松山英樹が7アンダーの首位タイ、最終日を最終組でスタートしました。初優勝の大きなチャンスが巡ってきたクラウンプラザ招待でしたが、スコアを伸ばすことができず、初優勝を逃しました。
それでも最終的には10位タイとなり、賞金15万3600ドル(約1566万円)とフェデックスカップ(FeDex Cup)ポイントを68ポイント獲得しています。
その結果今季の獲得賞金を116万7868ドルとし、フェデックスカップポイントでは通算で625とし、順位を前週までの54位から50位に順位を上げています。
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パッティングが再び乱調となり優勝を逃す
松山英樹のホールバイホールは以下のとおりとなっています。
3つのバーディを奪うも、1つのダブルボギーと2つのボギーがありましたので、
続いて観戦メモです。
序盤から流れが良くありませんでした。2番ホールではパーオンし、しかも2メートルのバーディチャンスにつけながら、そこから3パットでまさかのボギーとしてしまいました。
そしてショットは左右にはブレないものの、グリーンオーバーしたり、短かったりと距離感が合っていないようで、本人が3日目のホールアウト後にコメントしていたように、久々の優勝争いで緊張しているのが伝わるプレーぶりでした。
それでも4番で4.7m、5番で1.7mのパーパットを沈めるなどして、何とか凌ぐことができ、6番くらいからショットも徐々に落ち着きが感じられるようになり、7番では3.2mを沈めてバーディを奪いました。
そして8番でも2.4mのパーパットを沈めて凌いだのですが、9番ではフェアウェイからのセカンドショットをミスし、さらにグリーンでも3パットしてしまいダブルボギー。そして10番ホールでは2連続となる3パットでボギーとし優勝争いからは脱落してしまいました。
まだ調子が不安定な松山英樹
今日はパッティングの不安定さに集約されます。3パットが1ラウンドに3回もあると、さすがにスコアを伸ばすことはできませんし、ましてや最終日に優勝争いで抜け出すのは難しいと言わざるをえません。
ショットは序盤は不安定さが目立ちましたが、徐々に安定してはきました。ただ、ピンに絡むショットも少なかったので、優勝を手にするには厳しい内容でした。
クラウンプラザ招待2014での松山英樹の4日間のキースタッツは以下のとおりとなっています。
キースタッツではフェアウェイキープ率が64.29%で、パーオン率は66.67%と2日目、3日目に比較して数字が落ちています。しかし、一番問題だったのはパッティングであったことはスタッツにも出ています。
パーオン時の平均パット数(PUTTS PER GIR)は1.917で2日目の1.938より若干良いものの、パーオンしてから平均で2パット近くなっているとスコアは伸ばせません。
また3パットが3つもありましたので、パットのスコアへの貢献度(STROKES GAINED PUTTING)は-1.215とマイナスの数字になっています。
パッティングは第3ラウンドの調子が嘘のように悪い状態になってしまいました。ただ、優勝争いからくるプレッシャーが影響を与えた可能性も否定できません。
ただ、10番のボギーの後は、6.6mの長い距離を沈めるなど、2つのバーディを奪うなど粘りを見せました。4日間通じて良いプレーが続かないのが優勝に向けての課題ではありますが、徐々に復調はしてきていますので、次週以降につながってはいきそうです。
本人もまだ自分のプレーに自信がある状態ではないようなので、さらに精度を高めて次週のメモリアル、そして6月12日からの全米オープンゴルフにうまく調整してくれることを期待しています。
クラウンプラザ招待2014の最終結果
クラウンプラザ招待2014はアダム・スコットとジェイソン・ダフナーが9アンダーで並び、プレーオフとなりました。プレーオフの3ホール目にアダム・スコットがバーディを奪い、優勝を決めました。
世界ランク1位になったばかりのアダム・スコットが地力を見せた結果となりました。上位20名の結果は以下のとおりとなっています。
R | Player | SC | Prize | Pts |
---|---|---|---|---|
1 | A.スコット | -9 | $1,152,000 | 500 |
2 | J.ダフナー | -9 | $691,200 | 300 |
3 | N.トンプソン | -8 | $371,200 | 163 |
3 | F.ジャコブソン | -8 | $371,200 | 163 |
5 | D.リングマース | -7 | $216,960 | 93 |
5 | R.パーマー | -7 | $216,960 | 93 |
5 | B.トッド | -7 | $216,960 | 93 |
5 | J.センデン | -7 | $216,960 | 93 |
5 | D.トムス | -7 | $216,960 | 93 |
10 | M.トンプソン | -6 | $153,600 | 68 |
10 | J.ウォーカー | -6 | $153,600 | 68 |
10 | K.チャペル | -6 | $153,600 | 68 |
10 | 松山 英樹 | -6 | $153,600 | 68 |
14 | D.ジョンソン | -5 | $102,400 | 54 |
14 | G.デラート | -5 | $102,400 | 54 |
14 | J.スピース | -5 | $102,400 | 54 |
14 | B.パン・ベルト | -5 | $102,400 | 54 |
14 | B.デービス | -5 | $102,400 | 54 |
14 | C.カーク | -5 | $102,400 | 54 |
14 | C.ストラウド | -5 | $102,400 | 54 |
57 | C.カーク | -5 | $102,400 | 54 |
14 | C.ストラウド | -5 | $102,400 | 54 |
コメント
悔しい結果に成ってしまいましたが・きっと近い内に優勝争いに
絡んで来ることに!!!最後のインタビュー時に、いっぱいの反省をしてました。聞いて「ウルウル」。松山君自身悔いの残した試合に成ったけれど
上手く調整をして「全米オープン」に向かって、がんばれ~!松山君!!
若い内にたくさん失敗や挫折をしておけば、リカバリーも早いし、財産になるから、今日の経験も今後の糧にしてくれることを期待しています。