小平智のスコアを落とし2戦連続の予選落ちに・・・AT&Tバイロン・ネルソン2018の全ラウンド結果速報

AT&T Byron Nelson_Catch

小平智が、ザ・プレーヤーズチャンピオンシップに続いてAT&Tバイロン・ネルソンに出場します。

小平智は翌週のフォートワース・インビテーショナルにも出場予定のため、3連戦の2連戦目となります。

フォートワース・インビテーショナル2018が、5月24日からテキサス州フォートワースにあるコロニアル・カントリークラブで4日間に渡っ...

5月21日発表の世界ランクでトップ60に入ることが確定していて、全米オープンの出場権を獲得することになります。全米オープンに向けて状態を上げるためにも、AT&Tバイロン・ネルソンで結果を残したい小平智です。

その小平智のAT&Tバイロン・ネルソン2018のラウンド別結果速報です。

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1. トーナメント開幕前の最新情報

AT&Tバイロン・ネルソン2018の開幕前の最新情報です。

1.1. 5月14日(火)の最新情報

現地の5月14日の最新情報です。ゴルフダイジェスト・オンラインからの引用です。

前週の「ザ・プレーヤーズ選手権」で予選落ちしたふたりは、14日(月)から2日続けて当地で一緒に練習ラウンドを行った。アウトコースを回った15日(火)に発表された組み合わせにより、本戦でもプレーをともにすることに。試合で同組に入ったのは、2016年の「日本オープン」3日目以来。同大会で優勝した松山は「アメリカでは初めてなんで楽しみですね」と話した。

週明けからの合同ラウンドについて松山は「この2日間は小平さんが自分(のスケジュール)に合わせてくれたんで回れました」と説明し、2学年の先輩に感謝。小平は「やっぱり先に(米ツアーに)来て成功している人なので、いろいろ話を聞きたい。年は(松山が)下ですけど、こっちでの経験では“先輩”。教えてもらいたい部分がたくさんあるので、話をたくさん聞いていた」という。

アマチュア時代はともにナショナルチームの一員としてプレーしたこともある。「昔から気心知れている仲なので、回りやすい。お互い成長した部分を見せ合えればいいかなと思います」と小平。当時から世界を相手に戦ったとはいえ、すでに米ツアーで5勝を挙げた松山に続き、自身も4月の「RBCヘリテージ」を制し、いま同じフィールドにいる。

「学生時代はまったく思ってもみなかったことがいま起きている。最高峰の舞台で同じペアリングになれるのはすごく幸せなこと。自分たちが目標にしていたところで、日本人同士で回れるのはすごくは光栄」(小平)。

トリニティ・フォレストはリンクスタイルのコースではあるのですが、スピースが英国のリンクスとは異なり、高い弾道のショットでも攻略できるコースだと話しています。
木とウォータハザードが一つもない一方で、バンカーは88個あり、プレイヤーの行く手を遮ります。

日本にはないタイプのコースで、林間コースに慣れている小平にとっては、ショットのターゲットなどを定めにくいところがあるかもしれません。

天候は初日と最終日に雨もしくは嵐になる可能性がありますが、それ以外は乾燥する見込みで、気温も32度を超える高温となると予報されています。

1.2. 5月15日(水)の最新情報

開幕前日となる5月15日の最新情報です。ゴルフダイジェスト・オンラインからの引用です。

コースの外周は森になっており、その周辺に海はない。ただ、設計家のビル・クーアと「マスターズ」2勝のベン・クレンショーが目指したのはリンクススタイル。広大なフェアアウェイと短いラフ。その両サイドには背の高い雑草が生い茂る。使用された芝種ゾイシアは、特徴がスコットランドなどのコースに多いフェスキューに最も近いという判断から採用されたという。

大会自体に初出場となる松山は「フェアウェイは広いけど、曲がると大変」と話した。巨大なグリーン上の激しいうねりもショットのコースを限定する。「すごい形状なんで、ピンポイントに打たないとチャンスにつかない。逆に良いショットがチャンスにならないこともある。そう考えるとイギリスに似ているのかなあ。デコボコしていて」。
(中略)
バラエティに富んだホール構成に小平も「グリーン上もそうだけど、アプローチも難しい。いかにピンに寄せられるか。外した時のマネジメントが必要だと思います。ショートホールはどこも難しい」と警戒した。

ちなみに開幕前の予報では、今週のダラス地方は毎日晴れ。日中の気温は35℃前後とされている。選手もキャディも木陰で休むことは難しく、体力の維持も大変だ。全英とはまったく異なる気象条件もポイントになるかもしれない。

テキサス州の天候が良く気温が上がる時の日差しはかなり強く、日本での同じ温度とは全く違う暑さを感じます。そのことへの対策も重要なポイントとなります。

また天候が良い日には湿度が一気に下がるため、ショットの距離感やグリーン上でのアジャストも留意する必要があります。

アメリカでの経験値を高めていく段階にある小平智にとって学ぶことの多いラウンドになるのではないかと予想されます。

予選ラウンドは松山英樹、マット・クーチャーとの組み合わせで、第1ラウンドは午前7時40分(日本時間:5月17日午後9時40分)に10番ホールから、第2ラウンドは午後12時40分(日本時間:5月19日午前2時40分)に1番ホールから、それぞれスタート予定となっています。

Featured Groupsの一つに選ばれているため、有料ですがPGA TOUR LIVEで中継される予定となっています。

2. ラウンド別の結果速報

2.1. ROUND1(暫定59位T) 1イーグル、2バーディ、4ボギーでイープンパー発進

小平智の第1ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

Byron Nelson 2018_Kodaira_R1

初日は1イーグル、2バーディ、4ボギーの「71」でプレーを終えて、ホールアウト時点では首位と6打差のイーブンパーで59位タイとなっています。

ショットが安定していながらも、なかなかバーディがこない重い展開でしたが、粘り強くプレーをした第1ラウンドでした。

14ホールを終えた時点では1バーディ、3ボギーの2オーバーというスコアで、予選を通過するために少しでもスコアを戻せればというような状況でした。

しかし、6番パー4で残り170ヤードから2.3mにつけバーディを奪うと、7番パー5ではセカンドでグリーン近くまで運び、そこからチップインイーグル一気にアンダーパーに戻しました。

惜しまれるのは続く8番パー3で1.3mのバーディパットを外してしまったことで、良い流れがとまってしまい、上がりホールの9番パー4でボギーを叩き、予選通過に向けた貯金を作ることができませんでした。

ティショットはフェアウェイキープ率が92.86% (13/14)と非常に安定し、パーオン率も88.89% (16/18)と安定していました。

ストロークスゲインドのスタッツにもショットの安定感は反映されていてます。オフ・ザ・ティーが1.260、アプローチ・ザ・グリーンが1.082とプラスになり、アラウンド・ザ・グリーンは最終ホールのミスが響き-0.645となりました。

ショートゲームはやや苦しみましたが、ショット全体ではプラスとなりますので、もっと上の順位にきてもおかしくないのですが、グリーン上で苦しんだことが響きました。

3パットがあったり、1.3m、2.1mといったパットを外したり、ミドルレンジ、ロングレンジのパットも決まらなかたりと苦しんだため、ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は-2.836と大きくマイナスとなり、ショットの貯金を吐き出してしまいました。

グリーン上で停滞したことで、ズルズルと崩れていってもおかしくないような重い展開となったラウンドでした。ただ、それを耐え抜いたことで、大きくスコアを伸ばせませんでしたが、何とか予選通過ができるスコアにまとめることができました。

「最初から最後まで苦しいゴルフだった」と厳しい初日となった。

課題に挙げたのはグリーン。「グリーン上が難しいので、外すところによっては、また乗らなかったりするのが多い。外すところが悪かったり難しいところへ付いてしまったり、そこら辺がうまくやれてなかったかなと思う。ラインが難しくて読みづらい」と反省点とした。

初の同組となった松山とは「昔の話とかクラブの話とかして面白かった」が、松山も苦しいゴルフだっただけに「お互いあんまりいいゴルフじゃなかったので話も盛り上がらなかった」。とはいえ間近で見てやはり凄みはあった。「世界ランキングでずっと上位にいるし、やっぱり上手い」。

明日に向けて「ショットが鍵になると思うので、ショットでいかにチャンスを作れるか。ちゃんとフェアウェイに置いて、そこからピンに絡めるショットを打ちたいと思う」と自分の武器をキーポイントに挙げた小平。

引用元:小平智、初の松山英樹との同組も会話は盛り上がらず「お互いいいゴルフじゃなかったので…」

経験の多くない芝や天候の中でのプレーのため、グリーン上である程度苦しむことは仕方のないことです。ただ、今日のようにショットが安定していれば、コンスタントに予選通過ができます。そこにパットが噛み合う週であればトップ10、優勝争いが狙えるようになります。

ショットの精度を保ちながら、グリーン周りの技術を磨くことが重要になりますので、実戦で4日間プレーすることは重要です。明日の第2ラウンドもしっかりとスコアを伸ばし、決勝ラウンドもプレーしてくれることを期待ししています。

2.2. ROUND2(139位T) グリーン上で苦しみ2戦連続の予選落ちに

小平智の第2ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

Byron Nelson 2018_Kodaira_R2

今日は3バーディ、5ボギーとスコアを落としてしまいトータル2オーバーの139位タイで、プレーヤーズチャンピオンシップに続く2戦連続の予選落ちとなりました。

フェアウェイキープ率が71.43% (10/14)、パーオン率が77.78% (14/18)と、表面上の数字は悪くありません。ただ、ティショットをミスした時にハザードに入れたり、グリーン周りで苦しんだためスコアを落とすことになりました。

フェアウェイキープ率はまずまずの数字で、飛距離もフィールドの平均レベルを維持していました。ただ、7番で左のネイティブエリアに打ち込みペナルティをもらうなど、フェアウェイの広いコースでありながらミスの幅が大きかったため、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)は-1.151とマイナスになりました。

パーオン率の77.78% (14/18)は抜群に良い数字ではありませんが、全体的に安定していましたし、2m以内のバーディチャンスを2つ、それとは別に3mのバーディチャンスを2つ作るなど精度も悪くありませんでした。そのためストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は2.246と良い数字になっています。

しかし、ショートゲームがイマイチで、7番と11番ではリカバリーしきれずボギーにつながりました。チャンスホールの1オンの狙える5番パー4と14番パー5ではグリーン周りまで運んだものの、そこからの寄せが上手く行かずバーディを奪いきれませんでした。結果、ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度)は-1.986と大幅なマイナスになっています。

さらにグリーン上での停滞が追い打ちをかけました。4番では11.1mから、6番では1.7mから3パットをやってしまい、3mから5mの距離のパットも1番で3.1mを決めた以外は上手くいかず、ロングレンジは一つも沈めることができませんでした。

ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は-2.817と非常に大きなマイナスとなり、安定していたパーオン率を活かすことはできませんでした。

2日間トータルのスタッツは以下の表のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Round 2 Total Rank
ティショットの貢献度 0.557 -1.146 -0.589 T105
アプローチショットの貢献度 0.42 2.239 2.658 24
ショートゲームの貢献度 -0.469 -1.976 -2.445 147
パッティングの貢献度 -1.944 -2.813 -4.757 149
ショット全体の貢献度 0.508 -0.998 -0.49 89
フィールド平均との差 -1.436 -3.811 -5.247 T140
フェアウェイキープ率 92.86% (13/14) 71.43% (10/14) 82.14% (23/28) T48
ドライビングディスタンス 298.6 298.4 298.5 T79
ロンゲストドライブ 322 330 330 T277
サンドセーブ率 100.00% (1/1) 100.00% (1/1) T1
スクランブリング 25.00% 14.29% 154
パーオン率 83.33% (15/18) 77.78% (14/18) 80.56% (29/36) T41
パーオン時の平均パット 1.8 1.929 1.862 T114

アイアンの精度は良くストロークスゲインドのアプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は24位となりましたが、それ以外はフィールドの下位に沈んでいます。オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)は107位、アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度)は147位、パッティングは149位となっていますので、予選落ちはやむをえない内容でした。

ホールアウト後の情報です。

「パターが入れば、という感じでした。思ったところに打てているんですけど、読んだラインと全然違う。そこがうまくいかない」。2年前に新設されたコースは、ゾイシアという芝種を改良したものを使用。暑さに耐えるバミューダのように芝目も強く、チップショットではボールが独特の滑り方をすることがある。「日本ではこういうグリーンはあまりない。経験不足。いっぱい練習するしかない」と受け入れた。

(中略)

初日は一緒にパッティングで苦労した年下の“先輩”はこの日、劇的に復調し「63」をマークした。「いやあ、すごいっすね。見ていて勉強になりますし、活躍している理由はこういうところなんだろうなと思いました」と素直に賞賛した。

手応えもある。「ショットは(松山と)飛距離の差なんかは感じますけど、僕の方が(チャンスに)ついているところもあった」と、わずかでも自信は深まった。次週は同じテキサス州ダラス近郊で行われる「フォートワース招待」(コロニアルCC)に出場する。「僕は駆け出しなんで、全然ネガティブには考えてない」。インタビューに応対した後、小平はクラブハウス前の練習グリーンで2m前後の距離を何度も復習した。「経験が足りない」だけでは終わらせない芯の強さもある。

引用元:小平智は2戦連続予選落ち 芝種の違いに「経験不足」

RBCヘリテージでPGAツアー優勝を果たせたことは大きな価値があることで、素晴らしいことであることは揺るぎのない事実です。ただ、2年シードがあるうちに安定して結果を残せるようになる必要があります。

RBCヘリテージの優勝はパッティングが良く決まっていました。ですが、プレーヤーズとAT&Tバイロン・ネルソンではそうではありません。これまでの日本人プレイヤーは、グリーンの芝などに先入観のない初期段階ではパッティングが良く決まるものの、経験を積み重ねるに連れて苦しむという傾向があります。

元々ショット力には定評があるものの、グリーン上でもうひと押し足りずに、日本ツアーでも多く優勝するところにまでは至っていません。PGAツアーのグリーンの難しさは日本のそれとは比較になりませんので、この部分の底上げは必要となりそうです。

またマネジメントに関しても、攻めるばかりではなく、セーフティに行くことが重要なときもあります。その駆け引き、押し引きなどもPGAツアーのコースを攻略する上では重要なため、この部分も改善が必要ではないかと思われます。

幸いなことに今季の残りに加えて2シーズンの時間があります。できる限り多くのトーナメントに出て経験を積み重ね、PGAツアーにアジャストしていってくれることを期待しています。

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