松山英樹がザ・メモリアルトーナメント2014の最終日のプレーを終えました。
松山英樹はこの最終日に8バーディ・1ダブルボギー・3ボギーと出入りが激しいゴルフながらも3つスコアを伸ばして、通算13アンダーの首位タイでフィニッシュしました。
そして同じく13アンダーで並んだケビン・ナとのプレーオフ1ホール目に、ケビン・ナに競り勝ち、PGAツアー初優勝を手にしました。
またザ・メモリアルトーナメントのタイガー・ウッズの記録を破る史上最年少優勝となりました。また日本人プレーヤーのPGAツアー優勝者としては青木功、丸山茂樹、今田竜二に続く4人目となりました。
その結果、松山英樹は優勝賞金116万7868ドル(約1億1364万円)とフェデックスカップポイントを500獲得し、今シーズン通算で228万3868ドル(約2億3236万円)、1125ポイントとしました。
またフェデックスカップランキングでは14位に一気に浮上しています。
また世界ランキングのポイントは64ポイントを獲得していますので、世界ランキングでもトップ10前半の12位から14位くらいに上昇することが予想されます。
さらに今回の優勝の特典として2015年マスターズの出場権、そして2015-16年シーズンまでのシード権を獲得しています。さらに来年頭に開催されるツアー優勝者だけが参加できるヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズの出場権を獲得しています。
その松山英樹のザ・メモリアルトーナメント2014の最終日のホールバイホールやキースタッツなどをまとめています。
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終盤に崩れかかるも18番で粘った松山英樹
松山英樹のザ・メモリアルトーナメント2014のホールバイホールは以下のとおりとなっています。
首位だったバッバ・ワトソンが終盤になってティーショットがブレてしまい、アダム・スコットも崩れてしまう中、松山英樹は一時は15アンダーまで伸ばしての単独首位になりました。
しかし、16番で痛恨の池ポチャでダブルボギー、そして17番ではアプローチをミスしてしまいボギーとしい、一気に3つ落としてしまい、先にホールアウトしていたケビン・ナの下になってしまいました。
しかし、パー4で平均スコアが4.338で多くの選手がパーでもしのげない18番でバーディを奪って、プレーオフに持ち込みました。
続いて観戦メモです。
8つのバーディを最終日に奪えるのは素晴らしいことです。終盤はさすがに優勝争いのプレッシャーか、崩れかかりましたが、一番難易度が高い18番ホールで4日間連続となるバーディを奪って、再び並ぶあたりはさすがと言わざるをえません。
プレーオフでは18番ホールでティーショットを打ってクラブをおろした際に、中継マイクにあててドライバーを折ってしまいました。そのためプレーオフではドライバーを使えない状態でした。
そのプレーオフ1ホール目の18番ではティーショットをバンカーに入れしまったのですが、相手のケビン・ナがクリークに入れてウォータハザードとなってしまいました。
松山英樹はバンカーからのセカンドショットをグリーン左に大きく外しましたが、ギャラリーにあたりボールがとまる幸運に救われ、ケビン・ナも1ペナのあとのクリーク横からのショットもグリーンを捉えられず、アプローチ勝負となりました。
ケビン・ナのアプローチは寄り切らず、松山英樹はバンカー越えの難しいアプローチを3.1メートルにつけました。松山英樹が先にそのパーパットを沈め、プレーオフ1ホール目でケビン・ナを破って、PGAツアー初優勝を飾りました!!
松山英樹の初優勝の動画(PGAツアー公式Youtubeチャンネル)
*池ボチャ・18番バーディなど見れます。
全米オープンに向けても期待が高まる松山英樹
松山英樹はバッバ・ワトソンとアダム・スコットという世界のトップ5で、ここ3年間のマスターズチャンピオンを競り落としてプレーオフに進み、さらに優勝したことは、今後の財産になっていくことは間違いありません。
また前週の自滅して、優勝争いから離脱してしまった経験も十二分に活かせていました。
松山英樹は世界でもトップクラスのプレーヤーになる階段を登りつつあると言えるのではないでしょうか。次週は休養をとりますが、メモリアルトーナメントはメジャーに近いフィールドの強さの中で、この結果ですので、6月12日からの全米オープンが本当に楽しみです。
これ以上ない結果でメジャータイトルに挑戦することになりますし、この優勝で注目を浴びながらのプレーとなりそうです。
ザ・メモリアルトーナメント2014の最終結果
R | Player | SC | Prize | Pts |
---|---|---|---|---|
1 | 松山 英樹 | -13 | $1,116,000 | 500 |
2 | K.・ナ | -13 | $669,600 | 300 |
3 | B.ワトソン | -12 | $421,600 | 190 |
4 | C.カーク | -10 | $272,800 | 123 |
4 | A.スコット | -10 | $272,800 | 123 |
6 | S.ストリッカー | -9 | $215,450 | 95 |
6 | B.カーティス | -9 | $215,450 | 95 |
8 | T.オールセン | -8 | $167,400 | 75 |
8 | B.ハース | -8 | $167,400 | 75 |
8 | L.ガスリー | -8 | $167,400 | 75 |
8 | B.トッド | -8 | $167,400 | 75 |
8 | C.シュワルツェル | -8 | $167,400 | 75 |
13 | S.ブラウン | -7 | $124,000 | 59 |
13 | P.ケイシー | -7 | $124,000 | 59 |
15 | J.オールレッド | -6 | $102,300 | — |
15 | M.クーチャー | -6 | $102,300 | 55 |
15 | R.マキロイ | -6 | $102,300 | 55 |
15 | B.ホーシェル | -6 | $102,300 | 55 |
57 | 石川 遼 | +1 | $13,764 | 12 |
コメント
松山君・本当に本当に「優勝」おめでとう!!!そして有り難う。。
ダブルボギーした時はどっと疲れがでましたが「笑」。
「全米オープン」に大きな大きな自信になりました。
今週はゆっくりこの喜びを噛み締めて下さいね。。
私も「ぼ~とした頭と・赤く腫れた目」を元に戻したいと思います「笑」。。
本当におめでとう~~!!
ダブルボギーの時には早朝にかかわらず絶叫し、18番のバーディで再び絶叫しました(笑)
いつか優勝してくるとは思っていましたが、こんなに早く優勝してくれるとは思いませんでした。この1勝にとどまらずに、松山英樹には世界のトッププレーヤーになってもらいたです。