昨日のプレーで全体的に安定してきて、スタッツも良かったため、完全復活は時間の問題と考えていましたが、松山英樹が復活にとどまらず、PGAツアー初優勝に向けて、決勝ラウンドで底力を発揮してくれました。
第3ラウンドで6バーディ・ノーボギーの64でホールアウトし、通算7アンダーまで一気にスコアを伸ばし、一気に首位タイとなっています。
その松山英樹のクラウンプラザ招待の第3ラウンドのホールバイホール、キースタッツなどをはじめとしたプレー内容をまとめています。
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パッティングが復調し一気にスコアを伸ばした松山
松山英樹のクラウンプラザ招待の第3ラウンドまでのホールバイホールは以下のとおりとなっています。
6つのバーディも良いのですが、何と言っても素晴らしかったのはノーボギーでラウンドしたことです。このクラウンプラザ招待では日を追うごとに松山英樹のプレー全体の質が高まってきています。
続いて、観戦メモです。
1番と3番が今日の好調の大きな土台となりました。1番は3メートル近いパーパットを沈め、3番はセカンドショットがスプリンクラーのようなものにあたり、グリーン周りから大きく外れてしまったのですが、素晴らしいアプローチでしのぎました。
この2つが今日のプレー全体の良い流れを引き寄せる大きなキッカケになりました。
ショットとパットともに安定し松山英樹らしさが戻る
前日まではティーショットが安定し、アイアンショットも精度が徐々に上がってきている状態でした。
今日に関してはティーショットはスタッツ的には第1ラウンドの85.71%、第2ラウンドの71.43%と比較して一番悪い57.14%となっています。しかし、パーオン率は77.78%で、第2ラウンドの88.89%には及びませんが、良い数字になっています。
そのためティーショットはフェアウェイを外してはいるものの、セカンドショット以降でグリーンが狙え位置に落とせていることになります。そのためショットもある程度はコントロールでき、マネジメントも良かったことがうかがえます。
18ホールで70回前後のショットやパットがあるわけですが、ミスが全く出ないことはありえないわけで、それが起こっても被害を最小限にとどめることが大切です。今日の松山英樹はそれがしっかりとできたため、ノーボギーでまわれたと考えられます。
元々、マネジメントも上手な選手ですが、ショットやパットの精度が悪すぎて十分に活かせていませんでしたが、全体的な精度が上がっていますので、そのマネジメント力も活かされつつあります。
そして何よりも今日は良かったのが、今までの不調の原因となっていたパッティングが修正されたことです。
パーオンの回数が多いと、パーオン時の平均パット数(PUTTS PER GIR)が増える傾向があるのですが、その数字が1.571と3日間で一番良い数字になっていて、しっかりとバーディチャンスをいかせていることがわかる数字となっています。
そのためパットのスコアへの貢献度(STROKES GAINED PUTTING)も3.720(速報値)と素晴らしい数字で、前日までのマイナスから一気に回復してきました。
今日は出だしの1番ホールでショットが乱れたのですが、最後に2.7mのパーパットを沈めれたのが大きく、それが2番ホールで3.7mのバーディパットを沈める流れにつながったようです。
決めたバーディチャンスでも1番短いのが1.5m、そしてその次が2.6mで、あとは4メートル超が2つと7メートルが1つとなっています。調子を落としてからは2メートルから3メートルのパットも決めきれないことが多かったのですが、そこからは大きく改善されてきています。
ショットもパットもともに松山英樹らしさが戻りつつあることがうかがえる数字が増えてきていて、完全復活が近づきつつあることを感じさせます。
優勝争いのまっただ中で最終日はプレーすることになりますので、明日の松山英樹からは目が離せないです!
最終日は最終組でデビッド・トムとのペアリングとなり、日本時間の5月26日午前2時5分からのスタートです。
コメント
6バーディー・ノーボギー。あの松山君が帰ってきた~!!
最終日、最終組。きっと緊張して思うように行かないプレーも有るかと
思いますが・力まず、気負わず・冷静に最終日を飾って欲しい!!
応援してますよ~~!!がんばれ~松山君!!
本当に明日が楽しみですよね。今日くらいパットが安定していたら十分に優勝できるので、頑張ってもらいたいです。