ジョンディアクラシック2015に石川遼が2013年以来2年ぶり2回目の出場をします。
前回のトーナメントでは5アンダーで予選通過し、最終的には11アンダーで33位タイとなっています。
PGAツアー2014-15シーズンのレギュラーシーズンの残り試合も数えるほどになり、シード権確保のためにも全英オープン前で比較的フィールドの薄いジョンディアクラシックで結果を残したいところです。
全英オープンの予選会を兼ねているジョンディアクラシックですが、トップ5フィニッシュした上に、さらに出場資格を有しない選手で最上位になる必要があり、実際には優勝もしくは2位、3位といった成績が必要となっています。
また翌週以降に出場が濃厚な全英オープンの裏開催であるバーバソルチャンピオンシップ、RBCカナディアンオープン、クイッケンローンズナショナル、バラクーダチャンピオンシップの開催コースは、いずれも池が多く絡むコースや林間コースとなっているため、ショットの安定感が問われます。
シード権確保のためには、このジョンディアクラシックで結果を残すことと同時に、翌週以降の4試合につなげていくためにもショットの安定感も問われることになりそうです。
そのジョンディアクラシック2015での石川遼の全ラウンド結果速報です。
目次
石川遼の全ラウンドのプレーの速報と結果
石川遼のジョンディアクラシック2015のラウンド別のプレー詳細やキースタッツなどは以下のボタンのリンク先にまとめています。
過去の大会での出場成績 |
第1ラウンドのプレー詳細速報:61位T |
第2ラウンドのプレー詳細速報:42位T |
第3ラウンドのプレー詳細速報:69位T |
第4ラウンドのプレー詳細速報:72位T |
石川遼のジョンディアクラシックの過去の出場成績
前回の出場では11アンダーまでスコアを伸ばしたのですが、PGAツアーでも屈指のバーディ数が出るトーナメントということもあり、33位タイとなっています。その4日間のホールバイホールとキースタッツは以下のとおりとなっています。
- フェアウェイキープ率:71.43%
- パーオン率:79.17%
- ドライビングディスタンス:319.4
- パーオン時の平均パット:1.8
- ストロークゲイン・パッティング:-1.105
- PAR3スコア:-1
- PAR4スコア:-4
- PAR5スコア:-6
2013年の出場時にはフェアウェイキープ率、パーオン率ともに4日間トータルで良い数字を残しています。優勝スコアが20アンダーを越える易しいセッティングで全体的に数字が高いものの、悪くないと考えられる数字です。
その一方でパッティングには苦しんでいて、ストロークゲイン・パッティング(パットのスコアへの貢献度)は-1.105となっています。
2013年の石川遼はショット以上にパッティングに苦しめられていました。2013シーズンと2014-2015シーズン(グリーンブライヤー終了時点)の主なスタッツ比較は以下のとおりとなっています。
項目 | 2013 | 2014-15 |
---|---|---|
ドライビングディスタンス | 291.3(62位/180名) | 289.6(88位/201名) |
フェアウェイキープ率 | 55.48%(159位/180名) | 54.58%(186位/201名) |
パーオン率 | 66.03%(62位/180名) | 65.47%(111位/201名) |
ストロークゲインパッティング | -0.665(173位/180名) | -0.023(112位/201名) |
スクランブリング | 53.27%(160位/180名) | 55.45%(163位/201名) |
初日は4バーディ・2ボギーの69も61位タイスタートに
第1ラウンドの石川遼はロバート・カストロ、ティム・ウィルキンソンとの組み合わせで、日本時間の7月10日午前2時30分(現地午後12時30分)に1番ホールからスタートしました。
初日のホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。
4バーディ・2ボギーの”69″の2アンダーでホールアウトし、首位とは6打差でホールアウト時点では59位タイとなっていました。
フロントナインではティーショットが安定せず7ホール中3ホールしかフェアウェイキープができず、隣のホールに打ち込むものもありました。
それに引きずられるようにグリーンをパーオンできず、9ホール中4ホールでしかバーディチャンスを作ることができませんでした。
バックナインに入るとティーショットが安定し7ホール中7ホールでフェアウェイを捉え、さらに9ホール中9ホールでパーオンと、プレー全体に安定感が増しました。
しかし、アイアンの精度とパッティングがイマイチだったため2つしかスコアを伸ばすことができませんでした。
フェアウェイキープできたパー4でのセカンドショットの結果は以下のとおりとなっています。
- 4H 150 yards → 3.1m
- 5H 145 yards → 3.9m
- 9H 210 yards → 3.6m
- 11H 163 yards → 8.9m
- 13H 133 yards → 7.2m
- 14H 75 yards → 3.1m
- 15H 156 yards → 3.9m
- 18H 171 yards → 12.0m
続いてパー3のホールでのヤーデージとティーショットの結果は以下のとおりとなっています。
- 3H 186 yards → 8.3m
- 7H 226 yards → X
- 12H 215 yards → 2.8m
- 16H 158 yards → 6.3m
いずれも悪くはないものの、楽に沈めることができるバーティチャンスを作るには至っていません。
ショットの問題に隠れがちですが、パッティングにも課題があるため、できれば2.0m以内のバーディチャンスを作りたいのですが、2番と10番のパー5の2ホールでしかそれもできませんでした。
課題のティーショットは、第1ラウンド全体ではフェアウェイキープ率は71.43%(10/14)と数字は悪くないのですが、フィールド全体の平均(75.25%)も高いため84位T(155名中)という位置となっています。
パーオン率に関しては72.22%(13/18)で61位タイとなっていますので悪くはないのですが、こちらもフィールド全体の平均値(71.96%)とほぼ同じ数字になっていますので、飛び抜けて良い数字というわけではありません。
そのためストロークゲイン・ティー・トゥ・グリーン(ショットのスコアへの貢献度)は0.262にとどまっています。
パッティングは長いバーディパットやパーパットを沈めたりしたのですが、入れごろの距離も外していますので、ストロークゲイン・パッティング(パットのスコアへの貢献度)は0.268となっています。
初日の終えた時点でのキースタッツは以下のとおりとなっています。
項目 | R1 / Total (Rank) |
---|---|
フェアウェイキープ率 | 71.43%(10/14) / 71.43% (84位T) |
ドライビングディスタンス | 289.2 yds/ 289.2 yds (36位) |
パーオン率 | 72.22% / 72.22% (61位T) |
ストロークゲインT2G | 0.262 / 0.262 (79位) |
ストロークゲインPutt | 0.268 / 0.268 (76位) |
ストロークゲインTotal | 0.530 / 0.530 (61位T) |
パーオン時の平均パット | 1.769 / 1.769 (80位T) |
ショットとパットともに決め手を欠く状態ではあるのですが、大崩れすることなかった分、予選通過圏内にはとどまることができました。
ただ、シード権確保などの現状を考えれば最低ラインをキープできたとは言えるものの、1ストローク落とすとカットラインですし、ジョンディアクラシックのフィールドを考えると、物足りない初日ではありました。
ジョンディアクラシックの出場155名(棄権1名)中19名が全英オープンの出場権を有しているものの、世界ランク上位で出場しているのは2位のスピース、29位のザック・ジョンソン、38位のライアン・ムーアくらいです。
そのためフィールドの強さ(Strength of Field)は”136″で今年のPGAツアーでは裏開催のプエルトリコ・オープンを除いたトーナメントの中で一番弱いフィールドとなっています。
スピースがいるためフィールドの強さの数字も上がっていますが、フィールドの層の厚さという観点で見れば、19名の全英オープン有資格者が出場している分だけ裏開催よりはやや強いという程度にとどまっています。
フィールドが薄いトーナメントでありながら設定が500ポイントのため、できれば上位フィニッシュして、今後のトーナメントへの負担を減らしたいところですが、もし今日の順位のままではフェデックスカップランキングが140位台に落ちてしまうという状況です。
カットラインは明日どれくらいセッティングを厳しくしてくるのかに左右されますが、4アンダーは想定する必要がありそうです。
今日は午前組の平均スコアが69.74、午後組の平均スコアが69.23と、スタート時間による大きな差はありませんし、明日は今日と同様の天候になるようなので、しっかりとスコアを伸ばす必要があります。
昨年は2アンダーでしたが、それ以前は4アンダーがカットラインというのが続いていますので、午前スタートであることを考えると、3つスコアを伸ばして5アンダーにはしておきたいところです。
まずは確実に予選通過して、決勝ラウンドに進んでくれることを期待しています。
第2ラウンドに3ストローク伸ばし42位タイに浮上
第2ラウンドの石川遼はロバート・カストロ、ティム・ウィルキンソンとの組み合わせで、日本時間の7月10日午後9時20分(現地午前7時20分)に10番ホールからスタートしました。
第2ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。
今日は6バーディ・3ボギーの68で3つスコアを伸ばし、前日の61位タイから42位タイに順位を上げて決勝ラウンドに進出しました。
今日は前半9ホールでスコアを伸ばしました。10番パー5で3打目を1.6mにつけてバーディを奪いますが、11番はティーショットを左の林の方に打ち込みボギー。
12番パー3では5.2mの長めのパットをいれてバーディ、そして16番では1.7m、17番では3.8mと沈めて3つスコアを伸ばして折り返しました。
ハーフターン後の1番ではセカンドを1.3mにつけてバーディを奪い、この時点で6アンダーまで伸ばしました。しかし、続く2番で1.3mのバーディパットを外してしまい、勢いを止めてしまいました。
6番ではティーショットを右のラフに入れて、2打目でグリーンを捉えることできず、2.5mのパーパットを外してボギーとしたのですが、続く7番では2.4mを沈めて再び6アンダーとしました。
しかし、上がりホールの9番ではティーショットを左ラフに、2打目を右ラフに入れるなどしてラフを渡り歩き、3.9mのパーパットを外してボギーとし、5アンダーでプレーを終えました。
今日はティーショットを11番、15番、17番で大きく曲げたのですが、11番以外では大きな影響は出ませんでした。
ですが、フェアウェイキープ率は前日の71.43%(10/14)から57.14%(8/14)に落ちたため、2日間トータルでは64.29%(18/28)で154名中126位タイとなるなど、セッティングが簡単なコースで、フィールドも薄い状況でありながらのため、あまり良い数字とは言えません。
しかし、ラフのセッティングなどが易しい分、そこからのリカバリーが可能なためパーオン率は昨日と同じ72.22%(13/18)と保つことができています。
ショット全体に関してはストロークゲイン・ティー・トゥ・グリーン(ショットのスコアへの貢献度)が前日の0.262と同様の0.253とあまり変わらなかったのですが、パッティングが良かった分スコアを伸ばすことができました。
ストロークゲイン・パッティング(パットのスコアへの貢献度)は前日の0.268から1.601と良くなった分が、昨日よりスコアが良くなった要因となっています。
予選ラウンド2日間のキースタッツは以下のとおりとなっています。順位は予選落ちした選手も含む154名中のものです。
項目 | R1 / R2 / Total (Rank) |
---|---|
フェアウェイキープ率 | 71.43% / 57.14% / 64.29% (126位T) |
ドライビングディスタンス | 289.2 / 293.5 / 291.4 (20位) |
パーオン率 | 72.22% / 72.22% / 72.22% (63位T) |
ストロークゲインT2G | 0.262 / 0.273 / 0.535 (73位) |
ストロークゲインPutt | 0.268 / 1.618 / 1.886 (32位) |
ストロークゲインTotal | 0.530 / 1.891 / 2.421 (42位T) |
パーオン時の平均パット | 1.769 / 1.538 / 1.654 (23位T) |
カットラインが4アンダーとなり予選通過した人数が73名だっため第3ラウンド終了後のセカンドカット(MDF)はなくなりましたが、団子状態となっているため1ストローク落とせば一番下の順位のグループとなり、1ストローク伸ばせば20位台前半に上昇する状況です。
今後のことを考えてもできるだけ多くのポイントを稼ぐ必要がありますので、今日の68を死守ラインとしながらスコアを伸ばしていきたいところで、決勝ラウンド2日間で6つスコアを伸ばせば25位前後の順位は確保できると予想されます。
さらにトップ10を目指すならば決勝ラウンドで9-10ストロークは伸ばす必要があると考えられるため、第3ラウンドか第4ラウンドのどちらかで64-65といったロースコアが必要となりそうです。
死守ラインを守りながらスコアを伸ばしていくためには、ショットの精度が予選ラウンド以上になるか、少なくとも今日のパッティングを維持することの、どちらかが必要となります。
また気をつけたいのは第2ラウンドにラフからのリカバリーが多くなった分、体力と精神の両面での疲労があると予想されますので、残り2日間集中力をキープすることも重要になります。
シード権確保のためには、今日のフィニッシュ順位は最低ラインとして、来週以降の開催コースを考えるとトップ20フィニッシュをしたいところです。
来週のバーバソルチャンピオンシップはラフのセッティングはわかりませんが、半分以上のホールでウォーターハザードが絡み、隣接するホールが少ない林間コースです。
そしてその後RBCカナディアンオープンでは林間コースで18ホール中6ホールで池が絡み、続くクイッケンローンズナショナルで使用されるロバートトレントジョーンズゴルフクラブも、コースマップを見る限りでは、池が絡むホールが18ホールの中で半数を占めることになるようです。
また8連戦となった場合に最後となる、ブリヂストン招待の裏開催であるバラクーダチャンピオンシップは、フェアウェイが狭く、池が5ホールで絡んできます。
この後のバラクーダチャンピオンシップまで連戦になった場合には、全米オープンから8連戦となりますので、どうしても精神的にも肉体的にも疲労が蓄積し、ミスが出やすくなり、身体を思い通りにコントロールしにくくなってきます。
ジョンディアでのショットのスタッツは表面上の数字は改善されているものの、今回のフィールドの強さやコースの難易度を考えると今一歩ではありますので、このジョンディアクラシックで結果を残すとともに、残りの2日間でショットがより安定化することを期待しています。
第3ラウンドはトリプルボギーとダブルボギーで大きく後退
第3ラウンドは予選ラウンドもともにプレーしたトム・ウィルキンソンとの組み合わせで、日本時間の7月11日午後11時12分(現地午前9時12分)にスタートしました。
その第3ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。
今日は1トリプルボギー・1ダブルボギー・4ボギー・3バーディの77と6つスコアを落として、トータル1オーバーの69位タイまで後退しました。
4番パー4ではティーショットを右のブッシュに近いラフに入れ、2打目で出すことができず、3打目はフェアウェイバンカーに入れてしまいます。そこからの4打目でグリーンは捉えたものの10m以上を残してダブルボギーとしてしまいました。
11番パー4ではティーショットを左のブッシュに打ち込んでしまいアンプレアブルとなり、3打目はフェアウェイに出すだけに。そして、そこからの4打目をバンカーに入れ、5打目もグリーンにのらずトリプルボギーとしてしまいました。
フロントナインでだけで5つスコアを落とす苦しい展開で、先週と同じく3日目で大きく順位を落としてしまいました。
5番ホールまでは雨が強い中でのプレーではあったのですが、同じ時間帯にスタートしたロバート・カストロやケビン・チャッペルはスコアを伸ばしていますし、その後の天候回復した再開後に3つスコアを落としていますので、本人の状態が全体的に低調だったと言わざるをえない第3ラウンドでした。
それはスタッツにも現れていて、フェアウェイキープ率は2日目と同様に57.14%(8/14)、そしてパーオン率も55.56% (10/18)と落ちてしまいました。
そしてパッティングも3パットのボギーがあり、3-4mのミドルパットが入りませんでした。
パーオン率が下がったことでバーディチャンスが減ったわけですが、そのパーオン時の平均パット数は1.900と2パットに近い数字となり、バーディを奪うこともあまりままならない状態で、その上、スクランブリングも8ホール中3ホールにとどまりましたので、スコアを大きく崩しても仕方ない1日でした。
そのためストロークゲイン・ティー・トゥ・グリーン(ショットのスコアへの貢献度)は-4.700、ストロークゲイン・パッティング(パットのスコアへの貢献度)は-1.943と、いずれも大きくマイナスになっています。
第3ラウンド終了時点のキースタッツは以下のとおりとなっています。順位はフィールド73名中のものです。
項目 | R1|R2|R3|Total (Rank) |
---|---|
フェアウェイキープ率 | 71.43%|57.14%|57.14%|61.90% (70位T) |
ドライビングディスタンス | 289.2|293.5|280.7|287.8 (7位) |
パーオン率 | 72.22%|72.22%|55.56%|66.67% (66位T) |
ストロークゲインT2G | 0.262|0.293|-4.700|-4.146 (69位) |
ストロークゲインPutt | 0.268|1.610|-1.943|-0.065 (49位) |
ストロークゲインTotal | 0.530|1.903|-6.644|-4.211 (69位T) |
パーオン時の平均パット | 1.769|1.538|1.900|1.722 (35位T) |
現在の順位のままで4日間終わった場合は、先週と同じく4日間プレーしながら1ポイントしか上積みはできず、フェデックスカップ(FedEx Cup)ランキングは、さらに後退してしまいます。
そのため順位をあげたいところですが、獲得ポイントを二桁にするは67か66でまわる必要があるところまでスコアを落としていました。
来週以降はミスショットの許容範囲が、ここのTPCディアランよりも小さくなるコースが続きますので、今日のようなティーショットではかなり苦しむことになってしまいます。
本来はある程度プレッシャーのかかる位置で安定したショットを継続することが、今後のトーナメントで上位フィニッシュすることにつながるのですが、先週と同様に下を心配する必要がなく、開き直りやすいところまで落ちてしまいましたので、それもできない状態となりました。
2週続けて予選通過したのは良かったのですが、4連戦をしながらポイントを大きく上積みが期待しにくい状況となってしまったのは非常に痛いことで、来週以降にさらに4連戦が想定されますので、疲労の蓄積が気になります。
また、フィールドが薄く、コースセッティングが簡単でスコアの伸ばし合いとなっているジョンディアクラシックでありながら、この順位となっても仕方ないスタッツで、内容もあまり芳しくないと考えられるため、見通しも明るいとは言えません。
レギュラーシーズンでのシード権確保を目指しているわけですが、ジョンディアクラシックで下位に沈むような状態であれば、ここよりフィールドが強くなり、コースが難しくなるカナディアンオープン、クイッケンローンズ、ウィンダムチャンピオンシップでは苦しくなると予想されます。
また、裏開催のトーナメントでもジョンディアクラシックのフィールドと大きな差はありませんので、上位フィニッシュを期待しにくくもなります。
レギュラシーズンで難しくなれば、ウェブドットコムツアーとの入れ替え戦にまわることになりますので、ショットの精度を上げる、ショットを安定化させることを頑張ってもらいたいです。
第4ラウンドはハリス・イングリッシュとの組み合わせに
最終日の石川遼はハリス・イングリッシュとの組み合わせで、日本時間の7月12日午後9時15分(日本時間午前7時15分)からのスタートしました。
最終ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。
今日は1バーディ・3ボギーと2つスコアを落としてトータル3オーバーで決勝ラウンドに進んだ73名中72位タイでのフィニッシュとなりました。
2番パー5では刻んでの93ヤードの第3打を1.8mにつけてバーディを奪いますが、その後はボギー3つで終わってしまいました。
7番、9番、11番のボギーはいずれもティーショットを大きく左右に曲げてのもので、他にも1番では左に大きく曲げるなど、ティーショットが左右にブレることが大きなダメージにつながりました。
そしてティーショットのみならずアイアンのショートゲームの精度も落ちた上に、パッティングも良くないという状態で、表面のスコア以上に内容の厳しい最終日でした。
最終日のスタッツは、フェアウェイキープ率は64.29%(9/14)、パーオン率は50.00%(9/18)、ストロークゲイン・ティー・トゥ・グリーン(ショットのスコアへの貢献度)は-2.964、ストロークゲイン・パッティング(パットのスコアへの貢献度)は-1.269となっています。
4日間のトータルのキースタッツは以下の表のとおりとなっています。
フェアウェイキープ率は62.50%(35/56)で69位タイ、パーオン率は62.50%(45/72)で71位タイ、ストロークゲイン・ティー・トゥ・グリーンは-7.110で71位、ストロークゲイン・パッティングは-1.334で58位、サンドセーブ率は0%で71位タイとなるなど、スタッツは軒並みフィールドの下位に沈んでいます。
最終日はセッティングが少し難しくなったこともあり平均スコアは落ちたものの、それでもアンダーパーとなる70.29となっている中でのオーバーパーは厳しいものがあります。
また世界ランク70位以上がほとんど参加しないフィールドの薄さでありながら4日間トータルのストロークゲイン・トータルも-8.444となっていますので、状態は芳しくありません。
ピンポジションが厳しくなる決勝ラウンドでスコアを伸ばせない、スコアを落とすということが多い今シーズンで、それはこの大会でも解消することができませんでした。
ホールアウト後のコメントでは第3ラウンドの悪天候や早いスタート時刻などによる疲労があって、集中力も途切れてしまい、順位のためモーチベーションも上がらなかったということを話していましたが、技術面もさることながら、精神面、体力面でも不安がある状態と言わざるをえません。
特にフィジカル面での問題は決勝ラウンドで集中力が途切れる原因の1つとなっていると考えられるのですが、シーズン終盤に解決できる問題ではなく、十分に休養をとって出場試合を絞るしかありません。
しかし、現状ではそれもなかなか許されません。
6月以降の5試合では予選落ちが3回、予選通過した2試合は76位と72位Tといずれも下位に沈むなど、非常に厳しい状態で、シード権確保の見通しが立たない状態です。
シード権確保にこだわるならば、来週以降のバーバソル、カナディアン、クイッケンローンズ、バラクーダまでの8連戦となる可能性が高くなります。
現在の状態でさらに4連戦をすれば、疲労が蓄積していくことが確実で、ミスがさらに増えることになると予想されます。
またその身体が思うように動かない状態でスイング改造のために練習量を多くすれば、故障にもつながりやすくなります。
来週以降は予選通過した直近2試合と比較するとコースの難易度があがりますので、裏開催トーナメントと言えど上位フィニッシュというよりも、予選落ちの可能性も否定出来ない状態です。
下部ツアーとの入れ替え戦もそうなのですが、今後のプロキャリア全体を考えても、疲労を取り、頭をクールダウンさせる時間を持つために、8連戦を回避することを検討した方が良いかもしれません。
コメント
おはようございます。
ティーショットは安定していましたが、アイアンの切れが悪かったですね。
2日目も綱渡り状態かもしれませんが、なんとか予選は通過して欲しいです。
takahashiさん、おはようございます。
情報はもう少し選手がホールアウトしたら更新しますが、アイアンでピンに絡むショットが出なかったですね。長めのパット2つが入ってなかったら、厳しい状況になるところでした。
クラブの設定があっていないのかもしれませんね、ウッドが良くなるアイアンが悪くなるので。アイアンを修正しようとするとティーショットがズレてくるので。どのように調整してくるのか、見守りたいと思います。
おはようございます。
今週も4日間よろしくお願いいたします。
しかし何とも危うい順位ですね。
なんとなくですが、先週より良い結果が待っているような気がしますし、今日のスコアが4日間で一番悪いことを願っています。
tokiさん、おはようございます。
無難な初日という印象でした。
できればもう1-2ストローク貯金をつくっておけると、明日、無理をしなくても良かったのですが、明日は今日よりもう少しは攻めないといけなくなりそうなので、そのあたりのバランスをうまくとってもらいたいです。
来週以降は厳しいコースも多くなるので、ここで結果を残すとともに、ショットの調子を上げてくれることを願っています。
こんばんは。お仕事中すみません。
11ホールを終わってトータル-6まで伸ばしていますね。
あと2時間頑張って結果を追っていきたいところですが、いつも11時には床に就くのでどうなることやら。
どんな調子で回っていたのかは、明朝のgolfさんの詳細速報を楽しみにしたいと思っています。
tokiさん、おはようございます。
全選手がホールアウトしてから更新しました。
良い流れになった時もあったのですが、短いバーディパットを外して流れを止めてしまいました。それでも1ラウンド3アンダーでまわれば順位はあがっていきますので、それができたことは良かったと思います。
どのあたりを目標にするかによって攻め方は変わると思いますが、残り2日間で6つ伸ばすことは死守ラインにして、頑張ってもらいたいです。
おはようございます。
後半伸ばせなかったのは残念でした。
時々大きく曲げるショットは不安材料ですね。
あと2日頑張って、なんとか50ポイント程度は確保して欲しいものです。
takahashiさん、おはようございます。
2番で1.3mを沈めて連続バーディとできなかったのが痛かったように思います。
良いショットも増えているのですが、時折、大きく曲げることがあるので、なかなか安心して見ているということができないですね・・・。
takahashiさんの仰るとおり、50ポイントを確保できるように頑張ってもらいたいです。
おはようございます。
何ともコメントし辛い3日目でした。
予選落ちばかりしていた選手が、決勝に行ったら急に上位で戦えるわけもないとは思っていますが、何とも残念でなりません。
しかし、あと1日ありますので、頑張ってほしいと思うだけです。
初日101位でスタートしたスピースが、優勝争いしているのがなんとも羨ましいばかりです。
tokiさん、おはようございます。
スピースは今世界で一番強い選手で、どこからでも優勝争いに顔を出せるくらいの地力ですから・・・・。2イーグル・6バーディ・ノーボギーをPGAツアーのコースでやってしまうので、今誰も彼を止めれないかもしれないです。
来季のシード権もそうなのですが、今後のプロキャリア全体のためにもショットを安定させることができるように頑張ってもらいたいです。
残りのレギュラシーズンで何かしらのキッカケを掴んでくれることを期待しています。
おはようございます。
またかと言う結果になってしまいました。
今日は昨日の状態を引きずらないようにだけ望みたいと思います。
takahashiさん、おはようございます。
一番避けて欲しいことが、2週続けて繰り返されたという感じです。
本人が現在の状態をどのように受け止めているのかは想像するしかありませんが、苦しい状態ではないかと思います。
残された1日を頑張ってもらいたいです。
バーディ合戦の中、最終ラウンドでポイントを加算する事は期待できませんが、非常に大切な18ホールになると思います。
ここで良い時のイメージを思い出してプレイできれば残り少ない試合にも期待できるのですが、ズルズルと崩すようだと今シーズンは終わってしまいますね。
「まだ本当にやるべき事が山積み。まだまだだなと言う感じです」と言うコメントは、考えすぎてズルズルと崩すような危惧を覚えます。
今晩のプレイに注目です。
takahashiさん、コメントありがとうございます。
才能があると思うのですが、十分に活かしきれていないのが見ていて、もどかしいです。
精神面でも、技術面でも、もう少し整理することができれば、もっと力が発揮できるはずなので、もったいないと感じます。
崩れるパターンなども決まっていますので、精神的な面での整理をするだけでもかなり違うはずなのですが。今日のプレイ中の彼の表情を見ていて、なおさらそう感じました。
いろいろと賛否両論があると思いますが、個人的にはPGAツアーレベルでの優秀なコーチについてもらいたいです。年齢が若く、まだまだしっかりと土台を作ることが出来る時期なので。
とにかく明日、少しでも上に行けるように、今やれることを精一杯やってもらいたいです。
またか、という感じで残念でなりません。石川の決勝ラウンド最下位争いというシナリオが定番化してしまっているのがもどかしい限りです。1ポイントでは折角決勝に残った意味が殆どないですよね。10アンダーを出す人がいるフィールドで5オーバーとは、残念ながら今の彼の実力値なのでしょう。突然の良化を期待することは酷なのかもしれませんが、明日は少なくともシード権に向けて食らいつく執念を見せてほしいです。
マークさん、コメントありがとうございます。
なかなか決勝ラウンドで崩れるという流れを止めることができていませんよね・・・。
最近はシード権もそうなのですが、スイング改造が最終的にうまくいくのかどうかの方も気になっています。今やっているスイング改造がうまくいくかどうかは、PGAツアーシード権のみならず、彼の今後のプロキャリア全体にも大きな影響を与える気がするからです。
うまくいけば良いのですが、そうでないならPGAツアーだけでなく他のツアーでも苦しむような長いトンネルに入ってしまうような気が個人的にはしていて、慎重に丁寧にやっていってもらいたいと願っています。取り越し苦労であれば良いのですが。
本来であれば試合を休んでコーチの指導やチェックを受けながらの集中的な練習が必要なことだと思うのですが、シーズン終盤のシード権がかかった連戦中にやっているので、そのプロセスの中で空中分解するようなことにならないことを願うばかりです。
とりあえず明日は現状でやれることを精一杯やってもらいたいです。
おはようございます。
最終ラウンドで何か次につながるものが有ればと思っていたのですが、不安材料しか残りませんでした。
次のバーバソルは半分は池がらみのホールですね。ショットが時々大曲しているので、かなり難しいと思います。
思い切ってパスした方が良いと思うのですが、そうもいかんでしょうね。
おはようございます。
そして4日間、本当にお疲れさまでした。
先週はブービー、今週はメーカー・タイ、折角決勝に残ってもこれでは勿体なさすぎます。
予選を通ることだけで力尽きてしまっているのでしょうかね。
来週以降に期待するしかないですが、連戦で体力的にも相当疲れが溜まるのでしょうが、頭の中の整理がつかず混沌としているのではと思っています。
技術的なこと、コース戦略等々。
takahashiさん、おはようございます。
もうそろそろ一発勝負にかけるしかない状況になりつつあるので、どこかで思い切って休んで疲労をとって、気持ちをリセットすることも悪くない気はしていますが、現実的には難しそうですよね。
彼の表情を見ていると大変そうなので、休む勇気も必要かなという気がします。8連戦にするのかどうかも注目しています。
tokiさん、おはようございます。
私が心配しているのはシード権以上に、技術的にさらに混沌としてしまうこと、そしてメンタルに決定的なダメージができることです。
スイング改造のために、結果を残すために練習を多くしていると思うのですが、結果が出ないのでかなり混沌としているのではないかという気がします。
元々、今現在練習していることの成果が出るのは、人間の生理として早くて2-3ヶ月先となるのが普通です。スポーツでも、語学でも、音楽でも、様々な技術習得において真剣に取り組んだことがある人なら感じることだと思いますが、練習というのは数ヶ月先を見据えてやっていくものであって、今すぐの結果に結びつかないケースがほとんどです。
休んで気持ちと身体をリセットするのも悪くない選択肢だと思いますが、現実的には許されないのかもしれません。大きなキズにならないことを願うばかりです。
どうも悪循環に陥りつつあるのではと。
残り5試合というのがかなり追い込まれつつあるなという印象ですね。
ショットの改造ですが、それが逆効果にならないよう祈りたいですね。
最近の石川選手の傾向として、ご存知の通り、ウッド系とアイアン系の噛み合わせが悪い、それぞれが両立できないことが指摘されてます。
であるならば、ショットの改造によりアプローチが寄らずパットを多く打たなければならなくなる事態も十分想定できるので。
兎にも角にも、バーバソル選手権では4日間全てで攻守にメリハリのあるゴルフを期待したいです。
とにかく池には番手を下げてでも入れないようにして欲しいです
lavさん、コメントありがとうございます。
シーズン終盤でのスイング改造が、かえって彼に余分な負荷をかける状況を招いてしまっている気がしてなりません。
スイング改造に取り組みたいなら、せめてPGAツアーのシーズンが終了し、日本ツアーに参加しながらか、シーズンオフにすべきだったように思います。
昨年はアイアンが良くてパッティングの負荷を減らせていたのですが、ドライバーにこだわったことでそこが弱くなってしまったので、立て直すべき軸がない状態に陥っているように見受けられます。
バーバソルは池が多いは多いのですが、フェアウェイそのものは狭くないようなので、よほど大きく曲げない限り大丈夫という池もあります。物足りなくかんじるかもしれませんが、私も番手を落として我慢しながらプレーすることにならざるを得ないような気がします。
ただ、一発勝負をかけたくなる時期にさしかかり、裏開催ということで一発を狙いたくなりもするので、それを選択した場合に裏目にでないことを願います。
後は、全英オープンの裏開催ということで、本人のモーチベーションが良い状態になるのかも気になります。
golfさん、おはようございます。
仰るように、連戦による肉体的疲労もさることながら、精神的疲労による集中力の持続性が気になります。
このままでは入れ替え戦はおろか、仮に下部ツアーへ行っても精神的ダメージによって更に成績が思わしくない結果が出てしまう可能性も考えられます。
休めることなら休んで欲しいのですが…。
まりさん、おはようございます。
今のティーショットだと、アメリカのコースのみならず、日本のコースでもOBやロストボールになるようなものもあるので、とても気になっています。
入れ替え戦にまわるとかなり飛距離のあるウェブドットコムツアーメンバーとプレーすることになるので、そこでも色々と悩むような気がしています。
ウェブドットコムツアーのドライビングディスタンスのランキングでは平均飛距離が300ヤード以上という選手が50名以上いて、290ヤード以上でも100名前後いますので。
いわゆるPGA病というものにならなければ良いなと心配しています。
一回休んで、現状を整理してから、等身大のプレーに徹したほうが良いように思います。
golfさん、返信ありがとうございます。
PGA病…。
それにかかることが一番心配です。
過去に遡っても、それが原因で長く苦しんでいる選手がいます。
このままでは悪い流れに取り込まれそうで、本当に心配です。
石川選手の回りの方々はどう思っていらっしゃるのかな…。
golfさんは石川の将来まで見据えて心配されているのですね。思慮の深さに全く脱帽いたします。しかし今回も最悪の結果となってしまいました。これなら予選落ちして休養にあてた方がまだマシともいえます。
でも残り試合のどれかを休むという選択肢は取れないと思います。可能性にかけずにシード権を失う方が後悔するように思います。
願わくば、自分の得意とするところに絞って練習して残りの試合に臨んでもらいたいです。私はアイアンとショートゲームではないでしょうか。リスキーなホールでは長いのは捨て、ドライバーでもスプーンでもなく、もっと短いのでティーショットを打ち、セカンドにかける。外してもショートゲームで拾う。彼は長いアイアンでもピンそばにつけてくるイメージがあります。現にショートホールでバーディ多いですよね。
現状では入れ替え戦は必至な状況でしょう。勝手なイメージですが、スイング改造は、入れ替え戦が終わってから。残るにせよ、残らないにせよ、時間ができてから落ち着いて取り組んでほしいです。
先ほどのコメント、誤表現がありました。すみません。
私はアイアンとショートゲームではないかと思っています。
が正しいです。
マークさん、コメントありがとうございます。
休養を入れた方が良いというのは、おそらくこのまま8連戦しても、9割方シード確保が難しそうですし、果たして彼のメンタルがそこまで持ちこたえることができるかどうか?というところも不安が残るからです。
それならば入れ替え戦でシードを確保できるように、一度休養して整理する時間を設けたほうが良いのではないかと思いました。
もし残り4連戦で頑張れるようなメンタルの状態なら、ジョンディアクラシックの最終日にも頑張って、少しでも巻き返せた思うのですが、明らかに集中力が途切れ、スコアも順位も落としてしまいましたので、このまま出続けても厳しいかなと。
またスイング改造も、もう簡単には後戻りできないところまできている気がします。6月4日-7日のメモリアル予選落ち後から一ヶ月以上やってきているので、この時点までくると、以前のものに戻そうとしても、結果が出てない今の状態で止めても、中途半端になるので、続けるしか無いように思われます。
またこんなことを書いて申し訳ないのですが、彼はショートアイアンやウェッジは良いのですが、ロングアイアンはスタッツが良くないのが現状です。
25yard刻みのアプローチショットのスタッツで見ていくと、75yardsから125yardsのスタッツは良いのですが、150yardsを超えると少し落ち、200yardsを超えるとさらに落ち、さらに225yards以上になるとあまり良くありません。
そしてバーディ率が高いのはパー3ではなくパー4の方が高く、ツアー全体での順位もパー4の方が良くなっています。そしてロングアイアンやフェアウェイウッドを使うことが多くなるパー5のスタッツは良くありません。そして平均スコアもパー3ではなく、パー4が一番高くなっています。
ショートアイアンやウェッジは得意なのですが、グリーン周りを含めたショートゲームもあまり良くなく、スクランブリング、サンドセーブ率ともに良くありません。
そして最近の試合では150yardsから100yardsのショートアイアンも以前の精度がなくなってきているのも悩みです。
・PAR 3 SCORING AVERAGE:3.09-154位
・PAR 4 SCORING AVERAGE:4.05-115位
・PAR 5 SCORING AVERAGE:4.70-130位
・PAR 3 BIRDIE OR BETTER LEADERS:14.34%-77位
・PAR 4 BIRDIE OR BETTER LEADERS:17.57%-51位
・PAR 5 BIRDIE OR BETTER LEADERS:40.17%-119位
・SCRAMBLING:55.22%-168位
・SAND SAVE PERCENTAGE:50.43%-110位
PGAツアー公式サイトのものとなりますが、もしご覧になったことがないようであれば、石川遼のスタッツをご覧になってみて下さい。http://www.pgatour.com/players/player.30852.ryo-ishikawa.html/statistics
これからの開催コースが彼には相性が良くなさそうなコースが多いので良い結果を残すのが簡単ではなく、現在の状態で試合に出続けてメンタルが持つのかなという不安はあります。またパフォーマンスが落ち、故障の原因ともなるので、PGAツアーで8連戦を組むような選手が少ないのが現実というのも理由です。
もちろん彼自身が周囲のスタッフと相談しながら決めることで、私がどうこうという問題ではありませんし、本人が納得するようにするのが一番良いとは思いますが、レギュラシーズンで難しくても、入れ替え戦が残っていますので、個人的には8連戦はあまりオススメしないというところです。
golfさん、私の間違いを正して頂いてありがとうございます。どうやら私のイメージは思い込みに過ぎなかったようです。最近パー3でバーディが多い気がしたのはたまたまで、ショートゲームが得意だと思ったのも、初優勝のバンカーからのチップインなど何度かの劇的なチップインの印象に流されていただけなのでしょう。データはなんとも正直ですね。
8連戦は避けるべきというのは入れ替え戦まで見据えたスケジュールなら、確かにそうかもしれません。もはやコツコツポイントを稼いでも仕方ない時期で、どのみちビッグボーナスが必要な状況ならリフレッシュが必要かもしれません。golfさんは正直どこをスキップすべきと思いますか?
それにしても、彼はそこまで追い詰められているように見えますか。
マークさん、とんでもないです。
スキップするなら今週のバーバソルか、来週のRBCカナディアンオープンのとちらかかなと思います。
ただ、裏開催のフィールドが薄いトーナメントを外すのはあまり良い戦略ではないので、トッププレイヤーが出場予定で比較的フィールドが強くなりそうなカナディアンオープンで一旦リセットしたほうが良い気がしています。クイッケンローンズもあまり彼には合っていないコースのような気がするのですが、そこをスキップしても6連戦となりますので、あまり好ましくない気がします。
彼が追い詰められていると感じる点はいくつかあるのですが、それを列挙すると彼を批判しているような印象になるかもしれないので、一点だけ。
彼の発言の表面はポジティブなのですが、話している時の表情、目の動きから感じるものは正反対のネガティブなもので、実際のプレー内容から読み取れるものは後者と一致しているように感じるからです。
言葉は取り繕うことができますが、表情や目の動きから伝わってくることを完全に隠すことは、かなり難しいことで、彼の心の奥底はプレー中やホールアウト直後の表情に現れている気がしています。
彼の表情に加えて、プレー内容からも、不安定な心理状態にあるように感じられるため、大丈夫なかと心配しています。ただ、スタッツで証明できるものではなく、あくまでも彼の言動から感じる私の印象です。抽象的ですみません。