前日6オーバーと大荒れだった石川遼でしたが、第2ラウンドは一転して、3アンダーの68でまわり、通算3オーバーとして予選通過ギリギリのラインまで浮上してきました。
2日目の途中サスペンデッドでまだ半分近くのプレーヤーがホールアウトしていませんので、確定的な順位ではありませんが、暫定で54位に浮上しています。
全体的なスコアの動向や天候からするとおそらく予選通過はできるのではないかと思われます。
本人のホールアウト後のコメントでは、「初日とあまり技術的に変わっていないのでの3アンダーは驚き」としていましたが、明らかに内容は良くなっていた第2ラウンドの石川遼でした。
その石川遼の第2ラウンドのホールバイホールやキースタッツなどをまとめています。
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本人は不満も安定した内容と結果になった第2ラウンド
石川遼の第2ラウンドまでのホールバイホールは以下のとおりとなっています。
海からの風の影響を受けてスコアを崩しやすいインスタートでしたが、1つのバーディにノーボギーという安定したプレーで乗り切りました。
そして難易度が下がるアウトで4つのバーディに2つのボギーと2つスコアを伸ばして、トータルで3つスコアを伸ばすことができました。
続いて観戦メモです。
インの9ホールは出だしの3ホールこそパーオンできませんでしたが、その3ホールともアプローチが素晴らしくパーで乗り切っていますし、残りの6ホールはパーオンして難易度の高いインを乗り切っています。
3番ホールでティーショットをミスして186ヤードしか距離が出なかったため、それが響いてこのラウンド初のボギーにつながってしまいました。
欲を言えば5番ホールでは1.8mのバーディパットを沈めておけば、予選通過が確定的でしたので、惜しまれます。
キースタッツでは、フェアウェイキープ率が35.71%と前日の71.43%から大きく落としていますが、パーオン率は66.67%と前日の61.11%が上昇しています。
そのためバーディチャンスが増えたわけですが、そのバーディチャンスもピンに近いものが多く、そしてパッティング自体も良くなっていましたので、スコアが伸びました。
パットのスコアへの貢献度(Strokes Gained Putting)は前日の-2.543から0.288とプラスに、そしてパーオン時の平均パット数(Putts per GIR)は2.000から1.583と、いずれも向上しています。
ホールアウト後の本人のコメントではショットからパットまで課題があるし、チャンスも逃しているとして、思ったようにはプレーできなかったようです。
もしかしたら結果オーライでうまくスコアがはまった部分もあったのかもしれません。本人が「驚いた」とコメントしていますので。
ただ、イメージ通りにできてもうまくいかない日もあれば、そうでなくてもうまくいく日があるのもスポーツです。できることはその波の大きさを小さくすることしかできませんので、仮に結果オーライでも本人は課題を自覚しているのであれば、問題ないのではないかと思います。
多くの選手がホールアウトしていませんので、石川遼が予選通過できるのか、また3日目以降の日程がどのようになるかは明らかになっていません。
ただ、石川遼はこの後は日本で2試合に出場予定ですので、できれば4日間プレーしてもらいたいので、予選通過してくれることを願うばかりです。