前々回は、世界ランキングの基準となる世界ランキングの平均ポイントの計算方法、そして前回は通常のトーナメント毎の獲得ポイントについて説明しました。
しかし、それよりも格が上になっているのが、四大メジャータイトル、プレーヤーズ選手権、ゴルフ世界選手権シリーズ(WGC)なのですが、その格の違いも世界ランクポイントの算出の上で考慮されています。
今回は、通常のツアートーナメントとは異なる、メジャー4大会(マスターズ、全英オープン、全米オープン、全米プロゴルフ)、プレーヤーズ選手権、ゴルフ世界選手権シリーズ(WGC)での世界ランキングの獲得ポイントの算出方法について説明します。
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世界ゴルフ選手権シリーズ(WGC)の各トーナメントの世界ランクポイントの計算方法
前回の通常のトーナメントではワールドレイティングとホームレイティングで参加選手の世界ランクよるポイントを合計して、その合計点をフィールド・オブ・ストレングス(Field of Strength/フィールドの強さ)をRating Points Structureというポイントの換算表で、該当する列を探して割り出します。
Rating Points Structure(世界ランキング・ポイント配分表)2014
世界ゴルフ選手権シリーズの場合は、このホームレイティングの部分がアディショナル・ワールドレイティング(Additional World Rating)に置き換えられます。
というのも、世界ゴルフ選手権シリーズはPGAツアー、欧州ツアー、アジアツアー、日本ツアーなど様々なツアーから、世界ランク上位の選手が集まってきます。
そのため各ツアー内の年度末の順位をもとに計算するホームレイティングは役に立ちません。
そのためアディショナル・ワールドレイティングというものを、ホームレイティングの代わりに使います。そのアディショナル・ワールドレイティングの表は以下のとおりとなっています。
世界ゴルフ選手権シリーズ(WGC)のトーナメントが開催される週の世界ランキングをもとに、世界ランク上位30名に上記の表をつかってレイティングを割り当てて、それを合計してアディショナル・ワールドレイティングを算出します。
そしてワールドレイティングとアディショナル・ワールドレイティングを合計すると、その数値がその世界ゴルフ選手権シリーズのトーナメントのフィールド・オブ・ストレングス(フィールドの強さ)となります。
そして、その合計値をRating Points Structure(ポイントの換算表)に当てはめて、獲得ポイントを導き出します。
これが世界ゴルフ選手権シリーズの各トーナメントでの獲得ポイントとなります。
マスターズ・全英オープン・全米オープン・全米プロゴルフ・プレーヤーズ選手権の獲得ポイントは?
続いて四大メジャータイトルとプレーヤーズ選手権ですが、これは数値が固定されているので簡単です。
Rating Points Structure(ポイントの換算表)で向かって右端にあるのですが、四大メジャータイトルは優勝が100ポイント、プレヤーズ選手権は80ポイントとなっています。
そのためこの4大メジャータイトルとプレーヤーズ選手権は参加しているプレーヤーの世界ランクなどを考慮した計算は、全く不要のため、とてもシンプルです。
このようにして世界ゴルフ選手権シリーズ、4大メジャータイトル、そしてプレーヤーズ選手権の獲得ポイントが決定されます。
前回と今回の計算方法が基本なのですが、次回は、このトーナメント毎のポイントを計算する上で考慮すべきルールがいくつかありますので、それをまとめて紹介していきます。
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