■ 石川遼の四大メジャーの成績と2018年に獲得可能な出場資格
石川遼の四大メジャートーナメントの全成績
石川遼の四大メジャートーナメントでの全成績は以下の表のとおりとなっています。
マスターズ | 全米オープン | 全英オープン | 全米プロ | |
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2009 | 予選落ち | — | 予選落ち | T56 |
2010 | 予選落ち | T33 | T27 | 予選落ち |
2011 | T20 | T30 | 予選落ち | 予選落ち |
2012 | 予選落ち | 予選落ち | 予選落ち | T59 |
2013 | T38 | — | — | T29 |
2014 | — | — | 予選落ち | 予選落ち |
2015 | — | 予選落ち | — | — |
2016 | — | — | — | — |
2017 | — | — | — | — |
マスターズには2009年、2012年、2013年が特別推薦で、2010年と2011年は世界ランクトップ50の資格で出場しています。
これまでの成績は四大メジャーに20回出場して、トップ10フィニッシュはなく、トップ25が2011年のマスターズの1回だけで、予選落ちは12回となっています。四大メジャーに最後に出場したのが2015年の全英オープンで、2年連続で出場がありません。
また、予選通過したのは2013年の全米プロゴルフ選手権が最後で、4日間プレーしたのは4年間ない状況となっています。
2018年1月16日時点で石川遼は四大メジャートーナメントの出場権を有していません。続いて、2018年にどのような条件を満たせば出場できるのかを見ていきます。
石川遼が2018年に四大メジャーで出場するには?
アメリカのPGAツアー/ウェブドットコムツアーには基本的には参戦しないものの、欧州ツアーには出場する可能性があると報じられ、実際にメイバンクチャンピオンシップには出場予定と日経新聞電子版が報じています。
それらを踏まえた、獲得できる可能性がある出場資格の基準は以下のとおりとなっています。
マスターズ・トーナメント2018
- 3月26日発表の世界ランクでトップ50
世界ランクでトップ50に浮上するためには、60ポイントから70ポイント程度獲得する必要があります。
ポイント配分が高くなるSMBCシンガポール・オープン(30 pts)、ヨーロピアンツアーのメイバンクチャンピオンシップ(2017年:36 pts)の両方での優勝が必要な成績の目安となります。状況次第では、さらにレオパレス21ミャンマーオープン(2017年:19 pts)でも上位フィニッシュが必要になる可能性があります。
全米オープンゴルフ2018
- 5月21日発表の世界ランクでトップ60
- 6月11日発表の世界ランクでトップ60
- 日本で開催される全米予選会で出場権を獲得
現在の状況から世界ランクトップ60に浮上するためには60ポイントから70ポイントが必要となる見込みです。
出場予定のSMBCシンガポール・オープン(30 pts)、レオパレス21ミャンマーオープン(19 pts)、メイバンクチャンピオンシップ(36 pts)、東建ホームメイトカップ(16 pts)、パナソニックオープン(15 pts)、中日クラウンズ(16 pts)、日本プロゴルフ選手権(16 pts)、関西オープン(16 pts)、ミズノオープン(16 pts)、日本ゴルフツアー選手権(16 pts)などで、ポイントを稼ぐ機会があります。*シンガポール・オープン以外は前年のポイントです。
全米オープン予選会は会場のエントリー人数に左右されますが、上位4名もしくは5名が出場権を獲得できるケースが多くなっています。ミズノオープンの開催週の月曜日に行われることが近年のスケジュールとなっています。
全英オープン2018
- 5月21日発表の世界ランクでトップ50
- BMWインターナショナルオープン終了時のレース・トゥ・ドバイ2018のポイントランクのトップ20で出場資格を有しない選手の中で最上位5名(6月24日)
- 日本ゴルフツアー選手権2018終了時の日本ツアーの賞金ランキングの最上位2名(6月3日)
- 日本ツアー/アジアンツアー共催のSMBCシンガポールオープンで12位タイ以上でフィニッシュし、なおかつ出場資格を有しない選手の中で最上位4名
- 日本ツアーのミズノオープンで12位タイ以上でフィニッシュし、なおかつ出場資格を有しない選手の中で最上位4名
現在の状況から世界ランクトップ50に浮上するためには70ポイントから80ポイントが必要となる見込みです。
出場予定のSMBCシンガポール・オープン(30 pts)、レオパレス21ミャンマーオープン(19 pts)、メイバンクチャンピオンシップ(36 pts)、東建ホームメイトカップ(16 pts)、パナソニックオープン(15 pts)、中日クラウンズ(16 pts)、日本プロゴルフ選手権(16 pts)、関西オープン(16 pts)などでポイントを獲得する必要があります。 *シンガポール・オープン以外は前年のポイントです。
全英オープンは日本ツアーに手厚く出場資格を用意してくれているため、日本ツアーで好成績を残せば出場権を獲得することが可能です。
全米プロゴルフ選手権2018
- PGAオブ・アメリカの特別推薦(世界ランク100位以内は確実で、エントリー状況次第で100位台の選手にも出場権)
世界ランクという観点では1番ハードルが低いのが全米プロゴルフ選手権です。
半年以上先のためポイントの予想は難しいものがありますが、40ポイント以上を上積みできれば100位くらいには浮上できると見込まれます。
日本ツアーで2勝以上、もしくは優勝に加えてトップ5フィニッシュをコンスタントにするなどの成績が必要になることが予想されます。