全米オープンゴルフ2015に21歳で四大メジャー初出場となる川村昌弘が出場しています。
アジアンツアーや欧州ツアーを転戦しながら腕に磨きをかけ、海外でも臆することなくプレーできるメンタルに期待がかかります。
その川村昌弘の全米オープンゴルフ2015の全ラウンド結果速報です。
川村昌弘の全ラウンドのプレーの速報と結果
川村昌弘の全米オープンゴルフ2015のラウンド別のプレー詳細やキースタッツなどは以下のボタンのリンク先にまとめています。
第1ラウンドのプレー詳細速報:26位T |
第2ラウンドのプレー詳細速報:85位T |
初の四大メジャー初日はイーブンの26位タイと好発進!
初日はキャメロン・トリンゲール、ジョージ・マクニールとの組み合わせで午前8時6分(日本時間6月19日午前0時6分)に1番ホールからスタートしました。
その初日のホールバイホールは以下の表のとおりとなっています。
第1ラウンドは3バーディ・3ボギーの70でイーブンパーにまとめ、初出場ながら26位タイにつけました。
3番パー3ではティーショットを2.1mにつけてバーディを奪い、スコアを伸ばします。
しかし、初日は一番難易度が高かった7番パー4では2オンには成功したものの、4.5mから3パットしてしまいイーブンに戻ります。
そして一番難易度が低かった8番パー5ではティーショットを左ラフに入れてしまい、レイアップしたものの3打目でグリーンを捉えることができず4オン2パットのボギーとなり1オーバーに後退します。
しかし、バックナインに入って11番パー4で4.5m、12番パー4で2.4mのバーディパットを沈めて1アンダーまで浮上しますが、14番パー4でティーショットをバンカーに入れてしまい、3打目でグリーンにのせたものの、10.2mの距離を残してしまい、3オン2パットでイーブンにスコアが戻ってしまいます。
上がり4ホールはフェアウェイキープ、パーオンともに成功したもののピンに絡むようなショットは打てず、そのままイーブンパーで初日のプレーを終えました。
初日を終えた時点でのキースタッツは以下のとおりとなっています。
- フェアウェイキープ率:64.29% (103位T)
- ドライビングディスタンス:299.50 (95位T)
- パーオン率:72.22% (44位T)
- パーオン時の平均パット:1.769 (24位T)
- 総パット数:31 (23位T)
フェアウェイキープ率はフィールド全体の平均である72.66%を大きく下回り103位という順位になったものの、そこからうまくリカバリーしパーオン率は72.22%でフィールド平均の68.77%を上回り44位タイとなっています。
またパーオンした13ホールの平均パット数が1.769で、多くはないもののバーディをとることができるスタッツになっているため、ボギーを叩いた分は取り戻しイーブンとすることができています。
パットに関しては7番の4.5mからの3パットや6番で1.5mのバーディパットを外したことは、もったいなかったものの、それ以外は比較的安定したパッティングを維持し、海外の様々な芝でプレーしたことが活かされていることを感じさせられました。
もったいないパットがあった分、まだスコアを伸ばせる余地があるということにもなりますので、2日目も期待されます。
ただ、順位は26位タイではあるのですが、初日を終えた時点ではカットラインとなる60位タイは2オーバーとスコア的には大きく貯金ができていませんので、安心はできない状況となっています。
上位の選手がスコアを伸ばしたため、USGAが難易度を上げてくると予想され、全体的にスコアは伸び悩むとは予想されますが、ちょっとした選択ミスでダブルボギーにもなるコースではありますので、まずは無難にスコアをまとめ予選通過をして欲しいところです。
ホールアウト後のインタビューも物怖じせず、全米オープンの雰囲気を楽しんでいる感が伝わってきて、あらためて海外向きの選手、海外に強い選手であることを感じさせました。
4日間プレーすることは川村昌弘にとって、さらにメンタルをタフにする材料、引き出しを多くすることにつながると思いますので、環境がタフになるであろう午後スタートとなりますが、2日目も粘り強くプレーしてくれることを期待しています。
2日目は2バーディ・9ボギーの77と崩れ85位Tで予選通過ならず
初日はキャメロン・トリンゲール、ジョージ・マクニールとの組み合わせで午後2時6分(日本時間6月20日午前6時6分)に10番ホールからスタートしました。
その川村昌弘の第2ラウンドのプレー詳細とホールバイホールは以下の表のとおりとなっています。
今日は2バーディ・9ボギーの77でトータル7オーバーとなり、カットラインに2打及ばない85位タイで予選通過はなりませんでした。
初日はよく粘ったのですが、2日目は力負けという内容で崩れてしまいました。
第2ラウンドは午後スタートで風が強くなったことも影響したのか、フェアウェイキープ率は64.29%(9/14)、パーオン率は55.56%(10/18)と初日より数字が落ち、いずれもフィールド全体の平均値も下回ってしまいました。
またパーオンできなかった8ホール中6ホールでボギーとなっていますので、スクランブリング率は25.0%と低く、一旦フェアウェイを外したり、グリーンを外すとリカバリーしきれませんでした。
またパッティングも総パット数が35パット、そしてパーオンしてからの3パットが3回あったため、パーオン時の平均パット数が2.100となりスコアを伸ばせる要素がなくなってしまった第2ラウンドでした。
当初、懸念していた飛距離に関してはドライビングディスタンスが311.50ヤードで、フィールド全体の平均を上回りましたが、フェアウェイキープ率は64.29%と全体の平均75%を下回ってしまいましたので、このあたりも海外で活躍するための、今後の課題となっていきそうです。
第2ラウンドに関しては世界の壁に跳ね返されるかたちになりましたが、世界ランクトップ10の選手でも予選落ちをしてしまうのが四大メジャーなので、悲観する必要もなく、把握できた課題を今後の練習や試合で克服していくことが重要になります。
まだまだ21歳と年齢も若く、これからもチャンスが訪れると思いますので、世界各地をまわりながら腕を磨いてもらいたいです。
コメント
おはようございます。川村プロの情報有難うございます。初日は本当に頑張りましたよね。練習ラウンドでは最悪みたいでしたがアジャスト能力は流石でした。やっぱりアジアを転戦している経験値でしょうか?今現在は苦戦しているみたいですが何とか踏み止まって欲しいと願っています。まだ21歳ですし伸び代は十分あると観ていますのでこれからも折に触れ情報が有りましたらよろしくお願いします。
ケイさん、おはようございます。
午後組はダスティン・ジョンソンら数名しか伸ばせていないので、厳しくなりつつありますが、何とか踏みとどまって欲しいです。
お疲れ様です。
川村君・情報を有り難うございます。
カットぎりぎりでも良いので・通過して欲しいです。
頑張って!!踏ん張って!!・・
速報、有難うございました。う〜ん、残念でした。やっぱりgolfさんの分析どおりスクランブリングが悪すぎましたね。後はパッティングですかね。でも、海外プロを相手に戦えるのは今の所、私の中では松山プロと川村プロだと思っています。今回の結果も経験値として積み上げて精進してもらいたいです。情報有難うございました。
ケイさん、ありがとうございます。
個人的には全英オープンのセントアンドリュースのほうが川村向きかなとは思ったのですが、そちらは難しくなり、全米オープンとなりました。
将来的に可能性を感じさせるメンタルはありましたので、ショートゲームに磨きをかけて、個人的にはフューリックのようなショットメーカーになってもらいたいです。
この経験を活かして、これからも成長していってくれると私も期待しています。
うぅぅ~!ダメでしたかぁ・・残念でしたが・
まだ若い川村君・次に繋がる良い経験として・
頑張って欲しいですねぇ。
此れからも・気になる選手として応援していきます。
お疲れ様でした。
ゆりさん、コメントありがとうございます。
2日目は完全に全米オープンにやられた感じでした。こういう経験を元にして実力を磨いていってもらいたいです。多少のことで心が折れるタイプではなさそうなので、このことから多くを学んでくれたと思いますので、今後が楽しみです。今後も彼の動向はひっそりと注目していきたいと思っています。