今まで5回にわたってゴルフの世界ランキングのポイントを算出する方法を紹介してきました。
- ゴルフ世界ランキングポイント計算方法(1)-平均ポイント計算方法
- ゴルフ世界ランキングポイント計算方法(2)-トーナメント毎の獲得ポイント算出
- ゴルフ世界ランキングポイント計算方法(3)-四大メジャー・WGC・プレーヤーズ選手権の獲得ポイント算出
- ゴルフ世界ランキングポイント計算方法(4)-獲得ポイントの算出で考慮すべきルール
- 一番簡単にゴルフトーナメントで獲得できる世界ランキングポイントを知る方法
最後に実際に今まで説明してきた方法を使って、獲得できる世界ランキングポイントを算出していきます。
その題材として世界ゴルフ選手権シリーズの1つであるWGC-アクセンチュアマッチプレー2014を使います。
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WGC-アクセンチュアマッチプレー2014での世界ランキングの獲得ポイントは?
>WGC-アクセンチュアマッチプレー2014は世界ランク上位64名のみ参加できるのですが、ランク1位のタイガー・ウッズ、同2位のアダム・スコット、同4位のフィル・ミケルソンが欠場したため、世界ランク67位のキラデク・アフィバーンラトまでが出場しました。
まずは獲得ポイントを導きだすために、ワールドレイティング(World Rating)を算出します。以下の表のような計算になります。
この結果、ワールドレイティング(World Rating)は634となります。
続いて通常のトーナメントであればホームレイティング(Home Rating)ですが、世界ゴルフ選手権シリーズのためアディショナル・ワールドレイティング(Additional World Rating)を使います。計算は以下の表のとおりとなっています。
計算の結果、アディショナル・ワールドレイティング(Additional World Rating)の合計は55となります。
そしてワールドレイティングとアディショナル・ワールドレイティングを合計して、フィールドの強さ(Field of Strength)を出します。その結果、フィールドの強さ(Field of Strength)は689となります。
そして“Structure of Ranking Points and Rating Values”というポイント換算表にあてはめると、676-720の列に該当しますので、優勝ポイントは72ポイントとなります。(参考:管理人作成の世界ランキング・ポイント配分表2014(日本語版)
その後は順に、2位が43.20ポイント、3位が28.80ポイント、4位が21.60ポイントとなっていくわけです。
このようにして各トーナメントでの世界ランキングの獲得ポイントを計算することができます。