松山英樹は19位で4戦連続トップ20フィニッシュ|のWGC-メキシコ・チャンピオンシップ2019の速報

WGC-Mexico Championship

松山英樹のWGC-メキシコチャンピオンシップ2019でのホールバイホール、キースタッツ、プレーの速報です。

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1. 使用される用語の簡単な解説

このページで使用される用語の簡単な解説です。速報の分析で頻繁に出てきますので、不明なときはご参照ください。

■ 簡単な用語解説

ストロークスゲインド(Strokes Gained):同大会の同一コースの過去のデータをベースに、その選手が平均値よりも優れているか、劣っているかを数値化したもの

ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE):パー4、パー5のティーショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ティーショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH TO THE GREEN):30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。アプローチショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND THE GREEN):30ヤード以内のグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショートゲームのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN):ティーからグリーンまでのショット全体によって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショット全体のスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・パッティング(SG:PUTTING):グリーン上のパッティングによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。パッティングのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・トータル(SG:TOTAL):フィールドの平均よりも良いスコアでそのラウンドをプレーできたかを示す。

2. WGC-メキシコチャンピオンシップ2019のパワーランキング

PGAツアー公式サイトのロブ・ボルトン氏によるWGC-メキシコチャンピオンシップ2019のパワーランキングは以下のとおりとなっています。

  1. ダスティン・ジョンソン
  2. ジャスティン・トーマス
  3. ジョン・ラーム
  4. ローリー・マキロイ
  5. フィル・ミケルソン
  6. ババ・ワトソン
  7. ゲーリー・ウッドランド
  8. ザンダー・シャウフェレ
  9. マーク・リーシュマン
  10. リッキー・ファウラー
  11. セルヒオ・ガルシア
  12. ポール・ケーシー
  13. ブライソン・デシャンボー
  14. ウェブ・シンプソン
  15. 松山 英樹
  16. トミー・フリートウッド
  17. トニー・フィナウ
  18. パトリック・カントレー
  19. ラファエル・カブレラベロ
  20. マット・クーチャー

松山英樹は15番手の評価となっています。ロブ・ボルトン氏によるコメントは以下のとおりとなっています。

Sat out last year’s edition with the injured thumb and wrist. T25 here in 2017. Three straight top 15s upon arrival. Sits second on the PGA TOUR in strokes gained: tee-to-green.

『親指と手首の負傷のため昨年の同大会には出場していないが、2017年にはここで25位タイでフィニッシュしている。3戦連続でトップ15フィニッシュをして、メキシコにやってくる。ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)はPGAツアー全体で2位にランクされている。』

ショットの状態に本人は不満を感じていますし、見ている側からも、本来の出来とはまだまだ差があることは否めません。ただ、それでもストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)がツアー全体の2位にランクされているあたりは、松山英樹が復調しつつあることの証と言えそうです。

標高が高いため、通常のトーナメントは違う要素も問われることになりますが、プレー全体の精度は良くなってきていますので、優勝争いへの期待がかかります。

3. 松山英樹の開幕前の直前情報

松山英樹のトーナメント開幕前の直前情報です。

3.1. 2月19日の最新情報

ゴルフダイジェスト・オンラインの「標高と風が惑わすメキシコの飛距離 松山英樹は1Wでキャリー330yd」からの引用です。

練習ラウンド前、練習場にトラックマンを持ち込んで、1時間ほどを費やして早藤将太キャディと数値を確認した。今季平均飛距離309yd(全体8位)の松山は、1Wでキャリーが330ydに達していた。「本当によく飛ぶなって感じです。キャメロン・チャンプと(キャリーが)一緒や、って思いましたよ」と同1位を引き合いに出し、笑わせた。

例年、同コースでの飛距離上昇は“15%”が目安とされる。ただ、アップダウンのある林間コースに風が吹くと、その難度はさらに増す。松山は「標高だけだったらまだ対応できると思う」とした上で、「風が吹くと球が上がらなかったり、打ち下ろしで逆に飛びすぎたり、そういう(風などの)計算も必要になる。それに惑わされないショットが必要だし、流れをつなげるパットも必要」と警戒した。この日は、各番手の飛距離をメモする早藤キャディとともにアウト9ホールをチェックした。

前週の疲れは、当然残っている。「ジェネシスオープン」は順延続きで連日未明に起床した。内容に不満を残しながら9位に滑り込み、18日(月)に移動した。「2日間では良くはならない」と自身の状態には、依然厳しい評価を下す。「きょうの練習でアイアンショットが少しだけ当たるようになったのが救い。パット、ショットのミスを半分に出来れば優勝争いに加わっていける。そこをやりたい」

ジェネシス・オープンではストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)がフィールドの上位にランクされたものの、ショートゲームによるプラスによるところが大きくありました。

ショートゲームも重要であるのですが、スコアを作る上でロングゲームの比重が高くなると、ストロークスゲインドのスタッツを開発したブローディ教授によって明らかにされています。

ロングゲームの安定感、そして精度の高さが松山英樹を世界のトップクラスに押し上げた原動力でした。逆に苦しんだ昨シーズンはこの部分での不安があり、良い成績をなかなか残すことができませんでした。

ソニーオープン・イン・ハワイでは今一歩でしたが、ファーマーズインシュランスオープン、ウェイストマネジメント・フェニックスオープン、ジェネシス・オープンとショットのスタッツは良くなってきています。

本人が満足するレベルではないことは確実に言えることですが、それでも上位でプレーができるレベルまで戻った来たこともまた事実です。

メキシコでは標高と風に対する対応が必要となりますが、ポアナが混じるグリーンも侮ることができません。

優勝の可能性という観点からすると、この後のアーノルドパーマーとプレーヤーズのほうが期待できそうではありますが、メキシコでもチャンスがないわけではありません。

予選落ちはないものの、世界ゴルフ選手権シリーズのレベルの高いフィールでの出遅れは避けたいところです。

3.2. コースに関する最新情報

以下はPGAツアー公式サイトからの引用です。

At an altitude above 7,500 feet, Club de Golf Chapultepec tests the math skills of golfers and caddies alike, but the rough estimate is that it plays about 10 percent shorter than its posted 7,345 yards. Calculating a tip is more challenging.

標高7500フィート(2286メートル)に位置するコースでのプレーとなるため、通常よりもボールが飛びます。そのためプレイヤーとキャディは飛距離を計算する力も問われることになります。この記事では7345ヤードという表面上の距離よりも10%程度割り引くことになるとされています。そのため実際には6610ヤードという体感になると考えられます。

The combination bentgrass-Poa greens are prepped to tip at 11-and-a-half feet on the Stimpmeter. This measurement accounts for the hills and thrills while catering in part to a global field in which some are not accustomed to the slickest of surfaces. The thickest of the kikuyu rough has been trimmed to two inches.

ベント芝にポアナが混ざるグリーンは、スティンプメーターで11.5フィートに仕上げられています。ラフはキクユ芝が使用されていますが、最も深いところでも2インチ(5センチ)程度まで刈られているようです。

Similarly pleasant weather to what was experienced the last two years is in store this week. The heartiest challenge will be in the form of moderate breezes, but the daytime temperature will flirt with 80 degrees. The greatest chance of rain exists on Sunday, but it’s barely worth the mention.

天候はこれまでの2年間と同様の良いようですが、わずかに日曜日に雨が降る可能性があるようです。風は穏やかなようですが、気温は26度くらいまで上昇すると予報されています。

松山英樹はマーク・リーシュマン、トニー・フィナウとの組み合わせで、第1ラウンドは午前12時39分(2月22日午前3時39分)に1番ホールから、第2ラウンドは午前11時27分(2月23日午前2時27分)に10番ホールからスタートする予定です。

4. ラウンド別の結果速報

ラウンド別の結果速報です。

4.1. ROUND 1 (35位T) グリーンで停滞しオーバーパー発進に

松山英樹の第1ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

WGC-Mexico Championship-2019-Matsuyama_R1

2バーディ、3ボギーの72でプレーを終え、首位とは9打差の35位タイでのスタートとなりました。

出だしの1オンが狙える1番パー4では3番ウッドでグリーンを捉え、幸先よくバーディスタートとなりました。

しかし、その後はボギーが続きます。3番パー3では難しいサイドのバンカーに外してしまい、2打目が寄り切らずボギー。8番パー4はティショットをキクユ芝のラフに入れてしまい、2打目はグリーン手前のフェアウェイまで運ぶにとどまり、3打目も3m弱を残し決めきれずボギー。13番パー3ではティショットをラフに入れ、2.2mまで2打目で寄せたものの、これを決めきれずボギーと、この時点で2オーバーまで後退しました。

バーディチャンスは作るもののグリーン上で決めきれないことが続いていたのですが、ようやく15番パー5で2オンに成功しバーディを奪いました。ただ、4.1mのイーグルチャンスだったことを考えれば、「もうひと押しが欲しかった」というバーディでもありました。

結局、このラウンドは9番で3.4mを沈めた以外は、なかなか2.5mから4.5mのパットを決めきれませんでした。

3番で3.8m、8番で2.7m、11番で2.9m、12番で4.4m、13番で2.2m、15番で4.1m、16番で4.5mとはずてしまいました。そのためストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は-1.384とパットが足を引っ張りました。

またパーオン率も61.11% (11/18)と、上位スコアを大きく伸ばす展開の中では低いと言える数字で、ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は-0.348とマイナスになっています。

本人の感触はアイアンから3番ウッドまでは良いとのことでしたが、スタッツはその逆を示していてストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)は1.296とプラスになっています。

ショートゲームの貢献度は0.200と小幅のプラスにとどまっていますので、スタッツはティショットでスコアを稼いだラウンドとなっています。

フェアウェイキープ率は64.29% (9/14)と抜群に良い数字ではないのですが、外した時の幅が比較的小さく、ドライビングディスタンスの8位が示すように飛距離が出ていたことがプラスの要素となったようです。

パッティングは総パット数が32、パーオン時の平均パット数が2.000、そしてストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は-1.384と停滞する原因となりました。

第2ラウンドでの修正が待たれます。

4.2. ROUND 2 (28位T) 2ラウンド連続でグリーンで波に乗り切れず

第2ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

WGC-Mexico Championship-2019-Matsuyama_R2

今日は3バーディ、2ボギーの70でスコアを一つ戻し、トータルイーブンパーで2日間のプレーを終え、28位タイで残り2日間を迎えることになっています。

出だしの10番で2.8mのパーパットを沈めたことが良い方向に作用することが期待されたのですが、続く11番で2.5m、12番で3.3mのバーディパットを外すなど流れに乗れません。

15番パー5では2オンに成功しバーディを奪いますが、続く16番ではフェアウェイからの残り138ヤードの2打目がグリーンに乗らず、3打目は全く寄らずのボギーでスコアを伸ばせません。

18番でも3.6mもバーディパットを外すなど重い展開となったのですが、ハーフターン後の1番パー4でティショットをグリーン右のラフまで運び、そこから寄せてバーディを奪うと、続く2番パー4も同様の流れで連続バーディとなります。

このまま一気にスコアを伸ばしたいところでしたが、6番で3.1m、9番で3.4mのバーディパットを決めれず、8番では15mから3パットのボギーを叩くなど、グリーン上で流れを止めてしまいました。

ティショットはフェアウェイキープ64.29% (9/14)、ドライビングディスタンスは334.1ヤードと距離も出ていましたが、曲がった時の幅が大きいものがありました。そのためストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)は0.559と初日ほどには大きなプラスとなっていません。

セカンド以降は3m以内のバーディチャンスを量産するような精度の高いものは多くありませんでしたが、パーオン率は66.67% (12/18)と悪くもありませんでした。ミドルレンジのバーディチャンスは作れていたこともあり、ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は0.985とプラスになっています。

ショートゲームも0.329とプラスだっため、ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)は1.873と、ショットではスコアを稼げていました。

しかし、初日と同様にグリーン上での停滞により大きく順位を上げることができませんでした。ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は-0.651となっています。

ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は第2ラウンドを終えた時点で-2.035で57位と下から数えたほうが早い状況です。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)は3.007で18位と良い数字ではあるものの、本来の良い時の数字とは大きな隔たりがあり、上位に浮上できていない原因の一つともなっています。

2日間を終えた時点でのスタッツは以下のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Round 2 Total Rank
ティショットの貢献度 1.295 0.559 1.854 16
アプローチショットの貢献度 -0.361 0.985 0.625 29
ショートゲームの貢献度 0.200 0.329 0.529 27
パッティングの貢献度 -1.384 -0.651 -2.035 57
ショット全体の貢献度 1.134 1.873 3.007 18
フィールド平均との差 -0.250 1.222 0.972 T28
フェアウェイキープ率 64.29% (9/14) 64.29% (9/14) 64.29% (18/28) T15
ドライビングディスタンス 330.8 334.1 332.4 7
ロンゲストドライブ 359 353 359 T184
サンドセーブ率 — (0/1) — (0/1) T48
スクランブリング 57.14% 83.33% 69.23% T14
パーオン率 61.11% (11/18) 66.67% (12/18) 63.89% (23/36) T38
パーオン時の平均パット 2.000 1.917 1.957 T62

2日間を終えた時点で首位とは10打差以上の差が開き、なおかつ上位が実力と実績がある顔ぶれとなっていますので、優勝の可能性は低くなりました。ただ、第3ラウンドにビッグスコアを出すことができれば、トップ5くらいまでならば狙える位置にはとどまっています。

兎にも角にも第3ラウンドにしっかりとスコアを伸ばすことができなければ、トップ15からトップ10が目標となってしまいますので、土曜日の巻き返しが期待されます。

ホールアウト後の情報です。以下はALBAの原因不明のパター不調が続く松山英樹 「その中でもアンダーはいい兆し」からの引用です。

3バーディ・1ボギーの「70」でホールアウトし、「ショットはよくはないけど、その中でも最低限の仕事をしているという感じ。最後の締めが決まらないとスコアが伸びない」と中々入らないパターにスコアを1つ伸ばすにとどまった。

初日もラウンド中にグリップを微調整するなど試行錯誤したが、「入らない原因がなにか分かっていない。読みもタッチも悪いところもあるし、なにか一つ原因が分かれば気分的にもっと楽になると思う。まずグリーンに影響されないパッティングスタイルを見つけられたらいいと思う」と打開策はまだ模索している。

しかし、不調の中でもスコアを伸ばし、2日目を終えての順位はトータルイーブンパー・28位タイと前進。「流れを悪く引っ張っている感じがあるが、その中でもアンダーで回れているのはいい兆し。パターがちょっと入ってくれれば5、6アンダーくらいは出せると思うので、それに期待しながら週末も頑張りたい」と、今は上昇するために練習するのみだ。

第3ラウンドはトニー・フィナウ、ザンダー・ショウフレとの組み合わせで、午前10時15分(日本時間2月24日午前1時15分)に1番ホールからスタート予定です。

4.3. ROUND 3 (16位T) ショットとパットの安定感を増し「67」

第3ラウンドの松山英樹のホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

WGC-Mexico Championship-2019-Matsuyama_R3

今日は5バーディ、1ボギーの「67」でプレーを終え、トータル4アンダーとし17位タイに浮上してプレーを終えています。

ホールを重ねるごとに安定感が増してきていたショットが、より安定してきたラウンドとなりました。

前半はフェアウェイキープが7ホール中5ホールと安定し、、パーオンが9ホール中8ホールで外した1ホールはグリーンのカラーにとまったものという安定した結果でピンチらしいピンチはありませんでした。

ただ、なかなか5m以内のバーディチャンスは作れなかったことと、ミドルからロングレンジのパットが決まらなかったため、2打伸ばしてのハーフターンとなりました。

後半は11番パー5で2オンからバーディ、13番パー3では3.7mを決めてバーディを奪い4アンダーとします。14番ではラフを渡り歩いてボギーを叩きますが、続く15番パー5では2オンこそならなかったものの、グリーン手前のラフからの3打目を1.6mに寄せてバーディを奪い4アンダーの15位タイに浮上しました。

最終ホールでは2.5mのバーディチャンスにつけ、これを決めきれなかったことは惜しまれますが、4ストローク伸ばして最終日を迎えることになりました。

フェアウェイキープ率は71.43% (10/14)と高い数字で、パーオン率は83.33% (15/18)で大きく外したのは14番だけという安定したものとなりました。

高いフェアウェイキープ率と飛距離がかみあったティショットはストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)が1.392となったとおり、スコアを伸ばす原動力となりました。

一方のセカンド以降は、パーオン率が安定していたことは評価されますが、精度の高いショットとなると多くはありませんでした。100ヤードを超える距離から3.0m以内につけたのは8番と18番の2ホールにとどまっています。そのためストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は1.649と良い数字ではあるのですが、爆発的なスコアを出す程には至りませんでした。

グリーン周りのショートゲームが必要になることが少なかったラウンドで、対象となるのは12番と14番2ホールくらいでしたが、一つはボギーにつながるものとなりましたので、ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度)は-0.131となっています。

ショット全体ではストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)が2.500となるなどフィールド平均を大きく上回りました。

その一方で、最初の2日間に停滞する原因となったパッティングは良く決まったわけではありませんが、最後の18番以外は3m以内をしっかりと決めることができました。ただ、ロング、ミドルではなかなか決まらなかったため、大きなプラスとはならず、ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は0.608となっています。

ようやく第3ラウンドになってショットとパットがともにプラスとなり、しっかりとスコアを伸ばすことができました。

明日課題になるとすれば、ショットの精度が上がってきた時のショートパットの確率です。ピンに絡むショットが増えると2.4mから1.5m以内のバーディパットが増えてきますので、これをどれだけ高い確率で決めれるかがポイントとなります。

今日と同じようなプレーができればトップ10は確実かと思われますが、それ以上の成績を目指すのであれば100ヤードを超える距離からのショットもしくはパットのどちらかの精度アップが必要となります。

トップとの差があるため優勝はなかなか厳しいものがありますが、世界ランクを上げたり、フェデックスカップランキングという面において、トップ5フィニッシュは価値ある成績です。

最終日のさらなる浮上に期待したいところです。

最終日はリー・ウエストウッド、ゲーリー・ウッドランドとの組み合わせで午前11時10分(日本時間2月25日午前2時10分)に1番ホールからスタート予定です。

4.4. ROUND 4 (19位T) 後半に巻き返しトップ20フィニッシュ

最終ラウンドの松山英樹のホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

WGC-Mexico Championship-2019-Matsuyama_R4

今日は4バーディ、3ボギーと1ストロークしか伸ばすことができず、トータル5アンダーの19位タイで4日間を終えています。

出だしの1番で幸先よくバーディを奪ったものの、その後は苦しみます。

4番パー4では13m超から3パットのボギー、6番パー5はセカンドがグリーン左のラフに大きく曲げてしまい4オン1パットのパー、7番パー3はティショットが池に入りボギー、8番パー4はティショットを大きく右に曲げてしまい2打目は出すだけとなり4オン1パットでボギーと、一時は2アンダーまで後退します。

しかし、折り返してからは11番パー5で2オンに成功しバーディ、14番で2.2m、16番で3.0mを沈めてバーディを奪い、最終的には5アンダーとして4戦連続のトップ20フィニッシュとなりました。

今日はティショットを大きく曲げることが目立ち、フェアウェイを捉えることもままならず、フェアウェイキープは50.00% (7/14)にとどまりました。そのためストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)は-0.377と4日間で初めてマイナスとなりました。

ティショットは乱れたのですがパーオン率は77.78% (14/18)と上手くリカバリーし、3.0m以内のバーディチャンスもしっかりと作りました。しかし、池に入れたことが響き、100ヤードを超えるグリーンへのアプローチショットの貢献度は0.925にとどまりました。

最近好調だったショートゲームですが、1番では上手く寄せたものの、6番と15番の2つのパー5ではバーディを奪えない原因となりました。そのためストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度)は-0.067と僅かではありますがマイナスとなっています。

ショット全体で見るとストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)は0.482と小幅のプラスにとどまり、本来のようなショットでスコアを作るプレーとはなりませんでした。

パッティングに関しては7番で3.4mのボギーパット、16番で3.0mのバーディパットを決めましたが、その一方で4番で2.2mのパーパット、10番で2.5m、12番で3.2mのバーディパット、11番で2.2mのイーグルパットを決めることができませんでした。

そのためストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は-0.369となりました。

最終日はショットとパットともに酷くはなかったものの、スコアを大きく伸ばすには物足りないものでした。

4日間トータルとしてみたときにはショットでスコアを作れたことは収穫と言えます。スタッツは以下のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Round 2 Round 3 Round 4 Total Rank
ティショットの貢献度 1.295 0.559 1.076 -0.377 2.553 19
アプローチショットの貢献度 -0.361 0.985 1.384 0.925 2.935 16
ショートゲームの貢献度 0.200 0.329 -0.055 -0.067 0.407 38
パッティングの貢献度 -1.384 -0.651 0.942 -0.369 -1.462 47
ショット全体の貢献度 1.134 1.873 2.405 0.482 5.894 13
フィールド平均との差 -0.250 1.222 3.347 0.113 4.432 T19
フェアウェイキープ率 64.29% (9/14) 64.29% (9/14) 71.43% (10/14) 50.00% (7/14) 62.50% (35/56) T23
ドライビングディスタンス 330.8 334.1 309.2 348.8 330.7 11
ロンゲストドライブ 359 353 350 376 376 T130
サンドセーブ率 — (0/1) — (0/1) T66
スクランブリング 57.14% 83.33% 66.67% 50.00% 65.00% T17
パーオン率 61.11% (11/18) 66.67% (12/18) 83.33% (15/18) 77.78% (14/18) 72.22% (52/72) T12
パーオン時の平均パット 2.000 1.917 1.733 1.857 1.865 57

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)は5.894で13位と、本来の良い時とは差がある数字となっています。それでもパッティングが平均前後であればトップ10前後でのフィニッシュができていました。

持っている実力からすると19位タイという成績は物足りないようにも映りますが、フィールドのレベルの高さを考えれば、悪い成績ではありません。しかも、ジェネシス・オープンに続きメジャーに次ぐようなフィールドの層の厚さの中で、トップ10、トップ20であったことは、復調に向けて着実に進んでいることがわかります。

ただ、メジャーで勝つとなるとショットとパットともに底上げが必要で、3月のアーノルドパーマー。プレイヤーズ、マッチプレーでの3試合でのパフォーマンスが注目されます。

ファーマーズインシュランスオープンから3位タイ、15位タイ、9位タイ、19位タイという成績で、プレーオフシリーズへの進出ライン目前のところまできています。

ツアーチャンピオンシップへの進出を考えると、これらの上位フィニッシュは価値があるものとなります。ただ、やはり本人が望むのも、ファンが望むのも優勝です。着実に復活優勝に向けての土台はできつつありますので、3月の3試合に期待しています。

コメント

  1. 八太郎 より:

    golf さん、こんにちわ。
    前週の天候不順ジェネシス・オープンでは、プレーしている選手やキャデイさん達にとっては本当に大変なトーナメントで、だだ画面を観ているだけの応援団も本当に疲れてしまいました。
    我らが松山プロもヤキモキパターが相変わらず散見する中でプッツンする事も無く、本当に我慢の大人ゴルフをしている姿に改めて「漢(オトコ)」を魅せてもらいました。
    納得いっていないショットが多い中で TOP-10 以内に納まるとは・・・、さすがで~す。
    今週は予選ラウンドから GNW 放映開始時間とニアリィーなので、じっくり観ながら魅せてもらいたいものです。
    golf さん お忙しい中、今週も宜しくお願い致します。

  2. 竜太郎 より:

    golfさん、皆様お忙しい中お疲れ様です

    15番のイーグルパットを決めきれないなど消化不良の初日のラウンドでした

    ゴルフネットワークの独自のカメラがないので尚更です

    3フィートが克服出来たら今度はショットが不安定になったりと、悩みは尽きませんね

    早く注目組に選ばれるまでに復活して欲しいと願うばかりです

    脱線しますがスピースも悩みが大きそうに見えます。どうしたのでしょう?松山英樹以外のプレイヤーで一番贔屓なので心配です

    自分のお気に入り2人が揃って不調などとは当方のココロが持ちません

    松山英樹らしい初日と言えばそれまでですが、明日ももたつくようですと上が見えなくなるので、松山英樹の修正力に期待します

    明朝もよろしくお願いします

  3. 八太郎 より:

    golf さん & 応援団の皆さま、お疲れ様です。
    今回は GNW で松山プロの出番が皆無に近く、PC 睨めっこしながらつまらなさそうなミスパットに「ハラハラ & イライラ」の疲労感一杯でした。
    TV 画面に出てくる面々もパターに関しては決め切れていなかった為、ポアナ芝のマジックに翻弄されていましたので已む無し感は理解できるのですが・・・・!?
    こんな筈ではない !! ・・・・ とついつい思ってしまいます。
    あと二日、メキシコの放送局カメラマンも松山プロの実力を信じ TV 放映して頂き、TOP との 10 打程の差を巻き返してもらいたいものです。
    明日 & 明後日の勇姿を期待しつつ皆さん、golf さん & 松山プロにエールを贈りましょう。。。

  4. 竜太郎 より:

    golfさん、皆様お忙しい中お疲れ様です

    欲を言えばキリがありませんがようやく噛み合ったラウンドでした

    なかなか国際映像に映らないことがストレスな位でショットラは安心して見てられたので良かったです

    帳尻合わせと言われようがトップ10は十分に視野に入りましたし、明日の1、2番を上手く仕留めれ良いスタートを切ればトップ5も可能性がありますね

    インタビューの姿も引き締まった良い表情に見えたので明日のラウンドも期待出来そうですし、久しぶりに60台前半も見たいです

    明日も気合いを入れて応援しますのでよろしくお願いします

  5. みち より:

    golfさん、お忙しい中、今週もありがとうございますm(_ _)m

    ファンでもうんざりするゴルフネットワークの「松山英樹のハイライト」がないのは良いのですが、独自カメラのない放送では今の調子ではほとんど映らず、私もテレビをつけながらiPadと睨めっこの3日間でした。
    期せずしてgolfさんの分析を読んで松山Pの全体像を想像する状況となり、このブログの有り難さを実感しています。
    何時もならNHKBSで4日間放送してくれたような気がしますが、私の勘違いでしょうか^_^;

    それにしてもビッグネームだらけのフィールドで、絶好調のクーチャーの今日のスコアにはビックリです。
    何が起こるか分からない展開なので、松山pには最後まで諦めずに粘って欲しいです。
    明日も宜しくお願いしますm(_ _)m

  6. テレゴル より:

    やっぱりgolfさんの分析が読めると、松山p応援が俄然充実してくるのを実感しています。お忙しいのだから過分な期待をしてはいけないと思いつつ、、、
    我々のプレッシャーに負けぬように、ご自身の体調、仕事、プライベートを優先されますように。

  7. 八太郎 より:

    golf さん & 応援団の皆さま、お疲れ様です。
    我らが松山プロは懸命に踏ん張っているみたいですネ。
    GNW の TV 放映にはなかなか映してもらえず、寂しいですネ。今回最終日も踏ん張っていれば、このエリート層の厚い WGC での松山プロの結果を見過ごせず改めてフューチャーグループにノミネート復帰となると思います。あと 6 時間後のスタートが待ち遠しい限りです。
    golf さん & 応援団の皆さま、更なるエールを・・・・!!!!!

  8. 八太郎 より:

    golf さん & 応援団の皆さま、本当にお疲れ様でした。
    本音の処では、あと 4ツばかりのばしていたら TOP-10 内で締めくくれたのにと・・・思ってますが !?!? 松山プロの潜在能力からすれば、勿体ない WGC だったですネ。
    試合後のコメントでは、ドライバー & パター修正箇所を見つけなければとの事ですが、パターだけでも良い状態になれば毎回優勝争いに絡めるのに・・・・と今回も感じた次第です。
    来週はオープンウィークです。松山プロは基より、golf さんもリフレッシュして下さい。

  9. みち より:

    golfさん、今週もありがとうございましたm(_ _)m

    松山pらしさが戻りつつあるのは感じますが、こちらの期待が大きいので(たぶんご本人も)スッキリしない月曜日の朝です。
    出場出来なかった去年に比べたら、このフィールドでこの成績をもっと喜んでいいのにファン(私だけ?)は我が儘です^^;

    7番のパー3の池に入れたショットは「何故こんなに距離を間違えたの?」とショックでしたが、BSの放送が始まり木に当たったためと分かってホッとしました。
    絶対ダブルボギーだと思って覚悟した7番と8番をボギーで切り抜けた粘りは去年の絶不調時とは違いますね。
    ドキドキハラハラの4日間、応援出来て楽しかったです。

    golfさんに一つだけ質問です。
    スタッツの中でロンゲストドライブのランクが3桁なのはどうしてですか?
    出場選手は72人しかいないのに。。。
    私の理解力に問題があるのかなと思いますが、他のスタッツは今回のフィールドのランクのようなので教えて下さいm(_ _)m
    もちろん、急ぎませんので可能な時にお願いしますm(_ _)m

  10. golf より:

    みなさん、コメントありがとうございます。
    ロンゲストドライブに関しては、「人ごと」ではなく「ショットごと」でランキングしているようなので、フィールド人数よりも遥かに大きな数になるようです。

    不完全燃焼感があるのは否めませんが、それでも以前のように崩れずに後半に立て直せるところが大きな違いだと思います。ダブルボギーの数も明らかに減ってきて、成績も高いレベルで安定しつつありますので、徐々に復活優勝の日が近付ているのではないかと思います。
    3月のスケジュールは未定でしたが、今のところ速報がやれるのではないかと思います。まずはアーノルドパーマーの速報ページを用意するので、もし中止することがあれば、そちらの方でアナウンスするようにします。応援お疲れ様でした。

  11. ノアちゃんのママ より:

    golfさん いつもありがとうございます!
    TV放映は途中経過全く分からず苛々
    そんな中golfさんのブログで詳細確認。
    お忙しいのに感謝 感謝です!
    golfさんにお礼の気持ち伝えたく
    もちろん次戦の松山P 期待してます。

  12. みち より:

    golfさん、ロンゲストドライブの件、早速回答して頂きありがとうございますm(_ _)m
    パー3を除いて4日間で1位の人が60となるとしたら結構上位なのかな?と勝手に皮算用して喜んでいます(たぶん計測ホールはもっと少ないでしょうが)

    月に一回放送するBSTBSの「The MASTERS.MyLife」昨日の放送は進藤さんと松山pが中心でした。
    好きなホールは7番で理由は「難しいから」と言うところが松山pらしかったです。
    とても良い表情でしたから、今年のマスターズが今から楽しみです。

    アーノルドパーマーの速報もとても楽しみですが、どうぞ、ご無理のないようにお願いしますm(_ _)m

  13. golf より:

    みなさん、応援お疲れ様でした。
    アーノルドパーマーは復活優勝の期待ができるトーナメントのひとつなので、しっかりと応援したいと思っています。
    仕事の都合で時間がとれなくなる可能性がありますが、今のところは問題がなさそうです。
    復活優勝が見れるように準備していきます。今週もありがとうございました。

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