PGAツアーの2016-17シーズンのシード権、プレーオフ進出ラインは?ポイント配分改定を元に試算

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PGAツアーの2016-17シーズンのポイント配分が改定されたのですが、そのことにより15位-67位フィニッシュの獲得ポイントが減らされました。

しかも、34位から45位フィニッシュの選手の獲得ポイントは前シーズンよりも15ポイントも減らされるなど、中位フィニッシュが多い選手が不利になり、上位フィニッシュが多い選手が有利な改正となっています。

参考記事:PGAツアーの2016-17シーズンからフェデックスカップ(FedEx)ポイントの配分が改正

この改正により来季のシード権とプレーオフ進出権を決定するフェデックスカップ(FedExCup)ポイントランク125位、そして100名、70名、30名と絞り込まれていくプレーオフシリーズでの進出ラインも影響を受けることが確実です。

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ポイント配分の改定により選手が分け合う総ポイントも減少

シード権の進出ラインなどは、前シーズンまでの実績を基準に考えていくのが一番無難なのですが、ポイント配分の改定により、それができなくなっています。

そのため今シーズンのシード権/プレーオフ進出ラインを予想するには、前年までの実績に加えて、ポイント配分の改正内容を加味する必要があります。

これから2016-17シーズンのシード権/プレーオフ進出ラインを試算するために、いくつかのデータを見ていきたいと思います。

まず2014-15シーズンの進出ラインは以下のとおりとなっています。

  • シード権/プレーオフ第1戦進出ライン:458ポイント
  • プレーオフ第2戦進出ライン:614ポイント
  • プレーオフ第3戦進出ライン:863ポイント
  • プレーオフ最終戦進出ライン:1503ポイント

続いて、2015-16シーズンは以下のとおりとなっています。

  • シード権/プレーオフ第1戦進出ライン:454ポイント
  • プレーオフ第2戦進出ライン:633ポイント
  • プレーオフ第3戦進出ライン:853ポイント
  • プレーオフ最終戦進出ライン:1607ポイント

これらのデータを踏まえるポイント配分の改正がない場合の安全圏内は以下のように予想されます。

  • シード権/プレーオフ第1戦進出ライン:470ポイント
  • プレーオフ第2戦進出ライン:650ポイント
  • プレーオフ第3戦進出ライン:900ポイント
  • プレーオフ最終戦進出ライン:1650ポイント

ここにポイントが改定された内容を加味して予想していきたいと思います。

総ポイントの減少を加味したシード権/プレーオフ進出ラインの予想

PGAツアーの2016-17シーズンと2015-16シーズンはともに、フェデックスカップ(FedExCup)では600ポイントが5試合、550ポイントが4試合、500ポイントが34試合、300ポイントが4試合組まれています。

2015-16シーズンにおいて600ポイント設定のトーナメントでは概算で平均73名、550ポイント設定では67名(棄権を含む)、500ポイント/300ポイントでは75名がフェデックスカップ(FedExCup)ポイントを獲得できる状態でした。

それらの順位を基準にしたトーナメント別に平均で獲得できる総ポイントは以下のとおりとなります。

設定

旧ポイント配分 新ポイント配分
500ポイント 3517.7 pts 3002.5 pts
300ポイント 2038.7 pts 1765.27 pts
550ポイント 3635 pts 3230.02 pts
600ポイント 3778.88 pts 3385.42 pts

上記のような総ポイントが平均で各トーナメントの順位別に配分されていたことになります。

新ポイント配分と旧ポイント配分で獲得できるポイントの合計値を比較しても、新しいシステムではポイントが獲得しにくくなっていることがわかります。

これをベースにさらに500ポイントが34試合、300ポイントが4試合、550ポイントが4試合、600ポイントが5試合となっていますので、それを加えると以下のような数字となります。

設定

旧ポイント配分 新ポイント配分
500ポイント 119601.8 pts 102085 pts
300ポイント 8154.8 pts 7061.08 pts
550ポイント 14540 pts 12920.08 pts
600ポイント 18894.4 pts 16927.1 pts
Total 161191.0 pts 138993.26 pts

概算ではありますが旧ポイントシステムではシーズン全体で161191.0ポイントを選手たちが分け合ったことになりますが、新ポイントシステムでは138993.26ポイントに減少することになり、その減少率は-13.77%となっています。

この減少率をそれぞれの進出ラインにあてはめると以下のようになります。

シード/プレーオフ

旧ポイント配分 新ポイント配分
シード権/プレーオフ初戦(125名) 470 pts 405 pts(-13.77%)
プレーオフ第2戦(100名) 650 pts 560 pts(-13.77%)
プレーオフ第3戦(70名) 900 pts 776 pts(-13.77%)
プレーオフ最終戦(30名) 1650 pts 1423 pts(-13.77%)

実際のシード権ラインに関しては、メジャーやWGCなどでPGAツアーメンバーではない選手が上位フィニッシュしたり、アマチュアなどが上位フィニッシュするなど、多種多様な要素に左右されることになります。

そのため、今回の試算は「ポイント配分改定によって生じた選手たちが分け合える総ポイントの減少率」をベースにした単純なものですが、シード権/プレーオフ第1戦の進出は405ポイント、プレーオフ第2戦は560ポイント、同第3戦は776ポイント、最終戦は1423ポイントになると予想されます。

松山英樹はすでにウェイストマネジメント・フェニックスオープンの優勝により来季のシード権を保持していますが、CIMBクラシックで300ポイントを獲得したことにより、4年連続でプレーオフ進出へ大きく前進したと考えられます。

さらに2016年内のWGC-HSBCチャンピオンズ、もしくは2017年の年明けすぐに開催されるトーナメント・オブ・チャンピオンズの2試合でこのラインを突破する可能性があります。

公傷制度で400ポイント(399.720ポイント)が目標値となっている石川遼は、この数字を20試合で達成できれば、2017-18シーズンのシード権確保にかなり近づくことになると予想されます。

岩田寛は現時点でのステータスでは15試合程度の出場が見込まれますが、この試合数で400ポイント突破を目指すことになりそうです。

今回はあくまでも机上の計算に過ぎませんので、今後は実際に125位ラインがどのように推移していくか注視し、ある程度データが集まった時点で、また再度試算をしてみたいと思います。

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