石川遼の2017年の出場スケジュールは?公傷制度の条件とPGAツアーの成績を元に予想

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1. 公傷制度の与える石川遼のスケジュールへの影響

石川遼は2016年2月のウェイストマネジメントフェニックスオープン終了後に腰痛で長期離脱しました。

その後PGAツアーの公傷制度を申請して承認され、リハビリとして認められた日本ツアーに5試合出場し、その後PGAツアーに復帰しました。

石川遼は2016-17シーズンのフルシード権は喪失しているのですが、公傷制度によりPGAツアーの出場資格が延長され「22. コミッショナーにより承認されたメジャーメディカルエクステンション(公傷制度)の認定を受けた選手」という資格で20試合に出場できることになりました。

以下は石川遼の公傷制度が承認された時点で予想された3つのシナリオです。

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公傷制度20試合の間にPGAツアーで優勝した場合にはステータスが「22. コミッショナーにより承認されたメジャーメディカルエクステンション(公傷制度)の認定を受けた選手」から、「10.PGAツアーが承認もしくは共催するトーナメントの直近2シーズンと今シーズンの優勝者」に切り替わりシード権の問題はクリアされます。

続いて、公傷制度20試合で優勝はできない場合でも400ポイント/65万5788ドルのどちらかを満たすことで、PGAツアーカードを継続することができます。ただ、あくまでもシーズンの残りをこの22番目の優先順位である「メジャーメディカルエクステンション」で出場できることになるのであって、フルシードになるわけではありません。

そして3つ目が264ポイント以上を獲得して2016-17シーズンの残りを「30. 前シーズンのフェデックスカップランキングで126位から150位」という出場資格を獲得することです。

この30番目の出場資格は優先順位が低いためメジャートーナメントや世界ゴルフ選手権の裏開催などフィールドの薄い試合にしか出れなくなりますが、それでも出場資格を維持することができます。

そのためまずは264ポイントを20試合で獲得しておけば、その後のフィールドが薄いトーナメントに出場することができ、2017-18シーズンのシード権獲得を目指すことができます。

すでに石川遼はPGAツアーには3戦出場しフェデックスカップ(FedExCup)ポイントを69.643ポイント、賞金16万6884ドルを獲得しているため、残り17戦で330.077ポイントもしくは賞金48万8904ドルを獲得する必要があります。

そして保険として30番目の出場資格を確保するためには、17戦で195ポイントを獲得することが必要となっています。

このような状況でポイントとなるのは、相性の良いトーナメントを選んで出場するのか?それとも、積極的にトーナメントに出場していくのか?という点です。

過去に良い成績を残したことのあるトーナメントを選んで出場した場合には、17戦を消化した時点でレギュラーシーズンが残り少なくなっている可能性があります。

積極的にトーナメントに出場していくことを選んだ場合には、17戦を早い段階で消化することになります。この戦略を選んだ場合に最低でも30番目の出場資格を確保できた場合には、2017-18シーズンのシード権確保のためにより多くトーナメントにエントリーできることになります。

ただ、とにかく出れるトーナメントに出場すると、結果が残せていないトーナメントにも出ることになり、ポイントや賞金を稼げずに残り試合数だけが減るという問題があります。

その一方で相性の良いトーナメントを選びすぎてしまった場合には、17戦を消化した時点で30番目の出場資格を確保できたとしても、2017-18シーズンのシード権確保のために出場できる試合が多く残されていない可能性が高くなります。

そのため考えられる戦略としては、これまで比較的に結果が残っているトーナメントには出場し、結果の残せていないトーナメントは休養のオープンウィークになるようにスケジューリングをするというものです。

また現時点で石川遼は世界ゴルフ選手権シリーズ、四大メジャーの出場資格を得ているものが一つもありませんので、それが理由で半ば強制的にオープンウィークなる週もありますので、そのことも考慮する必要があります。

この内容と過去の戦歴を踏まえて2016-2017シーズンの折り返しとなるマスターズまでの出場予定を検討してみたいと思います。

2. 2009年1月から2016年3月にかけてのPGAツアーの成績からスケジュールを予想

石川遼の2009年から2016年にかけてのマスターズまでに開催されるトーナメントの過去の戦績は以下の表とおりとなっています。なお、この期間に世界ゴルフ選手権が2つ開催されますが、どちらのトーナメントにも出場権がなく、開催コースが変更されているため記載していません。

ジェネシスオープンは旧ノーザントラストオープン、バルスパーチャンピオンシップはトランジションズチャンピオンシップ、タンパベイチャンピオンシップを経て健在の名称となっています。

アーノルドパーマーインビテーショナルは出場資格が厳しく、世界ランクもしくはフェデックスカップ(FedExCup)のランク上位にいないと出場できないのですが、これまでも推薦で出場しています。そのため今回も推薦を受けれると考え記載しています。

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これまでソニーオープン・イン・ハワイは2度出場し予選落ち1回、もう1回は予選通過したもののセカンドカット(MDF)となり最終日はプレーできませんでした。

キャリアビルダチャレンジはヒュマナチャレンジの名称で開催されていた2014年に25位タイとなったのですが、2013年と2015年に2回予選落ちをしています。

ファーマーズインシュランスオープンは2012年に13位タイ、2014年に7位タイと好成績をおさめている一方で、2013年、2015年、2016年と3度予選落ちをしています。

史上最多の観客動員で知られるウェイストマネジメント・フェニックスオープンは一番苦手としているトーナメントで2013年から4年連続で予選落ちをしています。

AT&Tペブルビーチプロ・アマは2016年も出場予定でしたが、腰痛により直前で出場を回避しています。過去には2010年に一度出場していますが予選落ちとなっています。

ウェイストマネジメントに続いて結果を残せていないのがジェネシスオープン(旧ノーザントラストオープン)で、2009年から2015年まで7年連続で出場しているのですが、予選落ちが4回、他には31位タイ、72位タイ、61位タイと一度も上位フィニッシュはできていません。

キャリアビルダチャレンジからこのジェネシスオープンまでがウエストコースト・スイング(西海岸シリーズ)と呼ばれているのですが、通算では22戦で予選通過は7回で予選通過率は31.8%となっています。

2013年のPGAツアー本格参戦後だけに絞ってみても16戦で予選通過は4回、予選通過率は25%となるなど、ウエストコースト・スイングでは結果を残せていません。

その後はフロリダ、東海岸に舞台が移るのですが、ホンダクラシックは3度出場し、2015年に25位タイとなったものの、それ以外の2回はいずれも予選落ちとなっています。

バルスパーチャンピオンシップは2009年のトランジションズチャンピオンシップから7年連続で出場していたのですが、2014年に25位タイとなった以外は厳しい成績で、予選落ちが5回、予選通過した1回も73名中71位に終わっています。

比較的結果を残せているのがホームコースのベイヒルで開催されるアーノルドパーマーインビテーショナルと、PGAツアー参戦の足がかりとなったプエルトリコオープンです。

アーノルドパーマーインビテーショナルは2009年から2015年まで7年連続で出場して、5回予選通過し、2014年には8位タイでフィニッシュしています。ただ、2014年以外はいずれも40位以下に終わっています。

プエルトリコオープンは世界ゴルフ選手権の裏開催でフィールドが薄いトーナメントではあるのですが、初出場した2012年に2位となり、出場4回はいずれも予選通過しています。2015年は73位タイに終わったものの2014年には19位タイとなっていますので、結果を残せているトーナメントとなります。

シェル・ヒューストン・オープンはマスターズ開催前週ということもあり、比較的フィールドが薄めになるのですが、予選通過は2014年の1回だけで、他の2回は予選落ちとなっています。

これらの過去の成績を見ていくと出場を回避した方が良さそうなのがウェイストマネジメント・フェニックスオープン、ジェネシスオープンとなります。

AT&Tペブルビーチプロ・アマは過去の実績はありませんが、フィールドがかなり薄くなるためポイントを稼ぎやすいトーナメントのため出場を選んだほうが良いかもしれません。

バルスパーチャンピオンシップに関しても実績がありませんので微妙なところではありますが、日本ツアー在籍時の2009年から出場させてもらっている経緯もありますので、出場することになるのかもしれません。

プエルトリコオープンは裏開催のため300ポイントとフェデックスカップ(FedExCup)ポイントの設定も低く、賞金額も小さいのですが、「優勝をしたい」と本人が話していますし、過去に結果が残っていて、フィールドも薄いため出場を選択する可能性がありそうです。

ソニーオープン・イン・ハワイに関しては、ソニーの公式サイトによるとエントリーしていないようなので、回避する可能性が高いのかもしれません。

最後に、あくまでも現時点で過去の戦績を重視しながらスケジュールを選ぶ場合に予想される出場スケジュールをまとめてみたいと思います。

マスターズまでに出場できるであろう11戦のうち、キャリアビルダチャレンジ、ファーマーズインシュランスオープン、AT&Tペブルビーチプロ・アマ、ザ・ホンダクラシック、バルスパーチャンピオンシップ、アーノルドパーマーインビテーショナル、プエルトリコオープンといった7戦に出場するのではないかと予想されます。

石川遼はすでに公傷制度の3戦を消化し、残り17戦でフェデックスカップ(FedExCup)ポイントを330.077もしくは賞金48万8904ドルを稼ぐ必要があります。

しかも、今シーズンからポイント配分が改定された結果、ポイントが稼ぎにくくなり、石川遼には不利な状況となっています。

参考記事:石川遼のPGAツアー出場権維持のハードルは高くなる?フェデックスカップのポイント配分改定による影響

17戦すべてに予選通過した場合には、1回の出場で19.42ポイントの獲得が平均で必要になり、旧配分では51位で20ポイントを獲得できていたのですが、新しいポイント配分では単独36位となります。

PGAツアーに本格参戦した2013年から2016年にかけての予選通過率は58.02%(47/81)となっているのですが、その平均値どおりとなった場合には10戦で条件をみたすことになり、平均で単独26位が必要となります。

このような状況の中で、どのような出場スケジュールと戦略を選択するのか注目される2017年の石川遼です。

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