松山英樹がアンダー30の世界トップ10プレイヤーに選出!米有名電子メディアがランキング

ダスティン・ジョンソンは32歳にしてキャリアベストのシーズンを送ろうとしています。

これまでもPGAツアーで8シーズン連続で優勝し、長らくトップ10を維持するなど、紛れも無く世界のトッププレイヤーであり続けてきましたが、今年は全米オープン、WGC-ブリジストンインビテーショナルを連勝するなど、本格的なブレイクをしています。

ですが、全体を俯瞰して見た時には30歳以下の選手が世界のゴルフシーンを牽引していることは間違いありません。

スポンサードリンク

松山英樹が世界のゴルフシーンを牽引するプレイヤーの一人に選出

タイガー・ウッズの全盛期を見て育った若い30歳以下の選手が世界のトッププレイヤーの位置を占め始めている状況なのですが、それらの30歳以下の若いトッププレイヤーたちを、アメリカのスポーツ電子メディアとして著名なブリーチャー・リポート(Blearcher Report)がランキングしています。

そのランキングとは以下のとおりとなっています。

  1. ジェイソン・デイ(28歳)
  2. ジョーダン・スピース(22歳)
  3. ロリー・マキロイ(26歳)
  4. リッキー・ファウラー(27歳)
  5. ダニー・ウィレット(28歳)
  6. パトリック・リード(25歳)
  7. 松山英樹(24歳)
  8. ブルックス・ケプカ(26歳)
  9. ビクター・デュビッソン(26歳)
  10. ビリー・ホーシェル(29歳)

以下は松山英樹に対するコメントです。なお、PGAツアー優勝が1回となっているのは間違いで、正確にはザ・メモリアル・トーナメント2014、ウェイストマネジメント・フェニックスオープン2016の2勝です。

Age: 24
FedEx Cup Ranking: 16th
OWGR: 17th
PGA Tour Wins: One

For a few years now we’ve been waiting for the big break of Hideki Matsuyama. He has the one win, six top fives and 20 top 10s, but he hasn’t had that explosive stretch that we’ve seen from other golfers on this list. Maybe this is the year.
He tied for sixth at the Arnold Palmer Invitational and tied for seventh at the Masters and the Players.
On the prospect of Matsuyama winning at Augusta National Golf Club, Augusta National and Masters chairman Billy Payne said, per Augusta.com:

“Oh, it would be good. It would be a real celebration.
And while you’re right, we obviously don’t play favorites, we have all talked about it, how long is it going to take.
We had Hideki Matsuyama emerge so quickly as a great player, and we’re going to have others. So it’s going to be a very special day, very special day.”

Matusyama has cooled of late (two missed cuts and a T42), but if he comes around to that early-season form, he could pair together a few wins and ascend lists like this one.

【管理人訳】

ここ数年私たちは松山英樹が大きくブレイクアウトするのを待っている状態だ。彼はPGAツアー優勝が1回(正確には2勝)、トップ5が6回の、トップ10が20回という成績を残しているが、今回のこのリストに入っている他の選手達のように爆発的な成績を残している期間というのはなかった。今年がその1年となるかもしれない。
アーノルドパーマーインビテーショナルで6位タイ、マスターズとプレイヤーズチャンピオンシップで7位タイとなっている。
松山英樹がオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(マスターズ)での優勝の可能性に関して、Augusta.comによるとオーガスタナショナルとマスターズのチェアマンであるビリー・ペインは以下のように話している。
「それは素晴らしいことで。それは本当に祝賀することだ。あなたが言うことはわかるが、私たちは誰かをえこひいきしないし、私たちはそれについて話題にしてきた、どれくらい時間を要するだろうかと。松山英樹は優秀なプレイヤーとして急速に頭角を現しているし、これから新たに同様の選手が出てくるだろう。そしてそれはとてもとても特別な日となるだろうう」
松山英樹は最近は勢いを失っているが(2つの予選落ちと42位タイ)、今シーズン当初の状態を取り戻せば、いくつか優勝してこのようなリストにおいてランクを上げることができる。

ビリー・ペインの言葉は少々わかりにくいところがあるのですが、その前のやり取りを見ればわかります。

Augusta.comの記事ではオーガスタナショナルがマスターズへの関心を広めるために立ち上げたアジア(パシフィック)アマチュアで2010年と2011年に連覇していて、松山英樹がアジア人として初めてマスターズを優勝した選手になる可能性があることを伝えた上で、ビリー・ペインの言葉を紹介しています。

松山英樹はアマチュア時代にアジアパシフィックアマチュアを2連覇して、日本人で初めてアマチュアとしてマスターズ出場しました。それも2年連続です。

アジアパシフィックアマチュアの優勝者にマスターズ出場権が与えられるのも、この開催にオーガスタナショナルが関与しているためです。

松山英樹はマスターズ委員会(オーガスタナショナルゴルフクラブ)の世界戦略の一つとして行われているトーナメントを連覇し、なおかつ世界のトッププレイヤーに上り詰めていますので、マスターズ委員会が注目と関心を持っているプレイヤーであることは間違いありません。

そのため記者はアジアアマチュアなどのことについて言及した上で、松山英樹のマスターズ優勝の可能性について質問し、そのことに対する答えが、上の記事で引用されています。

話は少し逸れるのですが、アジアのマーケットを拡大するためのマスターズ委員会の世界戦略上、松山英樹は重要な存在なのですが、それは全英オープンを主催するR&Aも同様です。

松山英樹はアマチュア世界ランキング1位に輝いた初めての日本人プレイヤー(日本メディアがあまり伝えていないので記事にしました:松山英樹の”アマチュア世界ランク1位”は快挙!マキロイ、スピース、ファウラーと並ぶ歴代No.1の1人に)なのですが、R&Aは奨学金を送るなどしていて、将来を嘱望されるプレイヤーとして注目していました。つまりR&Aも世界戦略上、アマチュア時代から注目し、その期待通りにトッププレヤーとなったため、現在も松山英樹に関心を持ち注目しています。

それは昨年の全英オープンの組み合わせがメジャー3連勝がかかっていたジョーダン・スピース、ダスティン・ジョンソンと予選ラウンドが同組になったことからもうかがえます。

The Open 2015_Hideki Matsuyama_catch(全英オープン2日目時点のPGAツアー公式サイトのキャプチャ画像)

松山英樹が引用している記事でも紹介されている通り、ブレイクアウトがアメリカメディアでも期待されているのですが、マスターズ委員会、R&Aといった世界のゴルフシーンの権威からも期待され、注目されているプレイヤーの一人です。

このアンダー30のリストの中でも松山英樹はジョーダン・スピースに次ぐ若い年齢で、まだ24歳です。

しかも、世界のトップで戦う技量を磨くということに、お世辞にも恵まれているとはいえない日本の選手育成システムやコース、練習場などの環境で育った日本人プレイヤーが、世界で急速にトップクラスまで浮上していることは驚異的なことです。

アマチュア時代から欧米のトップクラスで競ってきた選手たちに比較すればハンデがあることが否めないのですが、それを急速に埋めつつある松山英樹です。

日本だけでなく海外からも大きな注目と関心を集める松山英樹の更なる成長と日本人初の世界四大メジャー制覇に期待したいと思います。

スポンサードリンク

よく読まれています

4 Responses to “松山英樹がアンダー30の世界トップ10プレイヤーに選出!米有名電子メディアがランキング”

  1. Ken より:

    golfさん、お早うございます。

    いつものことながら、松山選手に関する公平・公正で素晴らしい記事を掲載して頂き、誠にありがとうございます。
    彼のステータスについては、R&Aやマスターズ委員会といったゴルフ界における権威が認めているにもかかわらず、日本においてそのことを素直に取り上げていない現実は、ある意味でマスコミを含む日本のゴルフ界の貧困さを感じます。
    golfさんの地道で正確な情報分析による松山選手の正しい評価が、日本においても広く、かつ深く浸透することを願って止みません。

    今後とも、golfさんによる貴重なデータの提供を大いに期待するところですが、時節柄ご自愛下さい。

  2. golf より:

    Kenさん、コメントありがとうございます。
    松山がオリンピックを辞退したことに対する海外メディアの反応を見ても、彼が世界のトッププレイヤーの一人として認識されていることが明確にわかるのではないかと思います。
    残念ながら今、日本人プレイヤーで海外でこのように評価されているのは松山英樹しかいません。
    実力がある選手を正当に評価することは、そのスポーツの発展において重要なことだと思います。特に中長期的な観点での発展においては、実力のある、世界のトップクラスでプレーできるプレイヤーの育成は欠かせないことだと思います。
    松山英樹の凄さと実力が、日本人にも正しく広く伝わることを、私も願っています。
    お気遣いありがとうございます。今は、全英オープンに向けて英気を養っています(^.^)

  3. kasuga tutomu より:

    ヒデキの正確なショートゲームにしびれる一人です。
    ドラーバーがジョンソン・BBワトソン・デイのように320ヤードを正確且つコンスタントに飛ばせれば良いのですが、それは無理。
    後はパターのみ。まだ24歳。2~3年経験すれば64~65のラウンドが2日くらいできるはず。予選落ちの土日曜日は寂しいですね。
    応援しています。残念ながらPGAの視聴は3年前から見ていません。

  4. golf より:

    kasuga tutomuさん、コメントありがとうございます。
    実力的にはメジャーを勝ってもおかしくない段階に来ていると思います。が、メンタル面も含めた経験値の不足を補い、パターが平均以上になれば、もっとコンスタントに優勝し、メジャーも複数回勝てるようになるのではないかと思っています。
    松山英樹1人が実力的に抜きん出ていて、世界で本当に通用しているのは彼だけなので、彼がプレーしていない週末は本当に退屈です。
    彼なら日本人初メジャー制覇をやってくれると思っています。

コメントを残す

このページの先頭へ