松山英樹がウィンダムチャンピオンシップに2016年以来2年ぶりに出場します。
毎年、レギュラーシーズンの最終戦として開催されるのですが、昨年はポイントランク1位、全米プロゴルフ選手権の翌週、プレーオフシリーズ開幕の前週ということもあり出場しませんでした。
トッププレイヤーの多くが出場回避するため、フィールドが薄くなることが多いウィンダムチャンピオンシップでのすが、トップ10フィニッシュが長らくなく、直近4戦はトップ25もないため、優勝予想では控えめな位置にランクされています。
薄いフィールドも松山英樹は12番手評価に
PGAツアー公式サイトのロブ・ボルトン氏によるパワーランキングは以下のとおりとなっています。
- ウェブ・シンプソン
- ラファエル・カブレラベロ
- シェイン・ローリー
- ライアン・ムーア
- ブラント・スネデカー
- ホアキン・ニーマン
- ビリー・ホーシェル
- ケビン・ツエー
- ジュリアン・スーリ
- クリス・カーク
- ブライアン・ゲイ
- 松山 英樹
- ジェイソン・コクラック
- オリー・シュナイダージャン
- ヘンリック・ステンソン
顔ぶれと世界ランクを考えれば、トップ5にランクされるはずですが、ここ最近の成績ゆえにボルトン氏も上位評価はできなかったようです。
ボルトン氏のコメントは以下のとおりとなっています。
If there was good news en route to a pedestrian T35 at Bellerive, it’s that he ranked eighth in strokes gained: putting. In four trips to Sedgefield, he’s finished 15th (2013) and T3 (2016).
『優勝争いに関わることのなかった35位タイでのフィニッシュに向かうプロセスにおいて良いニュースがあるとするなら、ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)でフィールド全体で8位となったことだ。過去4回の摂餌フィールドでのプレーでは2013年に15位タイ、2016年に3位タイでフィニッシュしている。』
予選落ちも2回あるため抜群に相性が良いというわけでもないのですが、2016年にはトップ3フィニッシュしていること、全米プロでパッティングのスタッツが良かったことなどを理由に12位にランクしています。
松山英樹の2017-18シーズンのストロークスゲインドのスタッツは以下の表のとおりとなっています。
STATS | Rank | ||
---|---|---|---|
SG: OFF-THE-TEE | ティショットの貢献度 | 0.108 | 97 |
SG: APPROACH-THE-GREEN | アプローチショットの貢献度 | 0.207 | 77 |
SG: AROUND-THE-GREEN | ショートゲームの貢献度 | 0.388 | 15 |
SG: TEE-TO-GREEN | ショット全体の貢献度 | 0.704 | 45 |
SG: PUTTING | パッティングの貢献度 | 0.146 | 72 |
SG: TOTAL | フィールド平均との差 | 0.849 | 41 |
昨シーズンはストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)が1.369で5位、ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)が0.645で7位、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)は0.455で26位、ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度)が0.269で24位と高いレベルで、ティーからグリーンまでが安定していました
ただ、パッティングに関しては-0.383で173位と苦しんだこともあり、年間王者などのタイトルには手が届きませんでした。
今年はパッティングで改善されているところが見られるのですが、ショットの数字が全体的に落ちていて、平均よりやや上というレベルにとどまっていることが足を引っ張り、良い結果を残せていません。
ウィンダムチャンピオンシップ2018の結果は、パッティングはもちろんですが、それ以上にドライバーとアイアンがどれだけ復調するかにかがポイントとなりそうです。