小平智はショットが安定せず96位と出遅れ|ザ・ノーザントラスト2018の全ラウンド結果速報

小平智がPGAツアーのフェデックスカップ(FedexCup)プレーオフの初戦であるザ・ノーザントラストに初出場します。

RBCヘリテージ2018を制したことで正式なPGAツアーメンバーとなり、同時にフェデックスカップ(FedexCup)プレーオフに出場する条件を満たした小平ですが、その後の成績は芳しくありません。

フェデックスカップ(FedexCup)ランキング77位でプレーオフを迎えるため、第2戦に進出できることが濃厚で、焦点はそれ以降に勝ち進めるかどうかとなっています。

予選落ちが多い現実を打破していくためにも、プレーオフシリーズで結果を残したいところです。

その小平智のザ・ノーザントラスト2018の全ラウンド結果速報です。

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1. このページで使用される用語の簡単な解説

このページで使用される用語の簡単な解説です。速報の分析で頻繁に出てきますので、不明なときはご参照ください。

■ 簡単な用語解説

ストロークスゲインド(Strokes Gained):同大会の同一コースの過去のデータをベースに、その選手が平均値よりも優れているか、劣っているかを数値化したもの

ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(SG:OFF-THE-TEE):パー4、パー5のティーショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ティーショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(SG: APPROACH TO THE GREEN):30ヤードを越えるグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。アプローチショットのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・アラウンド・ザ・グリーン(SG: AROUND THE GREEN):30ヤード以内のグリーンへのアプローチショットによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショートゲームのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・ティー・トゥ・グリーン(SG: TEE TO GREEN):ティーからグリーンまでのショット全体によって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。ショット全体のスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・パッティング(SG:PUTTING):グリーン上のパッティングによって、どれだけ平均的な選手よりスコアを稼ぐことができたかを示す。パッティングのスコアへの貢献度。

ストロークスゲインド・トータル(SG:TOTAL):フィールドの平均よりも良いスコアでそのラウンドをプレーできたかを示す。

2. 小平智のレギュラーシーズンの成績

小平智の2018年のPGAツアーにおける成績は以下の表のとおりとなっています。

ソニーオープン・イン・ハワイ CUT
WGC-メキシコチャンピオンシップ 54位
アーノルドパーマー・インビテーショナル CUT
WGC-デルテクノロジーズ・マッチプレー 59位T
マスターズ・トーナメント 28位T
RBCヘリテージ 優勝
ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ CUT
AT&Tバイロン・ネルソン CUT
フォートワース・インビテーショナル 20位T
ザ・メモリアル・トーナメント CUT
全米オープン CUT
トラベラーズ・チャンピオンシップ CUT
全英オープン 35位T
WGC-ブリジストン・インビテーショナル 63位T
全米プロゴルフ選手権 59位T
ウィンダムチャンピオンシップ CUT

16試合に出場し、予選通過は8試合、トップ10は優勝の1回だけで、トップ25は優勝とフォートワースの20位タイの2回にとどまっています。

一方で評価できるのは四大メジャー・トーナメントの4試合全てに出場し、そのうち3試合で予選通過を果たしていることです。

ただ、コンスタントに成績を残していくためには、プレー全体の底上げが必要で、2年シードが残っている間が勝負となります。

3. 小平智のレギュラーシーズンのスタッツ

プレーオフ前時点での小平智のスタッツです。

ティショットの貢献度 0.061 110位
アプローチショットの貢献度 -0.068 140位
ショートゲームの貢献度 -1.009 205位
ショット全体の貢献度 -1.016 193位
パッティングの貢献度 -0.468 195位
フィールド平均との差 -1.484 199位
ドライビングディスタンス 294.3 124位
フェアウェイキープ率 64.02% 59位
パーオン率 61.51% 193位
イーグル 132 28位
バーディ率 3.11 197位
平均スコア 71.951 185位
サンドセーブ率 40.00% 197位

ティショットに関しては悪くない水準ではありますが、それ以外はシード権を維持していくのは厳しい数字が並んでいます。

本人は「エースドライバーが見つからない」ことを嘆いていますが、それ以外にもやるべきことは盛りだくさんという印象で、全体的な底上げが必要です。

シードが残る2018-2019、2019-2020の2シーズンの間にPGAツアーの平均値を越えるスタッツを増やしたいところです。

小平智の予選ラウンドは松山英樹、ケビン・チャッペルとの組み合わせで、第1ラウンドは午前7時10分(日本時間8月23日午後8時10分)に10番ホールから、第2ラウンドは午後12時11分(8月25日午前1時11分)に1番ホールから、それぞれスタート予定となっています。

3. ラウンド別の結果速報

小平智のザ・ノーザントラスト2018のラウンド別結果速報です。

3.1. ROUND 1 (96位T) ショットが安定せず2オーバー発進

小平智の初日のホールバイホールとプレーの詳細は以下の表のとおりとなっています。

THE NORTHERN TRUST 2018_Kodaira_R1

今日は2バーディ、4ボギーの2オーバーでプレーを終え、ホールアウト時点では55位タイでしたが、トップスタートのためズルズルと順位は後退し、最終的には95位タイとなりました。

今日はティショットでドライバーをあまり使わなかったようで、ドライビングディスタンスは265.5ヤードにとどまるなど、飛距離は出ていませんでした。小平はフェアウェイを捉えることのほうを重視したようで、フェアウェイキープ率は71.43% (10/14)と一定の成果はあげています。

ただ、距離を残すことになり長いクルブを使うことが増えることにもつながります。結果としてセカンドショットにかかる負荷が大きくなったようで、パーオン率は50.00% (9/18)と厳しい数字になりました。

パッティングで9.6m、9.2mを沈めたことで2つのバーディを奪えていますが、13番パー5で1.7m、17番パー5で2.7mにつけた以外では3m以内のバーディチャンスはありませんでした。

初日のスタッツは以下の表のとおりとなっています。

スタッツ Round 1 Rank
ティショットの貢献度 -1.335 109
アプローチショットの貢献度 -1.471 105
ショートゲームの貢献度 0.273 48
パッティングの貢献度 0.079 59
ショット全体の貢献度 -2.533 106
フィールド平均との差 -2.454 T96
フェアウェイキープ率 71.43% (10/14) T38
ドライビングディスタンス 265.5 99
ロンゲストドライブ 280 T807
サンドセーブ率 66.67% (2/3) T32
スクランブリング 55.56% T70
パーオン率 50.00% (9/18) T110
パーオン時の平均パット 1.778 T64

小平智の良さはロングゲームにあり、そこにパッティングが噛み合ったことでRBCヘリテージで優勝することができました。

しかし、最近はロングゲーム、ショートゲームともにPGAツアー平均を下回る数字に終わることが多く、その結果予選落ちが増えています。

今日出遅れたのは、本来の武器である部分のショットで、ストロークスゲインド・オフ・ザ・ティー(ティショットの貢献度)は-1.335 で109位、ストロークスゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットの貢献度)は-1.471で105位と125名のフィールドで下位に沈んでいます。

ショートゲームとパッティングは平均値に近い数字を残せていますが、グリーン近くに運ぶまでにこれだけ遅れをとると、さすがにスコアを伸ばすことはできません。

工夫していることは感じられるのですが、コースに力負けをしているような印象も受けるゴルフで、今日と同じような感じでプレーした場合には予選通過できるか微妙な内容でした。プレーオフシリーズで結果を求めているのかもしれませんが、もう少し積極性があっても良いような印象が残る初日です。

予選カットラインはイーブンもしくは1アンダーくらいになる可能性ありますので、明日は最低でも2アンダー、できれば3アンダーでプレーしたいところです。

初日の終えた時点でのフェデックスカップ(FedexCup)ランキングは77位から93位に後退すると試算されています。予選落ちをしても第2戦の進出は問題ないとは予想されますが、やはり決勝に進んでポイントを上積みしたい状況です。

明日は積極的なプレーで巻き返してくれることを期待しています。

小平智は第2ラウンドも同じく松山英樹、ケビン・チャッペルとの組み合わせで、午後12時11分(8月25日午前1時11分)に1番ホールからスタート予定となっています。