogey avoidance.

管理人訳「ディフェンディング・チャンピオンは今シーズン7回のトップ10とそれとは別に5度のトップ25という成績を残している。パーオン率がPGAツアー全体で9位、スクランブリング率が同10位、ボギー・アボイダンス(ボギー回避率)が3位にランクされている。」

パーオン率とはそのホールのパーから2打以上少なくグリーンにのせることができた割合のことを指しますが、松山英樹は70.41%(659/936)でPGAツアー全体で9位となっています。

スクランブリング率は逆にパーオンできなかった場合にパーもしくはバーディでそのホールを終えた割合のことを指しますが、64.98%(180/277)で10位にランクされています。

ボギー・アボイダンスとは、ボギー・ダブルボギー・トリプルボギー(より以上を含む)の総数を、プレーしたホール総数で割ったもので、ボギーより悪いスコアとなったホールの割合を示します。松山英樹はこのスタッツが12.58%(120/954)と低く、ウィル・ウィルコックスの12.10%、ジェイソン・デイの12.42%に次ぐ低い数字となっています。

つまりパーオン率そのものが高いためボギーを出す確率が低く、仮にパーオンできなくてもリカバリー力が高いため、パー以上でホールを終えることができ、結果としてボギーより悪いスコアとなる確率がPGAツアートップクラスの低さだということになります。

そして昨年のメモリアルでは、ストロークゲイン・ティー・トゥ・グリーン(ショットのスコアへの貢献度)とプロキシミティ・トゥ・ホール(フェアウェイからのグリーンへのアプローチショットによるボールとピンの平均距離)がフィールド全体で1位だったと、ロブ・ボルトンは記事の冒頭部分で述べています。

ちなみにメモリアル・トーナメント開催前の時点で、松山英樹がトップ10に入っている主要スタッツは以下のとおりとなっています。

  • パーオン率:70.4%(9位)
  • SG・ティー・トゥ・グリーン:1.718(2位)
  • SG・トータル:1.565(6位)
  • トータルドライビング:83(3位)
  • ボールストライキング:12(3位)
  • オールアラウンド・ランキング:323(4位)
  • スクランブリング:65%(10位)
  • 連続予選通過:7試合(10位)
  • パー4スコア平均:3.97(3位)

*トータルドライビング(ドライビングディスタンスとファアウェイキープ率の順位合計)
*ボールストライキング(トータルドライビングとファアウェイキープ率の順位合計)
*オールアラウンド・ランキング(スコアリング、パッティング、イーグル、バーディ、サンドセーブ率、パーオン率、ドライビングディスタンス、フェアウェイキープ率のそれぞれのランキングを足して、より数字が少ない選手が上位)

ゴルフチャンネル(Golf Channel)のパワーランキング:5位

ゴルフチャンネル(Golf Channel)のウィル・グレイ(Will Gray)によるパワーランキングは以下のとおりとなっています。

1. ジム・フューリック(5位)
2. ジョーダン・スピース(2位)
3. マット・クーチャー(18位)
4. ケビン・ナ(21位)
5. 松山 英樹(14位)
6. ダスティン・ジョンソン(8位)
7. リッキー・ファウラー(7位)
8. ライアン・ムーア(34位)
9. ジャスティン・ローズ(6位)
10. ビル・ハース(22位)

ウィル・グレイによるコメントの原文と管理人による翻訳は以下のとおりとなっています。

The defending champ enters with a streak of seven straight top-25 finishes that dates back to the Northern Trust Open. Matsuyama made the most of his tournament debut last year, and he ranks second on Tour this season in strokes gained tee-to-green.

管理人訳「ディフェンディング・チャンピオンはノーザントラストオープンからの7戦連続トップ25フィニッシュで、この大会を迎える。松山英樹は昨年のこのトーナメントでのデビューを最大限に活かした。そして彼は今シーズンのPGAツアーでストロークゲイン・ティー・トゥ・グリーン(ショットのスコアへの貢献度)が2位にランクされている。」

米Yahooスポーツ(Yahoo!Sports)のパワーランキング:2位

米Yahooスポーツ(Yahoo!Sports)のライアン・バレンジー(Ryan Ballengee)によるパワーランキングは以下のとおりとなっています。

1. ジョーダン・スピース(2位)
2. 松山 英樹(14位)
3. マット・クーチャー(18位)
4. ケビン・ナ(21位)
5. ビル・ハース(22位)

ライアン・バレンジー(Ryan Ballengee)によるコメント原文とその翻訳は以下のとおりとなっています。

Behind Spieth, the defending champion is the standard for consistency on Tour this season. He’s missed one cut all year, has a slew of top 10s and has been in the top 20 in his last four PGA Tour starts.

管理人訳「ディフェンディング・チャンピオンはジョーダン・スピースに次ぐ、今シーズンのPGAツアーにおける一貫性・安定性のスタンダードだ。彼はこの1年間で予選落ちは1度で、多くのトップ10フィニッシュをし、直近の4試合はトップ20フィニッシュをしている。」

優勝しなければ意味が無いと捉えられがちですが、欧米では優勝だけがプレイヤーの実力を示す指標とは考えられてはいませんし、世界ランクという観点では、安定性は大きな違いを生み出します。

ゴルフは天候やスタート時刻などのめぐり合わせなど、人間がコントロールできない要素が大きいためか、トップクラスの選手の勝率を見る限り、実力がトーナメントの結果に反映されにくい部類のスポーツと考えられます。

世界ランク1位のマキロイは今季のPGAツアー7戦で2勝(勝率.286)、世界ランク2位のジョーダン・スピースは15戦2勝(勝率.133)にとどまります。

全盛期のタイガー・ウッズは2008年に6戦4勝というものがありますが、フルシーズンをプレーした中で一番高い勝率は2006年の.533(15戦8勝)です。

また、タイガーのシーズン別の勝率では、2006年と2008年以外は5割を切っていて、ほとんどのシーズンでは勝率3割前後で推移しているにとどまります。

圧倒的だった全盛期のタイガー・ウッズですら勝率が5割を超えたことは2度しかないことを考えると、優勝数はもちろん重要な指標ではあるのですが、優勝回数が少ないから実力がないとは言えない面があるのがゴルフというスポーツではないでしょうか。

現在、世界ランク5位のジム・フューリックは2010年のツアーチャンピオンシップを制して以来、優勝争いはあったものの2015年のRBCヘリテージまで4シーズン優勝から遠ざかっていました。しかし、2013-14シーズンでは21戦で1度も予選落ちがなく、トップ10が11回、トップ25が18回というところにフューリックの実力は証明されていました。

このような観点から見ていくと松山英樹のこの1年間のPGAツアー26戦でわずかに予選落ちが1回で、トップ10は8回、今シーズンでは15戦で予選落ちが1回、トップ10が7回、トップ25が12回という成績は、高く評価されてしかるべきもので、米メディアはこういった点にしっかりと注目してくれていると言えそうです。

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14 Responses to “松山英樹が複数メディアで優勝候補2番手評価!ザ・メモリアルトーナメント2015のパワーランキングのまとめ”

  1. ケイ より:

    golfさん、いつも的確な情報有難うございます。今回、マキロイは出ないみたいですね。ファウラーは出るみたいですが欧州からでは大変ですね。松山プロには将来、欧州にも参戦してもらいたいですが、まずは今週、その力を見せつけてもらいたいです。全力で応援したいと思います。大変でしょうが情報よろしくお願いします。

  2. golf より:

    ケイさん、ありがとうございます。
    松山英樹がユーロピアンツアーでプレーするところを私も見てみたいです。世界ランク的にはユーロピアンツアーのトーナメントに招待されて不思議ではない選手で、PGAツアーの長期シードが取れれば、スケジュールも調整しやくすくなると思いますので、頑張ってもらいたいです。

  3. ゆり より:

    お疲れ様でした。

    松山君・調子が悪いとのコメントを・・
    いつもの口癖で有ります様に・・

    いつの日か調子は絶好調です・・と言うコメントを
    聞きたいですよねぇ。。

    久し振りの試合・楽しみにしてます。

  4. golf より:

    ゆりさん、コメントありがとうございます。
    毎度のこととは言え、「絶好調」とまでいかなくても、たまには「好調です」と聞いてみたいですよね(笑)。
    試合で徐々に修正していくことが多いタイプですし、試合でスイッチが切り替わって、集中力が増してから良くなっていくことも多いように感じるので、まずは初日の様子を見てみたいです。

  5. ケイ より:

    おはようございます。新たなランキング情報有難うございます。やはり注目度は抜群ですね。ティータイムも発表されていよいよです。ワクワクしてきました。タイガーと一緒かと思いましたがファウラーとミケルソンでした。でもExert Picksにも取り上げられていますので注目度は高いですね。また、いつもの速報楽しみにしています。

  6. golf より:

    ケイさん、ありがとうございます。
    いつもどおりに速報をやる予定ですので、こちらこそよろしくお願いします。
    ミケルソンとファウラーが一緒だと、多くのギャラリーを引き連れることになりそうですね。しっかりとプレーすれば中継も多くなりそうな組なので、楽しみです。

  7. きりちゃん より:

    今から思うと昨年の強いフィールドで松山選手、本当によく勝ったと改めて思います。メモリアルトーナメントは、PGA ツアーの中でも格式が高いというか、特別な感じがします。1年経って、ジャックニクラウスも成長した松山選手を見て喜んでくれるのではないでしょうか。メモリアルで勝った選手は違うと。

  8. きき より:

    golfさん、いつも詳しい情報を沢山有難うございますm(_)m
    2週間長かったですが、明日待ちに待った試合が始まりますね。
    松山プロ、焦らずにスコアをまとめて初日上位で終わって欲しいですね。

    石川プロも平常心でプレーに集中して、予選通過をして欲しいです。
    二人共無事に予選通過が出来ますように。

  9. golf より:

    きりちゃんさん、コメントありがとうございます。
    コースセッティング、フィールドの顔ぶれなど、見れば見るほど「よくあのスコアを出せたな」「よく競り勝ったな」と私も感じます。
    メモリアルはメジャー、世界ゴルフ選手権、プレーヤーズを除くトーナメントでは格式が一番高いカテゴリーのトーナメントで、今年からは格をつけるために優勝者は3年シードになるほどなので、あらためて彼が制覇したことの凄さを感じます。
    今年のミュアフィールドビレッジの練習ラウンドでも、かなり多くの人にサインをしていたみたいなので、この1年間で実力面での成長に加えて、アメリカでの認知度も向上しているように思います。
    私も、ジャック・ニクラウスが松山が成長していることを感じるのではないかと思います。良い結果が残せるように頑張ってもらいたいです。

  10. golf より:

    ききさん、いつもコメントありがとうございます。
    今のところこのメモリアルの他には2人揃って出場する予定のトーナメントがありませんので、両者ともに良い結果が残せるように頑張ってもらいたいです。まずは2人ともに最終日までプレーしてくれることを、願っています。

  11. ゆり より:

    おはようございます。
    {GDO・桂川氏}
    ニクラス曰く・・英語能力について・「皆が思ってるよりも良く英語を理解しているんじゃないか。
    ただ話したがらないだけ・・・英樹はまだ若い・・
    海外から来て・・言葉を学ぶのは大変な事・・・
    いったい何人の・・その国の言葉を学ぶだろうか・・
    故郷を離れて慣れようとする選手達はそれだけで
    素晴らしい」・・と・・
    読んでいてぐぅぐぅと来ちゃいました「涙もろいので」・・英語能力の質問が多いとゆう事でしょうか?

    緊張気味の松山君に・・
    「ヒデキ・もう少し楽しそうにやりなさい。
    一生懸命やるのは(試合が始まる明日からでいい)」
    松山君の緊張している姿が目に浮かび・うふふと
    笑っちゃいました「笑」。
    ニクラスさんのお人柄が嬉しいですし・
    我等の松山君を気遣ってのジョ-クも嬉しく
    思いました。

    松山君・遼君・まずは予選通過をし
    上位争いに加わって欲しいですねぇ。

    長々とコメをしました・・とっても嬉しかった記事
    だったものですから。

  12. golf より:

    ゆりさん、コメントありがとうございます。
    松山英樹がゴルフだけでなく、英語でも努力しているのが、ジャック・ニクラウスにはわかるのだと思います。
    松山英樹は日本語でも話したがらない(笑)ので、英語を少ししゃべれるようになっているとしても、なかなか英語で話さないと思いますよ。
    試合でルールオフィシャルと確認のために話さないといけないとか、必要に迫られると、仕方なく話しているのではないかと思います。
    アメリカ人は自分の母国語が世界の多くの土地で通用する言葉であることに加えて、アメリカから海外に行くことも実は多くありません。旅行先の多くはアメリカ国内だと、何かの記事で読んだことがあります。
    そのため外国語を学ぶことの大変さや、違う文化の中で生活することの難しさを理解していない人も、なかにはいます。
    ただ、一生懸命に外国を理解しようとしたり、学んだことがある人は、他の国の文化と言語を習うことの難しさをよく知っています。
    ジャック・ニクラウスは、世界のいろいろなところでプレーしていることもあり、そういうタイプの人なのではないかなと思います。
    松山英樹は良いトーナメントで優勝したと思います。ニクラウスというゴルフ界のレジェンド中のレジェンドが心強い後ろ盾になってくれますので(笑)。

  13. ゆり より:

    返信コメ有り難うございます。

    そうですよね・元々口の重い松山君・出来るとしても・
    重い口には変わりはないでしょうね「笑」。
    アメリカ人の気質がちょっぴりわかりましたよ。
    有り難うございます。

    本当に「レジェンド中のレジェンド」に可愛がられるて
    松山君・良い後ろ盾が付いてくれて本当に心強い
    試合になりますねぇ。「笑」。

  14. golf より:

    ゆりさん、さらに書き足しておきたいことがあるので。返信はお気遣いなく。
    おそらくニクラウスが今回、松山英樹と話した時に通訳がそばにいたとは思うのですが、通訳が訳す前に松山が意味をほぼ理解して反応していたので「皆が思ってるよりも良く英語を理解しているんじゃないか。」と話したのではないかと思います。
    後は、メディアデーの動画でも英語についての質問が出ていましたが、実際にはもっと細かい前振りがあって英語について質問していました。マイクの音が小さくて全部は聞き取れなかったのですが、内容としては「アメリカでprominent(人目を引く、卓越した)な成績を残しているから、さらにこの土地で前進するためには英語が必要だと思うが?」というものでした。
    アメリカで多くの記者やファンが直接に松山英樹とコミュニケーションしたいと思っているがゆえでの質問で、責めているという感じではありませんでした。イチローも同じような感じのことをよく言われていましたので、英語について質問されるのは、認知度がアメリカで高くなってきている証拠ではないかとも思っています。

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