昨年は最終日に69を出して16位タイに食い込んだファーマーズインシュランスオープンに、松山英樹が2年連続で出場します。
2015年の出場3戦で2度の最終組で優勝争いを繰り広げたことで、現地での注目度も高まり、ジョーダン・スピース、ブルックス・ケプカというアメリカのスター候補2人との予選ラウンドとなっています。
その松山英樹のファーマーズインシュランス・オープン2015の全ラウンドのホールバイホール、キースタッツ、プレーの詳細などの結果速報のページです。
目次
松山英樹の全ラウンドのプレーの速報と結果
松山英樹のファーマーズインシュランス・オープンのラウンド別のプレー詳細やキースタッツなどは以下のボタンのリンク先にまとめています。
大会直前のインタビュー動画 |
第1ラウンドのプレー詳細速報:95位T |
第2ラウンドのプレー詳細速報:75位T |
第3ラウンドのプレー詳細速報:–位 |
第4ラウンドのプレー詳細速報:–位 |
松山英樹のファーマーズインシュランス・オープンの大会前インタビュー
ゴルフネットワークによる松山英樹の大会直前インタビューです。
インタビューの書き起こしではありませんが、要約は以下のとおりとなっています。
- (先週の反省や悔しさはあるか?)今はどちらもないです。コースも変わりますし。先週と今週では雰囲気が全然変わってくるので、しっかりと準備してできればいいなと思います。今週はファアウェイも狭いですし、ラフもしんどいところがあって、ミスをしたら次が大変になるので、あまりミスが出ないように練習できたら。
【調子について】
- (ショットの感触は?)全然ダメですね。先週はファアウェイが少し広いホールでミスをしていたんですが、今週は全ホール狭く、油断したらすぐにボギーになってしまうので、そのあたりを(気をつけたい)。気候的にこちらのほうがボールが飛ばないので、そのあたりをしっかりと計算していけたらいいなと思っています。
- (ミスは減ったのではないか?)そのあたりはわからないんですが、試合でのミスの度合いを狭めていって、ミスしてもファアウェイにある、グリーンにのっているようにやっていきたい。
【コースの印象と攻略のポイントについて】
- 先週は前年と変わったホールが多かったんですが、今週はあまり変わっていない。ラフはサウスのほうがきついのかなと思いますし、グリーンの硬さもサウスとノースで違うような感じがする。初日がノースなので、2日目に切り替えてやることが大事かなと思う。
- ファアウェイにあるとセカンドはピンを狙っていけるので、特にサウスはファアウェイ(キープ)が第一かなと思います。グリーンまわりのラフが去年よりすごく長いけど、芝がまばらで、逆に難しい感じがする。
- (ポイントとなるホールは?)ロングの13番Hと15番Hの2つ、12番Hと15番Hがすごくタフなホールになると思うので、そこがカギになるかなと思います。
- (目標は?)アンダーでまわりたいんですが、本当に先週よりも調子がめちゃくちゃ悪いので、あまり期待できないんですが、よく粘ってボギーを打たないようにやっていきたいです。頑張ります。
サウスコースはPGAツアー開催コースで最長なのですが、さらにラフが長くてタフということで、かなり忍耐力が必要となりそうです。調子が悪いというのは毎度恒例のことで、先週も調子が悪いと言いながら優勝争いをしましたので、今週も期待してします。
ノースコースでスコアを伸ばせない痛いファーストラウンドに
第1ラウンドの松山英樹はジョーダン・スピースとブルックス・ケプカとの組み合わで、ノースコースの10番ホールからスタートしました。
ノースコースではショットの詳細なトラッキングが行われていないため、詳細なデータは少ないのですが、ホールバイホールは以下の表のとおりとなっています。
初日は1イーグル・1バーディ・1ダブルボギー・2ボギーの73でホールアウトしました。サスペンデッドとなり42名がホールアウトしていませんが、暫定で91位タイと出遅れてしまいました。
インからスタートしたのですが、12番でダブルボギー、13番でボギーといきなり3つスコアを落とし、それを1つも戻せないままハーフターンとなりました。
しかし、折り返して1番ホールのパー5ではイーグル、2番ホールではバーディを奪いイーブンに戻し、さらに伸ばすことが期待されました。
そして悪くともイーブンをキープしたいところでしたが、逆に6番ホールでボギーを叩いてしまい、初日は1オーバーの苦しいスタートとなっていました。
前半の9ホールを終えた時点で、ファアウェイキープ率は50.00%(4/7)、パーオン率は55.56%(5/9)とショットが低調でした。
しかし、後半の9ホールではファアウェイキープが85.71%(6/7)、パーオンが100%(9/9)と安定し、最終的にはファアウェイキープ率が71.43%(10/14)、パーオン率が77.78%(14/18)まで戻しました。
後半の9ホールのショットのスタッツを見る限りでは、もう少しスコアが伸びても良さそうなのですが、バーディパットを沈めきれなかったようで、パーオン時の平均パット数は1.929と2パットに近くなっています。
ゴルフネットワークの中継でも情報が少なかったため、把握するのが難しいのですが、後半伸ばせなかったのは、アイアンでのショットがピンに絡まなかったか、もしくはパッティングが悪かったのかのどちらかではないかと推測されます。
本来は難易度の低いノースコースでしっかりとスコアを伸ばして、サウスコースで粘って、予選通過したいところでしたが、ノースコースでスコアを落とす痛い出だしとなりました。
午前10時30分で全選手がホールアウトしていないのですが、サウスコースでプレーする78名中でアンダパーで回れそうなプレーヤーは15名から20名程度となりそうな状況からもわかるように、サウスは簡単なセッティングではありません。
サウスでスコアを伸ばしている選手もいるため、松山英樹の実力からすれば十分に巻き返せる可能性があるものの、よりハードルが高くなった状況であることは間違いありません。
予選通過ラインはイーブン、もしくは1アンダーくらいになると予想されるため、最低でも1アンダー、できれば2アンダーでは第2ラウンドをプレーしないと厳しくなると予想されます。
先週も追い込まれてから巻き返して予選通過し、決勝ラウンドで優勝争いに持っていきましたので、今週も同様の巻き返しに期待したいところです。
【第1ラウンドのキースタッツ】
ノースコースではショットのトラッキングが行われていなため、ストロークゲイン関連のスタッツが算出されていません。またノースとサウスで難易度が大きく違うため、あくまで参考程度となりますがサスペンデッドとなった時点での暫定のキースタッツと順位は以下のとおりとなっています。
- ファアウェイキープ:71.43%(11位T)
- パーオン:77.78%(23位T)
- パーオン時の平均パット数:1.929(127位T)
難易度の高いサウスコースでスコアを1つ伸ばすも予選落ちに
第2ラウンドもジョーダン・スピース、ブルックス・ケプカとの組み合わせで、日本時間の2月7日(土)の午前3時30分に、サウスコースの1番ホールからスタートしました。
その松山英樹の第2ラウンドのホールバイホールとプレー詳細は以下の表のとおりとなっています。
1イーグル・2バーディ・3ボギーで1つスコアを伸ばしたものの、カットラインに1打及ばず予選落ちとなってしまいました。
出だしの3ホールで2つスコアを落とす苦しい展開でしたが、5番ホールの2打目が直接カップインスーパーショットでイーグルを奪い、スコアを戻します。
そしてパー5の9番ホールでは、あわやイーグルのスーパーショットでバーディを奪い、予選通過ライン目前まで浮上しました。
しかし、11番でボギーを叩き、15番でバーディを奪い返したものの、1打及ばない状況で18番のパー5を迎えました。
ここで果敢に池越えの2オンに挑み、それを見事に成功させて、15.4mと長いもののイーグルチャンスをつくりました。
しかし、ファーストパットがショートして2.3mを残し、それを沈めることができずに予選落ちとなってしまいました。
第2ラウンドは、とにかくパッティングに苦しみました。
パーパットでは1番1.5m、11番2.7m、バーディパットは10番と13番が2.4m、18番が2.3mと入れておきたい距離のパットがなかなか入りませんでした。
8番H、10番H、14番Hのパッティングは入ったかと思われたのですが、カップの縁をまわるなどして沈めることができず、最後まで今一歩が調整しきれませんでした。
最終18番のパッティングは、同組のブルックス・ケプカが2オンしながらも5パットするなど、多くの選手がプレーを終えグリーンの状態も良くなかった影響はありますが、パッティングが足を引っ張るかたちとなったことは否定できません。
そのことはスタッツに顕著に現れていて、ショットの方は相変わらずの安定感でファアウェイキープ率は85.71%ですし、特にバックナインは100%でした。そのため2日間通算でも78.57%となり、第2ラウンド終了時点で全体2位となっていました。
また、パーオン率も初日77.78%、2日目72.22%で、通算でも75.00%で全体で24位Tと上位になっています。
そのためショットのスコアへの貢献度を示すストロークゲインド・ティー・トゥ・グリーンは+6.328と非常に高く、予選ラウンド終了時点で全選手の中で1位です。
しかし、ストロークゲインド・パッティングは-3.601で155名中153位と真逆のひどい状態で、素晴らしいショットを生かし切ることができず、ポアナ芝のグリーンにアジャストできないまま2日間でプレーを終えることになりました。
それでもラウンドの後半には少しずつパッティングも良くなっては来ていて、予選通過すれば、ショットが良いので面白くなると思われたのですが、残念ながらそうなりませんでした。
【第2ラウンド終了時点の松山英樹のキースタッツ】
- ファアウェイキープ:71.43%/85.71%/78.57%(2位)
- パーオン率:77.78%/72.22%/75.00%(24位T)
- ストロークゲインドショット:+6.319(1位)
- ストロークゲインドパット:-3.580(153位)
- パーオン時の平均パット:1.929/1.846/1.889(124位T)
次戦に関しては、まだ情報が入っていませんが、そこまでにパットをうまく調整して、再び優勝争いを繰り広げてくれることを期待しています。
コメント
お疲れ様です。。
いきなりの1ダボ・2ボギ-。1イ-グル・1バ-ディ。
霧の為・全コ-ス回り切れなかった事が原因とは思いませんが・・何・どうしちゃた?って感じです。
「先週より調子がめちゃくちゃ悪い・余り期待出来ない・
粘ってボギ-を打たない様頑張る・・」なんってコメント
してましたが・先週の疲れが残ってるのでしょうか。
明日の予選通過に向け調整をしてくれるでしょう・・が
怪我だけは「古傷が出てくると怖い」気を付けて欲しいです
スピ-ス選手との決勝戦組み合わせを期待してます。
優勝争いをした疲労は残っているような気がしますね。ケプカ選手は優勝して、緊張感が喜びになりましたが、松山英樹は負けましたので、疲労感に違いはでると思います。またフェニックスの終盤に調子を落としていましたので、それを多少引きずっているのもあるのかなという気はします。
明日はアンダーで回らないと、決勝ラウンドはなくなりますので、うまく調整して欲しいです。
お疲れ様です。。
直接カップインイ-グル。ピン側バ-ディ。と
見応えの有る松山君らしいプレ-をしてたのですね。
動画を見ても素晴しい。
司会者の方はきっと・おぉぉ~!!松山素晴しい~!あはは~!と
たたえてくれてたのでしょうね「笑」。
忘れて次に向かって準備をして欲しいですね。
ちよっと・心身共に休めて欲しいです。
次は「ノ-ザン・トラストOP」予定でしょうか?
おはようございます
1打及ばず残念でした
18ホールの イーグルチャンスは いつもの松山pなら悪くても バーディにはしていたと思います
スーツとカップのそばにボールが止まる 妄想をしていました(笑)
あんなに ショートするとは!
でも ケプカ と スピースさんとは 2日間いい雰囲気で回れたようでなによりでした。
次に向けてしっかり休んで また楽しませてほしいです
次は頑張れです。
ノーザントラストのエントリーの情報はないので、まだわからないのですが、確認ができたらブログにアップするようにします。
フェニックスの最終日バックナインあたりから、心と身体のバランスが悪くなっていた感じがするので、休養して一旦リセットしたほうが良いかもしれません。
トッププレーヤーでも、長いシーズンで予選落ちはするものなので、次戦で良いプレーを見せてくれることを期待しています。
ケプカとスピースとの組み合わせでの雰囲気は良さそうで、今後も一緒にプレーする時が楽しみになりそうですよね。
パッティングがトップクラスにならなくても、PGAツアーの平均レベルになれば優勝できるくらいショットは図抜けているので、本当にもどかしい感じです。
パットが良くなれば、世界ランクのトップ5には確実に入れ、メジャーが獲得できるショットを持っていますので、何とか調整していってほしいです。