松山英樹がディフェンディングチャンピオンとしてウェイストマネジメントフェニックスオープンに4年連続で出場します。
このウェイストマネジメント・フェニックスオープンは世界で最も観客が訪れるトーナメントとして広く名を知られていますが、この開催コースであるTPCスコッツデールは松山英樹にとって最も相性の良いコースの一つです。
過去3回の出場ではいずれも優勝争いを繰り広げていて、昨年はプレーオフの末にリッキー・ファウラーを破り、PGAツアー2勝目を上げています。
そのウェイストマネジメントフェニックスオープンの優勝予想で松山英樹が1位にランクされています。
PGAツアー公式サイトの優勝予想で堂々の1位に
PGAツアー公式サイトのロブ・ボルトン氏によるパワーランキングは以下のとおりとなっています。
- 松山英樹
- ジャスティン・トーマス
- ジョーダン・スピース
- ジョン・ラーム
- ライアン・ムーア
- ラッセル・ノックス
- フィル・ミケルソン
- ブレンダン・スティール
- キーガン・ブラッドリー
- トニー・フィナウ
- ハリス・イングリッシュ
- ゲーリー・ウッドランド
- パット・ペレス
- ザック・ジョンソン
- ブルックス・ケプカ
ロブ・ボルトン氏によるコメントは以下のとおりとなっています。
The defending champion is built for the course no matter its construction. He’s scored 14-under 270 in all three of his visits, finishing a respective T4, T2 and P1.
「ディフェンディングチャンピオンは改修が加えられていることも問題としないほど、このコースのために作られたようなプレイヤーだ。過去3回の出場でいずれも270の14アンダーを記録し、4位タイ、2位タイ、プレーオフの末の優勝を果たしている。」
松山英樹はこのコースを非常に得意としていて、コース改修が行われた年もあるのですが、初出場時からトップ5を外したことはなく、いずれも優勝争いに絡み、前週までの結果が悪くても好成績を残せているほどです。
2014年はファーマーズインシュランスオープンで16位タイとなった後に、このトーナメントで4位タイとなり、2015年はソニーオープン・イン・ハワイでMDFの後に2位タイ、そして昨年はファーマーズインシュランスオープンで予選落ちした後に優勝しています。
昨年はファーマーズインシュランスオープンで、ショット全体のスコアへの貢献度を示すストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)が-0.442で99位、パットのスコアへの貢献度を示すストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)が-1.879で136位という悪い内容で予選落ちしました。
その予選落ちのあとのウェイストマネジメントフェニックスオープンでは、開催週に背中に痛みを抱え、本人もショットが良くないと話すなど、万全の状態ではありませんでしたが、ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)は+12.259で1位、ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)が1.647で29位と素晴らしいスタッツで優勝しています。
2015年はソニーオープン・イン・ハワイでストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN)が-2.398、ストロークスゲインド・パッティング(SG: PUTTING)が-0.912といずれもマイナスで予選通過はしたものの最終日にプレーできないMDFとなりました。
しかし、そのMDFの後のウェイストマネジメントフェニックスオープンではストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーンが9.771で3位、ストロークスゲインド・パッティングが2.357で27位と良い数字で2位タイとなっています。
2017年はファーマーズインシュランスオープンでストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン)が2.226で30位、ストロークスゲインド・パッティングが0.776で46位となり、予選通過して33位タイという成績を残していますので、昨年、一昨年よりは良いスタッツと結果を残して、ウェイストマネジメントフェニックスオープンを迎えることになります。
相性の良いコースでショットの復調のキッカケをつかみ、残り2ヶ月余りとなったマスターズに向けて弾みをつける週となることを期待したいと思います。