イアン・ポールターが一転して「フルシード」獲得!PGAツアーが公傷制度の条件を修正

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元世界ランク5位、2度の世界ゴルフ選手権制覇の実績を持つイアン・ポールターでしたが、昨シーズン途中に足を負傷して、そのままツアーに復帰できませんでした。

公傷制度の適用を受けて、今季からツアーに復帰したのですが、与えられた10試合で条件を満たすことができず、PGAツアーのフルステータスを失ってしまいました。

参考:イアン・ポールターが公傷制度の基準を満たせずフルステータスを喪失・・・今後はどうなる?

そのことが多くのメディアで報じられていたのですが、一転して今シーズンの残りをフルステータスでプレーできることになったことを、イアン・ポールター本人が明かしています。

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PGAツアーが公傷制度の条件を改定

イアン・ポールターが自身のTwitterで以下のようにツイートしています。

『素晴らしいニュースだ。2016-17シーズンのポイント計算において計算方法に少々の見直しがあり、PGAツアーカードを維持できることになった。』とコメントし、あわせてPGAツアーによるステートメントを写真に撮ってアップしています。

その内容は以下のようなものとなります。

Ian Poulter and Brain Gay exempt for the remaining of 2016-17 PGA TOUR Season
Both players exempt into THE PLAYER in 2017

Last year, the Policy borad approved a modification to the FedExCup Points Curve for the 2016-17 seasson to more accurately refelect the longstanding money breakdown used on the PGA TOUR. This was done following the Policy Board’s elimination of the top-125 money category and minimized some significant discrepancies between the two lists, primarily in the region of 30th to 50th places (i.e. under the old FEC points curve, two 31st place finishes equaled a 9th place finish and a missed cut).

【管理人訳】

イアン・ポールターとブライアン・ゲイは、残るPGAツアー2016-17シーズンのフルステータスを取得
両プレイヤーはザ・プレーヤーズチャンピオンシップ2017の出場資格も獲得

昨年、ポリシーボードは、PGAツアーで長年使用されてきた賞金配分を、より正確に反映させるために、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントの配分を変更することを承認した。これはポリシー・ボードが「シーズン最終賞金ランク上位125位」に与えられる出場資格を削除した後に、この2つのランキング(賞金ランクとフェデックスカップランク)の大きな違いを最小限にするために、主に30位から50位のフィニッシュをターゲットに行った改定だ。(例:古いフェデックスカップのポイント配分では31位が2回の選手と、9位が1回と予選落ちが1回の選手が同じになっていた)

There are two members, Brain Gay and Ian Poulter, on Major Medical extensions who under the old FedEXCup points system would have been over the threshold needed to retain fully exempt status for the rest of the year, whereas under the new system they just barely fall short. Upon further review, this is due to the fact that the new points curve has significantly less points overall in the finising positions from 15th to 68th.

【管理人訳】

ブライアン・ゲイとイアン・ポールターの2人は、新しいポイント制度の下では条件を満たせなかったものの、古いポイント制度の下では、残りのシーズンをフルシードでプレーできる条件を満たすことができていた。

新たにこの制度を見直したところ、15位から68位のフィニッシュ順位の、全体的な大幅な獲得ポイント減が、この問題の原因であることがわかった。

Knowing that tournaments and purse change from year to year, the FedEXCup points system is a true equalizer (in that regular tounament count the same) and it seems that the change to the FedEXCup Points Curve unintentionally made it more difficult for these players to retain their exempt status. The spirit of medical extension has always been to provide the same opportunity a player would have had if he had not been injured to retain his card, and in this case the bar was moved significantly.

【管理人訳】

トーナメントと賞金が年ごとに変わっていくため、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントが均一化する基準となっていた。そして今回のフェデックスカップ(FedExCup)ポイントの配分の改定は、意図せぬかたちで、公傷制度の適用を受けた選手が、フルステータスを確保することを難しくしてしまった。公傷制度の精神は、故障しなければ手にできていたツアーカードを確保するための機会を与えるというものだ。そして今回のケースはそのバーを著しく上げてしまった。

The TOUR modified the conditions of the Major Medical Extension category to
address this issue. Both members have been notified of the changes to their membership status, which resulted in additional exempt status. Additional Players on Major Medical Extension will play with the modified conditions as well.

【管理人訳】

PGAツアーはこの問題に取り組むためにメジャー公傷制度の条件を修正した。両者はPGAツアーメンバーとしてフルステータスを手にすることになったことが通知されている。メジャー公傷制度の適用を受けている選手たちも、修正された条件が同様に適用されることになる。

Poulter, limited to 13 starts in 2015-16 due to a foot injury, had 10 events in 2016-17, to earn 218 FedEXCup Points or $347,634 to remain exempt for the reminder of the season. He had not qualified through either list (he had 155 FedEXCup points and $317,010 in earnings), and his final start via Medical Extension was a missed cut at the Valero Texas Open.

With their new eligibility, both players qualify for THE PLAYERS in 2017 and the Quicken Loans National

【管理人訳】

2015-16シーズンの足の負傷により13試合しか出場できなかったイアン・ポールターは、フルステータスを維持するために、2016-17シーズンの10試合で、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントを218ポイント、もしくは賞金34万7634ドルを獲得することが必要となった。彼は公傷制度の最後の試合となったバレロテキサスオープンで予選落ちし、どちらの条件も満たすことができなかった。
新しい出場資格により、イアン・ポールターとブライアン・ゲイの両者は今年のプレイヤーズとクイッケンローンズナショナルの出場権も獲得している。

PGAツアーは2017-18シーズンのフルシード権から、「賞金ランキング上位125位」という項目を、2016年6月に削除しています。

参考:2017-18PGAツアーのフルシード権はフェデックスカップ・ランクのみが対象に

その後に、ポイント配分と賞金配分の比重の違いによる、ランキングの差を解消するために、フェデックスカップ(FedExCup)ポイント配分を、賞金配分に近づける改定を行っています。

その結果、特に30位から50位のフィニッシュで大きなポイント配分の変更が行われることになりました。

参考:PGAツアーの2016-17シーズンからフェデックスカップ(FedEx)ポイントの配分が改定

イアン・ポールターとブライアン・ゲイはその変更の余波により、旧ポイント制度であれば条件をみたすことができていたのですが、新ポイント制度では満たすことができませんでした。

それを受けてブライアン・ゲイがPGAツアー側に嘆願したと、ゴルフマガジン電子版が伝えています。

“You can’t change the formula in the middle of a major medical,” Gay says. “That’s just not fair. They were essentially taking points away from me.”

He immediately called Andy Pazder, the Tour’s chief operating officer, to plead his case. Pazder promised to take Gay’s issue “straight to the top.” Indeed, he conferred with the Tour’s four elected player directors and commissioner Jay Monahan, and they unanimously agreed that this season’s points should be allocated using last season’s formula.

「メジャー公傷制度の適用を受けている最中にルールを変えるのはおかしいだろう。これは不公平だ。事実上、彼らは私からポイントを取り上げているからだ。」とブライアン・ゲイは話しています。

そして、彼はすぐにPGAツアーのチーフ・オペレーティング・オフィサーであるAndy Pazder氏に電話し、今回の件について申し立てを行い、電話を受けたAndy Pazder氏は、「すぐにトップのところに話を持っていく」と約束し、実際に4人のプレイヤーディレクターとコミッショナーのジェイ・モナハン氏と協議しています。

その結果、満場一致で昨シーズンのポイント配分を適用することで合意した、とのことです。

このルールの変更は、申し立てをしたブライアン・ゲイだけではなく、同様に旧制度でフルシードの条件を満たしていたイアン・ポールターにも適用されることになり、シーズンの残りをフルシードで戦えることになったようです。

条件付きの30番目の出場資格でもPGAツアーで戦い続ける意思を示していたイアン・ポールターには大きな朗報となり、ブライアン・ゲイにとても感謝していることを、スカイスポーツのインタビューでは話していました。

そして、一連の報道やステートメントの内容を読む限りでは、この条件変更は、この2人同様に2015-16シーズン途中で離脱し、メジャー公傷制度の適用を受けている石川遼も同様に適用されるものと考えられます。

このPGAツアーのメジャー公傷制度の条件変更による石川遼への影響は「石川遼の公傷制度は条件改定でハードルが下がるも・・・今後への影響と展望」で分析しています。

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