石川遼がPGAツアーのフェデックスカップ・プレーオフシリーズの第2戦であるドイツバンクチャンピオンシップ2014に出場しています。
石川遼はトーナメント前のフェデックスカップランキングは56位で、このトーナメントで予選通過すれば第3戦がほぼ確実になるラインにいます。
残念ながら予選落ちしてしまいましたので、第3戦は他選手の結果次第となり、第3ラウンドを終えた時点では暫定72位と圏外にいる状況です。
その石川遼のホールバイホール、キースタッツ、プレーの詳細などをまとめています。
全ラウンドのプレー内容の詳細情報
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石川遼のラウンド別のプレー詳細は以下のとおりとなっています。
- 第1ラウンド(93位):78の大荒れで最下位スタートの苦しい展開に
- 第2ラウンド(91位):イーブンパーでスコアを伸ばせず予選落ちに
第1ラウンド(93位):78の大荒れで93位スタートの苦しい展開に
石川遼の第1ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下のとおりとなっています。
3つのバーディはあったものの、12番のパー4で8打、ダブルボギーが2つに、ボギーが3つの78で7オーバーと大荒れの初日で、ティム・クラークが棄権したため出場93人中の最下位という苦しいスタートになってしまいました。
ティーショットが不安定なのと、パッティンクの不調が響いた初日だったのですが、12番で8打がその今日のプレーを象徴していました。ティーショットが大きく右に曲がり1ペナ。その後もリカバリーがうまくいかずグリーン上で3パットの結果、4つも一気にスコアを落としてしまいました。
ティーショットのフェアウェイキープ率は14ホール中6ホールで42.86%と安定せず、先週はティーショットのミスをカバーしていた好調だったパッティングも今日は冴えず、総パット数32、パットのスコアへの貢献度を示すストロークス・ゲインド・パッティングは-3.252(速報値)で全体93位と苦しみました。
トーナメント前の発熱が響いたのか、せっかく上り調子だった状態が一転してしまい、明日の大きな巻き返しが必須な状況です。
このスコアと順位、そして選手の顔ぶれからしても、予選通過するにもタフな状況で、仮に今日の順位のまま予選落ちとなった場合にはフェデックスカップランキングは73位となり、第3戦の出場ができなくなってしまいます。
予選落ちした場合でも、当落線上の他の選手の成績と獲得ポイント次第では第3戦の可能性も残されますが、他力本願とならざるを得なくなります。そのため予選を是が非でも通過しておきたい状況の石川遼です。
そのためには最低でも明日は68の3アンダー、できれば66の5アンダーくらいでプレーしたい第2ラウンドの石川遼です。簡単なハードルではありませんが、午前スタートのため早い時間にスコアを伸ばして、クラブハウスで待つ状況にしたいところです。
【第1ラウンドのキースタッツ】
- フェアウェイキープ率:42.86%(83位)
- パーオン率:55.56%(68位)
- ストロークス・ゲインド・パッティング:-3.239(93位)
- パーオン時の平均パット数:1.800(41位)
第2ラウンド(91位):イーブンパーでスコアを伸ばせず予選落ちに
第2ラウンドの石川遼のホールバイホールとプレー詳細は以下のとおりとなっています。
最下位からのスタートなった第2ラウンドは2バーディ・2ボギーのイーブンパーでスコアを伸ばせず、予選落ちとなってしまいました。初日にこのプレーができていれば問題なく予選通過できただけに、トーナメント直前の発熱と初日の乱調が悔やまれます。
ティーショットも改善され、フェアウェイキープ率も若干ではありますが42.86%から50.00%に上昇しました。またフェアウェイを外しても、大きくハズレるショットが少なくなりましたので、プレー全体に重さがとれた印象です。
パッティングは良い所もあり、悪いところもありという感じでしたが、バーディ2つは3.5メートル前後を沈めるなど、悪い状態ではありませんでした。
ただ、アイアンショットの精度がもう一歩で、ピンに絡むショットがあまりありませんでした。18ホール中12ホールでパーオンさせ、パーオン率こそ66.67%でしたが、3メートルを切るバーディチャンスにつけることはありませんでした。
パットのスコアへの貢献度を示すストロークス・ゲインド・パッティングでも初日の-3.252から-0.077(速報値)の数字のとおり、パッティングは改善されたものの、それを活かしきれず、予選落ちとなってしまいました。
ただ、第3戦のBMW選手権の出場の可能性はまだ残されていて、このドイツバンクチャンピオンシップの最終結果が出るまでわかりません。石川遼と当落線上で70位以内を争う選手の結果次第となります。
今日の順位では石川遼はフェデックスカップのランキングは70位になります。プレーオフ第3戦の出場に影響を与えそうな選手はチェッソン・ハドレー、G.F.カスタノ、ジェリー・ケリー、ショーン・ステファニ、イアン・ポールター、ビジェイ・シン、スコット・ブラウン、ボー・バンペルトなど多数のため、最終日が終わるまでわかりません。
それでも第3戦の出場の可能性がありますので、再度体調を整えて備えてもらいたいところです。
【第2ラウンドのキースタッツ】
- フェアウェイキープ率 R2:50.00%/Total:46.43%
- パーオン率: R2:66.67%/Total:61.11%
- ストロークス・ゲインド・パッティング: R2:-0.078 /Total:-3.330
- パーオン時の平均パット数: R2:1.833/Total:1.818