松山英樹は「正しい方向へステップを踏んだ」全米オープン2位への海外メディアの反応

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ESPN:正しい方向へもう1つのステップを踏んだ

スカイスポーツなどでも記事を書いているMatt Cooper氏がESPN電子版で、全米オープン2017の主な出場選手を評価しています。

Hideki Matsuyama – Grade: A
A major championship career-best finish (T-2) for the 25-year-old, who smashed five birdies in his final eight holes to set a target that briefly looked like it might test the on-course leaders. Alas for him, Brooks Koepka was just too good, but this is another step in the right direction and Matsuyama didn’t go low once, he went really low twice.

引用元:Round 4 U.S. Open grades — From the top to the bottom(ESPN)

『最後の8ホールで5つのバー0ディを奪い、短い期間ではあったがプレー中の首位のプレイヤーたちにターゲットをセットした。この25歳にとって2位タイは、メジャーでのキャリアベストのフィニッシュとなった。かわいそうなことに、ブルックス・ケプカが良すぎた。しかし、これは正しい方向へもう一つのステップとなった。松山は1ラウンドは良いスコアを出せなかったが、2つのラウンドでかなり良いスコアを出した。』

全米オープンゴルフ2017の各ラウンドのベストスコアは以下のとおりとなっています。

  • 第1ラウンド(木曜日)- リッキー・ファウラー「65」
  • 第2ラウンド(金曜日)- 松山英樹、チェズ・リアビ「65」
  • 第3ラウンド(土曜日)- ジャスティン・トーマス「63」
  • 第4ラウンド(日曜日)- 松山英樹「66」

それぞれのラウンドの平均スコアは73.4、73.2、72.0、73.9となっています。

松山英樹は2ラウンドでベストスコアを叩き出し、フィールドの平均を大きく上回る爆発力を見せました。

その一方で、第1ラウンドに2オーバー、第3ラウンドに1アンダーだったことが、ブルックス・ケプカに4打差をつけられる原因となりました。

ただ、メジャーで2位となったことで、制覇に向けて良いステップになったとMatt Cooper氏は評価しています。

米Golf Digest:メジャーで勝つことが時間の問題であることをあらためて証明

米ゴルフダイジェストのAlex Myersが全米オープン2017の勝者と敗者を評価しています。松山英樹はバーディということで、良い評価を得ています。

Birdie — Hideki Matsuyama: A final-round 66 gave him the lead in the clubhouse and a chance to win until the Brooks buzzsaw. Still, Matsuyama’s T-2 performance showed once again that it’s just a matter of time before he wins a big one. He edged Rickie Fowler on the leader board and he still holds a slim edge on him for the title of best current player without a major.

引用元:U.S. Open 2017: Sunday’s winners & losers from Erin Hills

『最終ラウンドの「66」でクラブハウスリーダーとなり、ブルックス・ケプカが勢いに乗るまでは優勝のチャンスがあった。松山英樹の2位タイという成績は、メジャーで勝つことが時間の問題であることをあらためて証明した。彼は全米オープンのリーダボードでリッキー・ファウラーよりも上に位置すると同時に、メジャーでの優勝経験のない現在のベストプレイヤーというタイトルにおいても、僅差でファウラーに勝っている。』

Alex Myers氏はこの後、プレーのスピードについては注文をつけているのですが、実力に関しては高く評価し、メジャー制覇は時間の問題であると述べています。

英National Club Golfer:王者に値するチャージを最終ラウンドに見せた

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イギリスのゴルフ専門誌であるNational Club Golferが全米オープンでの各選手のパフォーマンスを評価しています。

この記事ではアーノルド・パーマーが1960年全米オープンで最終日に7打差を逆転したことを伝えた上で、以下のように書かれています。

Hideki did his best to channel that with a proper final round charge worthy of the King – a wonderful 66 that was the best of the day.

What might have been if he hadn’t messed up the 15th? The Japanese has been epic at times this week, recapturing the form that saw him sweep to victory after victory at the turn of the year.

引用元:US Open player ratings: Brooks breaks boredom at Erin Hills

『ヒデキは1960年のアーノルド・パーマーを呼び起こそうとベストを尽くし、最終ラウンドに王者に値するチャージをした。素晴らしい「66」というスコアは、この日のベストスコアだった。
もし彼が15番ホールでミスしなければどうなっていただろうか?この日本人は今週、年末年始に優勝を積み重ねていた時の調子を取り戻し、折に触れて、素晴らしかった。』

優勝に値するような最終ラウンドの追い込みだったと称賛した上で、残念ながら今回はそれには及ばなかったと述べています。

米ゴルフチャンネル:ロイヤルバークデールに向けての非常に大きな土台に

最終日が終わった直後のゴルフチャンネルのLisa CornwellとBrian Batemanの評価です。

2人の会話の要約は以下のとおりとなっています。

LISA:素晴らしい最終ラウンドの松山英樹のパフォーマンスでした。6アンダーの「66」を出して、ブライアン・ハーマンとともに2位タイとなりました。彼らの12アンダーは、これまでの116回の全米オープンの歴史において、2回を除けば優勝できるスコアでした。このプレイヤーと、シーズン序盤にワールドワイドで残した圧倒的な成績を見て、どう思いますか?この結果が世界ランク2位に浮上する見込みの、松山英樹の今後にどのようなものをもたらすと思いますか?

Brian:とても大きな意味があるものだと思います。彼の基準としては、ここ数ヶ月は良いプレーができていませんでした。世界ランク4位としてこの全米オープンにやってきましたが、彼の名前を多く耳にすることはありませんでした。しかし、このようなゴルフが私達が彼に期待するようなものです。(最終日の)最初の5ホールで3つのバーディを奪いました。そして残り数ホールの時点で、松山が12アンダーに達することができるかどうについてLisaと話していましたが、そのスコアをだしました。4ホールから5ホールを残していたケプカとハーマンに、いくらかのプレッシャーを与えました。彼はやるべきことをやりました。そしてこのプレイヤーはファーストラウンドは「74」でしたが、残りの3ラウンドで14アンダーを出しています。このような結果が私達がヒデキに期待しているものです。彼はこの夏、良いプレーができていませんが、(全英オープンの)ロイヤルバークデールに向けての非常に大きな土台になると思います。

Lisa:あなたが良いプレーができていなかったと話していた時も、彼はベストのボールストライカーの1人でしたよね。彼のパターにスイッチが入ったときには・・・

Brian:そのとおり。今日がそうでした。ショットはスタッツを見るとそれほど良くありませんでした。

Lisa:どうやって彼は他を圧倒できるのでしょうか。

Brian:彼くらいボールストライキングが素晴らしいと誰とでも、どこでも競うことができます。その点においてロリー・マキロイにとても似ています。彼のショットは良く、パターは最後の3日間は良かったのですが、初日は良くありませんでした。パターが良くなった全米オープンの3日間で14アンダーを出していますが、このことがそれを示しています。これは素晴らしいことです。

Lisa:どうして、良い時のダスティン・ジョンソンのようなパッティングやプレー、あるいはジェイソン・デイが圧倒していたときのようなレベルと評価しているのですか?

Brian:彼のパターのメカニックについてはわかりません。ストロークが少々長くなったり、ストロークが途中で減速したりしています。私個人はもう少しパターを加速させたストロークが良いと思いますが、彼は世界ランク2位に浮上します。それは何か素晴らしいものがあることを示しています。彼のパッティングはそんなに悪いわけではありません。ただ、パターが素晴らしい選手に比較すると、安定感という点において課題があり、決めるべきときに決めることができていないところはあります。

Lisa:松山英樹は日本人歴代最高の世界ランク2位となりますが、果たして彼をメジャー王者、そして世界ランク1位として見ることになるのでしょうか。

若干、会話が理解しにくいところがあるのですが、私なりに咀嚼していきます。

ブライアンは、「ショット力が素晴らしいので、パターさえ良ければ他を圧倒できる」と話し、「最終ラウンドのようなプレーが松山英樹の本来のプレーだ」と言いたいようです。

そして、全米オープンで最後に追い込み2位タイとなったことが、全英オープンのロイヤルバークデールに向けて、非常に大きな意味のあるものとなるだろうと予想しています。

それに対してリサは、メジャーの最終ラウンドにベストスコアを出すようなプレーが、彼に期待されるスタンダードとなるとダスティン・ジョンソンやジェイソン・デイの強いときと遜色がないことになるが、そこまで評価するのか?と尋ねているようです。

それに対してブライアンは、パッティングのメカニックに関しては、「少々疑問を感じるところがある」ことを認めていますが、「本当にパッティングが悪ければ世界ランク2位にはなれない」ので、悪いというよりも、「パッティングが良い選手と比較すれば安定感にかけるところがある」と言いたいようです。

パッティングが安定してくれば、出場する試合の大半でトップ10や優勝争いができるくらいのショット力を持っています。全米オープンでも本調子ではありませんでしたが、それでもストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)はフィールドのNO.1でした。

全米オープンでのパッティングは試行錯誤の段階にありましたが、それが全英オープンまでに固まってくることに期待したいと思います。

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