第2ラウンドがサスペンデッドとなったRBCヘリテージ2014ですが、早朝からプレーが再開され、その結果、石川遼は58位タイで予選通過をしました。
そして第3ラウンドをプレーしましたが、前日に続いて素晴らしいプレーを見せてくれました。6バーディ・2ボギーでラウンドし、通算1アンダーの22位タイに浮上しました。
初日の6オーバーからアンダーパーにまでスコアを戻してきました。前日までの強風に比較すると天候が落ち着いてスコアを伸ばしやすくはなっていましたが、素晴らしいプレーであったことは間違いありません。
その石川遼のホールバイホールとキースタッツなどをまとめています。
スポンサードリンク
[googlead]
ショットとパットともに3日間で一番安定した第3ラウンド
今日の石川遼は10番からのインスタートでした。
前半の9ホールは3バーディ・ノーボギーと素晴らしい安定感でした。そして後半にはいっても6番まではノーボギーでさらに2つのバーディを奪っていましたので、うまくいけば優勝争いも狙える位置に浮上できるところまでいきました。
しかし、難易度の高い7番と8番で連続ボギーとしてしまいました。それでも上がりの9番ホールでバーディを奪い、アンダーパーとすることができたのは、最終日に向けて良い流れをつくれました。
続いて観戦メモです。
8番ホールのボギーは池に入れてしまったことが原因ですが、ボギーで良く凌いだという印象です。
今日は18ホール中14ホールでパーオンとパーオン率が77.78%と高く、グリーンに乗るだけでなく、ピンに近いところに落とせていましたので、バーディチャンスも多くつくれました。
また、3メートル以上のバーディパットも3つ沈めることができましたのでスコアも伸び、パット関連のスタッツも良くなっています。
特にパッティングのスコアへの貢献度を示すStrokes Gained Puttingは2.561で、3日間一番良い数字となっていて、ショットの精度ともにスコアを伸ばす上で、パッティングが貢献していることがわかります。
キースタッツは以下のとおりとなっています。
- フェアウェイキープ率
71.43%(R1)/35.71%(R2)/78.57%(R3) - パーオン率
61.11%(R1)/66.67%(R2)/77.78%(R3) - パットのスコアへの貢献度(Strokes Gained Putting)
-2.543(R1)/0.192(R2)/2.561(R3) - パーオン時の平均パット数(Putts per GIR)
2.000(R1)/1.583(R2)/1.571(R3)
3日間通算のパーオン率68.52%は9位タイとトップ10に入っています。またパーオン時の平均パット数も3日間通算で1.703で20位タイとなっていて、パーオンをしっかりとバーディにつなげていますので、スコアも伸びてきています。
パーオンできなかった時のスクランブリング率がやや弱いため、その分大きくスコアは伸びていませんが、パットとショットともに日に日にアジャストしていっていますので、うまくかみあえば60台中盤は出すことができそうです。
首位はルーク・ドナルドで8アンダーまで伸ばしていますので、石川遼とは8ストローク差となっています。
65や66くらいで最終日をプレーすれば、うまくいけば優勝争いに顔を出せる可能性があり、悪くてもトップ10には入れると思いますので、最終日の石川遼に期待したいと思います。