石川遼がアマチュア時代を含めると7回目の出場となるダンロップフェニックストーナメント2015に出場しています。
過去6回の出場での成績は以下のとおりとなっています。
- 2014年:31位T(-1)
- 2013年:欠場
- 2012年:22位T(-1)
- 2011年:欠場
- 2010年:33位T(+2)
- 2009年:22位T(-1)
- 2008年:2位(-7)
- 2007年:32位(+4)
2008年に7アンダーで単独2位となった以外は1アンダーというのが3回、オーバーパーが2回という結果で、2009年以降の成績を見る限り相性が良いとは言えないフェニックスカントリークラブです。
2015年大会でこの流れを変えて上位フィニッシュできるか注目されます。
その石川遼のダンロップフェニックストーナメント2015の結果速報です。
石川遼の全ラウンドのプレーの速報と結果
石川遼のダンロップフェニックストーナメント2015のラウンド別のプレー詳細やキースタッツなどは以下のボタンのリンク先にまとめています。
第1-3ラウンドのプレー詳細速報:39位T |
第4ラウンドのプレー詳細速報:54位T |
ROUND1-3:3日間を終えてイーブンパーとスコアを伸ばせず39位Tで最終日へ
石川遼の第1-3ラウンドの3日間のホールバイホールは以下の表のとおりとなっています。
初日は4バーディ・1ダブルボギー・2ボギーのイーブンパーで29位タイ、2日目は4バーディ・2ダブルボギー・2ボギーで2つスコアを落としてトータル2オーバーの47位タイに後退します。
そして3日目は5バーディ・3ボギーで2つスコアを伸ばして通算イーブンパーの39位タイで最終日を迎えることになりました。
バーディ数16個はフィールド全体で16位タイとなるなど、バーディが奪えていないわけではないのですが、ダブルボギー3つが重くのしかかり、スコアを伸ばすことができていません。
3日間を終えた時点でのキースタッツは以下の表のとおりとなっています。
フェアウェイキープ率は42.86%(6/14)、50.00%(7/14)、42.86%(6/14)と推移してトータルでは45.24%(19/42)で63名中で41位タイ、パーオン率は66.67%(12/18)、72.22%(13/18)、66.67%(12/18)、68.52%(37/54)で19位タイとなっています。
パーオン率は悪くないのですが順位は39位タイとなってしまっている大きな原因がパッティングです。
パーオン時の平均パットは1.667、2.000、1.750と推移してトータルでは1.811で54位と下位に沈んでいます。
特に第2ラウンドは5番パー4で2オンから3パット、6番パー3で1オンから4パットなどがあったため、パーオンから4つのバーディを奪ったものの、パーオン時の平均パットは2.000とスコアを伸ばせない数字となりました。
センターシャフトのパターに変え、握りも東海クラシックから続けていたクロスハンドから順手に戻したのですが、それが功を奏しているとは言い難い3日間の内容となっています。
そのことはスクランブリング(パーオンできなかったホールで、パーもしくはバーディであがれた割合)にも影響を与えていてます。
パーオンできなかったホールは3日間で17ホールあったのですが、8ホールでスコアを落としているため、スクランブリング率は52.94%とイマイチなだけでなく、ダブルボギーが2つ、ボギーが6つと10ストロークも落としています。
この他にも2日目にはパーオンからの3パットと4パットでのボギーとダブルボギーがありますので、パッティングが良くないことが、パーオン率がそこそこでありならもイーブンパーとスコアを伸ばせない理由だと考えられます。
またスコアを伸ばしきれないのは、ティーショットが不安定なことも理由として考えられます。
フェアウェイキープ率が悪いためラフや松林からのセカンドが多くなり、パーオンできてもピンに絡むようなショットを多くすることができず、松林からフェアウェイに出すだけというホールもあるなど、プレー全体の流れを良い方向にはできていません。
PGAツアーの新シーズン3試合でもフェアウェイキープ率は46.43%、57.14%、48.21%でトータルでは51.43%で265名中221位とティーショットが安定していませんでした。
そしてその後の帰国後の三井住友VISA太平洋マスターズでもフェアウェイキープ率は47.62%、そしてこのダンロップフェニックスでも50%を切っています。
国内ツアーとは言え、年明け以降のPGAツアーを考えると、ティーショットをもう少し安定させたいところです。
世界ランキングのポイントを獲得するためには27位以内に入っておく必要がありますので、悪くてもそこまでは順位を上げ、さらに上位を目指してプレーすることを期待しています。
ROUND4:最終ラウンドは3パット3回の36パットで74と崩れて54位Tに
石川遼の第4ラウンドの3日間のホールバイホールは以下の表のとおりとなっています。
最終日は2バーディ・5ボギーの74で3つスコアを落として、トータル3オーバーでダンロップフェニックスでは自己最低となる52位タイでのフィニッシュとなりました。
その原因は明確でパッティングでした。
フェアウェイキープ率は42.86%(6/14)とこの日も不安定だったのですが、そこからのリカバリーは素晴らしかったようでパーオン率は83.33%(15/18)で、このラウンドでフィールド全体で2位となる高い数字を記録しました。
15ホールでバーディチャンスがあったことになるのですが、その中でバーディを奪えたのは1ホールだけで、残り14ホールではバーディを獲れませんでした。
さらに12番パー4、4番パー5、6番パー3の3ホールではパーオンからの3パットでボギーとなるなど、パーオンしながらスコアを3つ落としてしまいました。
そのためパーオン時の平均パット数は2.133と酷い数字になってしまいました。
パーオンはそのホールのパーから2打引いた数となりますので、そこから2.133ということは平均で2パット以上となりますので、スコアを落とすことは避けられないものでした。
またアウト9ホールでの総パット数は20パットで、第2ラウンドに3パットと4パットがあったアウトの20パットを同じパット数となり、その第2ラウンド全体の32パットよりも悪い36パットを最終日にやってしまいました。
パー71のコースで総パット数が36となると、さすがにスコアを落とさざるを得ません。
最終日はそれまでの3日間使用していたセンターシャフトのパターをやめて、エースパターであるL字のパターに戻したようですが、総パット数、平均パット数ともに4日間で一番悪い数字となってしまいました。
石川遼の4日間のキースタッツは以下の表のとおりとなっています。
フェアウェイキープ率は4日間トータルでは44.64%(25/56)で63名中42位タイと課題は解決されませんでした。
アメリカで磨いたショートゲームがあるため、ティーショットの不安定さをカバーしてパーオン率は72.22%(52/72)でフィールド全体で10位タイと上位になりました。
しかし、パーオン時の平均パット数が1.811で63名中62位となるなどパッティングが大きく足を引っ張り、パーオン率の良さを活かすことはできませんでした。
このパッティングの悪さがフェニックスカントリークラブに限定されるのかどうがが気になるところです。
来週のカシオワールドオープンではエースキャディの佐藤賢和さんではなく、弟をキャディにするようですが、グリーン上での負担も当然増えることになりますので、早めに修正したいところです。
年内の試合は次週のカシオワールドオープンとゴルフ日本シリーズJTカップの2試合になると考えられますが、年明けのPGAツアーで結果が残せるように残り2試合でしっかりと立てなおしてくれることを期待しています。
コメント
キティーさんのコメントを勝手ながらこちらに移動させていただきました。
こんばんは。
お疲れ様です。
石川選手の結果速報をやってもらえませんでしたので、こちらにコメントさせていただきます。すみません。松山選手の応援をされておられる方たちもすみません。お許しください。
今回の結果を見る限り(録画も最終ホールを見ただけですが)golf さんが今回石川選手の結果速報をなさらないのもしかたないのかな~と思うような結果ですね。
彼に合わないコースというか、合わせられないコースといった方が良いのかしら。初参戦した時以外は成績が良くないですものね。
相変わらずショットが乱れているみたいだし、パットも・・・だし。
方やー8、方やE。ギャラリーもなんだか凄く少なかったように見受けられました。そこも残念です。
何でこんなに差がついてしまったんでしょうね?今日だけじゃなく成績、WR、、、悔しいというか、モヤモヤがづっと続いてしまいます。ため息ばっかり。
昨年もそうでしたが最後の数試合、日本ツアーの試合結果はよくなかったから今年も後2試合ですが心配です。WRポイントを獲るどころか獲れないこともあるかもしれませんね。
成績がふるわなくても応援をしたいのは石川選手なので。
明日は、なんとかWRポイントが獲れるぐらい順位を上げて欲しいものです。
キティーさん、お疲れ様です。
ANAオープンで優勝した後、翌週のダイヤモンドカップでドライバーなどのシャフトを重くし、その次の東海クラシックではアイアンのシャフトを重くして、スイングも大幅ではないものの変え、パッティングもクロスハンドに変えました。そしてアメリカツアーで戦った後、日本に戻ってこのダンロップフェニックスではパターを変え、握りも順手に変えるなど、9月20日に終わったANAオープンから2ヶ月で色々と変えています。
さすがに短期間で、これだけ色々と変えるとプレーを安定させるのは難しいのかなという気がします。
ギャラリーに関しては優勝争いから遠い裏街道に回ってしまった影響があるとは思いますが、以前のような大人数を引き連れてという雰囲気ではなかったようですね・・・。
私個人は国内ツアーはこの前の優勝で2年シードがありますので、さほど心配はしていないのですが、どちらかと言えば年明け以降のPGAツアーのほうが心配ですね。
ティーショットもそうですが、ミドルアイアン、ロングアイアンの距離感が合っていないようなのも気になります。
コースとの相性もあるのかもしれませんが、プレー全体が精彩を欠いているようにも見えるので、ホストになるカシオワールドオープンや国内最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップに向けて弾みをつけれるような最終日にしてもらいたいです。
golfさんおはようございます。
そしてお疲れさまでした。
今週は松山・岩田選手だけの詳細速報だけだと思っていましたが、石川選手も取り上げていただきありがとうございました。
松山選手のボギー数が多かったのが、連覇できない原因でしたね。
岩田選手ももったいない結果になってしまい、年明けの2試合にはぜひ頑張ってもらいたいものです。
で、石川選手ですが、予選落ちの危機もあった今戦でしたが、13Hのワンオンだけが溜飲を下げさせてくれました。
戦う前はいつもポジティブな発言でしたが、結果がこれです。
1R、6アンダーを目指すと言っていましたが、ドライバーだけでなく状況判断もいただけません。
とにかく、PGAツアーより薄いと思われるところで、この成績では、心もとないことこの上ないです。
まだ、試行錯誤しているのでしょうか、青木さんは「遼は考え過ぎ」と言っていましたが、来年からの主戦場に結果を出してくれれば、と思い願っています。
tokiさん、おはようございます。
急遽ではありますが、やりました。
フェニックスカントリークラブでは厳しいかなという気がしていましたが、予想以上にパッティングで苦しんでいました。
今も試行錯誤しているんだと思いますが、年末年始のオフの期間には、またさらに色々と試すのかなという気もしますね。
ただ、色々と変えすぎていて、プレーの軸、プレーの柱が見えなくなりつつあるような気がしないでもないです。杞憂であれば良いですが。
主戦場はPGAツアーと口にしているわけですから、PGAツアーで結果が残せるような準備をしてもらいたいです。
木村さん。
石川遼本人がこのブログを見ることはありませんので、応援メッセージは直接公式サイト、ファンクラブ等を経由してお送りください。
よろしくお願いします。
石川僚選手が、カシオワールドオープン2日目終了時点での、11アンダーで、単独トップになりました、ドライバーの、ショトの時に、身体のぶれが、少なくなったようですが、また、ショトの、スイングが、かなり、早くなったか、と、思いますが、今は、リズムが良いようですね、でも、元々、腰痛を持っているので体幹を、もっと鍛えPGAでの優勝を、と、思います
木村さん、コメントありがとうございます。
首位にたったのは素晴らしいことだと思います。
ですが、水を差すようで申し訳ありませんが、フェアウェイキープ率は第1ラウンドが42.86%、特に第2ラウンドは28.57%という数字でした。
この数字がPGAツアーで出た場合は予選落ちを心配しないといけなくなります。
日本のようにセッティングが易しく、ラフが短ければ、何とかなってしまいますが、PGAツアーでこのスタッツは厳しくなります。特に黒潮はフェアウェイも厳しいコースではありませんので、このスタッツは寂しい数字です。
日本ツアーで活躍できれば良いというのであれば、このフェアウェイキープ率で良いと思いますが、PGAツアーで優勝したいならフェアウェイキープ率を上げてもらいたいです。
木村さんへのコメントです。
前にも申し上げましたが、応援コメントは彼のファンクラブか公式サイト経由でお願いします。
これはダンロップフェニックスに関する記事ですし、個人運営のブログで、石川遼本人が目にすることはありませんので。
申し訳ないですが、私のブログではなく、他のサイトやブログ等で応援を楽しまれてはいかがでしょうか。