松山英樹の直近の6試合はウェイストマネジメント・フェニックスオープンでの優勝はあるものの、それ以外は予選落ちが1回、27位タイ、33位タイ、25位タイ、45位タイとペースダウンしています。
現在の時点では、ストロークプレーではなくマッチプレーではありますが、マスターズ・トーナメント前最後の実戦となるため、調子を上向きにしたい今週の松山英樹です。
このような最近の状況ではあるのですが、WGC-デルデクノロジーズマッチプレー2017の優勝候補の一角に選ばれています。
勢いには陰りがあるたも優勝候補8番手にピックアップ
PGAツアー公式サイトのロブ・ボルトン氏によるパワーランキングは以下のとおりとなっています。
- ジョーダン・スピース
- ローリー・マキロイ
- マルティン・カイマー
- ビル・ハース
- ジェイソン・デイ
- フランチェスコ・モリナリ
- ティレル・ハットン
- 松山 英樹
- トーマス・ピーターズ
- セルヒオ・ガルシア
- パトリック・リード
- フィル・ミケルソン
- ケビン・ナ
- トミー・フリートウッド
- ブラント・スネデカー
- ポール・ケーシー
松山英樹に対するコメントの原文は以下のとおりとなっています。
Finally returned to Earth after torrid pace to bridge the holidays. Weakness with his putter is documented, but the FedExCup points leader went 2-1-0 at ACC in 2016.
『年末のホリデーシーズンをまたいだ灼熱のようなペースから、ついに現実の世界へと戻った。彼の弱点であるパターについては文書化されているものだが、フェデックスカップ(FedExCup)ポイントのリーダーは2016年にオースティンカントリー・クラブで開催された同大会で2勝1敗という成績を残している。』
昨年終盤から今年のはじめにかけての驚異的な勢いは失われて、元のような状態に戻ってはいるものの、同コースで行われた昨年のWGC-マッチプレーで結果を残していることが評価されて、ランクインしています。
ただ、昨年はウェイストマネジメント・フェニックスオープンで優勝した後、ノーザントラストオープン(今年からジェネシスオープン)で11位タイ、WGC-キャデラックチャンピオンシップ(今年からメキシコチャンピオンシップ)で35位タイ、アーノルドパーマー招待で6位タイと、流れが良いものでした。
それと比較すれば、今年の状況は異なっていますので、昨年の成績がどこまで今年の成績に反映されるかは不透明な面があります。
オースティンカントリー・クラブのグリーンはティフイーグル・バミューダが使用されていますが、ラフブルーグラスとベルベット・ベント芝でオーバーシードされています。
自分の中で良いストロークが出来ていてると感じていても、実際に本番で決めたいパットを決めることができなければ、自信にはならず、逆に不安や迷いにつながってきます。
マスターズ・トーナメントに少しでも良い状態でのぞむには、自分の納得のできるストロークをした上で、結果によって自信を持てるようになることが理想ではありますので、ショットもさることながら、グリーン上でのパフォーマンスが注目されます。
マッチプレーでは18ホールで決着がつくため、必ずしも実力通りの結果が反映されるわけではありません。
4日間のストロークプレーでラウンドのベストスコアを出している選手が、実力的にNO.1ではないことからもそれは明らかです。
松山英樹は世界ランク4位での出場となりますが、マッチプレーではあまりあてにならないものとなりますので、ショットとパットともに内容と質をより高めていきたいところです。