石川遼は「82」と崩れ+10の72位に終わる・・・バレロテキサスオープン2017の全ラウンド結果速報

石川遼がバレロテキサスオープンに2014年以来3年ぶり2回目の出場予定となっています。

2014年の初出場時には第1ラウンドに74の2オーバー、第2ラウンドに76でさらに4つスコアを落として6オーバーで、カットラインに3打及ばず予選落ちしています。

石川遼の公傷制度による出場資格の延長も残り8試合となっています。その石川遼の現状は以下の表のとおりとなっています。

Ryo-Ishikawa-Medical-Extension21704716

公傷制度の残り試合数は8試合で、現在の「優先順位22番目」のステータスを維持するには265.140ポイント、もしくは36万6729ドルの獲得が必要です。

出場の優先順位は低いものの岩田寛と同じ「優先順位30番目の出場資格」を獲得するには319ポイントが目安となり、129.42ポイントが必要になっています。

8試合全てに予選通過できた場合には、1試合平均で33.14ポイント、賞金は4万5841ドルが必要で、「前シーズンのフェデックスカップランク126位から150位」という30番目の出場資格には16.18ポイントが必要です。

それぞれバレロテキサスオープンでのフィニッシュの目安はフェデックスカップ(FedExCup)ポイントでは単独26位から39位、賞金では単独25位となっています。

4試合連続で予選落ちをすると、状況はさらに厳しくなりますので、バレロテキサスオープンでは予選通過をして、しっかりとポイントと賞金を稼ぎたいところです。

その石川遼のバレロテキサスオープン2017の全ラウンド結果速報です。

石川遼の全ラウンドのプレーの速報と結果

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石川遼のバレロテキサスオープン2017のラウンド別のプレー詳細やキースタッツなどは以下のボタンのリンク先にまとめています。

使用される用語の簡単な解説
2014年出場時のデータと成績分析
開幕前の直前最新情報
第1ラウンドのプレー詳細速報:55位T
第2ラウンドのプレー詳細速報:47位T
第3ラウンドのプレー詳細速報:35位T
第4ラウンドのプレー詳細速報:–位

このページで使用される用語の簡単な解説

このページで使用される用語の簡単な解説です。速報の分析で頻繁に出てきますので、不明なときはご参照ください。

■ 簡単な用語解説

ストロークスゲインド(Strokes Gained):同大会の同一コースの過去のデータをベースに、その選手が平均値よりも優れているか、劣っているかを数値化したもの

ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE):パー4、パー5のティーショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ティーショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH TO THE GREEN):30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。アプローチショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND THE GREEN):30ヤード以内のグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショートゲームのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN):ティーからグリーンまでのショット全体によって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショット全体のスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・パッティング(SG:PUTTING):グリーン上のパッティングによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。パッティングのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・トータル(SG:TOTAL):フィールドの平均よりも良いスコアでそのラウンドをプレーできたかを示す。

石川遼の2014年出場時のデータと成績分析

石川遼の2014年出場時の第1ラウンドのプレー内容は以下の表のとおりとなっています。

Valero Texas Open 2014_Ryo_R1

初日は4つのバーディを奪ったものの、3つのボギーに加えてトリプルボギーを叩いたことが響き2オーバーでプレーを終えました。

1番パー4ではティショットを林に打ち込み、岩の上に両足をのせて打ったセカンドショットが木などにあたり、サボテンが群生するところに入ってしまいアンプレアブルをしたことによるものです。

第2ラウンドのプレー内容は以下の表のとおりとなっています。

Valero Texas Open 2014_Ryo_R2

第2ラウンドはバーディは2つと少なくなり、ボギーは4つ、ダブルボギーを1つ叩いて4ストローク落とし、予選落ちとなっています。第2ラウンドのダブルボギーもティショットをミスしたことが発端となっています。

2日間のスタッツはショットに関しては、フェアウェイキープ率が42.86%(12/28)、パーオン率は58.33%(21/36)となっています。

パーオン率は58.33%と、このコースでは悪くない数字なのですが、ボギーオンした時に残すパーパットの距離が長いことが多いことから、ショットのミスの幅が大きかったことが伺えます。

グリーンは大きく難しいため、パッティングでも差がつきやすいコースなのですが、ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)が2ラウンドで-1.968と、パターも精彩を欠いていますので、予選落ちもやむを得ない内容となっています。

使用されるTPCアントニオのAT&Tオークスコースは、パー72の7435ヤードと距離の長いコースのため、ドライバーを握る回数が、RBCヘリテージから急増します。

フェアウェイは狭く、3.7mに達する深さを持つバンカーがあったり、アンプレアブルせざるを得ないサボテンのような野生の植物や岩がいたるところにあったりするため、距離が長い上に、ショットの精度も要求されます。

過去6年間の優勝者のスコアの平均がパー72で277.7(-10.3)となるなど、10アンダーで優勝争いができると想定される難コースです。

初出場時には「攻めれなかった」といった趣旨のコメントを残すなど、コースに力負けしたことを示唆していました。今年のシェル・ヒューストンオープンやRBCヘリテージのようなショットが続けば、今回も苦戦は必至です。

特に、RBCヘリテージは「厳しいですね…。やっぱりミスの幅が大きい。他の選手の3倍も、4倍も曲がる感じ。ちょっとしたミスかなと思うのが、リカバリーをさせてもらえないコースも多い」と話していますので、ショットは大きな不安材料となっています。

ショットの立て直しがまずは緊急の課題で、その上でグレッグ・ノーマンがデザインした難易度の高いグリーンを攻略することが必要になるバレロテキサスオープン2017です。

大会開幕前の最新情報・事前情報

最初はバレロテキサスオープンに関する情報です。以下はロブ・ボルトン氏のパワーランキングの記事からの引用です。

In its seventh spin as host last year, the par 36-36=72 surrendered its lowest scoring average, which was still 0.206 strokes over par. (中略)Last year, TPC San Antonio yielded tournament highs in both fairways hit (8.84 of 14 per round) and greens in regulation (11.09 per round). Its proximity-to-the-hole clip of 36 feet, one inch, also was a record, yet the field’s propensity to capitalize on its scoring opportunities fell in line with history, averaging just over three per round, easily slotting the Oaks Course inside the harder half of all courses.

引用元:Power Rankings: Valero Texas Open

TPCサンアントニオがホストコースとなるのは昨年が7回目で、平均スコアが最も低くなったのですが、それでもパー72で72.206とオーバーパーになっています。

またフィールド全体でのフェアウェイキープ率は63.14%(8.84/14)、パーオン率は61.61%(11.09/18)、プロキシミティ・トゥ・ホール(グリーン周辺からのものを除くアプローチショット後のカップまでの平均距離)が36フィート1インチで、いずれも最も高い数字となったのですが、それでもオーバーパーになる難易度で、PGAツアーでも難しいコースと言えるTPCサンアントニオです。

Meanwhile, the quartet of par 5s ranked third-toughest of any set all season with a scoring average of 4.86. They’ve ranked no lower than fourth since TPC San Antonio debuted in 2010. So, this week’s champion will have likely scored well on the par 5s, which is almost always expected on a par 72, as well as found a groove on the (at-times tricky) greens. Tuesday’s Comfort Zone will illustrate how this combination portends success on the 7,435-yard Greg Norman design.

パー72のため4つあるパー5が重要となるのですが、その4ホールの平均スコアが4.86と容易にチャンスホールとは言えなくなっています。それでもここでスコアを伸ばすことが重要で、トリッキーになるグリーンへの対応が重要になるとのことです。

以下は、ゴルフダイジェスト・オンラインによる最新情報です。

普段プロアマ戦に出場しない大会では、火曜日に必ず練習ラウンドを行うのが石川のルーティンだが、「(今週は)集中的にボールを多く打ちたかった。あしたもう1日(の打ち込み)で、もう少し良くなってきそう」と、手応えをつかみつつある。

パッティング練習のあと、ウェッジ、アイアン、1Wを中心にドライビングレンジで3時間。練習ラウンドはコース入りした16日の1回にとどめ「コースを回ってしまうと、どうしても置きにいってしまう。だから、きょうは、自分の中で違うと思った」と、集中的な打ち込みの理由を明かした。

(中略)

6日に臨んだ練習ラウンドでは、18ホールをまわり、パー3の4ホールを除く全14ホールで1Wを握った。フェアウェイが狭いホール、リカバリーが難しいネイティブエリアも数多くあり、ショットの安定感を求められる難コース。「長い目で見てやっぱり1Wを伸ばしていかないといけない」と、果敢に”攻めの練習”を行っていた。

引用元:石川遼が練習ラウンドを回避 その理由は?

PGAツアー公式サイトのロブ・ボルトン氏の分析によると、このコースにおいて重要になる要素は以下の5つのスタッツとのことです。

  • Strokes Gained: Off-The-Tee
  • Bogey Avoidance
  • Putts per GIR
  • Par-5 Scoring

石川遼のそれぞれのスタッツは207選手中で、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE)が-0.638で194位、ボギー回避率が16.05%で127位、パーオン時の平均パットが1.760で67位タイ、パー5の平均スコアは4.73で166位となっています。

パーオン時の平均パットは悪くないのですが、ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)は-0.023で116位と平均よりやや劣るレベルとなっています。

ボギー回避率も極端に悪いわけではないのですが、ダブルボギー、トリプルボギーと1ホールで大きくスコアを落としてしまうことが課題で、前回のバレロテキサスオープンでもそれが原因で予選落ちしています。

予選落ちは絶対に避ける必要があるのですが、ティーショットのミスをどれだけ最小限にできるかが、重要となりそうです。

続いて、石川遼の開幕前日のコメント集です。

「自分のゴルフをしてこなかったツケが来ていると思う」「自分の1Wの飛距離の価値というか、自分のゴルフをして砕かれるのに恐怖心があったのかもしれない」「難しいことだと思うけど、やっぱり(1Wを多用する)自分のゴルフができたときには、結果どうこうじゃなくて、得るものがある」「実際、練習では1Wの状態が一番良い」「攻めしかないですよ」

引用元:「攻めるしかない」石川遼、今週は1Wを振り切る覚悟

ドライビングレンジで調子が良いとのことですが、シビアなセッティングを目の前にして、どれだけ打ち切れるのかが重要となります。また今年は、飛距離よりも精度とという方向性でフェースローテーションを抑えたスイングに取り組んでいましたが、以前のようなスイングに戻すようにもとれるため、実際にどうなるなのか注目したいと思います。

予選ラウンドの石川遼はブライソン・デシャンボー、スコット・スターリングスとの組み合わせで、第1ラウンドは現地の午後1時30分、日本時間の4月21日午前3時30分に10番ホールから、第2ラウンドは現地の午前8時30分、日本時間の4月21日午後10時30分に1番ホールから、それぞれスタート予定となっています。

ROUND1:5バーディ・4ボギーで首位と5打差の1アンダー

第1ラウンドの石川遼のホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

Valero Texas Open 2017_Ryo Ishikawa_R1

今日は5バーディ・4ボギーの1アンダーでプレーを終え、首位と5打差の55位タイとなっています。

開幕前にドライバーを積極的に振っていく、攻めていくとのコメントを出していましたが、その姿勢が垣間見れた印象です。

今年に入ってからは、これまではレイアップが多かったパー5でも、積極的に2オンを試みていました。

ただ、フェアウェイキープ率は28.57%(4/14)で155位、ドライビングディスタンスは290.4ヤードで85位と、155選手中でアドバンテージとはならず、プレー全体の中でプラスとはなりませんでした。

右に出てしまうことが多く、ボギーの原因となることもあったため、ティショットの貢献度はストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE)は-0.049で89位とフィールドの平均を下回っています。

ティショットがラフやバンカーにいくことが多かったため、セカンドの精度もそれに伴い落ちざるを得ず、パーオン率は55.56%で103位タイと下位に沈みました。

ただ、アイアンでのリカバリーは悪くないものが多く、外してもリカバリーしやすく、パーセーブにつながるところにとどめることができていました。

そのため30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショットの貢献度を示すストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH-THE-GREEN)は0.484で62位となっています。

それ以上に今日のプレーを支えたのがショートゲームで、ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND-THE-GREEN)は1.300で22位と上位につけています。

ただ、パッティングが今一歩でした。

ボギーのうち2つはパッティングでカバーできたもので、11番では1mのパーパット、6番では1.9mのパーパットを外しました。1番で5.8mのバーディパットを、5番で2.7mのバーディパットを決めるなどして相殺されたものの、それでもストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)は-0.793で103位と下位に沈んでいます。

全体で見るとティショットとパッティングはマイナスとなったものの、アイアンでのリカバリー、グリーン周りでのショートゲームが冴えたことでアンダーパーでスコアをまとめることができました。

カットラインに近い55位タイのため、良いスコア、良い順位とは言えないのですが、ティショットと午後組が全体的に伸び悩んだことを考えれば、及第点のスタートとなりました。

ただ、ティショットが28.57%(4/14)という数字では、飛んだ先のボールのライに左右されることが多くなるため、あまり好ましくはありません。

幸運があれば、それを打ち消すような不運があることは、野球のセイバーメトリクスなどのデータでは認識されています。

今日はリカバリーできるところにとまることが多かったようですが、確率論として、フェアウェイを外したショットの大半が、4日間全てで良いライ、良いアングルとなることは稀なため、もう少し確率を上げていく必要があります。

ティショットではボードの裏に行くほど曲げたり、セカンドショットでは、もう少しでクリークに入っていたものもありました。

ショットが不安定になると運に左右される割合が強くなりますので、大叩きを回避するためには、ショットの精度が重要になります。

明日は午前スタートで、今日の午後スタートよりコンディションは良くなる可能性が高いため、それを活かして、まずはしっかりと予選通過して、4戦連続の予選落ちは回避したいところです。

そのためには第2ラウンドと最終ラウンドにスコアが悪い今季の傾向を払拭することも重要となります。

  • ROUND 1 SCORING AVERAGE: 70.33 – 80TH
  • ROUND 2 SCORING AVERAGE: 71.92 – 170TH
  • ROUND 3 SCORING AVERAGE: 70.50 – 89TH
  • ROUND 4 SCORING AVERAGE: 71.50 – 156TH

明日イーブンだと他の選手の動向次第となりますので、少なくともアンダーパーでプレーし、決勝ラウンドに進出してくれることを期待しています。

ROUND2:スコアは伸ばせなかったものの予選通過へ

第2ラウンドの石川遼のホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

Valero Texas Open 2017_Ryo Ishikawa_R2

今日は4バーディ・1ダブルボギー・2ボギーとスコアを伸ばすことができませんでしたが、47位タイでホールアウトしています。全体的にスコアが伸びない展開となっているため、予選通過はほぼ確実な状況となっています。

2バーディが先行するものの、8番パー5でフェアウェイからのセカンドをロストボール(or OB)にしてしまい、さらにその後もラフを渡り歩いてダブルボギーを叩き、スタート時の1アンダーに戻ります。

その後は10番でボギーを叩きイーブンパーで予選カットライン上に落ち、14番でバーディを奪ったものの、続く15番でボギーと波には乗り切れませんでした。

最終18番パー5がパーでも予選通過の可能性はあったのですが、最後にバーディを奪ったことで、決勝ラウンド進出をほぼ確実なものとしました。

ただ、プレー内容そのものはホール毎の波が大きく、綱渡りの面があったことは否定できませんでした。

フェアウェイキープ率は昨日と同じ28.57% (4/14)と非常に低い数字で、2日間トータルでは155選手中の最下位に沈んでいます。

またパーオン率も昨日の55.56%から50.00%へとやや落ちたため、よりピンチの数は増えました。

ショットに関してはティからグリーンへのアプローチの精度に波があったものの、昨日に引き続きショートゲームが冴えていたのと、今日はパッティングで1メートルから2メートルくらいの取りこぼしがなかったことで、スコアをまとめることができています。

ホールアウト時点のストロークスゲインドのスタッツは以下のとおりとなっています。

SG: OFF THE TEE -0.398
SSG: APPROACH TO THE GREEN -0.388
SSG: AROUND THE GREEN 0.331
SSG: PUTTING 1.423
SSG: TEE TO GREEN -0.607
SSG: TOTAL 0.859

フェアウェイキープ率がかなり低くなっていますのでティショットの貢献度を示すストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE)は-0.398とマイナスとなっています。

パーオン率が50%と低くかったのですが、セカンドでロストボール(OB?)など大きいミスがあった一方で、パー3で2m以内につける精度の高いショットもあるなど、ホールによって出来不出来にばらつきがありました。

ただ、全体として見た時にはアプローチショットのミスがより大きく影響を与えたため、ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH-THE-GREEN)は-0.388とマイナスになりました。

ショートゲームは抜群に良かったわけではありませんが、2m以内のパーを拾える範囲にリカバリーできた回数の方が多かったので、ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND-THE-GREEN)は0.331とややプラスになっています。

今日一番スコアメイクにおいて貢献度が高かったのがパッティングでした。4番では7.9mのバーディパットを決めた他に、7回あった2.1-1.2mのパットを、そのうち6回決めるなど、安定していました。

そのため、スクランブリング(パーオンできなかったホールで、パーもしくはバーディであがれた割合)が70.00%(7/10)と高い数字となっています。

そのことはストロークスゲインドにも反映されていてパッティングの貢献度は1.423とプラスになっています。

ショットは全体としてみるとやや不安定で、綱渡りの面がありはしましたが、まずは予選通過し、連続予選落ちを3回で止めることができたことは、一歩前進したと言えます。

ただ、ショートゲームも含めたショット全体のスタッツが、午前スタートの第2ラウンドに落ちてきているのが気になるところで、明日以降にショットを立て直すか、今日のようにパッティングで微妙な距離をしっかりと沈め続けるかの、どちらかが必要になると予想されます。

2日間のスタッツはフェアウェイキープ率が最下位、パーオン率が113位タイとなるなど、何とか粘って予選通過をしたと言える数字が並んでいます。

ショットの乱れは今日のようにダブルボギーにつながっていきますので、できるのであれば、まずはショットを立て直したいところです。

予選通過は本当の勝負の入り口に立ったのと等しく、特に残り少ない公傷制度の試合数でポイントと賞金の獲得が必要な立場では、4日間トータルでの結果が重要になります。

まずはムービングサタデーで一つでもスコアを伸ばして、少しでも良い位置で最終日を迎えることができることを願っています。

ROUND3:厳しいコンディションの中1オーバーでまとめ35位に浮上

第3ラウンドの石川遼のホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

Valero Texas Open 2017_Ryo Ishikawa_R3

今日は4バーディ・2ダブルボギー・1ボギーとスコアを落としたものの、フィールドの平均が2オーバーを越えるような厳しいコンディションの中でのものだったため、順位を35位タイに上げて第3ラウンドを終えています。

フェアウェイキープ率は42.86%(6/14)と、2日間連続で28.57%(4/14)だったところよりも良い数字となりました。

パーオン率は昨日と同じ50.00%(9/18)でしたが、今日のコンディションを考えれば悪くない数字でした。

ティショットは42.86%(6/14)と良い数字ではありませんでしたが、1番パー4で林に打ち込んだ以外はリカバリーできる程度にとどまりました。

またコンディションが厳しくフィールド全体が苦しんだこともあり、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE)は0.621とプラスになりました。

パーオン率は50.00%と高くなく、2番パー5ではセカンドショットでロストボールするなど大きなミスはあったのですが、タフな状況の中2.5m以内のバーディチャンスを4回作るなど、精度の高いショットもありました。

そのためストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH-THE-GREEN)は0.043とプラスになりました。

ショートゲームに関しては抜群に良かったわけではありませんでしたが、パーセーブが難しい距離に寄せきれないことは少なかったため、ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND-THE-GREEN)は0.729とプラスになりました。

パッティングは前半は良かったのですが、後半に入って1.6mのボギーパット、1.8mのパーパット、2.5mのバーディパットを外すなどしたこともあり、ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)は-0.051とマイナスになりました。

ただ、ティショットとショートゲームで稼いだプラスが大きく、全体ではフィールドの平均を1.342上回ることができました。

1オーバーではありましたが、70台後半や80台のスコアを出す選手が続出する中でのスコアのため価値があるものとなりました。

ただ、前半を終えた時点ではトップ10が見えるような位置に浮上していましたので、公傷制度のことを考えると、痛い2連続ダブルボギーでした。

リスクをとって攻めるスタイルを今週は貫くようなので、バーディはそれなりに奪えると予想されますが、それと同時に今日のような連続ダブルボギーといった大きなミスも出やすくはなります。

明日は天候も落ちつき、今日ほどは風が吹かない天気予報となっています。現在の順位のままだとフェデックスカップ(FedExCup)ポイントは17ポイント、賞金は2万4390ドルの獲得にとどまります。

30番目の出場資格を確保するには最低必要ラインにとどまっていますし、22番目の出場資格は、さらにハードルが上がってしまう数字となっています。

トップ25からトップ20に入れば獲得できるフェデックスカップ(FedExCup)ポイントも急激に上昇するため、久々の予選通過を活かして、そこは確保したいところです。

そのためにはアンダーパーは最低でも必要になると予想されますので、最終日にしっかりとスコアを伸ばして、良い位置でフィニッシュしてくれることを期待しています。

ROUND4:ダブルボギー3つ、トリプルボギー1つと崩れる

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石川遼の最終ラウンドはケビン・ストリールマン、ブランドン・ハギーとの組み合わせで、現地の午前9時20分、日本時間では4月23日の午後11時20分に10番ホールからスタートしました。

その最終ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

Valero Texas Open 2017_Ryo Ishikawa_R4

今日は1バーディ・1ボギー・3ダブルボギー・1トリプルボギーの82と大きく崩れて10ストローク落とし、通算10オーバーの74位でプレーを終え、最終的には72位タイとなりました。

11番パー4ではバンカーからバンカーを渡り歩き、さらに3打目はグリーン奥にこぼしてしまい、1.7mを決めれずダブルボギー。

14番パー5ではティショットを大きく左に曲げたものの、フェアウェイの残り100ヤードにレイアップし、パーオンに成功しました。しかし、8.1mから3パットしてしまいボギー。

続く15番パー4ではティショット右に大きく曲げてしまい、2打目は残り134ヤードのフェアウェイにレイアップしました。しかし、そこからラフに外してしまい、そこからアプローチもグリーンエッジにしかのらずダブルボギーとし、出だしの6ホールで5ストローク落としてしまいました。

続く16番パー3でベタピンにつけてバーディを奪ったのですが、後半に入ってから再び乱れます。

2番パー5はラフとネイティブエリアを渡り歩き、ダブルボギーでもおかしくなかったのですが、フェアウェイから5.5mを沈めてボギーにとどまります。

5番パー4ではティショットを左に曲げてアンプレとなり、そこからの3打目もフェアウェイへのレイアップしかできずトリプルボギー。

8番パー5ではティショットから3打目まではネイティブエリアを渡り歩き、4打目はバンカーと乱れ、6オン1パットでこのラウンド3つ目となるダブルボギーを叩きました。

この日のラウンドでワーストスコアとなる82で10ストロークを落とし、72位タイと下位に沈んでプレーを終えました。

最終日は風が吹いてはいたのですが、前日よりかなり穏やかでした。しかし、スコアを大きく崩してしまいました。

ティーショットは、ドライビングディスタンスは312.3ヤードと距離は出ていましたが、フェアウェイキープ率は21.43%(3/14)と、ほとんどフェアウェイにいかず、曲げた時の幅もかなり大きく、アンプレにつながるものもありました。

そのためストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE)は-3.058と酷い数字となりました。

アプローチショットですが、パーオン率が44.44% (36/72)とこちらも悪い数字でしたが、ティショットの悪さに引きずられた面もありました。

しかし、ショットの精度は低く、16番パー3以外は短いバーディチャンスを作ることはできずませんでした。またダブルボギー以上が多くなったのは、アイアンでミスの傷を広げてしまったのも理由でした。

そのためストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH-THE-GREEN)は-2.357とこちらも大きくマイナスになりました。

第3ラウンドまでの支えとなっていたショートゲームも、今日はミスが目立ちストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND-THE-GREEN)は-1.983

比較的良かったパッティングも、最終ラウンドには3パットがあったり、60cm以外のバーディパットはきめることができず、ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)は-1.505とマイナスになりました。

ただ、やはりそれ以上に大きい問題は、ショットがすべてのカテゴリーで精彩を書いたことで、ショット全体では-7.340と大きく崩れる原因となりました。

第1ラウンドの際に「幸運があれば、それを打ち消すような不運があることは、野球のセイバーメトリクスなどのデータでは認識されています。今日はリカバリーできるところにとまることが多かったようですが、確率論として、フェアウェイを外したショットの大半が、4日間全てで良いライ、良いアングルとなることは稀なため、もう少し確率を上げていく必要があります。」と書きました。

最初の3日間の内容は決して良くなく、ティショットの精度を見れば予選落ちでもおかしくはありませんでした。

しかし、運にも助けられて第3ラウンドでは35位タイまで浮上できましたが、帳尻を合わせるかのようにリカバリーが難しいところにボールが行くことが多くなり、スコアを大きく落としました。

「攻撃的・積極的な攻め」なのか「ギャンブル性の強い攻め」なのかを分けるのは、確率や精度です。

成功の確率が低いもののリターンが大きいものにかけていくのは「攻撃的・積極的」というより「ギャンブル性の強い」ものとなってしまいます。

さすがに4日間通じてフェアウェイキープ率が30.36% (17/56)、パーオン率が50.00% (36/72)という精度では、「攻撃的・積極的」と表現しにくいものがあります。

またこれだけフェアウェイやグリーンを外してしまうと、4ラウンド72ホールを綱渡りで凌ぎ切るのは難しく、最後に吐き出してしまうかたちになりました。

4試合連続での予選落ちを回避できたのは良かったのですが、最終順位は72位タイでフェデックスカップ(FedExCup)ポイントは2.7ポイントしか積み上げることができませんでした。

公傷制度の残り試合数がこれで7試合となりましたが、残念ながらショットの精度はバルスパーやRBCヘリテージよりも落ちてしまいましたので、次に出場予定のウェルズファーゴまでに少しでも修正してくれることを期待しています。

なお、全選手ホールアウト後にスタッツを追加して、修正する予定です。

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