松山英樹は全米オープン2018の優勝候補の一角に!米メディアのパワーランキング

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松山英樹がプロのルーキーイヤーである2013年から6年連続で全米オープンに出場します。

コースは違うものの昨年は2位タイとなったことに加えて、最近の2試合はAT&Tバイロン・ネルソンで16位タイ、ザ・メモリアル・トーナメントで13位タイと底は抜け出した感があり、全米オープン2018でも優勝候補の一角として予想されています。

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1. ブリーチャー・リポート(ダークホース)

スポーツ電子メディアであるブリーチャー・リポートのトム・サンダーバード氏が優勝候補に続く存在のダークホースの一人としてタイガー・ウッズ、ウェブ・シンプソン、松山英樹をピックアップしています。

Hideki Matsuyama, 26, may boast more momentum entering the fray, which is reflected in his 28-1 odds, although journalist Adam Cairns highlighted one of his finer moments as he finished tied for 13th at the recent Memorial Championship:

The Japanese star has perhaps been guilty of playing too safely at times and has hung too closely to par, recording three consecutive 71s to end the Memorial, although that style could be suited to the fast style of Shinnecock.

『ジャーナリストのアダム・ケアンズ氏は、13位タイでフィニッシュした直近メモリアル・トーナメントでのハイライトとしてチップイーグルのシーンを写しているが、26歳の松山英樹は28倍というオッズ(11番目)に反映されている全米オープンに向けた、勢いを持っている。』とトム・サンダーバード氏は述べた後、メモリアル・トーナメントでのツイートを紹介しています。

その後、さらにサンダーバード氏は『日本のスターは時折、セーフティにプレーしすぎるからか、メモリアル・トーナメントでは3ラウンドで連続でイープンパーに近い71でのプレーとなった。だが、そのスタイルはシネコックヒルズには適している。』

ダスティン・ジョンソン、ジャスティン・ローズ、ジェイソン・デイなど、他にも好調なトッププレイヤーが多くいるため、大きな注目を集めるところにまでは至っていません。

が、AT&Tバイロン・ネルソンとメモリアル・トーナメントでの連続トップ16フィニッシュは悪い成績ではありません。故障離脱したことで失われた勢いが徐々に戻りつづあることを感じさせる成績で、波に乗ってきそうな気配を買って、松山英樹をピックしています。

メモリアル・トーナメントで71が3ラウンド連続で続いたのは、セーフティに行き過ぎたというよりは、ショットが不安定であるにも関わらず、ピンを積極的に攻めた結果、ピンチが増えてしまった影響の方が大きいように見受けられます。

ただ、メモリアル・トーナメントの2ラウンド以降は、ショートゲームで粘り強くスコアをまとめることはできていましたので、スコアが大きく伸びないと予想されるシネコックヒルズでそれが活きてくる可能性はありそうです。

2. PGAツアー公式サイト(11位)

PGAツアー公式サイトのロブ・ボルトン氏によるパワーランキングは以下のとおりとなっています。

  1. ジョン・ラーム
  2. ダスティン・ジョンソン
  3. リッキー・ファウラー
  4. ジェイソン・デイ
  5. ジャスティン・トーマス
  6. ジャスティン・ローズ
  7. ローリー・マキロイ
  8. フィル・ミケルソン
  9. ブルックス・ケプカ
  10. パトリック・リード
  11. 松山 英樹
  12. ウェブ・シンプソン
  13. ヘンリック・ステンソン
  14. ブライソン・デシャンボー
  15. トミー・フリートウッド
  16. ルイ・ウーストハイゼン
  17. マット・クーチャー
  18. ジミー・ウォーカー
  19. マーク・リーシュマン
  20. ジョーダン・スピース

今年はビッグネームの調整が順調で、ジョーダン・スピース以外は好成績を残しています。その中での11位のため、見た目の順位ほど評価は低くないとも考えられます。

ロブ・ボルトン氏のコメントは以下のとおりとなっています。

Hinting that it’s all coming back together post-injury. Consecutive top 20s at Trinity Forest and Muirfield Village but in very different fashions. Co-runner-up at Erin Hills last year.

『すべてのものが噛み合い始めていこうとしていることを示唆している。かなり異なる流れではあったが、トリニティフォレストとミュアフィールドビレッジで連続トップ20フィニッシュしている。昨年のエリンヒルズでは2位タイとなっている。』

本来の調子ではないことを感じさせたAT&Tバイロン・ネルソン、メモリアル・トーナメントでしたが、同時に復調しつつあることを感じさせる要素が多くあったのも事実です。

ウェルズファーゴ、プレーヤーズと2戦連続で4日間プレーできなかった時のような底の状態は抜け出しつつあり、マネジメントなどの試合勘の影響を受けやすい部分も改善されてきつつあるように見受けられました。

ボルトン氏が感じているように「本来の松山英樹」が徐々に戻りつつありますので、全米オープンでその姿が取り戻されることに期待がかかります。

3. ゴルフウィーク/USAトゥデイ・スポーツ(11位)

ゴルフウィーク/USAトゥデイ・スポーツのブレンティ・ロマイン氏によるパワーランキングです。ロマイン氏は50名をランキングしているのですが、ここでは20名だけにとどめています。

  1. ジャスティン・ローズ
  2. ダスティン・ジョンソン
  3. ジャスティン・トーマス
  4. ヘンリック・ステンソン
  5. フィル・ミケルソン
  6. ジェイソン・デイ
  7. ローリー・マキロイ
  8. トミー・フリートウッド
  9. タイガー・ウッズ
  10. ポール・ケーシー
  11. 松山 英樹
  12. リッキー・ファウラー
  13. ブルックス・ケプカ
  14. ジョン・ラーム
  15. ブライソン・デシャンボー
  16. アレックス・ノレン
  17. エミリアーノ・グリーロ
  18. ウェブ・シンプソン
  19. パトリック・リード
  20. パトリック・カントレー

Playing his best golf post-wrist injury with T-16 at Nelson and T-13 at Memorial. Ranks seventh in SG around the green.

『バイロン・ネルソンで16位タイ、メモリアル・トーナメントで13位タイと、故障からの復帰後としてはベストのプレーをしている。ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度)ではツアー全体で7位にランクされている。』

4. 総括:アイアンショットの復調がカギに

松山英樹の全米オープン2018開幕前の2017-18シーズンのストロークスゲインドのスタッツは以下の表のとおりとなっています。

オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度) 0.187 74位
アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度) 0.214 71位
アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度) 0.521 7位
ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度) 0.922 32位
パッティング(パッティングの貢献度) 0.102 90位
トータル(フィールド平均との差) 1.024 30位

故障の影響もあり不振のシーズンとも言える、ここまでの2017-18シーズンですが、それでもストロークスゲインド・トータル(フィールド平均との差)が1.024で30位と、出場すればフィールドの平均を大きく上回るスコアを出し続けています。

この辺りに地力の違いを感じさせるのですが、2014-15シーズンには1.464でツアー全体で7位、2015-16シーズンは1.290で10位にランクされたこともありますので、やはり松山英樹の基準からすると今一歩の感は否めません。

その原因となっているのが、本来の武器であるロングゲームです。世界最高のボールストライカーの一人に数えられることの多い松山英樹ですが、ティショットの貢献度は0.187で74位、アプローチショットの貢献度は0.214で71位にとどまっています。

この2つのカテゴリーを合計すると0.401打は、フィールドの平均を毎ラウンド上回っていることになるのですが、ショートーゲームの貢献度の0.521打を下回る状態です。

特に課題となっているのがアイアンで、2015-16シーズンはアプローチショットの貢献度が0.774で3位、2016-17シーズンは0.645で7位だったところから、急激に数字が落ちています。

この部分のマイナスの影響が大きく、ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)は0.922で32位にとどまります。

この数字は悪いものではありませんが、2013-14シーズンが1.545で4位、2014-15シーズンが1.388で7位、2015-16シーズンが1.315で6位、2016-17シーズンが1.369で5位だったことを考えると、物足りない状態です。

全米オープンではすべてのカテゴリーで技術が問われることになりますが、松山英樹のプレー全体の質は確実に上がってきているのは明るい材料です。後は、武器であるアイアンショットが本来の状態に戻るかどうかになりそうです。

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