PGAツアー出場資格を獲得するには?入れ替え戦となるウェブドットコムツアーファイナルズについて

2015-16シーズンのPGAツアーのシード権争いも佳境を迎える時期に差し掛かってきましたが、PGAツアーのレギュラシーズン終了後にシード権を獲得できなかった選手に、敗者復活戦の意味合いもある下部ツアーとの入れ替え戦となるウェブドットコムツアーファイナルズが行われます。

またそれと同時に下部ツアーに所属する選手などにとってはPGAツアーの出場資格を獲得できるチャンスともなる「

2015年のウェブドットコムツアーファイナルズは9月10のホテルフィットネスチャンピオンシップを皮切りに、ウェブドットコムツアーチャンピオンシップまでの4戦にわたり行われます。

その入れ替え戦で上位に入ることにより来季のPGAツアーの出場資格を獲得することができるのですが、その入れ替え戦の出場資格、日程、PGAツアーの出場権を獲得するための条件などについてまとめています。

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ウェブドットコムツアーファイナルズとPGAツアーの出場資格に関する情報一覧

ウェブドットコムツアーファイナルズとPGAツアーの出場資格に関する情報一覧は以下のとおりとなっています。

初回更新日:2015/08/18
最終更新日:2015/08/18

1. ウェブドットコムツアー・ファイナルズの出場資格

以下の条件を満たす選手にウェブドットコムツアー・ファイナルズ(Web.com Tour Finals)への出場権が与えられます。

  1. PGAツアーの来季のシード権を獲得できなかったフェデックスカップランキング126位から200位の選手
  2. ウェブドットコムツアーの賞金ランキングで上位75位までの選手
  3. 上記両ツアーに所属しない選手でフェデックスカップランキング126位から200位相当のポイントを獲得した選手

2015年の岩田寛はWGC-HSBCチャンピオンズの4位タイで152ポイント、全米プロゴルフ選手権で49ポイントを獲得し、ノンメンバーとして合計201ポイントを獲得していて、3番目の条件を満たすため出場することができます。

2. ウェブドットコムツアー・ファイナルズでのPGAツアー出場権獲得のための条件

このウェブドットコムツアー・ファイナルズの4戦を経て、合計50名の選手に来季のPGAツアーの出場資格が与えられます。そのための条件とは以下のとおりとなっています。

  1. ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズンの賞金ランク上位25名
    ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズンの賞金ランキングで1位の選手には自動的にフルシード権(23番目の優先順位)が与えられます。それ以外の2位から25位選手には、その選手間で優先順位がつけられる制限付きのシード権(26番目の優先順位)となります。
  2. 上記の選手を除いたファイナルズ4戦での賞金ランクの上位25名
    このファイナルズ4戦での賞金ランキング1位の選手にはフルシード権(23番目の優先順位)が与えられます。それ以下の選手には優先順位がある制限付きのシード権(26番目の優先順位)が与えられます。

この基準により、ウェブドットコムツアーファイナルズに割り当てられている50名の枠うち、開幕前の時点で、25名の枠は埋まっていることになりますので、ウェブドットコムツアー・ファイナルズに割り当てられている実質的なシード権の枠は”25″ということになります。

2.1. Web.com Tourのレギュラシーズンの賞金ランク26-75位、PGAツアーのフェデックスカップランク126-200位、ノンメンバーの126-200位相当選手に必要なこと

その残り25枠を巡ってウェブドットコムツアーのレギュラシーズンの賞金ランキング26位-75位、PGAツアーのフェデックスカップランキング126位-200位、ノンメンバーの126-200位相当の選手で争うことになりますので、タフな戦いとなります。

これらの選手が来季の出場資格を手にするためには『ウェブドットコムツアーのレギュラシーズンの上位25名を除いたウェブドットコムツアーファイナルズの4戦の賞金ランキングで、上位25名に入る』ことが必要となります。

そしてそれらの出場権を確保するだけでなく、より上位に入って高い優先順位を確保することが重要になります。

石川遼がウェブドットコムツアーファイナルズを経由して、2013-14シーズンのシード権を獲得しました。しかし、エントリーしても出場枠がもらえないことがあったのは、この制限付きシード権の優先順位が理由です。

制限付きのシード権では、フルシードの選手が多くエントリーしたり、制限付きのシード権でも優先順位が上の選手がエントリーして枠が埋まると、出場できなくなるからです。

そのためポイントとしてまとめると以下のとおりとなります。

  1. ウェブドットコムツアーのレギュラシーズンの上位25名を除く、ウェブドットコムツアーファイナルズ4戦の賞金ランクでトップ25
  2. ウェブドットコムツアーファイナルズ4戦の賞金ランクでより上位に入り高い優先順位を確保する

岩田寛が2015-16シーズンのシード権を確保するには以上のことが重要なポイントとなります。

2.2. Web.com Tourの賞金ランク2-25位の選手が出場する理由

では、ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズンで賞金ランク2-25位となり、すでにシード権を確定させている選手が、なぜファイナルスに出場するのか?ということになるのですが、以下の理由が挙げられます。

まずはウェブドットコムツアーファイナルズが、フェデックスカッププレーオフシリーズと同様に、ウェブドットコムツアーのプレーオフシリーズという意味合いがあるためです。

そして以下のような出場の優先順位の問題が絡んでくるためです。

  1. ファイナルズの賞金ランキング1位となってフルシード権を獲得すること
  2. 出場権の優先順位をあげること

レギュラシーズンで2-25位だった選手がファイナルズ4戦における賞金ランキングで1位になった場合は23番目のより上位のシード権を確保することができます。そのため後述するシーズン中での優先順位のシャッフルを気にする必要がなくなります。

ウェブドットコムツアーのレギュラーシーズンで2位から25位となった選手たちの出場権の優先順は、レギュラーシーズンの獲得賞金とファイナルズの獲得賞金を合計したランキングで決定されます。

より上位のほうがPGAツアーの試合に出場しやすくなりますので、ウェブドットコムツアーファイナルズに出場することは重要なことになります。

2.3. シーズン中の優先順位の入れ替え・シャッフル

この優先順位はある期間ごとにその時のフェデックスカップの獲得ポイントに応じてシャッフされることになります。ちなみに2014-15シーズンは以下のタイミングでシャッフルが行われています。

  • WEEK6:OHLクラシック at マヤコバ (2014年11月16日)
  • WEEK13:ノーザントラストオープン (2015年2月22日)
  • WEEK19:シェルヒューストンオープン (2015年4月5日)
  • WEEK23:WGC-キャデラックマッチプレー (2015年5月3日)
  • WEEK29:フェデックスセントジュードクラシック (2015年6月14日)
  • WEEK33:ジョンディアクラシック (2015年7月12日)

一旦は、ウェブドットコムツアーファイナルズで優先順位が決定されてますが、それ以降のパフォーマンスが悪ければ順位が落ちていき、PGAツアーには出場できなくなっていくというシステムになっています。

そのため出場権を確保した後は、新シーズンの出場できる試合には積極的にエントリーして、フェデックスカップポイントを早めに稼ぐ必要があります。

3. 2015年のウェブドットコムツアーファイナルズの日程

2015年のウェブドットコムツアーファイナルズの日程、開催コース、賞金額の設定は以下のとおりとなっています。

9/10-13 ホテルフィットネスチャンピオンシップ
・シカモア・ヒルズ・ゴルフ・クラブ(インディアナ州フォートウェイン)
・グリーン:ベント/フェアウェイ:ブルーグラス
・賞金総額:100万ドル 優勝賞金18万ドル
9/17-20 スモールビジネスコネクションチャンピオンシップ
・リバーランカントリークラブ(ノースカロライナ州デイビッドソン)
・グリーン:ベント/フェアウェイ:バミューダ
・賞金総額:100万ドル 優勝賞金18万ドル
9/24-27 ネイションワイドチルドレンズ・ホスピタルチャンピオンシップ
・オハイオ州立大学ゴルフクラブ・スカーレットコース(オハイオ州コロンバス)
・グリーン:ベント/フェアウェイ:ベント
・賞金総額:100万ドル 優勝賞金18万ドル
10/1-4 ウェブドットコムツアーチャンピオンシップ
・TPCソーグラス・ダイズバレー(フロリダ州ポンテ・ベドラ・ビーチ)
・グリーン:バミューダ/フェアウェイ:バミューダ
・賞金総額:100万ドル 優勝賞金18万ドル

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6 Responses to “PGAツアー出場資格を獲得するには?入れ替え戦となるウェブドットコムツアーファイナルズについて”

  1. ACE より:

    golfさん、入れ替え戦についての詳しい解説ありがとうございました。以前石川選手が入れ替え戦に挑戦した時に、web.comレギュラーシーズンでTOP25の選手がかなり入っていたので「何で出るのだろう?」と疑問に思っていたことがあったので、これでとても納得しました。最近ジョーダンスピース世代の選手が頭角を現しているので入れ替え戦はそれなりに大変そうですが、岩田選手には頑張ってもらいたいですね。日本ツアーとの兼ね合いでスケジュールが難しそうですし、やはり日本とアメリカを飛行機で移動するのは疲労がすごいのだと最近痛感しているのでうまいスケジュールを組んで挑戦してもらいたいです。

  2. golf より:

    ACEさん、コメントありがとうございます。
    岩田寛の場合気になるのが、RIZAP KBCオーガスタ、フジサンケイクラシックの日本国内ツアーに続く6連戦になることです。フジサンケイクラシックは去年、国内ツアー初優勝を果たしたトーナメントなので大切にしたいのだと思いますが、入れ替え戦のことを考えるとやや複雑な気持ちになります。
    なるべくフライトにもお金をかけて、休息をしっかりとりながら機内で時差調整をしてもらいたいです。

  3. hasyfeb より:

    golfさん、情報ありがとうございます。
    今年は(石川選手が入れ替え戦に回る可能性があったためか)ゴルフネットワークでツアー・ファイナルズの放送があるのでTV観戦ができるのがまた嬉しいです。今のところ3戦目までというのが少々気がかりですが……。
    岩田選手は来季PGAで戦っているところを見たい者としてはフジサンケイ回避が一番理想なんですが、以前から出場して入替戦に行くという報道があったので、予選落ちで土曜に移動してくれないだろうかとかとても後ろ向きなことも考えてしまっています^^;
    4戦中1戦でもかなり上位に来ればシード取れると思いますので爆発力に期待しています。

  4. golf より:

    hasyfebさん、コメントありがとうございます。
    賞金によるランキングなので5位以内に一度入れば、シード権の確保はほぼ確実で、トップ10でもかなり有利な立場に立つことができるはずです。全米プロゴルフ選手権のように粘り強くプレーすれば、グリーンもベントを使っているところが多いので、可能性が十分にあると思います。
    気になるのは体調だけです。なんとかしてもらいたいです^^;

  5. きき より:

    golfさん、こんばんは。
    毎日ゆっくりする間もなく、次々と新しい記事を更新して下さってどうも有難うございますm(_)m
    岩田プロの記事が上がってきました。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150826-00000002-gdo-golf
    岩田プロはは国内2試合を経て米ツアー入れ替え戦へ出場すると決めたみたいです。
    回避して欲しかったので残念ですが、時差ボケに負けずに頑張ってほしいと思います。

  6. golf より:

    ききさん、コメントありがとうございます。
    体調さえ問題なければ、それなりにやれるのではないかと思っていたので、日本からの6連戦は残念ではありますが、いろいろな事情もあると思いますので致し方ないかなと思います。うまく調整ができて、良い状態で入れ替え戦に出場してくれることを願うばかりです。

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