石川遼はショットが乱れ7戦で6度目の予選落ちに|ザ・メモリアル・トーナメント2017の全ラウンド結果速報

Memorial Tournament_Catch

石川遼がザ・メモリアル・トーナメントに2年ぶり5回目の出場予定となっています。

過去4回の出場では2012年に9位タイ、2013年と2014年がともに57位タイとなった後、2015年が予選落ちとなっています。

直近の6試合で5回の予選落ちを喫し、予選通過した1試合も76選手中で72位タイに終わってしまったため、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントは3ポイント、賞金は1万2028ドルしか上積みできていません。

公傷制度による出場資格は残り5試合のため、予選落ちはもちろんのこと、予選通過しても下位でフィニッシュであれば、状況は厳しくなります。

PGAツアーで戦い続けるためには、結果が求められるザ・メモリアル・トーナメント2017です。

その石川遼の全ラウンド結果速報です。

石川遼の全ラウンドのプレーの速報と結果

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石川遼のメモリアル・トーナメント2017のラウンド別のプレー詳細やキースタッツなどは以下のボタンのリンク先にまとめています。

使用される用語の簡単な解説
石川遼の公傷制度の現状
過去の大会出場時の成績分析
開幕前の直前最新情報
第1ラウンドのプレー詳細速報:48位T
第2ラウンドのプレー詳細速報:78位T

このページで使用される用語の簡単な解説

このページで使用される用語の簡単な解説です。速報の分析で頻繁に出てきますので、不明なときはご参照ください。

■ 簡単な用語解説

ストロークスゲインド(Strokes Gained):同大会の同一コースの過去のデータをベースに、その選手が平均値よりも優れているか、劣っているかを数値化したもの

ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE):パー4、パー5のティーショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ティーショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH TO THE GREEN):30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。アプローチショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND THE GREEN):30ヤード以内のグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショートゲームのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN):ティーからグリーンまでのショット全体によって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショット全体のスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・パッティング(SG:PUTTING):グリーン上のパッティングによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。パッティングのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・トータル(SG:TOTAL):フィールドの平均よりも良いスコアでそのラウンドをプレーできたかを示す。

石川遼の公傷制度の現状

公傷制度の残り試合は5試合となったのですが、状況についてPGAツアー公式サイトのロブ・ボルトン氏は以下のように更新しています。

Major Medical_Ryo Ishikawa_170522

ボルトン氏の更新している内容は、現在有している22番目の出場資格を、シーズン終了まで確定させるための条件となります。これとは別に岩田寛の有している30番目の出場資格を満たすことでも、エントリーの優先順位は下がりますがPGAツアーでプレーすることができます。

その現状を整理したものは以下の表のとおりとなっています。

出場資格 ポイント 賞金
22番目 218.709 pts 35万4,701ドル
30番目 83.279 pts 条件なし

PGAツアーの22番目の出場資格を維持するには、残り試合全てに予選通過した場合に、1試合平均43.74ポイントもしくは7万940ドルが必要です。

メモリアル・トーナメントでのフィニッシュ順位の目安はポイントでは単独27位、賞金では単独25位となるのですが、今季はトップ25が2回しかありませんので、これまでの成績を考えれば簡単ではないハードルです。

岩田寛と同じ準シード扱いの30番目の資格を獲得するには、1試合平均で16.66ポイントが必要で、この資格でのフィニッシュ順位の目安は単独54位となります。

まずは予選通過をして、トップ50以上のフィニッシュをすることが最低ラインとなりますが、トップ25、トップ10といった成績を残したい現状となっています。

来季のシード権を含めた現状については「石川遼の「公傷制度残り5試合」と「来季シード権」の現状について」でより詳細に分析しています。

石川遼の過去の出場時の成績とデータ

石川遼のメモリアル・トーナメントへの出場は2年ぶり5回目となります。過去の成績は初出場時に9位タイとなった後、2年連続で57位タイとなり、2015年は予選落ちに終わっています。

その4年間のホールバイホールは以下の表のとおりとなっています。

the Memorial Tournament_Ryo Ishikawa_2012-2015_Scorecard

9位タイとなった2012年は14バーディ、12ボギーで通算2アンダー、57位タイとなった2013年は12バーディ、13ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの6オーバーとなっています。

同じく57位タイとなった2014年は2イーグル、16バーディだったのですが、ダブルボギーを毎ラウン叩き計4つ、ボギーを13叩いたため、トータルで1オーバーとなっています。

予選落ちした2015年は6バーディ、8ボギー、1ダブルボギーの4オーバーとなっています。

2回目の出場以降はダブルボギーが多いことが足を引っ張り、バーディを積み重ねても、それを吐き出してしまうということが多くなりました。

この課題は石川遼がPGAツアーで戦う時には、全般的に見られる課題のため、今週もポイントの一つとなります。

過去4回出場したときのスタッツは以下の表のとおりとなっています。

the Memorial Tournament_Ryo Ishikawa_2012-2015_Scorecard_Stats

好成績となった初出場時は、ドライビングディスタンスが278.3ヤードと一番距離が出ていませんが、フェアウェイキープ率は78.57%と高い数字になっています。

このフェアウェイキープ率が目立つ大きな違いで、その他の3回の出場では51-54%にとどまっています。

パッティングに関してはマイナスとなった2013年も僅かに-0.050となるにとどまっています。ただ一番大きくプラスになった2014年でも1.111となるなど、グリーンを完全に攻略しているとも言い難いものとはなっています。

ただ、概ねパッティングが大きく足を引っ張ることはなかったようですが、成績に大きな差が出ているのはショットの出来不出来が影響を与えています。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)は2015年から公開されるようになったのですが、2日間トータルで-6.221と大きくマイナスとなり、このことが響いて2015年は予選落ちをしています。

ミュファフィールド・ビレッジはパー72ですが、最大7,392ヤードで、セカンドで長いクラブを使わされる戦略的なコースのため、ロングゲームの精度が問われることになります。

現在の石川遼のショットのスタッツはストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)が-0.691で196位、ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)が-0.501で185位と低迷しています。

直近6戦で5回の予選落ちを喫しているのも、このショットの部分の乱れが大きな理由となっています。1週間のオープンウィークで、ショットの状態を上向きにできないと厳しい戦いを強いられることになります。

予選ラウンドの石川遼はマーティン・レアード、ハロルド・バーナー3世との組み合わせで、第1ラウンドは午後12時21分、日本時間の6月2日午前1時21分に1番ホールから、第2ラウンドは午前7時31分、日本時間の6月2日午後9時31分に10番ホールからスタート予定となっています。

ROUND1:2バーディ・3ボギーの1オーバーに

石川遼の第1ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

the Memorial Tournament 2017_Ishikawa_R1

2バーディ・3ボギーの1オーバーで48位タイで、初日のプレーを終えています。

出だしの1番ホールででいきなりティショットを右に曲げてOBとしてしまいます。ですが、打ち直した3打目はフェアウェイキープし、4打目をぴんそば85cmにつけてボギーにとどめます。

その後は、ティショットでフェアウェイキープすれど、セカンドでグリーンを捉えることができず、パーオンしても長めのバーディパットとなるなどしてスコアは動きませんでした。

ショートゲームが今一歩でしたが、2.1m、3.4m、3.9mといった距離のパーパットを決めるなどして凌ぎ続けた後、15番パー4でフェアウェイからの残り123ヤードをピンそば10cmにつけてバーディ、続く16番パー3では2mにつけて連続バーディを奪い1アンダーとします。

そのまま良い流れで終えたいところでしたが、17番パー4ではフェアウェイからのセカンドをバンカーに入れてしまい、1打で脱出したものの2.7mのパーパットを残してしまい、決めきれずボギー。

さらに上がりホールの18番パー4でもフェアウェイ残り152ヤードのセカンドをラフに入れ、そこからの3打目はピンをオーバーして3.4mのパーパットとなり、これも決めれず連続ボギーでプレーを終えました。

距離は長いもののドライバーを使うことが少ないミュファフィールド・ビレッジですが、今日の石川遼のフェアウェイキープ率は78.57% (11/14)と良い数字になりました。

加えてドライビングディスタンスは297.7で25位とまずまずでした。しかし、1番のOBという大きなミスがありましたので、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE)は-0.805とマイナスになっています。

フェアウェイキープ率は高かったのですが、パーオン率は38.89% (7/18)とアイアンが精彩を欠きました。ただパーオンをできなかったときに大きくグリーンを外すことは少なく、ピンそばにつけるショットも幾つかありましたので、ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH-THE-GREEN)は0.132と僅かではありますがプラスとなっています。

いつもは支えとなっているショートゲームですが、2.1m、3.4m、3.9m、2.7m、3.4mといった長めのパーパットを残すことが多くあり、ピンチをリカバリーしきれませんでした。

そのためストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND-THE-GREEN)は-1.119とマイナスになりました。

ショット全体ではストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)が-1.620とマイナスになったのですが、それでも1オーバーにとどまったのはパーパットが良く決まったためでした。

セカンドでグリーンを外し、ショートゲームで寄せきれず1.9m、2.1m、3.4m、3.9mといったパーパットを残しましたが、それらを決めることでボギーを回避することができました。ただ、バーディパットでは3メートルを越えたものは一つも決めることはできず、絶好調という内容でもありませんでした。

全体としてみればパーパットを決めたことのプラスが大きく、ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)は1.901で、ショットのマイナスをカバーしました。

午後スタートということを考えれば良いとは言えないのですが、及第点のスコアには留めることができました。

ただ、今日の38.89%というパーオン率では、これ以上のスコアを出すのも難しいのが現実で、アイアンの精度が上がらないと、第2ラウンドにカットラインをさまよう可能性があります。

特に石川遼は、第2ラウンドと第4ラウンドの平均スコアが悪くなっていますので、明日までにアイアンの修正ができないと苦戦する可能性があります。

  • Round 1 Scoring Average: 71.07 – 109th
  • Round 2 Scoring Average: 72.27 – 177th
  • Round 3 Scoring Average: 70.86 – 106th
  • Round 4 Scoring Average: 73.00 – 193rd

初日を終えた時点では予選カットラインが見える位置にいても、2日目に崩れてしまうことが多く、予選通過をしても最終日に崩れることが多いため、予選落ちが多くなり、上位フィニッシュが少なくなっています。

明日もパッティングが維持できれば良いですが、今季のストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)のスタッツは-0.191で143位と良くはありませんので、不安は残ります。

アイアンが良くないとスコアの出ないコースではありますので、明日までに修正に期待したいと思います。

ROUND2:75と崩れて7戦で6度目の予選落ちに

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石川遼の第2ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

the Memorial Tournament 2017_Ishikawa_R2

今日は4つのバーディを奪ったもののダブルボギー1つ、ボギー5つを叩いて3ストローク落とし、通算5オーバーで78位タイとなり予選落ちしました。

パッティングが好調で10番で4.7m、1番で3.1m、8番で2.3mのパーパット、14番で2.9m、9番で19.4mとバーディパットをそれぞれ沈め、その他にも2.0m以内のパッティングでは取りこぼしがありませんでした。

そのためストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)は2.955と、昨日の1.955以上に素晴らしい数字となりました。

しかし、ストロークス・ゲインド・トータル(フィールドの平均スコアとの差)は初日が+0.319だったのに対して-2.681と大きく下回ったのは、ショットが不安定だったためです。

フェアウェイキープ率は35.71%(5/14)、パーオン率は33.33%(6/18)と低く、パッティングが良くなければ80を叩いても不思議ではない数字となっています。

ドライビングディスタンスも272.6ヤードと距離が出ていないため、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE)は-1.213と大きくマイナスになりました。

それ以上にマイナスが大きかったのが30ヤードを越えるアプローチショットで、パーオン率が低い上に、クリークに入れるなど大きなミスもあったため、ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH-THE-GREEN)は-2.450と足を引っ張りました。

今週はパッティングが好調だったのと引き換えになったかのように、ショートゲームが精彩を欠き、ラフからも、バンカーからも寄せきれずボギーが多くなることにつながりました。

そのためストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND-THE-GREEN)は-1.972と大きくマイナスになっています。

パッティングで2.955と大きくスコアを稼いだのですが、ショット全体では-5.636とそれ以上にマイナスとなりましたので、予選通過圏内から脱落するのはやむを得ないことでした。

2日間のキースタッツは以下の表のとおりとなっています。

the Memorial Tournament 2017_Ishikawa_Stats

ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)は4.910と大きくプラスで119選手中7位にランクされました。一方、ショットは軒並み下位に沈み、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE)は-2.005で108位、ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH-THE-GREEN)は-2.188で95位、ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND-THE-GREEN)は-3.078で112位となっています。

ショット力が問われるコースにおいて、ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)が-7.272で116位では、今回の78位タイという成績が上限とならざるを得ません。

今週はパッティングが良く決まっていたので、カットラインに1打及ばないところでの予選落ちとなりましたが、スタッツが示しているとおり、ショットの状態は改善されていません。

予選カットが見えてくる第2ラウンドにスコアを落とすという課題は、今回も克服することができず、7戦で6度目の予選落ちとなりました。

  • プエルトリコオープン:予選落ち
  • シェル・ヒューストンオープン:予選落ち
  • RBCヘリテージ:予選落ち
  • バレロテキサスオープン:72位タイ
  • ウェルズ・ファーゴチャンピオンシップ:予選落ち
  • AT&Tバイロン・ネルソン:予選落ち
  • ザ・メモリアル・トーナメント:予選落ち

この後はフィールドが薄く30番目の出場資格でも出場できるフェデックスセントジュードクラシックにはエントリーせず、全米オープン予選会に出場して、全米オープン出場を目指すようです。

2015年は全米オープン予選会から出場権を獲得しているのですが、この時は悪天候の予報により、フィニッシュが火曜日にずれ込むのを嫌った上位選手たちが、軒並みエントリーを取り消したことに助けられた面があったことが否定できません。

予選落ちにより空いた週末を使って予選会の会場を確認できるのはプラスとなります。ただ、仮に予選通過できたとしても全米オープンのタフなセッティングで、公傷制度やシード権などにつながる成績を残すのは至難の業と言わざるをえない現状のプレー内容です。

「目の前の試合で結果が出ないのは仕方ない」という趣旨のコメントを残しているため、すでに入れ替え戦か日本復帰を視野に入れているのかもしれません。

入れ替え戦を目指すにしても、これからかなり状態を上げていかないと苦戦することが予想されます。2013年に入れ替え戦で条件付きシードを獲得した時は、23試合中13試合で予選通過していますが、今年は16試合で7試合にとどまっています。

しかも、予選落ちの心配がなかったCIMBクラシックの成績を除外すると、15試合で6試合しか予選通過できず、予選通過率は40.00%にとどまっています。

入れ替え戦の開催コースの中には、難易度の高いコースもありますので、ショットが改善されない限り苦戦が予想されます。残りの期間でどれだけ上向きにできるかが課題となります。

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