アスリートの日本国内での評価や注目度が高く、「海外でも注目!」とされていても、実際には海外ではさほど注目されていないということも実際にはあるものです。
そのため、松山英樹が海外のメディアや専門家にどのように評価されているかというのは、多くの人が気になるところではないでしょうか。
そこで今回は多少古い記事ではあるのですが、2013年10月にESPNイギリス(電子版)がPGAツアー開幕のフライズドットコムオープン前に松山英樹について書いた記事がありましたので、紹介します。
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松山英樹が2013-14に注目すべき新プレーヤーのトップで紹介される
イギリスのESPNが、アメリカPGAツアーの2013-14シーズンの開幕前に注目すべきニューカマーとして松山英樹をトップに紹介しています。
記事のタイトルはMatsuyama one to watch in new PGA Tour seasonです。記事のタイトル名から元の記事を確認できます。
英語が読める方はそちらのリンク先で読んでいただいたほうが良いと思います。
その記事の中では松山英樹が全米オープン10位タイ、全英オープン6位タイ、PGAツアーで6度の25位以内フィニッシュ、2011年のマスターズでのローアマチュア獲得などの経歴を紹介しています。
この25位以内フィニッシュの回数をわざわざ紹介しているのは、かなり価値があることだからです。
NHKBS1の中継でも、解説者が紹介していましたが、「25位以内フィニッシュの回数」はPGAツアーのスタッツとして記録され、集計されているものです。
というのも、25位以内フィニッシュはそれくらい価値があり、難しいことだと考えられているためです。
ちなみに2014年2月2日終了時点で、松山英樹の2013-14シーズンの一番悪かった成績は、CIMBクラシックの25位タイです。しかも、この時にはすでに故障を抱えながらの状況で25位タイでした。
今シーズンの結果を見ても、5戦して予選落ち無し(HSBCチャンピオンズで棄権しましたが、予選落ちがないトーナメントのため)、トップ10はすでに2回、すべてトップ25となっています。
すでにその実力と安定感はPGAでもトップ10プレーヤー次ぐといえるほどの成績を残しています。
タイガー・ウッズのブリヂストン招待での松山英樹へのコメント
続いて記事に戻るとタイガー・ウッズが2013年のブリヂストン招待で松山英樹と2日間ラウンドした後のコメントも紹介されています。
内容としては「松山英樹は才能であふれている(いっぱいだ)。彼は何をやっているかをよくわかっているし、もっと多くのプレーをして、年を重ねていけば、彼はもっと多彩なショットが打てるようになるだろう。才能はある。」(管理人訳)とタイガー・ウッズが述べています。
ホールアウト後に一緒にプレーしたゴルファーを記者会見等で悪く言うことは考えにくいので、多少割り引く必要はありますが、それでもタイガー・ウッズが褒めているのは嬉しい限りです。
そして、この記事を書いたESPNのライターもわざわざ記事のタイトルに松山英樹の名前を入れています。さらにタイガー・ウッズの言葉を引用しているということは、完全なリップサービスとこのライターは考えていないということです。
ちなみにこの記事を書いているFarrell Evansは現在、ESPN.comのゴルフシニアライターで、スポーツ・イラストレイテッドとゴルフマガジンに9年にわたり記事を書いていたライターです。
確実に、そして着実に、松山英樹への海外メディアと専門家の注目は集まってきていると言えるのではないでしょうか。