米メディアが松山英樹のパターに注目 「パットがまあまあなレベルになれば世界ランク1位は遠くない」

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アメリカのゴルフダイジェスト電子版のジョエル・ビール(Joel Beal)氏が“FedEx Cup: Five storylines to watch during the 2017 playoffs”というタイトルの記事で、プレーオフで注目すべき5つのポイントをピックアップしています。

その5つのポイントは以下のとおりとなっています。

  1. スピースとトーマスは真のライバル関係となるのか?
  2. 年間最優秀選手に誰がなるのか?
  3. 松山英樹はパターの課題を克服したのか?
  4. 落胆のシーズンを過ごしてきたスター選手がここで穴埋めできるか?
  5. ロリー・マキロイはどうなのか?
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「松山英樹はパターの課題を克服したのか?」がプレーオフの注目点に

興味深い面白い記事なのですが、ここでは松山英樹に関する部分だけ取り上げていきます。

この記事を書いたジョエル・ビール(Joel Beal)氏は全米プロゴルフ選手権での松山英樹の練習を見ていたようです。

Before Saturday’s round at the PGA Championship, I was marveling at Matsuyama’s work on the range when a caddie sauntered aside. “If he ever figures out how to putt, we’re all ******,” he whispered ominously.

全米プロゴルフ選手権の土曜日のラウンド前に、私は松山英樹のドライビングレンジでの練習に驚いていた。その時、歩いていたあるキャディーが「もし彼がパッティングをものにしたら、私たちは皆…..」と不気味につぶやいた。

Alas, that’s the rub: Matsuyama has no trouble finding the green, but owns the grace of an elephant in skates when on it. At the start of the WGC-Bridgestone Invitational, the 25-year-old was 180th in strokes gained/putting. This summer is far from an aberration: he ranked 103rd on tour last season, 86th in 2015 and 156th in 2014.

悲しいかなそれが難しいことだった。グリーンをとらえることは彼にとって難しいことではなかったが、そのあとがうまくいかなかった。 WGC-ブリヂストンインビテーショナルが始まった時点で彼のストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)のスタッツは180位にランクされていた。今年の夏の数字は異常なものではなく、昨年は103位、2014年は156位、2015年は86位にランクされていた。

The golf gods know he’s tried. Matsuyama is routinely one of the last players off the course, always working into the twilight on his short game. He’s experimented with various methods, strokes, routines, putters. He’s tried so many different clubs that two different companies have told me they’ve stopped sending him equipment, knowing his infatuation with their product is ephemeral and he’ll return to his Scotty Cameron GSS Newport 2 Timeless blade.

ゴルフの神様は彼が疲れているの知っていた。松山英樹は、日常的にゴルフコースを最後に去るプレーヤーの1人で、薄明かりの中でショートゲームの練習にいつも取り組んでいる。彼は非常に多くのクラブを試すので、ある二つのクラブメーカーはクラブを彼に送るのをやめたと私に明かしてくれた。というのも彼らの商品に関心を示してくれるの一時的なもので、スコッティキャメロンのエースパターに戻るのを知っているからだ。

Yet, it appears Matsuyama might (emphasis on might) have hit paydirt by putting the Cameron on the sidelines. In Akron, the Japanese star switched to a TaylorMade TP mallet on his way to a five-stroke victory. Of note, he finished 15th on the week in strokes gained/putting. And though he struggled over the weekend at Quail Hollow, Matsuyama was solid on the greens, finishing 12th in the category. That might not sound spectacular, but it was the first time in Matsuyama’s career he’s finished inside the top 15 in consecutive tournaments.

ただ、松山は、そのキャメロンのパターを横におくことで、鉱脈を掘り当てたのかもしれない(「かもしれない」ということを強調しておく)。5打差の優勝を成し遂げたアクロンで、この日本のスターはテーラーメイドのマレット型のパターにスイッチした。注目すべきはその週のストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)において、15位にランクされたことだ。クエイルホローの週末においては苦労していたが、松山は、グリーンでも安定していて、ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)で12位にランクされた。このことは目を見張るようなものではないかもしれない。しかし、松山英樹のキャリアの中で初めて、このスタッツにおいて2週連続でトップ15にランクされた。

Before declaring the puzzle solved, it’s worth noting it’s only two weeks—and we do underline two weeks—of data. He’s also trying out FIVE putters this week in practice before he will make a game-time decision on Thursday. Players also switch putters out all the time; there’s a chance that Cameron could work its way back into Matsuyama’s bag. (Our Alex Myers indicated Matsuyama is trying out five different sticks this week, although equipment guru Mike Johnson notes this is par for the course for Hideki.)

パズルが解けたと宣言する前に、たった2週間のデータであることに注目すべきではあるが、下線を引いておくべき2週間のデータだ。今週彼は、木曜日からどのパターを使うかを決めるに当たり、五つのパターを試している。プレイヤーはいつでもパターをスイッチできる。そのため、キャメロンのエースパターが再び使用される可能性がある。(用具担当のマイク・ジョンソン氏によると、コースで五つのパターを使うことは珍しいことではない。)

Nevertheless, even in past wins or hot streaks, Matsuyama’s putter was no better than average. For the first time in his career, he’s looked formidable on greens. That he’s potentially on this precipice warrants our full attention. If he manages to be merely adequate with the flat stick, he won’t remain No. 2 in the world rankings for much longer.

過去の優勝や非常にホットだった時でさえも、彼のパターは平均以上ではなかった。PGAツアーのキャリアにおいて、彼は初めてグリーン上において手ごわい存在のように見える。彼がグリーン上の問題を解決する可能性を見せていることは細心の注意に値する。もしパターがまあまあなレベルにできれば、彼がそう長く世界ランク2位にとどまることはないだろう。

パッティングが改善できればさらに抜きん出た存在になれる

松山英樹のドライビングレンジでの練習の内容、そして質などを目の当たりにしたジョエル・ビール氏は非常に驚きを感じたようで、marvelという強めの表現を使用しています。

既に松山英樹のショットのクオリティの高さはPGAツアーメンバー、そしてキャディたちも認めるものとなっていることが、「もし彼がパッティングをものにしたら、私たちは皆…..」とあるキャディが漏らした言葉からわかります。

パッティングが良くなったら、世界のエリートフィールドであっても、誰も追いすがることのできないスコアを出すことができるのが松山英樹です。しかも、フィールドのトップクラスにならなくても、圧勝するレベルに達してしまうことをWGC-ブリジストンインビテーショナルで証明しました。

フィールドの平均的な選手よりも、ショットでどの程度スコアを稼いだかを示すストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)は14.936で1位と圧倒的な数字を叩き出しました。

これは世界ゴルフ選手権というエリートフィールドの平均を、4日間で15打近く上回るという圧倒的な数字です。

そして、この圧勝を下支えたのがパッティングで、ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)は3.051で15位となりました。

それでもパットの数字は、ショットでの圧倒的なものに比較すれば目立つものではありません。しかし、松山英樹のショット力には十分すぎるレベルとなります。

全米プロゴルフ選手権ではストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)が4.493で12位と、ブリジストンインビテーショナルの時よりも良かったのですが、ショットが決勝ラウンドで乱れたことでストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)が8.873で12位となったことが響きました。

それでも最終ラウンドに外した1.3m、2つの1.5mのパットを決めていればジャスティン・トーマスと並ぶことができていましたので、パッティングがもうひと押しあればメジャータイトルに手が届いていたのも事実です。

ただ、ジョエル・ビール氏が指摘するようにエリートフィールドの2試合で、ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)のスタッツが連続でトップ15にランクされたのは、明るい材料ではあります。

全米プロゴルフ選手権での松山英樹のショットの状態は良くありませんでしたが、それでもストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)は8位にランクされました。

さらにプレーオフが始まる前の段階の松山英樹のストロークスゲインド(Strokes Gained)のスタッツを見れば、ショット力が圧倒的なことがわかります。

ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN) 0.662(2位)
オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE) 0.662(9位)
アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH-THE-GREEN) 0.662(9位)
アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND-THE-GREEN) 0.662(11位)
パッティング(SG: PUTTING) -0.167(146位)

ショットに関しては「隙きがない」と言えるようなレベルにあるため、パッティングが底上げされれば優勝回数は自然と増えることになり。その結果、世界ランク1位に近づくことができ、メジャー制覇の可能性も高めることができます。

松山英樹のパッティングがこのプレーオフシリーズでも安定しているようであれば、今年の年間王者だけでなく、来季のシーズンにおいて、さらに飛躍する可能性もあります。そのためグリーン上でどのようなパフォーマンスを発揮できるかは、米メディアが注目するように、非常に重要なポイントとなりそうです。

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