松山英樹は最終日に77で16位タイでフィニッシュ|全米プロゴルフ選手権2019の全ラウンド結果速報

PGA CHAMPIONSHIP 2019_Catch

松山英樹の全米プロゴルフ選手権2019でのホールバイホール、キースタッツ、プレーの速報です。

スポンサーリンク

1. 使用される用語の簡単な解説

このページで使用される用語の簡単な解説です。速報の分析で頻繁に出てきますので、不明なときはご参照ください。

■ 簡単な用語解説

ストロークスゲインド(Strokes Gained):同大会の同一コースの過去のデータをベースに、その選手が平均値よりも優れているか、劣っているかを数値化したもの

ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE):パー4、パー5のティーショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ティーショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH TO THE GREEN):30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。アプローチショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND THE GREEN):30ヤード以内のグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショートゲームのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN):ティーからグリーンまでのショット全体によって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショット全体のスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・パッティング(SG:PUTTING):グリーン上のパッティングによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。パッティングのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・トータル(SG:TOTAL):フィールドの平均よりも良いスコアでそのラウンドをプレーできたかを示す。

2. 全米プロゴルフ選手権での過去の成績

松山英樹が全米プロゴルフ選手権に出場するのは2013年から7年連続7回目となります。過去の開催コースと松山英樹の成績は以下の表のとおりとなっています。

成績 コース
2018 19T ベルリーブCC
2017 35T クウェイルホローC
2016 37T バルタスロールGC
2015 4T ウィスリングストレイツ
2014 5T ヴァルハラGC
2013 35T オークヒルCC

四大メジャートーナメントの中で唯一、予選落ちがないのが全米プロゴルフ選手権で、トップ5も2回あるなど良い成績も残しています。

ただ、今回の開催コースであるベスページブラックでは良い成績は残せていません。2016年の同大会でも優勝スコアは9アンダーにとどまるなど、簡単なコースではありません。

2016年のザ・バークレイズ(現ザ・ノーザントラスト)に松山英樹は出場しているのですが、1打及ばず予選落ちを喫しています。しかし、その時の松山英樹の状態は良くはありませんでしたので、今年は期待したいところです。

3. トーナメントの直前情報

トーナメント前の最新情報は随時更新していく予定です。

ゴルフダイジェスト・オンラインの「松山英樹がアウト9ホールで最終調整 今平周吾はインを確認」からの引用です。

日本人男子初のメジャー制覇を目指す松山英樹が最終調整を終えた。午後0過ぎからアウト9ホールを確認。開幕を控え前日から計1.5ラウンドを行った。

70年ぶりに5月開催になった同大会は7年連続7度目の出場。例年猛暑になる8月開催だったが、気温が10度を割った前日は「こんなに寒い全米プロは違和感があるけど、一つの試合だと思うとあんまり(気にならない)」と話していた。

フェアウェイキープをカギに挙げ、この日は深いラフを警戒しながら入念にコースを確認した。2週前の米ツアー「ウェルズファーゴ選手権」から1Wのシャフトをグラファイトデザイン ツアーAD DIから、GPシリーズに変更。メーカー担当者によれば両モデルは似ているが、GPはシャフトの先端と手元側の硬い部分の長さが伸びたモデル。前週「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」では1Wのロフト角をわずかに寝かせている。

ラウンド後は1時間30分ほどを使い、ドライビングレンジでの打ち込み、アプローチ、パター練習を順にこなし、最終調整を終えた。

ALBAの「松山英樹がギア変更で最終調整 ハーフラウンドにリポーターの今田竜二も興味津々」からの引用です。

道具にも相当なこだわりを持つ松山らしく、ドライバーのシャフトを「ウェルズ・ファーゴ選手権」からグラファイトデザインの『ツアーAD DI-8TX』から同社の『ツアーAD GP-8TX』に変更し、今週はパターもスコッティ・キャメロンの『ニューポート2 SSSプロトタイプ」を試すなど、ここでもぬかりはない。ラウンド終了後、最後はグリーン回りの調整を行い、コースをあとにした。

ゴルフネットワークの”松山英樹「自分に期待している部分と不安な部分が両方ある」今季メジャー2戦目の全米プロに挑む“からの引用です。

―コースの難しさを表現すると

 正確性がなければ攻略できないコースです。マネージメントよりかは真っすぐ打つ能力、球を曲げながらでもフェアウェイに置く技術と、グリーン周りだと思います。

 ティーショットがラフに入ると、レイアップかグリーン周りまで持っていけたら良い方だと思うので、そういう戦いになると思います。

―グリーン周りの練習を長くやっていたが

 ショットの状態も悪くはないんですけど、劇的に良くなっているかといえば、そうでもないです。どうしてもミスは出る思うので、ここまで深いラフは久々なので、アプローチをしておかないと、という感じです。

―芝に粘っこさを感じたが

 グリーン周りよりはセカンドショットの方が感じます。距離が長いのでグリーンまで持って行くのに必死、コントロールはあまり出来ないという感じです。

―距離は届くがレイアップする場面もでてくる

 それもあると思います。

―どんな4日間にしていきたいか

 ミスを少なくしていかないと上位には行けないと思いますし、自分に期待している部分と不安な部分が両方ありますけど、頑張りたいと思います。

―2連戦のあとで3試合目だが

 体力的には問題ないですが、あまりにも状態が悪すぎて最初のウェルズファーゴでは練習し過ぎてしまいました。先週もサスペンデッドが長かったり、プロアマから早起きしたのに結局夕方になって中止になるとか、疲れは少し溜まっていますけど、明日は時間があるので(休めると思います)。

―力が抜けていることでプラスの面もある

 (今日は)練習なのでガツガツした気持ちもないですし、自分の状態があまり良くないのでそんなに気負いなくできるかなという感じです。

松山英樹の予選ラウンドはザンダー・ショウフレ、アレックス・ノレンとの組み合わせで、第1ラウンドは午前8時13分(日本時間5月16日午後9時13分)に10番ホールから、第2ラウンドは午後1時38分(日本時間5月18日午前2時38分)に1番ホールから、それぞれスタート予定です。

4. ラウンド別の結果速報

全米プロゴルフ選手権2019の松山英樹のラウンド別の結果速報です。

4.1. ROUND 1 (17位T) ティショットとパッティングが安定した初日に

松山英樹の初日のホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

PGA Championship 2019_Matsuyama_R1

今日は5バーディ、5ボギーの「70」でプレーし、イーブンパーの17位タイで初日を終えています。

今季の課題となったていたティショットは、ミスがなかったわけではありませんが、フェアウェイが狭いベスページブラックであることを考えれば十分すぎる数字で、85.71% (12/14)となりました。

フェアウェイを外しても曲げた幅は小さかったこともあり、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)は1.421で18位と良い数字です。

しかし、アイアンショットが安定せずにラフやバンカーつかまることが多く、フェアウェイから打てる状況を活かしきれませんでした。パーオン率は55.56% (10/18)で69位タイと本来のものではありませんでした。

グリーンを外すと厳しいラフやバンカーが待ち構えるセッティングの中で、パーオン率が低く、ショートゲームでカバーしきれなかったため、ボギーが増えてしまいました。

ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は0.818で48位、ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度)は-0.958で131位となっています。

パッティングでは14番では11mから3パット、1番では1.7mのパーパットを外すなどがありました。

しかし、10番で3.1m、11番で4.1m、18番で2.3m、6番で3.0m、9番で2.6mを沈めるなど良いものも多くありました。また課題となっている1.8m以内のパットも1番以外は決めるなど安定していました。

そのためストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は1.784とスコアを稼いだカテゴリーとなりました。

初日のスタッツは以下のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Rank
ティショットの貢献度 1.421 18
アプローチショットの貢献度 0.818 48
ショートゲームの貢献度 -0.958 131
パッティングの貢献度 1.784 T27
ショット全体の貢献度 1.28 50
フィールド平均との差 3.064 T17
フェアウェイキープ率 85.71% (12/14) T6
ドライビングディスタンス 285.4 T72
ロンゲストドライブ 317 T114
サンドセーブ率 40.00% (2/5) 72
スクランブリング 50.00% T51
パーオン率 55.56% (10/18) T69
パーオン時の平均パット 1.6 T6

第2ラウンドにパッティングの数字が多少落ちることが予想されるため、首位を追いかけるためにはアイアンショットの復調が必要です。

先週のAT&Tバイロン・ネルソンでもパットのスタッツは悪くなかったので、パッティングの波を極力抑えながら、武器のロングゲームで首位との差を縮めくれることを期待しています。

ホールアウト後のインタビューです。ゴルフネットワークの“初日イーブンパーで終えた松山英樹 FWキープ率85.7%に「少しづつ結果として現れてきている」”からの引用です。

─ナイスカムバックでした

スタートの10番でパーが獲れて、11番でいいバーディが獲れたので、いい流れでいけるかなと思ったんですが、(12番)ショートホールのボギーは予想していなかったというか、グリーンがちょっと速かったなというところで、その後パッティングがうまく打てずにボギーが重なってしまって残念でした。

─17番,18番,1番あたりは風が難しかった

コースの造りも上手いと思うんですけど、右からのアゲインストなのか左からなのか、あるいはフォローなのか、風向きが微妙なところがあって、なかなかうまくジャッジすることが出来なかったですけど、それでも最後はうまく合わせられたかなと思います。

─ハードなセッティングでもピンを攻めているように見えた

攻めているというよりは、風に流されて結果的に攻めてるように見えてたというのはあるんですけど(笑)。ミスをしたらいけないサイドにミスをしていたので、明日はそこをしっかりと気をつけたいと思います。

─ティーショットは14ホール中12ホールでフェアウェイを捉えた

自分の感覚としてはそんなにいってるんだという感じがありますけど、曲がり幅がだいぶ収まってきてるのがそういう結果につながっていると思います。明日はいい感覚でもラフにいってしまうかもしれないですが、少しづつ結果として現れてきているので。

─明日まで少し時間があるがこの後は

そうですね、ガッツリ練習したいんですけど、3連戦目なんで、いろいろ考えながらやりたいと思います。

第2ラウンドの松山英樹はザンダー・ショウフレ、アレックス・ノレンとの組み合わせで、午後1時38分(日本時間5月18日午前2時38分)に1番ホールからスタート予定です。

4.2. ROUND 2 (10位T) 引き続きパッティングが安定し浮上

松山英樹の第2ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

PGA Championship 2019_Matsuyama_R2

第2ラウンドは3バーディ、1ボギーの70でプレーし、トータル2アンダーの10位タイで決勝ラウンドに進出しました。

第2ラウンドのストロークスゲインドのスタッツは以下のとおりとなっています。

  • ティショットの貢献度:0.487
  • アプローチショットの貢献度:0.679
  • ショートゲームの貢献度:1.203
  • ショット全体の貢献度:1.277
  • パッティングの貢献度:2.368

ホールアウト後のインタビューです。ゴルフネットワークの“松山英樹「悪くない2日間だった」通算2アンダー10位タイで決勝へ”からの引用です。

―ラウンドを振り返って

 ショットがあまり良い感触ではなかったですが、フェアウェイも捉えられて、グリーンもそこそこ捉えられて良かったです。

―中間(ビトウィーン)の距離が多かった

 今年に入って、特にマスターズ以降の試合で飛んでいなかったので、これで打っていいのか悪いのか、それが狭間で。やっとイメージ通りに飛ぶようにはなっていますが、もう少し行ってくれないと、自信をもって打てないと思います。

―3番パー3は30mから2パットのナイスパー

 そもそもティーショットをあそこに打っているようではしょうがないですね。パットも、練習ラウンドでさんざんファーストパットの練習をして、あそこからは右に行くのが分かっているのに…。でも(2パットで)入ってくれて良かったです。

―11番はボールが見つからなくてビックリした

 普通に打てばバンカーを越えるか越えないかで厳しいところ、薄く当たってしまったので。でもよくボールが見つかってくれました。

―後半グリーンが跳ねていた

 僕はあまり気にしてないというか、跳ねるグリーンはさんざんやっているので(慣れています)。

―週末に向けて

 欲を言えばあと1個か2個(バーディを)獲れたかなと思いますけど、それでも悪くない2日間だったと思いますし、これを活かせるようにしたいです。

4.3. ROUND 3 (6位T) ショットが上昇気配で上位に浮上

第3ラウンドはリッキー・ファウラーとの組み合わせで、午後1時20分に1番ホールからスタートしました。

松山英樹の第3ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

PGA Championship 2019_Matsuyama_R3

第3ラウンドは5バーディ、3ボギーの70でプレーし、トータル4アンダーの6位タイで最終日を迎えることになりました。

出だしの1番で3.9mのバーディパットを沈める幸先の良いスタートを切りました。しかし、続く2番パー4ではティショットを左に大きく曲げてしまい、1打では脱出できず、3打目もフェアウェイのレイアップとなりました。

ダブルボギーも頭をよぎる流れだったのですが、残り83ヤードから2.2mにつけてボギーにとどめました。

3番パー3で1.9mのバーディパットを外しバウンスバックできなかったものの、4番パー5ではレイアップした残り73ヤードの3打目を1.3mにつけばバーディを奪い、再び3アンダーとします。

その後は7ホール連続でパーが続いたのですが、12番パー4でパーオンを逃し、2.2mのパーパットを沈めれず、スタート時の2アンダーに後退します。しかし、続く13番パー5では3打目で2.6mにつけてバーディを奪いバウンスバックします。

15番パー4ではティショットを左に曲げてしまいボギーを叩きますが、上がり2ホールの17番パー3で4.3mのバーディパットを沈めると、18番パー4で残り145ヤードから2.5mにつけて連続バーディを奪い、4アンダーでプレーを終えました。

第3ラウンドのストロークスゲインドのスタッツは以下のとおりとなっています。

  • ティショットの貢献度:-1.171
  • アプローチショットの貢献度:2.027
  • ショートゲームの貢献度:1.924
  • ショット全体の貢献度:2.795
  • パッティングの貢献度:1.521
  • フィールド平均との差:4.316

ティショットは2ホールで曲げ幅の大きいミスがあり、いずれもボギーにつながりました。風が強まった影響もありフェアウェイキープ率も64.29% (9/14)に低下したため、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)は-1.171に落ちました。

そのティショットをカバーしたのがアイアンで、バーディチャンスをつくるだけでなく、ダブルボギーを回避する素晴らしいものもありました。ただ、パーオン率は61.11% (11/18)と高い数字ではなくピンチもあったため、ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は2.027のプラスとなっています。

冴えていたのがショートゲームでフェアウェイ、バンカー、ラフからのいずれの場所からも上手くリカバリーし、ボギーを最小限にとどめました。ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度)は1.924とプラスになっています。

3日間全体でストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)は6.443で9位と上位にランクされるなどショットでスコアを稼いでいるのですが、そこにパッティングが安定してきたことで上位でのプレーとなっています。

ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は初日が1.784、2日目が1.277といずれも良い数字だったのですが、3日目も1.521とプラスになりました。

その結果、ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は4.581で8位と素晴らしい数字になっています。

ブルックス・ケプカのスコアが凄すぎて、首位と8打差がついているものの、本来であれば首位と2打差以内の優勝争いをしていると考えられるスタッツが並んでいます。

3日間を終えた時点でのキースタッツは以下の表のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Round 2 Round 3 Total Rank
ティショットの貢献度 1.421 0.487 -1.171 0.737 51
アプローチショットの貢献度 0.818 0.679 2.027 3.524 18
ショートゲームの貢献度 -0.958 1.203 1.924 2.169 10
パッティングの貢献度 1.784 1.277 1.521 4.581 8
ショット全体の貢献度 1.28 2.368 2.795 6.443 9
フィールド平均との差 3.064 3.645 4.316 11.025 6
フェアウェイキープ率 85.71% (12/14) 71.43% (10/14) 64.29% (9/14) 73.81% (31/42) T3
ドライビングディスタンス 285.4 299.6 298.1 294.4 T39
ロンゲストドライブ 317 316 323 323 T135
サンドセーブ率 40.00% (2/5) 100.00% (1/1) 100.00% (2/2) 62.50% (5/8) T24
スクランブリング 50.00% 66.67% 57.14% 55.56% T33
パーオン率 55.56% (10/18) 83.33% (15/18) 61.11% (11/18) 66.67% (36/54) T18
パーオン時の平均パット 1.6 1.8 1.545 1.667 5

松山英樹のプレー内容そのものは素晴らしいもので、メジャーでの拮抗した優勝争いにふさわしいものです。ただ、実際にメジャー制覇を果たすためにはケプカが4オーバーを叩き、松山英樹が66でプレーをするなどの条件がそろう必要があるのが、現在の状況です。

ブルックス・ケプカの3日間の安定感を考えれば大きく崩れることは想像しにくいのですが、初日、2日ほどには良くなくなってきているのも事実です。

「65」以上を出すことができれば、チャンスが転がり込んでくる可能性も残りますので、最終日の爆発に期待しています。

最終ラウンドはダスティン・ジョンソンとの組み合わせで、午後2時15分(日本時間5月20日午前3時15分)に1番ホールからスタート予定です。

4.4. ROUND 4 (16位T) 厳しいコンディションでロングゲームに苦しみ後退

最終ラウンドの松山英樹のホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

今日は3バーディを奪ったものの、2ダブルボギー、6ボギーの77とスコアを落とし、優勝したブルックス・ケプカと11打差の16位タイでのフィニッシュとなりました。

バーディを先行させたものの、次のホールで2.4mのパーパットを外し、5番パー5でネイティブエリアを渡り歩いた末に1.5mのパットを外してダブルボギーを叩くと、悪い流れを止めることはできなくなりました。

6番でバンカーを渡り歩きボギーを叩き、8番パー3で4.5mを決めて一旦は2アンダーに戻しましたが、9番から11番までショットが乱れ、いずれも3オン2パットで3連続ボギーを叩いてしまいました。

それでもトップ10圏内にとどまっていたのですが、その後もセカンドでグリーンを捉えることができず、16番にネイティブエリアとラフを渡り歩いてダブルボギーを叩いてしまいます。

17番パー3であわやホールインワンのショットでバーディを奪い、来年の全米プロゴルフ選手権の出場権獲得圏内の14位タイに浮上したのですが、最終ホールで事実上の3パットでボギーを叩き、それもなりませんでした。

最終日のストロークスゲインドのスタッツは以下のとおりとなっています。

  • ティショットの貢献度:-1.494
  • アプローチショットの貢献度:-1.584
  • ショートゲームの貢献度:0.172
  • ショット全体の貢献度:-2.905
  • パッティングの貢献度:-0.656
  • フィールド平均との差:-3.561

ショットでスコアを稼ぐ選手なのですが、ティショット、アプローチショットのロングゲームで3打も失うと苦しくなります。ショートゲーム、パッティングでは比較的に粘れていたので、ロングゲームでもう少し我慢できればというラウンドでした。

ただ、このロングゲームの問題は技術的なことよりも、精神的なことが影響を与えた可能性が高そうです。

ホールアウト後のインタビューを聞く限りでは、チャンスホールの4番パー5でバーディを奪えなかったことに加えて、続く5番でダブルボギーを叩いたことで、モーチベーションのおきどころが難しくなったようです。

4日間のキースタッツは以下のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Round 2 Round 3 Round 4 Total Rank
ティショットの貢献度 1.421 0.487 -1.17 -1.494 -0.756 64
アプローチショットの貢献度 0.818 0.679 2.064 -1.584 1.977 35
ショートゲームの貢献度 -0.958 1.203 1.918 0.172 2.336 11
パッティングの貢献度 1.784 1.277 1.541 -0.656 3.946 11
ショット全体の貢献度 1.28 2.368 2.813 -2.905 3.556 T38
フィールド平均との差 3.064 3.645 4.354 -3.561 7.502 T16
フェアウェイキープ率 85.71% (12/14) 71.43% (10/14) 64.29% (9/14) 42.86% (6/14) 66.07% (37/56) T13
ドライビングディスタンス 285.4 299.6 298.1 331.4 303.6 31
ロンゲストドライブ 317 316 323 340 340 T58
サンドセーブ率 40.00% (2/5) 100.00% (1/1) 100.00% (2/2) 40.00% (2/5) 53.85% (7/13) T31
スクランブリング 50.00% 66.67% 57.14% 33.33% 46.67% 55
パーオン率 55.56% (10/18) 83.33% (15/18) 61.11% (11/18) 33.33% (6/18) 58.33% (42/72) T47
パーオン時の平均パット 1.6 1.8 1.545 1.5 1.643 1

優勝しか狙っていなかったことからくる落胆であったと考えられます。ただ、もう少し粘ることができれば、フェデックスカップでも世界ランクでも大きなポイントが獲得できていました。

優勝が難しくなったときに、切り替えられる中長期的な観点での目標も設定しておけばよかったかもしれません。

収穫はプレーの質が明らかに上がってきていることです。コンディションがより厳しくなった遅い時間帯に耐えきれるほどには精度が上がっていませんでしたが、その前の3日間の内容は3月に体調を崩した以降ではベストと言えるものでした。

最終日はパッティングで苦しみましたが、それでもストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は+3.946フィールド全体で11位にランクされたことは評価すべきことです。

後はティショット、100ヤードを超えるグリーンへのショットなどロングゲームの調整ができれば、メジャートーナメントでの優勝争い、平場のトーナメントでの優勝が見えてきます。

残念な結果とはなりましたが、マスターズのときに比較すれば、進展はしていますので、次のメモリアル・トーナメント、全米オープン、全英オープンに期待しています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする