石川遼がウェッブドットコム選手権の3日目に通算5アンダーの10位へ
石川遼が参戦中の、PGAツアーと下部ツアーであるウェッブドットコムツアーの入れ替え戦の最終戦・ウェッブドットコムツアー選手権の3日目が行われました。
前日に15位タイまで順位をあげていた石川遼ですが、4バーディー、3ボギーと1つスコアを伸ばし、通算5アンダーの10位タイに浮上しました。
前半は、ショットが安定せず、一時はフェアウェイキープ率が12.5%と落ち込みました。その影響もあり前半で2つスコアを落とす苦しい展開でした。
ですが、ここ最近のプレー通りに、そこからリカバリーしてきます。後半は3バーディー、ノーボギーと3つ伸ばして、昨日からスコアを伸ばして5アンダーでの3日目フィニッシュとなりました。
このトーナメントではショットがやや不安定ですが、それを今シーズン不安定で苦しんできたパットでカバーできています。
スポンサードリンク
[googlead]
石川遼は、バーディーを奪う力はあるものの、不安定さが今後の課題
奪うバーディー数が多いのは石川遼らしいと言えば、石川遼らしいのですが、やはりボギーが多いの気になるところです。
3日目を終わってトップに立っているChesson Hadleyは3日目を終えて12アンダーですが、3日間で1イーグル、13バーディ、3ボギーと、3日間で3つしかボギーを叩いていません。
一方の石川遼は、13バーディー、8ボギーとなっていて、バーディー数では首位のChesson Hadleyを上回るものの、ボギーの数が多すぎる分だけ差がついてしまっている状況です。
また2位につけているScott Gardinerは14バーディー、8ボギーと石川遼と大差はないものの、2つのイーグルを奪っています。Scott GardinerはPUTTS PER GIRが1.53と1位です。パットが安定していることで、良いスコアを出せています。
今の石川遼のゴルフであれば、今シーズン前半のような予選落ちが続くということは無さそうですし、良い時は上位を伺えそうですが、優勝争いとなると少し足りない部分があると言えそうです。
今シーズンの序盤に比較すると、十分に成長しているとは思いますが、米ツアーでの勝利、またさらには4大大会で勝てるようになるためには、こういった現状で足りない内容を克服する必要がありそうですね。
3日目を終わって首位のChesson Hadleyとは7ストローク差と優勝はなかなか難しそうですが、来月からのPGAツアーの2013-14シーズンの開幕戦にはずみがつくゴルフをしてもらいたいですね。
石川遼のウェッブドットコム選手権2013のホールバイホール(3日目終了時点)
得意なホールと苦手なホールが色濃く出ています。前半を何とか耐え切れば、後半は得意とするホールが多いので、チャンスがありそうです。あとはパー5のどこかでイーグルをとれれば、トップ3も見えてくるのではないでしょうか。
期待して見守りたいと思います。