2オーバーのカットライン上となる70位タイからスタートしたバルスパー選手権2014・2日目の石川遼でしたが、2バーディー・3ボギーの1オーバーとのラウンドとなり、通算3オーバーで第2ラウンドのプレーを終えました。
ホールアウトした時点では77位タイとなっていて、予選通過が微妙なラインとなっています。ただ、徐々に順位は上がっていて、後続の組の状況からすると予選通過できそうです。
16番ホールまでは非常に我慢強くパーを拾い良いゴルフを続けて予選通過は確実という状況だったのですが、上がり2ホールで予選通過が微妙なラインまで落ちてしまいました。
その石川遼の第2ラウンドのホールバイホールやキースタッツなどの情報をまとめています。
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16番までは予選通過濃厚も上がり2ホールで崩れる
石川遼のバルスパー選手権の第2ラウンドまでのホールバイホールは以下のとおりとなっています。
続いて観戦メモです。
出だし2ホールは上々でした、1番のパー5では、ティーショットもファアウェイを捉え、サードショットでピンそば1.5mにつけてバーディを奪いました。
続く2番では3.7メートルとここ1年くらい苦しんできた距離のパッティングを沈めています。もったいなかったのは6番の2.1メートルのバーディパットを沈めれなかったことでしょうか。
これが入っていれば、全体的にもっと楽にラウンドできましたし、予選通過のカットを考えると入れておきたいところでした。
それでもフロントナインはショットが安定していて、特に7番ホールまではすべてフェアウェイキープ、パーオンと素晴らしい安定感でした。その7番ホールもパーオンはできませんでしたがグリーンエッジで、ほぼパーオンに近く、非常に前半は良かったです。
8番ホールはグリーン周りのバンカーに入れてしまい、そこからピンに寄せきれずにボギーとなっています。
つづいてバックナインですが、11番あたりから徐々にショットがぶれ始めてきて、14番はティーショットをはっきりとミスしてしまい、そのあたりからミスショットが増えました。
それでもなんとか耐えて、16番ホールもパー4の3オンで3メートル超のパーパットを沈めるなど、「おっ」と思わせる粘りがありましたが、17番と18番を持ちこたえることができませんでした。
17番では1.6メートルのパーパットを外しての3パット、18番はティーショットをファアウェイバンカーに入れてしまい2オンできず、そこまで好調だったグリーン周りのアプローチも寄り切らずに、連続ボギーとしてしまいました。
キースタッツは以下のようになっています。
- フェアウェイキープ率:38.46%(R1)/69.23%(R2)
- パーオン率:44.44%(R1)/61.11% (R2)
- パーオン時の平均パット数:1.750(R1)/ 1.909(R2)
ショットのスタッツは良くなったのですが、パッティングが悪くなっています。ただ、パーオン時の平均パット数はよほどパッティングが良いプレーヤーでなければ、パーオン率が高くなると悪くなる傾向があるので、仕方ないと言えます。
石川遼の数字やホールバイホールを見ていて感じること
石川遼のいろいろな数字やホールバイホールを見ていて感じるのは、実は技術よりもメンタルに課題があるのではということです。
最近はそうでも無くなりましたが、ホールアウト後のポジティブな言葉とは裏腹に、動揺したり、感情をコントロールしきれなくなっている時があることが、数字を見ていて感じます。
昔のようなイケイケではなくなってきて、そこから大人のゴルフへ移行していく段階で、メンタルの持って行き方やバランスの取り方が定まっていないように見受けられます。
ショットも「練習ではできているが、試合になるとできない」というのは、やはりメンタルによる部分が大きいことは間違いありません。
実はパーオン率などはPGAツアーでも上位で、現時点(3/14)ではトップ20に入っています。それくらいアイアンショットはPGAツアーで十分なレベルに到達しています。なので技術がないわけではないと思います。
ショットの技術以上に、メンタルの部分での工夫が、石川遼の今後の課題ではないかなと感じるこの頃です。
最近は、ホールアウト後のコメントも、以前のような無理にポジティブなことを口にすることも少なくなり、悪いところは悪いと受け止めれるようになりつつあり、着実に成長していると思いますので、頑張って欲しいですね。