石川遼は2018年に海外メジャーに出場できるのか?全米プロが最後のチャンスか

石川遼は2015年の全米オープンを最後の海外の四大メジャーでプレーすることができていません。

また、出場したのは2015年が最後なのですが、四大メジャーで予選通過し4日間プレーできたのは2013年の全米プロゴルフ選手権まで遡る必要があります。

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1. 四大メジャートーナメントでの通算成績

石川遼のマスターズ・トーナメント、全米オープンゴルフ、全英オープンゴルフ、全ベイプゴルフ選手権における成績は以下の表のとおりとなっています。

大会/年度 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
マスターズ CUT CUT T20 CUT T38
全米OP T33 T30 CUT CUT
全英OP CUT T27 CUT CUT CUT
全米プロ T56 CUT CUT T59 T29 CUT

これまで20回四大メジャーに出場した成績は予選通過が8回、トップ25が2011年のマスターズで20位となった1回にとどまっています。

予選通過できたのは2013年の全米プロゴルフ選手権が最後で、この4年半では出場した3回ともに予選落ちとなっています。

2. アメリカから撤退後の日本ツアーでの成績

PGAツアーの出場資格を失った昨年秋から、事実上、日本ツアーに専念しているため、2015年以来のメジャートーナメント出場が期待されたのですが、メジャーに必要な世界ランクや出場条件を満たすことができていません。

石川遼がレギュラーシーズンで出場資格を失い、入れ替え戦後でも資格を獲得できなかった後の、日本ツアーでの成績と世界ランクの推移は以下の表のとおりとなっています。

  • Finish:成績
  • WR:世界ランク
  • MC:予選落ち
Year Tournaments Finish WR
2017 日本オープンゴルフ MC 247
2017 ブリストンオープン T82 252
2017 マイナビABCチャンピオンシップ MC 264
2017 HEIWA PGM CHAMPIONSHIP MC 279
2017 三井住友VISA太平洋マスターズ MC 294
2017 ダンロップフェニックス・トーナメント T27 285
2017 カシオワールドオープン T2 229
2018 SMBCシンガポールオープン T16 218
2018 ミャンマーオープン MC 224
2018 メイバンク・チャンピオンシップ T5 187
2018 東建ホームメイトカップ 2 155
2018 パナソニックオープン T28 160
2018 中日クラウンズ T28 169
2018 日本プロゴルフ選手権 T34 183
2018 関西オープン T32 191
2018 ミズノオープン MC 204
2018 日本ゴルフツアー選手権 MC 217

一時は294位まで落ちたのですが、4月の東建ホームメイトカップを終えた時点では155位まで上昇しました。しかし、その後は上位フィニッシュがなく、予選落ちもあったため、6戦連続で世界ランクポイントを獲得できずに217位まで後退しました。

3. 四大メジャーの出場条件と石川遼の現状

世界ランクではマスターズが世界ランク50位、全米オープンが同60位、全英オープンが同50位に優先出場権を与えていて、全米プロゴルフ選手権は世界ランク100位以内の選手を特別推薦するのが慣例となっています。

石川遼は昨年末、今年のマスターズ直前の世界ランクでトップ50に入ることができなかったため出場権を獲得できませんでした。

全米オープンでは開幕4週前の世界ランク60位の条件を満たすことができず、日本で行われた全米オープン最終予選に出場したものの、出場権を獲得できませんでした。開幕週の世界ランクで60位に入らないことも確定しているため、今季も全米オープンに出場できない状況となっています。

1. 全米オープン2018最終予選(セクショナルクオリファイング)の概要 USGA(全米ゴルフ協会)が主催する全米オープンは、過去...

全英オープンは5月末の世界ランキングでトップ50に入る必要がありましたが、この条件は満たせませんでした。予選会を兼ねたミズノオープンでは予選落ちし、「日本ゴルフツアー選手権終了時の賞金ランク上位2名」という条件も、日本ゴルフツアー選手権で予選落ちしたことで満たすことができませんでした。

ただ、全英オープンに関しては優先出場権を持つ選手が多くエントリーしなかった場合に、世界ランク100位内の選手に出場権がおりてくることがあります。開幕が7月19日で、それまでに日本ツアーのトーナメントが2試合あるため、ハードルは高いものの、僅かではありますが可能性が残っています。

全米プロゴルフ選手権は8月9日開催で、世界ランク100位以内の選手であれば招待されるのが一般的で、状況次第では110位から120位くらいの選手も出場できる場合もあります。

4. 石川遼が2018年にメジャーに出場するために必要な成績は?

石川遼は2018年のマスターズには出場できず、全米オープンも事実上可能性がない状況となっています。

全英オープンは、7月15日までに世界ランク100位以内に入ることが、出場可能性が残る最低条件ですが、現実的には世界ランク80位から70位以内に入っておく必要があります。

全米プロゴルフ選手権においては7月末までに世界ランク120位以内が最低ラインで、現実的には100位以内に入っておくことが必要となります。

現在の石川遼の世界ランクの平均ポイント(WEEK22: 6月2日発表)は0.7819ポイントとなっているのですが、世界ランク100位のリー・ウエストウッドが1.4410ポイントとなっています。そのため0.6591ポイントの差を詰めることが最低でも必要になります。

現時点で石川遼に残されているチャンスは6月21日から開催のダンロップ・スリクソン福島オープン、7月5日から開催の長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップの2試合のみとなっています。

詳しい世界ランクの計算方法は別のページにまとめているので割愛しますが、計算上、石川遼はその2試合で32.296ポイント*を獲得しないと、トップ100には浮上できない見込みとなっています。(*現在の平均ポイント計算の分母となる試合数は47ですが、2試合に出場した場合には49試合となる見込みのため、49(試合)×0.6591で計算。)

世界ランクのトップクラスの選手が出場しない限り、日本ツアーで獲得できる世界ランクポイントは1試合16ポイントとなるのが一般的です。そのためダンロップ・スリクソン福島オープン、セガサミーカップの両方に優勝した場合に、世界ランク100位になれるかどうかという現状となっています。

そのため、全英オープンには、計算上の可能性は残って入るものの、2連勝することが必要条件で、その上、かなりの幸運に恵まれる必要があると考えられます。

全米プロゴルフ選手権は、トップ100で出場権を確定するには出場2試合で2連勝が必要となりますので、こちら簡単なハードルではありません。

トップ120であっても120位のショーン・ノリスのポイントが1.2795のため、石川遼との差は現状では0.4976ポイントとなり、必要な獲得ポイントは2試合で24.3824ポイント**となります。(** 49×0.4976で計算)

このポイントを獲得するためには「2連勝(16+16)」「優勝(16)+単独2位(9.6)」もしくは「優勝(16)+同スコアが2人の2位タイ(8)」といった成績が必要となります。

石川遼が全米プロゴルフ選手権に出場する可能性を残すためには、出場2試合で「2連勝」もしくは、「優勝と2位」といった成績が目安となります。

昨年秋に日本ツアーに戻ってからの17試合の成績は2位が2回、5位が1回でトップ10が3回ありますが、それ以外のトップ25は1試合のみで、予選落ちは7回となっています。

石川遼が2018年に四大メジャーに出場するには、高いハードルを超える必要があるのですが、現在のような成績が続いた場合には2019年のメジャー出場にも影響が及びます。ダンロップ・スリクソン福島オープン、セガサミーカップで状態を上向きにできるのか、注目されます。

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