松山英樹の海外メディア記事のまとめ – セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ2018開幕前

ゴルフウィーク(GOLF WEEK)電子版:パワーランキングで4位にランクイン

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ゴルフウィークのブレントレー・ロマイン氏によるセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ2018の優勝予想でジョーダン・スピース、ダスティン・ジョンソン、リッキー・ファウラーに続く4番手に予想されています。

4. Hideki Matsuyama: Seems to recently be a question of which Hideki will show up. Will it be the one who has three top-5s in his last four starts? Or the one who tied for 50th at the WGC-HSBC Champions. Does own a runner-up and T-3 in his two starts at Kapalua.

『最近の問題は「どちらの松山英樹が姿を見せるのか」のようだ。最近の4試合で3度のトップ5フィニッシュをしているヒデキなのか、それともWGC-HSBCチャンピオンズで50位となったヒデキなのか?カパルアでの出場2試合では2位と3位タイだ。』

松山英樹の最近の4試合でトップ5が3回というのは素晴らしい成績です。ただ、昨年の快進撃の印象があるため物足りない成績に映ってしまいます。しかし、調子が悪い中、ショットとパットを改良している途上であることを考えれば、かなり素晴らしい成績です。

ただ、良い時と悪い時の差が激しいのが2017年の課題ではありましたので、そのどちらが出るのかは注目ポイントとなります。

ゴルフチャンネル(Golf Channel)電子版:パワーランキングで5位にランクイン

ゴルフチャンネルのウィル・グレイ氏によるパワーランキングでは、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソン、リッキー・ファウラーに続く5番手の評価となっています。

5. Hideki Matsuyama: Matsuyama nearly chased down Thomas at this event last year, and he finished third in 2015. The Japanese sensation would be higher on this list were it not for a wobbly close to his 2017 campaign, where he seemed to show signs of fatigue and frustration. Given a few weeks to rest, it wouldn’t come as a surprise for him to contend this week.

『昨年のこの大会ではジャスティン・トーマスに追いかけて迫り、2015年には3位となっている。日本のセンセーションは2017年の最後を、疲労とフラストレーションによる不安定な状態で終えていなければ、このリストでもっと上位にランクされていただろう。数週間の休養をとっていることを考えると、今週の優勝争いに絡んだとしても驚きではない。』

PGAツアーのプレーオフシリーズでの不調は、米メディアにとっても謎でした。特にブリヂストン・インビテーショナルで圧勝し、全米プロゴルフ選手権で優勝争いを繰り広げたことを考えると、急ブレーキでした。それが疲労、ストレスによるものだとマネジャーのボブ・ターナー氏が説明したことで、松山英樹の不調に関して米メディアも納得するに至りました。

その疲労やストレスが軽減されたと考えられることと、過去の相性が良いことを考えると、優勝争いに絡むことは驚きではないとウィル・グレイ氏は述べています。

ゴルフウィーク(GOLF WEEK)電子版:内面のプレッシャーを鎮めることができるか?

ゴルフウィークのケビン・ケーシー氏は“Top 10 New Year’s resolutions for golf’s big names in 2018”というタイトルで、ゴルフ界のビッグネームの「今年にやるべきこと、クリアすべき課題」について記事にしています。

松山英樹はジョン・ラーム、フィル・ミケルソン、ジェイソン・デイ、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピース、ロリー・マキロイ、リッキー・ファウラー、タイガー・ウッズともに世界のビッグネームとして言及されています。

8. Hideki Matsuyama: Tone down the internal pressure

Let’s be clear: Matsuyama knows what he’s doing. And there’s no reason he should shrink his work ethic, as his hustle has taken him far in golf. But it seems like he puts a lot of pressure on himself.

That tends to come out in his odd, disgusted reactions to good shots. But it was really most startling when Matsuyama was distraught after finishing solo fifth, 10 shots behind winner Brooks Koepka, last month at the Dunlop Phoenix Tournament. He was quoted lamenting the “many issues to address” in his game and that there’s a “huge gap” between he and Koepka.

8. 松山英樹:内面のプレッシャーを鎮める

「松山英樹は自分が何をなそうとしているのかを知っている」ということは明白だ。彼をゴルフ界のトップクラスに押し上げたプロ意識を弱めるべき理由は存在しない。しかし、彼は自分自身に大きなプレッシャーをかけすぎているようにも見える。

この傾向は素晴らしいショットに対する彼の奇妙な落胆のリアクションに現れている。しかし、12月のダンロップフェニックスでブルックス・ケプカに10打差をつけられての単独5位フィニッシュした後の動揺したような様子は、最も驚くべきことだった。彼は「取り組むべき多くの課題がある」と自分のゲームに対して嘆き悲しみ、自分とケプカの間に「大きな差がある」と話したと伝えられている。

Matsuyama gets plenty of attention from his home country of Japan, especially with him being in line to become the country’s first male major champion. But the 25-year-old is a superstar in the making who will accomplish plenty if he keeps working hard. He should also enjoy his success, too.

So in 2018 we’re hopeful not that Matsuyama lays off the gas pedal but that he manages to not pressure himself too much and enjoy his golf successes more.

彼は日本人男子ゴルファーで初のメジャー王者になりうる立場のため、多くのプレッシャーを母国から受けている。しかし、25歳の将来のスーパースターは、ハードな練習を自分に課し続けるのであれば、多くのことを成し遂げるだろう。一方で彼は成功を楽しむべきでもある。

私たちは2018年に松山英樹に対してアクセルを緩めるのではなく、多くのプレッシャーを自分にかけすぎないようにして、ゴルフでの成功をもっと楽しんでくれることを願っている。

ケビン・ケーシー氏は、松山英樹はすでに素晴らしい実績を残している、世界のトッププレイヤーであり、その事実を良い意味で受け入れて、自分が成功しているという認識を強めたのほうが良いのではないかと述べています。

松山英樹が調子を落とす時は「体調不良」、もしくは「自分を追い詰めすぎている」の2つのパターンが多く見受けられます。後者にはまってしまった場合には、自分から迷宮に入り込んでいくようにも見える時があります。

技術を限りなく高めることで、常に勝てるような選手になるということを追求しているために起こっていることではありますが、結果として自分を苦しめてしまい、調子を落としていることもあります。

より素晴らしいものを追求できることが松山英樹の強みではありますが、それが度を越してしまうと脆さにつながることがあります。長所と短所はコインの裏表のようなものです。持っている資質をバランス良く発揮できれば、長所として活かされますので、そうなるようにマネジメントすることも重要になります。
メジャーを勝っているトッププレイヤー達は、このあたりのマネジメントに長けていて、特にジョーダン・スピースは優れています。ケビン・ケーシー氏はそういったことも踏まえて、このような記事を書いているのではないかと思われます。

ゴール達成のためのメンタルコントロールや方法論も、欧米では優れたものが確立されています。オリンピックでの金メダル通算獲得数が23個に達しているマイケル・フェルプスは、そういった方法論を上手く取り入れて自分の才能を発揮し、圧倒的な結果を残しています。この方法論に関してはタイガー・ウッズの父親も学んでいたとされていて、少なからずタイガーにも影響を与えているものと考えられます。

技術を絶え間なく磨き続けると同時に、そういったものを参考にしていく、勉強していくこともプラスになるのではないかとは考えられます。

米ゴルフダイジェスト電子版:パターの向上が鍵に

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米ゴルフダイジェストのジョエル・ビール氏が“2018 New Year’s resolutions for five of golf’s brightest stars”というタイトルの記事で、5人のゴルフ界のきらびやかなスターたちの課題について言及しています。

“bright”という表現がなされることは、その人物の力量、素質、才能などをかなり高く評価されていることを示しています。その”bright”の最上級がつけられた5人のスターとしてパトリック・リード、ロリー・マキロイ、ブルックス・ケプカ、松山英樹、ケビン・キスナーが選ばれています。

松山英樹に対するコメントは以下のとおりとなっています。

Some resolutions are made out of a continued strive for improvement, others as a need to survive. Though it’s not as dramatic as the latter — Matsuyama did win three tour events last year — his short game is encumbering his ascension to full-blown stardom. What’s curious is how quickly it’s spiraling out of control, going from mediocre in 2015 (86th in sg: putting) to bad (103rd in ’16) to ghastly (173rd). Worse, every facet of his putting — short (inside 10 feet = 144th on tour), mid (15-20, 190th) and long (25 feet and longer, 148th) — is in desperate need of refinement.

いくつかの問題解決は絶え間ない改善への努力によって生み出され、他には生き残るための努力によって生み出される。しかし、問題解決は、前者の方法論は後者のものほどにはドラマティックなものではない。松山英樹は昨シーズンにおいて3勝をあげたが、十分に開花したスターの座へ上り詰める上で、彼のショートゲームが障害となっている。彼のショートゲームが急速に制御が効かないものになっていることは興味深いことだ。2015年は月並みなレベルだった(パットのスコアへの貢献度がPGAツアー全体で86位)が、2016年には悪く(同103位)なり、2017年にはゾットするようなもの(同173位)となっている。悪いことに、あらゆる面で必死な改善を必要としている。ショートパット(10フィート:3.0m以内)は144位、ミドルパット(15-20フィート:4.5-6.0m)は190位、ロングパット(25フィート:7.5m以上)は148位となっている。

Analytics have proven the heightened importance of approach shots and tee balls, but you can’t have two left feet on the dance floors, especially at the American majors. If he can just be adequate — as we saw in his runner-up finish at Erin Hills — Hideki will become the first Japanese player to win a major. He puts in as much work as anyone on the practice greens; here’s hoping Matsuyama finds some clarity to carry inside the ropes.

数字によるデータ解析によって、ティショットとグリーンへのアプローチショットの重要度が高いことは証明されている。しかし、とりわけアメリカのメジャーでグリーン上に不安があってはならない。エリンヒルズでの2位で私たちが見たように、彼はパターがまあまあのレベルにできれば、メジャー制覇を果たす初めての日本人プレイヤーになるだろう。彼は誰よりもグリーン上で練習している。彼が何かを掴んで、それをトーナメントで発揮できるようになることが願われる。

最近は松山英樹に対する欧米メディアの評価が割れることが少なくありません。世界のトッププレイヤーとなり、プレーの多くが専門家たちに注視されることになり、厳しい目にさらされることになった影響もあります。
評価が低くなる時には、その理由としてパッティングが挙げられることがほとんどです。ジョエル・ビール氏が指摘するようにパッティングのスタッツに関しては、2016-17シーズンがワーストとなっていますので、仕方のないところはあります。

それでも3勝できたのは、ショット力が卓越していることに加えて、優勝した週はパッティングが安定していたためです。
パッティングが改善されればタイガー・ウッズ並の成績を残せるようなショット力がありますので、2018年も引き続き成績を左右する大きなポイントとなるのではないかと考えられます。

海外メディアの松山英樹にメジャー制覇に対する論評で多いのは、「他の国の人間からは理解できないほどに、日本という国全体から受けている過剰な期待とプレッシャーを乗り越える」こと「パッティングの改善が鍵」というものです。

日本人の誰一人として、いったことのない道を開拓していく苦しさ、難しさ、辛さがあることを痛感させられる2017年となりましたが、その経験を活かして、2018年に飛躍を遂げてくれることを期待しています。

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