チューリッヒクラシックが2017年から『チーム戦』に移行か!日本人プレイヤー3人への影響は?

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PGAツアーの運営側が知恵を絞っていることの一つに、スケジュールや天候の不安定さなどにより、トッププレイヤーが揃いにくいトーナメントをいかに活性化させるかというものがあります。

チューリッヒクラシック・オブ・ニューオリンズもその一つと言えるトーナメントなのですが、2017年から2人のペアによるチーム戦に移行するようだとアメリカのゴルフチャンネルが伝えています。

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チューリッヒクラシックの注目度と選手層を厚くするための試みか

米ゴルフチャンネルのウィル・グレイ氏が“Zurich Classic to become team event in 2017”というタイトルの記事の冒頭で、ゴルフチャンネルのリポーターであるGeorge Savaricasからの情報として、以下のような内容が明らかになったと伝えています。

The Zurich Classic of New Orleans will reportedly switch to a two-man team format in 2017, becoming the PGA Tour’s first team event in nearly 40 years.
According to Golf Channel reporter George Savaricas, the event will feature 80 teams of two. Both members of the winning team will receive the two-year Tour exemption that typically accompanies a victory in an official event, and each winning player will receive 400 FedEx Cup points. A regular tournament offers 500 points to the winner and 300 to the runner-up.
According to Savaricas, both winning team members will earn spots in the Tournament of Champions and PGA Championship, but will not receive Masters invitations for the team win.
The top 80 qualifiers will be allowed to choose their own teammate, with the caveat that their partner must have at least some PGA Tour status this season. If not, the selection will require the use of a sponsor invite.
Savaricas reports that play will include one round of foursomes (alternate shot) and one round of fourballs (best ball) before the 36-hole cut to the low 35 teams.

内容の概要は以下のとおりとなります。

  • チューリッヒクラシック・オブ・ニューオリンズは2017年から2人1組のチーム戦に移行するようだ。
  • 2人1組による合計80組160名で競い、1ラウンドはフォアサム、もう1ラウンドはフォアボールで行い、36ホール時点で35組までの予選カットを行う。
  • 優勝したチームの2人は、両者ともに2年間のシード権、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントを400ポイントが与えられる
  • 優勝者したチームの2人は、両者ともに全米プロゴルフ選手権とトーナメント・オブ・チャンピオンズの出場資格を得るが、マスターズの出場資格は獲得できない。
  • 出場資格を有する80名が相手を指名することになるが、その指名パートナーは少なくともPGAツアーの出場資格を有する必要がある。もし出場資格がない相手を選ぶ場合には、スポンサー推薦が必要になる。

面白い試みをするとの情報が報じられています。実際にどうなるかはまだわからない段階で、PGAツアーの運営側はコメントを避けているとのことです。

チューリッヒクラシックは悪天候に悩まされやすい時期の開催ということもあり、2016年は54ホールを終えたのが月曜日という事態にもなりました。

こうなると多くのトッププレイヤーはその後のスケジュールへの影響を考えて、はじめから回避することを選ぶ可能性が高くなります。元々、トッププレイヤーが揃いにくい時期のため、泣きっ面に蜂という状態でした。

注目される日本人プレイヤー3人への影響

この報道のとおりに、フォーマットの変更が実施された場合に注目されるのが日本人プレイヤーへの影響です。

これまでチューリッヒクラシックには石川遼と岩田寛が出場したことがありますが、松山英樹は出場したことがありません。

この3人のPGAツアーの出場資格は松山英樹が6番目の「世界ゴルフ選手権シリーズ(WGC)の優勝者」、石川遼は22番目の「メジャーメディカルエクステンション(公傷制度)、岩田寛は30番目の「前シーズンのフェデックスカップ(FedExCup)ランク126位から150位」となります。

エントリーした上位80名に相手を選ぶ権利が付与されることになるわけですが、松山英樹がエントリーすれば、それを手にすることは確定です。

微妙なラインにいるのが公傷制度を利用している石川遼ですが、例年このトーナメントはスケジュール上、上位選手が回避することが多く下位の優先順位でも出場できるほどフィールドが薄くなるため、エントリーすれば、2017年も相手を選ぶ権利が与えられるのではないかと予想されます。

岩田寛はエントリーしたとしても、出場資格を得ている上位80名に指名されない限りは出場できないと見込まれます。

ここで注目されるのは、まずは松山英樹が出場するかどうかとなってきます。

日程的には以下のようになっています。

  • 04/06-09:マスターズ・トーナメント
  • 04/13-16:RBCヘリテージ
  • 04/20-23:バレロテキサスオープン
  • 04/27-30:チューリッヒクラシック
  • 05/04-07:ウェルズ・ファーゴチャンピオンシップ
  • 05/11-14:ザ・プレイヤーズチャンピオンシップ

松山英樹がマスターズとプレイヤーズに出場するのは確実なため、その間に4週間空くことになります。例年この時期は日本に帰るなど休養をとることが多く、その後ウェルズファーゴ、プレイヤーズに出場という流れが多くなっています。

ですが、これまでウェルズファーゴの開催コースであったクウェイルホローが、今年は全米プロのホストコースとなるため、イーグルポイントゴルフクラブに変更されます。

松山英樹がウェルズファーゴの出場を選んでいたのも、2017年の全米プロゴルフ選手権を見据えていた可能性が高いのですが、2017年のウェルズファーゴはこれまでほどには意味がなくなります。

そのため松山英樹がチューリッヒクラシックに出場することは、スケジュール上可能と考えられ、その後オープンウィークを挟んでプレイヤーズという参戦スケジュールにできるなど、流れも悪くありません。

そしてさらにもう一つ注目されるのはエントリーした場合には誰をパートナーに指名するか?というところになります。

あくまでも個人的な希望なのですが、期待してしまうのは、出場資格の優先順位が低く、出場試合数が限定されている岩田寛をサポートするための出場とパートナー指名です。

このチーム戦で優勝した場合には2年シードが獲得でき、さらに全米プロゴルフ選手権の出場権が獲得できます。

それが難しくてもフェデックスカップ(FedExCup)ポイントを獲得しておけば、岩田寛の2017年の入れ替え戦の進出の確定、あわよくば2017-18シーズンのシード権とプレーオフの進出ライン到達も見えてきます。

ウォーターハザードが絡むショットの精度が重要になるコースで松山英樹の良さが活きる可能性があるTPCルイジアナです。

石川遼はエントリーすればそのまま出場できる可能性が高いと予想されるトーナメントですが、岩田寛はそうではありません。

もちろん松山英樹の出たい試合へのスケジュール、休養、体調などが優先されるべきで、それが大前提となります。その上で、チューリッヒクラシックがチーム戦になった場合に、出場をするかどうか、そして出場した場合には誰を指名するのかも注目されることになりそうです。

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