「トップアマチュアからメジャーの優勝を争うプレイヤーに」 松山英樹をR&A公式サイトが特集

松山英樹のアマチュア時代は日本国内よりも世界のほうがより実力を知られ、注目されていたのかもしれません。

イギリスのゴルフ雑誌のある記事で「世界のアマチュアゴルフ界が松山英樹に注目していた」と紹介されていたのを目にしたことがあります。

その松山英樹を全英オープンを主催しアメリカとメキシコを管轄するUSGAとともに世界のゴルフのルールを管轄するThe R&Aが、ヒーローワールドチャレンジの優勝後の12月7日付けで公式サイトに特集記事を掲載しています。

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アマチュア時代からエリート街道を歩む松山英樹

R&A Article featuring Hideki Matsuyama_Catch(R&A公式サイトキャプチャ画像)

以下はThe R&A公式サイトのMatsuyama: Top amateur to Major contenderの記事からの引用とその内容の要約です。

元R&Aの奨学生である松山英樹が2016年にPGAツアーの勝利数を3勝に伸ばしたこと、憧れの存在であるタイガー・ウッズが主催するヒーローワールドチャレンジを制したことなどが紹介された後に以下のような内容が書かれています。

The former R&A Foundation Scholar’s career has continued to flourish and followed an upwards trajectory since he first arrived on the scene as a promising amateur.
Matsuyama will look to carry that form into 2017 as he aims to become the first Japanese man to win a Major golf championship. Here we look at the 24-year-old’s impressive rise to prominence.

「元R&Aの奨学生である松山英樹は将来有望なアマチュアゴルファーとして世界のゴルフシーンに登場して以来、そのキャリアは順調に発展していて、上昇軌道を描いている。松山は現在の状態を2017年に持ち込み、日本人男子として初めての四大メジャー覇者になろうとしている。
その24歳の卓越した存在へと素晴らしい上昇の歩みを見ていこう。」

松山英樹はアマチュア時代に、高くR&Aから評価されていて奨学金が送られていました。R&Aからすると「私たちがマツヤマを面倒をみてきた」「私たちがマツヤマを育てた」という意識があり、”former R&A Foundation Scholar”と誇らしげに紹介しています。

その後は、松山英樹が男子アマチュアゴルフの国別対抗戦であるアイゼンハワートロフィーに日本代表として2008年と2012年にプレーしていること、アジア・パシフィックアマチュアを2010年と2011年に連覇する偉業を成し遂げたこと、2011年の世界大学ゴルフ選手権で団体で東北福祉大学を金メダルに導き、さらに個人でも金メダルを獲得したことが紹介されています。

そして松山英樹が2年間にわたりR&Aから奨学金を受け取っていたことが紹介されています。

Matsuyama received support from The R&A for two years throughout his university career under The R&A’s Foundation Scholar programme.

「マツヤマはR&A財団のスカラーシップ(奨学金)プログラムもの元で、大学の2年間サポートをうけていた」

(R&A公式サイトキャプチャ画像)

そしてアジア・パシフィックアマチュア優勝によって得た資格で、2011年に日本人として初めてアマチュアでマスターズに出場し、ただ1人アマチュアで予選通過しローアマとしてシルバーカップを受け取ったことが紹介されています。

R&A Article featuring Hideki Matsuyama_Masters2011(R&A公式サイトキャプチャ画像)

そしてプロ転向後には2015年にマスターズで単独5位となったことも紹介されています。

この後はプロ転向後の松山英樹の歩みが紹介されています。

内容の要約は以下のとおりです。

  • 松山英樹は2012年アマチュア世界ゴルフランキングで1位になった翌年にプロに転向し、2ヶ月で日本ツアーで2勝してアマチュア時代と合わせて勝利数を3勝に伸ばした。
  • 同年の6月の全米オープンで10位タイ、世界ランクトップ50に入り、第142回全英オープンに出場しタイガー・ウッズ、ザック・ジョンソンとともに6位タイとなった。
  • ケビン・ナとのプレーオフの末にメモリアル・トーナメントで優勝し、世界ランク13位まで浮上
  • 2016年の2月にリッキー・ファウラーとのプレーオフの末にウェイスト・マネジメント・フェニックスオープンを優勝
  • 日本ツアー7勝目となる日本オープン優勝
  • WGC-HSBCチャンピオンズを制しアジア人として初めて世界ゴルフ選手権の覇者となった
  • ヘンリック・ステンソンの猛追を振り切ってヒーローワールドチャレンジを制した

このような松山英樹のアマチュア時代から2016年に至るまでの道のりを、世界ゴルフの権威であるR&A公式サイトがまとめて記事にしています。

R&Aに掲載されている写真一つ一つも貴重なもので、このR&Aの記事は英語がわからない方にも一度見ていただく価値があるのではないかと思います。

松山英樹のアマチュア時代の世界での実績は、主だったものでは、アマチュア世界ランクのポイント算出において、最高ランクの”エリート”であるアジア・パシフィックアマチュアを2連覇、マスターズでローアマ、アマチュア世界ランク1位などとなります。

2007年1月23日にアマチュア世界ランキングが導入されてい以来、世界ランク1位になったことがある選手はわずかに29名で、松山英樹は21人目でした。

これだけの実績を残していますので「世界のアマチュアゴルフ界が松山英樹に注目していた」のは当然のことと言えます。


【参考記事】

matsuyama-amateur-world-ranking-no1_1松山英樹の”アマチュア世界ランク1位”は快挙!マキロイ、スピース、ファウラーと並ぶ歴代No.1の1人に


R&Aが「マツヤマは私たちが目をつけて、私たちが育てた選手だ」という誇りを持っていることを感じさせる記事で、同時に今後も非常に期待していることがわかるものです。

松山英樹が2連覇したアジア・パシフィックアマチュアは、アジアのマーケットを開拓していくことも目的としていることもあり、マスターズ委員会とR&Aがアジア太平洋ゴルフ連盟と協力して開催されています。

そのアジア・パシフィックアマチュアの「一番の成功例が松山英樹」だとマスターズ委員会のビリー・ペイン会長は話しています。

そして、2016年のマスターズ前には“We had Hideki Matsuyama emerge so quickly as a great player, and we’re going to have others. So it’s going to be a very special day, very special day.”とビリー・ペイン会長は話しています。

アマチュア時代にエリートプレイヤーとして将来を嘱望されながら、伸び悩む選手、全く活躍できない選手が数多くいる中、松山英樹は世界のトップランカーとなりました。

アマチュア時代に世界のトップクラスだったからと言って、プロでも世界のトップクラスになれるわけではありませんので、R&Aからすると松山英樹が”Top amateur to Major contender”とメジャーで優勝を争う選手になったことは喜ばしいことでもあります。

松山英樹がメジャー制覇を果たすかどうかは、日本人やアジア人はもちろんのこと、R&Aやマスターズ委員会が注視している動向の一つです。

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