松山英樹がザ・プレーヤーズ選手権2014の第2ラウンドのプレーを終えました。
今日の第2ラウンドは3バーディ・2ボギーの71で通算3アンダーとし、25位タイとなっています。
首位は前日9アンダーで飛び出したドイツのマーティン・カイマーがさらにスコアを伸ばして12アンダーとしています。
松山英樹は予選通過しましたので、まずはトップ10を目指して第3ラウンドを60台でまわってほしいところです。
その松山英樹の第2ラウンドのホールバイホールとキースタッツなどをまとめています。
スポンサードリンク
[googlead]
長いパーパットを沈めるなど粘ってスコアを伸ばした松山英樹
松山英樹の第2ラウンドまでのホールバイホールは以下のとおりとなっています。第2ラウンドは10番ホールからのインスタートでした。
前日とは打って変わって、スコアの変動は落ち着いた第2ラウンドでした。しかし、ショットは第1ラウンドよりも不安定になり、それをアプローチとパッティングでカバーした1日でした。
続いて観戦メモです。
昨日沈めていた3メートルから4メートルのバーディチャンスが3回あったのですが、今日は全部沈めれませんでした。
しかし、その一方で3番ホールでは4.1メートル、18番ホールでは5.2メートルのパーパットを決めるなどして、崩れそうなところを押しとどめて、スコアを一つだけではありますが伸ばすことができました。
ショットは左右に大きくぶれることもあり、昨日より調子は良くありませんでした。ショット関連のキースタッツでは、フェアウェイキープ率は前日の78.57%から57.14%に、パーオン率は66.67%から55.56%に落ちています。
しかし、パッティング関連ではパーオン時の平均パット数が1.833から1.700に、パットのスコアへの貢献度(Storkes Gained Putting)は-0.733から0.868に向上しています。
14番のボギーはカップに蹴られたものでしたし、パットのフィーリングは悪くないようでした。
飛躍的にパッティングの状態が上がっているわけではありませんが、トーナメントを重ねる度に、徐々に良い方向に行きつつあることが伺えます。
そしてパーオンできなかったホールで、パー以上のスコア(バーディがパー)で上がった確率を示すスクランブリングは全体の平均50%台半ばを大きく上回る75.00%という数字になっています。
難しいバンカーにつかまることも度々でしたが、それでもうまくリカバリーをしています。またパーオン率は落ちていますので、バーディチャンスは少なかったものの、良く粘ってスコアを伸ばすことができましたし、上がりの9番ホールでバーディを奪っていますので、良い流れで決勝ラウンドにのぞむことができそうです。
そもそも予選通過も容易ではないザ・プレーヤーズ選手権
出場資格が厳しいことからもわかるように、トッププレーヤーが揃っているフィールドのため、予選通過も簡単なことではありませんので、それを突破できたのも収穫です。
世界ランキング上位のフィル・ミケルソン、キーガン・ブラッドリー、グラハム・デラート、フェデックスカップ上位のパトリック・リードやハリス・イングリッシュなども予選落ちしていることからも、予選通過も簡単なことではないことがわかります。
またマーティン・カイマーの12アンダーとジョーダン・スピースの11アンダーとこの2人は抜けだしていますが、4位タイは6アンダー、9位タイは5アンダーというスコアを見れば、松山英樹の3アンダーもそんなに悪いものではありません。
土曜日でスコアを伸ばせば、久々のトップ10も狙えますし、さらに上位に入れば世界ランキングとフェデックスカップのポイントも大きく稼げます。
仮に優勝できなくても、来年以降の主要な大会の出場権を獲得する上でランキングを上げておくことには、大きなメリットがありますので、貪欲に上位を目指してプレーしてくれることを期待しています。