小平智は優勝後4戦で3度目の予選落ちに・・・ザ・メモリアル・トーナメント2018の全ラウンド結果速報

Memorial Tournament_Catch

小平智が招待試合の一つであるザ・メモリアル・トーナメントに「過去1年間のPGAツアー優勝者」資格で出場します。

小平智はPGAツアーではプレーヤーズ、AT&Tバイロン・ネルソン、フォートワース・インビテーショナルに続く4連戦目で、全米オープンに向けた最後のトーナメント出場となります。フォートワース・インビテーショナルでは予選ラウンドで上位をキープした流れを活かして、メモリアル・トーナメントでも結果を残したいところです。

その小平智のザ・メモリアル・トーナメント2018でのホールバイホール、キースタッツ、プレーの全ラウンド結果速報です。

スポンサーリンク

1. このページで使用される用語の簡単な解説

このページで使用される用語の簡単な解説です。速報の分析で頻繁に出てきますので、不明なときはご参照ください。

■ 簡単な用語解説

ストロークスゲインド(Strokes Gained):同大会の同一コースの過去のデータをベースに、その選手が平均値よりも優れているか、劣っているかを数値化したもの

ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE):パー4、パー5のティーショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ティーショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH TO THE GREEN):30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。アプローチショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND THE GREEN):30ヤード以内のグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショートゲームのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN):ティーからグリーンまでのショット全体によって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショット全体のスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・パッティング(SG:PUTTING):グリーン上のパッティングによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。パッティングのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・トータル(SG:TOTAL):フィールドの平均よりも良いスコアでそのラウンドをプレーできたかを示す。

2. 小平智の開幕前の直前情報

小平智の開幕前の直前情報です。

2.1. 小平智の2017-18シーズンのデータ

小平智のPGAツアーの2017-18シーズンのデータです。

出場トーナメントの成績は以下のとおりとなっています。

トーナメント 成績
ソニーオープン・イン・ハワイ CUT
WGC-メキシコチャンピオンシップ 54
アーノルドパーマー・インビテーショナル CUT
WGC-デルテクノロジーズ・マッチプレー T59
マスターズ・トーナメント T28
RBCヘリテージ 1
ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ CUT
AT&Tバイロン・ネルソン CUT
フォートワース・インビテーショナル T20

9試合に出場し予選通過が5試合で優勝1回、トップ10が1回、トップ25が2回、予選落ちが4回という成績になっています。ただ、予選落ちがない世界ゴルフ選手権(WGC)を除くと、7試合で予選落ちが4回となりますので、当面の課題はコンスタントに予選を通過して4日間プレーしていくことになります。

その上でトップ25、トップ10を増やしていくことが、PGAツアーを主戦にしながらメジャーと世界ゴルフ選手権の出場資格を手にできる世界ランクトップ50をキープすることが重要になります。

2年シードを有しているため、2020年夏まで時間があります。ただ、2019-2020年シーズンでフェデックスカップ(FedexCup)ランクのトップ125に入ることができなければ、入れ替え戦などに回ることになります。実質的には1年半くらいの時間となりますので、この間に経験を積みながら、心技体を磨いていきたいところです。

スタッツは以下の表のとおりとなっています。

STATS RANK
ショット全体の貢献度 -0.853 178位
ティショットの貢献度 0.128 86位
ドライビングディスタンス 293.3 119位
フェアウェイキープ率 65.18% 45位
アプローチショットの貢献度 0.154 82位
パーオン率 62.73% 168位
ショートゲームの貢献度 -1.135 206位
サンドセーブ率 43.18% 172位
パッティングの貢献度 -0.099 134位

小平智の強みはロングゲームの安定感です。

ティショットはドライビングディスタンスが293.3ヤードで119位と上位ではありませんが、PGAツアーでも中位にランクされていて、フェアウェイキープ率は65.18%で45位とまずまずです。距離と精度ともに抜群というものではありませんが、PGAツアーでも十分なレベルにあると言える数字で、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)も0.128で86位となっています。

アプローチショットはパーオン率が62.73%で168位とやや物足りないところがありますが、精度の高いショットも多いためストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は0.154で82位と悪くはない数字です。

このようにロングゲームは十分にPGAツアーで通用するレベルにあることを示す数字が並ぶのですが、グリーン周りに不安を抱えていることが予選落ちの多さにつながっています。

サンドセーブ率が43.18%で172位に沈んでいることが示すようにショートゲーム、パッティングともに安定感を欠き、ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(ショートゲームの貢献度)は-1.135で206位、ストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は-0.099で134位となっています。

コンスタントに予選通過し、トップ25、トップ10を増やしていくには、グリーン周りを改善していくことが重要になります。ただ、ロングゲームの精度が上がれば、重要度が落ちていくカテゴリーでもあります。PGAツアーで世界ランクを維持できるようになるには、ロングゲームも底上げしたいところです。

1年半の間に磨きをかけて、2019-2020年シーズンには安定した結果を残せるようになっていくことが、長くPGAツアーでプレーするために必要な小平智です。

予選ラウンドの小平智はビリー・ホーシェル、アーロン・ワイズとの組み合わせで、第1ラウンドは午後1時27分(日本時間:6月1日午前2時27分)に10番ホールから、第2ラウンドは午前8時37分(日本時間:6月1日午後9時37分)に1番ホールから、それぞれスタート予定となっています。

3. ラウンド別結果速報

小平智のラウンド別の結果速報です。

3.1. ROUND 1 (74位T) 4ボギーで出遅れ

第1ラウンドの小平智のホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

The Memorial 2018_Kodaira_R1

初日は2バーディ、4ボギーの74で2オーバーの74位タイと出遅れました。

フェアウェイキープ率が57.14% (8/14)、パーオン率が66.67% (12/18)と取り立てて良い数字ではなく、ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(ショット全体の貢献度)は0.136と平均をわずかに上回る程度でした。

ただ、ショット全体ではマイナスではありませんので、出遅れの原因はパッティングにありました。

11番パー5で14.6mから3パット、14番で2.2m、15番で2.1m、18番で3.9m、1番で2.0m、2番で3.9m、5番で3.5mという距離のパットを決めることができませんでした。

12番で4.5m、6番で4.3mを決めている分、パットによるマイナスは小さくなりましたが、それでもストロークスゲインド・パッティング(パットの貢献度)は-1.578という数字で、出遅れる直接的な原因となりました。

3.2. ROUND 2 (94位T) 2打及ばずに予選落ち

第2ラウンドのホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

The Memorial 2018_Kodaira_R2

第2ラウンドはバーディ2つを先行させ、一旦は予選通過圏内に浮上したものの、ボギー、ダブルボギー、ボギーと3ホール連続でスコアを落とし、予選通過が厳しい状況になりました。

それでも12番、15番でバーディを奪いのぞみをつなぎましたが、最終ホールの18バンパー4でボギーを叩き万事休すとなりました。

2日間のスタッツは以下の表のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Round 2 Total Rank
ティショットの貢献度 -0.005 -1.075 -1.080 98
アプローチショットの貢献度 0.221 -0.681 -0.460 68
ショートゲームの貢献度 -0.080 -1.265 -1.345 94
パッティングの貢献度 -1.578 0.479 -1.099 90
ショット全体の貢献度 0.136 -3.021 -2.885 94
フィールド平均との差 -1.442 -2.542 -3.983 T94
フェアウェイキープ率 57.14% (8/14) 57.14% (8/14) 57.14% (16/28) T104
ドライビングディスタンス 278.3 270.3 274.3 100
ロンゲストドライブ 315 298 315 T249
サンドセーブ率 — (0/1) 50.00% (1/2) 33.33% (1/3) T76
スクランブリング 50.00% 62.50% 57.14% T56
パーオン率 66.67% (12/18) 55.56% (10/18) 61.11% (22/36) T80
パーオン時の平均パット 2.000 1.700 1.864 T101

ショートゲームとパッティングのアジャストに苦労していましたので、ポイントとなるのはロングゲームの状態でした。

しかし、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)が-1.080で120名中98位、-0.460で同68位とイマイチで足を引っ張っています。

ショートゲームが-1.345(94位)、パッティングが-1.099(90位)と低迷するのは現状では仕方ないところがありますので、ロングゲームでカバーしたいところでした。

連戦による疲労もあるためか、ロングゲームの精度が上がらず苦しい2日間のプレーとなりました。

来週のセント・ジュード・クラシックには出場せずにオープンウィークとし、全米オープンに出場する予定です。

ただ、フォートワースでの決勝ラウンド、そしてメモリアルの予選ラウンドのようなロングゲームでは苦しむことが必至です。

まずは疲労をしっかりととった上で、持ち味であるロングゲームを立て直してくれることを願っています。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする